島崎藤村『初恋』の現代語訳とあらすじ!表現技法や係り結びも徹底解説

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島崎藤村「初恋」解説と現代語訳・あらすじ (テスト対策ポイント)

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島崎藤村の「初恋」を徹底解説。
島崎藤村「初恋」の現代語訳、あらすじ、詩の形式、表現技法、係り結び、使われている言葉の意味や詩の内容など、中学3年国語の定期テストで必要になるポイントをくわしく解説します。

目次

島崎藤村「初恋」基本情報とあらすじ・ポイント解説

島崎藤村の「初恋」について、テスト対策としておさえるべき基本情報と、あらすじ・ポイントを解説するよ。

島崎藤村「初恋」基本情報

作者島崎藤村しまざきとうそん
詩の形式文語定型詩
詩のリズム七五調しちごちょう
構成(連の数)4つの連れんからなっている。
詩の内容少年「われ」が「君」に初めて恋する、甘くみずみずしい恋の様子
時代背景明治時代
初出1896年(明治29年)『文学界』46号「こひぐさ」
詩集名1897年(明治30年)刊行の第一詩集『若菜集(わかなしゅう)』

島崎藤村「初恋」あらすじ

林檎の木の下にいる、まだあどけなさの残る「君」を見て、その美しさに心を動かされる「われ」。
「君」から薄紅色の林檎を差し出されたことをきっかけに、「われ」は初めて人を恋するようになる。
やがて二人の距離は近づき、互いの思いが通じ合っていることが感じられるようになる。
二人が何度も林檎の木の下へ通ううちに、そこには自然と細道ができる。「誰が踏み始めたしるしなのでしょう」と問いかける「君」に、「われ」はさらにいとしさを感じるのであった。

島崎藤村「初恋」ポイント解説

テスト対策で絶対におさえたいポイントをまとめたよ。
それぞれ、くわしく解説していくよ。

島崎藤村「初恋」ポイント解説

  • 【4つの連の内容は?】
    第一連の内容:「われ」が林檎の木の下にいる「君」を見て、その美しさを意識する
    第二連の内容:「君」が差し出した林檎をきっかけに、「われ」が初めて人を恋する
    第三連の内容:「われ」と「君」の距離が近づき、互いの思いが通じ合っていることが感じられる
    第四連の内容:二人が何度も通ったことでできた細道を通して、深まった二人の仲が描かれる
  • 【まだあげ初めし前髪】とは?
    「君」が、少女から大人の女性へと成長し始めた、まだ初々しい時期であることを感じさせる
  • 【こころなきためいき】とは?
    恋する気持ちから、思わずもれた少年のためいき。
  • 【おのづからなる細道】とは?
    少年と少女が何度も通ったことで、自然にできたと考えられる細道。
  • 【使われている表現技法は?】
    「あげ初めし」「こひ初めし」「踏みそめし」という「そめ」の繰り返し(反復)
    「恋の盃」=恋を酒にたとえた比喩(隠喩)
    「君が情に酌みしかな」の「かな」(詠嘆)
  • 【係り結び】
    「問ひたまふこそこひしけれ」は、「こそ」の係助詞の結びとして、形容詞「こひし」が已然形「こひしけれ」になっている。

島崎藤村「初恋」全文(原文)

島崎藤村「初恋」

一

まだあげ初そめし前髪の
林檎りんごのもとに見えしとき
前にさしたる花櫛はなぐしの
花ある君と思ひけり

二

やさしく白き手をのべて
林檎りんごをわれにあたへしは
薄紅うすくれなゐの秋の実に
人こひ初そめしはじめなり

三

わがこころなきためいきの
その髪の毛にかかるとき
たのしき恋の盃さかずきを
君が情なさけに酌くみしかな

四

林檎畠の樹この下に
おのづからなる細道は
誰たが踏ふみそめしかたみぞと
問とひたまふこそこひしけれ

島崎藤村「初恋」現代語訳

※( )の中は、意味を理解しやすくするための解説だよ。テストで現代語訳を書くときは、( )の中は書かなくて大丈夫だからね!

