魯迅(ろじん)「故郷」テスト練習問題と過去問まとめ③

中学3年国語「故郷」のテストに良く出る問題と過去問をまとめています。
クリックすると答えが表示されるので、実力試しや練習にピッタリです!

「故郷」テスト対策問題②はコチラ

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魯迅「故郷」定期テスト対策練習問題③

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「故郷」
テスト対策問題③

★本文を確認するために、教科書を用意してね!

問1

(第36段落・18行目)「あの頃は子供で、何のわきまえもなく…」とあるが、子供の頃のルントウのどのようなところが「わきまえもない」と考えているのか。次の文の(  )に入る言葉を、本文から抜き出して答えなさい。

使用人の子供という身分であるのに、雇い主の子供である「私」と(  )のように接していたところ

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答え:兄弟
【解説】母の「おまえたち、昔は兄弟の仲じゃないか。」というセリフから抜きだせる。「兄弟の仲」は、「兄弟のように仲が良い」という意味なので、問題の文の「…のように」と繋げるには、「兄弟」だけ抜き出すのが正しい。
しかし、「兄弟の仲」と抜き出しても正解となる場合がある。字数に決まりがなければ、「兄弟」と答えたほうが安心。

問2

(第37段落・5行目)「母はルントウに席を勧めた。彼はしばらくためらった後、ようやく腰を下ろした。」とあるが、ルントウが「ためらった」理由が読み取れるルントウの言葉を、2つ本文から抜き出して答えなさい。

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答え:
・めっそうな
・とんでもないことでございます
【解説】「めっそうな」とは、「とんでもない」という言葉と同じ意味を持っている。
ルントウは、母から「私」をシュンちゃんと呼んでもよいと言われたものの、身分の壁を感じて「旦那様をシュンちゃんと呼ぶなど、とんでもない」と考えていることが分かる。なので、母から席を勧められても、身分違いの自分が「私」たちと同じ席に座るなど、とんでもないと考えてためらったと読み取ることができる。

問3

(第38段落・11行目)「作柄もよくございません」とあるが、同じ意味をもつ言葉を、本文から抜き出して答えなさい。

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答え:(第41段落・19行目)凶作

問4

(第41段落・20行目)「みんな寄ってたかって彼をいじめて、でくのぼうみたいな人間にしてしまったのだ」とあるが、ルントウが「でくのぼうみたいな人間」であることを表している部分を本文から抜き出し、初めの5字と終わりの5字を答えなさい。

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答え:
初めの5字・首を振りど
終わりの5字・ふかした。
【解説】でくのぼうみたな人間とは、まるで人形のように自分で考えたり行動したりすることができず、人のいいなりになってばかりいるような役に立たない人間のこと。
暮らし向きが良くないと首を振るばかりという様子からは、自分で暮らし向きを良くしようという気持ちがないことがわかる。まるで石像のように、しわが動かないくらい表情がなくなってしまって、まるで人形のように感じたことがわかる。
言い表すすべがない、黙々とたばこをふかしたなども、ルントウが自分で考えたり行動したりすることがない様子を表している。

問5

(第43段落・6行目)「夜はまた世間話をした。とりとめのない話ばかりだった」とあるが、ここから読み取れる「私」の心情としてもっとも正しいものを次の中から選びなさい。

ア:久しぶりにルントウの世間話を聞くことができて、満足している
イ:もう子供の頃のようにルントウの話に夢中にはなれない自分に苛立っている
ウ:昔とは違ってつまらない話しかできなくなってしまったルントウを残念に思っている
エ:まとまった話ができないほど忙しいルントウの生活を心配している

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答え:ウ

問6

(第45段落・13行目)「両岸の緑の山々は、たそがれの中で薄墨色に変わり、次々と船尾に消えた」とあるが、この情景描写が表現している「私」の心情としてもっとも正しいものを次の中から選びなさい。

ア:美しいと思っていた故郷の今の姿に失望し、その風景も色あせて消えてしまうように感じている
イ:ずっと忘れることのなかった故郷への想いと、離れていく故郷との間で心が引き裂かれそうに感じている
ウ:またいつか訪れる時がくることを願いっている私を、まるで故郷は拒否しているような孤独感を感じている
エ:現在の故郷にがっかりしたものの、必死に故郷の姿を目に焼き付けようと、焦りを感じている

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答え:ア

問7

(第46段落・15行目)「暮れてゆく外の景色を眺めていた」とあるが、「暮れてゆく外の景色」を表現している一文を本文から抜き出し、初めの5字を答えなさい。

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答え:両岸の緑の
【解説】抜き出す一文は、(第45段落・13行目)「両岸の緑の山々は、たそがれの中で薄墨色に変わり、次々と船尾に消えた。」

問8

(第48段落・1行目)「私も、私の母も、はっと胸をつかれた」とあるが、どんなことに胸をつかれたのか。適切なものを次の中から2つ選びなさい。

ア:シュイションが、身分の壁に気がつかずに、ホンルと遊ぼうとする幼さ
イ:もう会えないにもかかわらず、ホンルがシュイションと遊ぶことを楽しみにしていること
ウ:シュイションとホンルが、身分の壁を超えて仲良くなれた喜び
エ:またすぐに故郷へ戻れると思っているホンルの気楽さ
オ:ホンルとシュイションがかつての私とルントウのように心を通い合わせていることに気がついたから

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答え:イ・オ
【解説】
「