島崎藤村「初恋」

一

まだ結いあげたばかりの君の前髪が
(「君」が少女から大人の女性へと成長し始めた、まだ初々しい時期であることを感じさせる)
林檎の木の下に見えた。
前髪にさしている花模様の櫛くしを見て
君はまるで花があるように美しいと思った。
(「君」の前髪に花が咲いているようだと思った、という解釈もある)

二

白い手をやさしくこちらに伸ばして
君が林檎を僕にくれた。
君が差し出した薄紅色の秋の実である林檎をきっかけに、
僕は初めて人を恋するようになった。

三

僕がふと、もらしたためいきが
君の髪にかかった。
(ためいきがかかるくらい、二人の距離が近づいている)
僕は、君の愛情を受けて、
楽しい恋の盃を酌んだことだなあ。
(君の愛情を受けて、楽しい恋を味わうことができた、という意味)

四

林檎畠の樹の下に
自然にできたこの細道は
(二人が何度もここを通ったことで自然にできた道だと考えられる)
いったい誰が踏み始めたしるしなのでしょう、と
僕に問いかける君のことが、なんとも恋しく思われる。

詩の形式とリズムについて

詩の形式とは?

詩の「形式」というのは、つまり「どんなきまりで詩が書かれているか?」ということ。

この「きまり」は、次の「使う言葉」と「音数に一定のきまりがあるかないか」の組み合わせで分かれるんだ。

  1. 使う言葉(今の言葉か、昔の言葉か)
  2. 音数に一定のきまりがあるかないか

1. 使う言葉で分ける【口語と文語】

詩で使われている言葉が、「今の日本で普通に使われている話し言葉」なのか、それとも「昔の書き言葉」なのかで分けるよ。

「今の日本で普通に使われているような話し言葉」のことを「口語こうご」といって、「昔使われていた書き言葉」のことを「文語ぶんご」というんだ。

文語と口語の違いと見分け方についてのイラスト

「初恋」に使われている言葉は、
「花ある君と思ひけり」とか
「君が情に酌みしかな」というように、とうてい「今の日本で普通に使われている話し言葉」ではないよね。

そう、「初恋」は、「昔の書き言葉」で書かれている詩なんだ。
だから、「使われている言葉」は「文語」だね。

2. 音数にきまりがあるかないか【定型詩とは】

詩には、一定の音数を基本にして書くものと、音数の型にしばられず自由に書くものがあるんだ。

一定の音数による型をもっている詩を、「定型詩ていけいし」と呼ぶよ。
「型が定まっている」から定型詩だね。

さて、「初恋」の詩には、音数のきまりはありそうかな?

たろう
まだあげそめし(7音)
まえがみの(5音)
りんごのもとに(7音)
みえしとき(5音)・・
7音と5音が基本になっているね。

7音と5音を基本とする一定のリズムがあるので、「初恋」は「定型詩」だよ。

さらに、使われている言葉は「文語」だったよね。
だから、「初恋」の詩の形式は「文語」と「定型詩」の組み合わせの「文語定型詩ぶんごていけいし」なんだ。

口語自由詩・文語自由詩・口語定型詩・文語定型詩の詩の形式の見分け表の図解イラスト

この「文語定型詩」については、テストでも重要なポイントなので、しっかり覚えておこう!

詩のリズム【七五調しちごちょう】とは

詩では、一定の音数を繰り返したり、組み合わせたりすることでリズムが生まれるよ。

例えば俳句や短歌も、「5・7・5」とか「5・7・5・7・7」というように、一定の音数を基本にしているよね。

「初恋」は、7音と5音を基本とした組み合わせになっているよ。
このようなリズムを「七五調しちごちょう」と呼ぶんだ。

くまごろう
実際に数えてみよう!
「まだあげそめし(7音)/まえがみの(5音)」
「りんごのもとに(7音)/みえしとき(5音)」
ね?きれいに7音と5音になっているよね。

七音・五音を基本とする整ったリズムによって、詩全体に調子のよい流れが生まれているね。

そのやわらかく整った調べは、作品全体に描かれている初恋の初々しい内容ともよく調和していると感じられるよ。

七五調のリズムは、声に出して読むととっても気持ちがいいんだ。
黙読するだけじゃなくて、ぜひ一度、声に出して「音読」してみてね。

言葉の意味について

「初恋」は「昔の書き言葉」で書かれた詩だよね。

だから、今の太郎くんたちにはなじみのない言葉が登場しているよ。

テストでは、その言葉の意味を聞かれたりするので、しっかり確認しておこう。

「まだあげ初そめし前髪」とは

「初恋」が書かれたのは明治時代。

当時、少女が成長すると、それまで下ろしていた前髪を上げる習慣があったんだ。

明治時代の少女の髪の結い上げのイラスト

「まだあげ初めし」とは、「まだ前髪を上げはじめたばかり」ということ。

「初恋」に出てくる「君」が、少女から大人の女性へと成長し始めた、まだ初々しい時期であることを感じさせる表現なんだね。

「こころなきためいき」とは

「こころない」というと、今だったら「冷たい・非情ひじょう」というような意味に感じてしまうよね。

でも、ここでの「こころなき」は、「無意識に」とか「ふと」という意味なんだ。
今の「心ない」という言葉とは意味が違うので注意しよう。

なので、「こころなきためいき」は、「思わずもれたためいき」「ふともれたためいき」という意味になるよ。

恋する「君」と一緒にいる「われ」の気持ちから、思わずためいきがもれたと考えられるね。

さらに、この「ためいき」が「君」の髪にかかったということは、少年と少女の距離がそのくらい近くなっているということだよね。

このことから、「われ」と「君」の距離が近づき、二人の思いが通じ合っていることが感じられるよ。

「おのづからなる細道」とは

「おのづから」は、昔の書き言葉で、今の書き方に直すと「おのずから」だね。

ここでの「おのづから」は、「自然に」という意味だよ。

つまり、「おのづからなる細道」は、「自然にできた細道」ということだね。

とはいえ、何もないところに突然道ができたというわけではないよ。

「われ」と「君」が何度も林檎の木の下へ通ったことで、その足跡が重なり、自然と細道ができたと考えられるんだ。

つまり、「おのづからなる細道」からは、「われ」と「君」が何度もここを通っていたことや、二人の関係の中で時間が経っていることがうかがえるんだよ。

「かたみ」とは

第四連には、「誰が踏みそめしかたみぞと」という言葉が出てくるよ。

ここでの「かたみ」は、ある出来事や人を思い出させる「しるし」や「記念となるもの」という意味なんだ。

「誰が踏みそめしかたみぞと」は、現代の言葉にすると、「この細道は、いったい誰が踏み始めたしるしなのでしょうね」というような意味になるよ。

島崎藤村「初恋」のそれぞれの連の内容

言葉は分かっても、「初恋」に書かれていることはよく考えないと
「ん?どういう状況?」というところが結構あるよね。

テストでは、詩に書かれている内容が「どういうことなのか」聞かれる問題が出てくるよ。
一つひとつ、確認していこう!

「初恋」第一連の現代文と内容は?

「初恋」第一連

まだあげ初めし前髪の
林檎のもとに見えしとき
前にさしたる花櫛の
花ある君と思ひけり

【現代語訳】

まだ前髪を上げはじめたばかりの君が
(少女から大人の女性へ成長し始めた、まだ初々しい時期であることを感じさせる)
林檎の木の下に見えた。
前髪にさした花模様の櫛を見て、
花があるように美しい君だと思った。

「初恋」の第一連は、「われ」が林檎の木の下にいる「君」を見て、その美しさを意識する場面なんだ。

ここに書かれているのは、「われ」が林檎の木の下で「君」の姿を見たことだよ。

一方で、「まだあげ初めし前髪」という表現などから、二人は以前から知り合いだったのではないか、と読む考え方もあるよ。

たろう
もし二人が以前から知り合いだったと考えるなら、子どものころから知っていた「君」が、前髪を上げて少し大人びた姿になっているのを見て、「われ」が「あれ、こんなにきれいだったんだ」と急に意識したような場面とも読めるね。

こういうふうに、「本文に書いてあること」と「そこから想像できること」を分けながら読むと、詩の世界がぐっと分かりやすくなるよ。

「君」のモデルは実在したの?

ここはテストにはほとんど出ないけれど、ちょっとおもしろい話だよ。

「初恋」の「君」のモデルについては、昔からいくつかの説があって、大脇ゆふなど、モデルではないかと考えられてきた女性の名前が挙げられることがあるんだ。

また、藤村自身の実生活には、ほかにも恋愛感情を抱いた女性がいたことが知られているよ。

ただし、作品の中の「君」が、実在する誰か一人をそのまま描いた人物だと確認できるわけではないんだ。

だから、「この詩は実際の誰かを思い浮かべながら書いたのかな?」と想像してみるくらいに楽しむのがおすすめだよ。

「初恋」第二連の現代文と内容は?

「初恋」第二連

やさしく白き手をのべて
林檎をわれにあたへしは
薄紅うすくれなゐの秋の実に
人こひ初そめしはじめなり

【現代語訳】

白い手をやさしくこちらに伸ばして
君が林檎を僕にくれた。
君が差し出した薄紅色の秋の実である林檎をきっかけに、
僕は初めて人を恋するようになった。

第二連では、「われ」が「君」に恋をするきっかけが書かれているよ。

「白き手」というのは、もちろん「君」である少女の手のこと。
「白き」という言葉から、可憐かれんな少女の美しい手が目に浮かぶよね。

それに対して、林檎のことを「薄紅うすくれなゐの秋の実」と表現しているね。
「白」と「薄紅」という色彩の取り合わせも、印象的な場面をつくっているよ。

テスト注意報
「薄紅の秋の実」とは、何のことか?という問題もよく出るよ。直接には「林檎の実」のことだね。

「薄紅」とは、淡い紅色のこと。

林檎の淡い紅色と「君」の白い手が並ぶことで、林檎と少女の瑞々しい印象が強く感じられるね。

また、「薄紅の秋の実」は直接には林檎を表しているけれど、その淡い色合いや瑞々しさが、若い「君」や、芽生えたばかりの初恋のイメージとも重なっていると読むことができるよ。

そして、「君」が差し出した林檎をきっかけに、「われ」は初めて人を恋するようになったんだ。

「初恋」第三連の現代文と内容は?

「初恋」第三連

わがこころなきためいきの
その髪の毛にかかるとき
たのしき恋の盃さかずきを
君が情なさけに酌くみしかな

【現代語訳】

僕がふと、もらしたためいきが
君の髪にかかった。
(ためいきがかかるくらい、二人の距離が近づいている)
僕は、君の愛情を受けて、
楽しい恋の盃を酌んだことだなあ。

第三連では、「われ」と「君」の距離がぐっと縮まっているよ。

「こころなきためいき」は、「ふともらした、ためいき」のことだったね。

「われ」は、恋する「君」と一緒にいて、思わずためいきをもらすんだ。
しかも、そのためいきは「君」の髪にかかった。

つまり、ためいきが髪にかかるくらい、二人の距離は縮ちぢまっていることが分かるね。

そして、「君が情に酌みしかな」は、文法的にも重要なところだよ。

ここでの「君が情」の「が」は、今の「君が~する」という主語を表す「が」ではなく、「君の」という意味なんだ。

つまり、「君が情」=「君の愛情」ということだね。

「たのしき恋の盃」というのは、もちろん本物のお酒の話ではないよ。

お酒を盃で味わうことにたとえて、「恋を味わうこと」を表しているんだ。

だから、「たのしき恋の盃を 君が情に酌みしかな」は、「君の愛情を受けて、僕も楽しい恋を味わうことができたのだなあ」というような意味になるよ。

ここから、「われ」と「君」の距離が近づき、二人の思いが通じ合っていることが感じられるんだね。

「初恋」第四連の現代文と内容は?

「初恋」第四連

林檎畠の樹この下に
おのづからなる細道は
誰たが踏みそめしかたみぞと
問ひたまふこそこひしけれ

【現代語訳】

林檎畠の樹の下に
自然にできたこの細道は
(二人が何度もここを通ったことでできた道だと考えられる)
いったい誰が踏み始めたしるしなのでしょう、と
僕に問いかける君のことが、なんとも恋しく思われる。

第四連では、二人が何度も林檎の木の下へ通っていたことが感じられるよ。

「おのづからなる細道」は、二人が何度もここを通ったことで、自然にできた道だと考えられるんだ。

そこから、二人が一度だけ会ったのではなく、何度も同じ場所へ通っていたことや、それだけ時間が経っていることもうかがえるね。

そして「君」は、「誰が踏みそめしかたみぞ」と「われ」に問いかけているよ。

「かたみ」は、出来事や人を思い出させる「しるし」という意味だったね。

二人で何度も通ってできた道だと分かっていながら、「いったい誰が踏み始めたしるしなのでしょうね」と問いかけているように読むこともできるよ。

もしそう読むなら、少しとぼけるように問いかける「君」の様子に、「われ」がまた心をひかれている場面とも感じられるね。

そんな「君」の問いかけに、「われ」は「君」へのいとしさをさらに感じているんだ。

表現技法について

島崎藤村の「初恋」では、いくつかの表現技法が使われているよ。

反復法

「反復法」とは、ある言葉などを繰り返し使うことで、読み手に強く印象づける表現技法だね。

「まだあげ初めし前髪の」
「人こひ初めし」
「誰が踏みそめし」

このように、「そめ」という音・意味をもつ言葉が繰り返し使われているんだ。

「そめ(初め)」は、「~をはじめる」「はじめて~する」という意味をもっているよ。

題名も「初恋」、つまり初めての恋だよね。

「そめ」という音や「始まり」の意味が繰り返されることで、題名の「初恋」と響き合い、「始まり」が印象づけられていると考えることができるよ。

比喩

「比喩」は、あるものを他のものにたとえる表現技法だったね。

「初恋」で分かりやすい例が、第三連の「たのしき恋の盃」だよ。

本当の盃に「恋」が入っているわけではないよね。

酒を盃で酌んで味わうことにたとえて、恋を味わうことを表しているんだ。

「~のようだ」と直接たとえを示す言葉を使っていないので、比喩の中でも隠喩と考えられるよ。

また、第二連の「薄紅の秋の実」は直接には林檎を表しているよ。

その林檎の淡い紅色や瑞々しさが、若い「君」や芽生えたばかりの初恋のイメージとも重なっている、と読むことはできるね。

詠嘆

「君が情に酌みしかな」の「かな」には、詠嘆が使われているよ。

「詠嘆」は、深い感動を表現するもの。

「かな」によって「~ことだなあ」と、詩の中の「われ」の深い感動が表されているんだ。

係り結びについて

島崎藤村の「初恋」では、係り結びが使われているよ。

「係り結び」は、特定の係助詞が使われると、文末の活用形が変化する古文のきまりだよ。

第四連の最後の一文「問ひたまふこそこひしけれ」の「こそ」は、強意の係助詞。
「君が問いかける、そのことこそ恋しい」という気持ちを強く表しているんだね。

そして、「こそ」の係助詞の結びのルールとして、文の最後は「已然形(いぜんけい)」になるという決まりがあるよ。

本来なら「こひし(終止形)」で終わるところだけど、「こそ」があるから、形容詞「こひし」が已然形の「こひしけれ」に変化しているんだ。

よく「けり(過去の助動詞)」がついていると勘違いしやすいけれど、「けれ」は形容詞「こひし」の活用の一部だから注意してね!

ここまで学習できたら、ぜひ島崎藤村「初恋」のテスト練習問題やドリルに挑戦してみよう!

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参考文献・参考資料

※本記事では、島崎藤村「初恋」の原文をもとに、中学3年国語の定期テストで重要となる現代語訳・詩の形式・表現技法・係り結び・各連の内容を整理しています。「君」のモデルや二人の関係、第四連の問いかけなど、本文だけでは一つに確定できない内容については、作品から読み取ることができる一つの解釈として紹介しています。

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運営者情報

青山学院大学教育学科卒業。TOEIC795点。2児の母。2019年の長女の高校受験時、訳あって塾には行かずに自宅学習のみで挑戦することになり、教科書をイチから一緒に読み直しながら勉強を見た結果、偏差値20上昇。志望校の特待生クラストップ10位内で合格を果たす。 ※サイト全体の運営実績についてはこちらにまとめています。「ゆみねこの教科書」は、ゆみねこの教科書教育メディア合同会社が運営しています。会社概要・事業内容については、コーポレートサイトをご覧ください。

感想や意見を聞かせてね

  1. 6問中4問このサイトを見たおかげで書くことができました本当にありがとうございます!

  2. めっちゃ為になります!!
    でも、ひとつ。
    かなの詠嘆とか、係助詞とか
    こそ、けれの係り結びとかかいてあるともっと分かりやすかった!

  3. 宿題で現代語訳に直すんですが、めっちゃわかりやすかったです! 
    解説もあってただ見るだけでなく、理解もできとてもよかったです!
    テスト前も参考にさせていただきます。
    ありがとうございます

  4. 宿題で現代語訳に直すんですが、これとてもわかりやすかったです!
    第二の国語教科書と呼ばせてください(笑)
    テスト前にも見させていだだきます
    他のもあるんですか?
    ぜひ他のもみたいです!!
    ありがとうございました

  5. 国語の成績上がっちまったぜ⭐️発表点ついたし、ズバッと当てて気持ちよかったです

  6. 「まだ」あげ初めし
    なんて、変な日本語だと思う。
    「まだ」に対して「ばかりの」という言葉がこないと変じゃない?
    あだあげ初めた「ばかりの」前髪と。

    まだ野球をはじめた少年が……なんて言わないよね。まだ野球をはじめた「ばかりの」少年、でしょ?

    人こひ初めしはじめなり も、変。
    「初め」と「はじめ」が意味重複してない?

    ゆみねこさん、どう考えますか?

  7. 細かく解説してくれていてとても分かりやすいです!ありがとうございます。

  8. 作者に関することやこの文章に関することがとてもびっちりと書いておりとてもわかりやすかったです。参考になりました。ありがとうございます。

  9. このサイトを見つけたおかげで詩の感想作文が書きやすくなりました‼︎
    これからもこのサイトを参考にしていきたいと思います

  10. これのおかげで、自分では表せなかった表現がわかりやすい言葉になっていて助かりました。
    また、理解の幅を上げることもできました。
    ありがとうございます!!

  11. とてもとてもとても分かりやすくてよかったです。
    ありがとうございましたんこぶ

  12.  内容もまとめられてノートにまとめる時とても参考になりました!あと、質問なんですけど、この二人は今もまだ付きあってるんですか?

  13. いつも分かりやすくて、テストの前日には必ずこのサイトを見て確認しています!ありがとうございます。

  14. 国語の授業でそれぞれの連の内容とタイトルを考えるときにすごく役立ちました!ありがとうございました!学年末テストで出るときに活用させていただきます!

  15. ありがたい。問題として出る部分や意味合いについてもっと深くやってほしい

  16. とても分かりやすいです!
    欠席していて授業が遅れていたのですが、このサイトのお陰で助かりました!

  17. めちゃくちゃ分かりやすかったです!
    欠席して授業が遅れてたんですが、このサイトのお陰で助かりました!!

  18. ほんっっっっとに最高。まじでわかりやすくて助かりました。ありがとうございます!

  19. とてもわかりやすいまとめ方で自分が知りたかった表現技法も書いてあってとて助かりました。
    ありがとうございました。

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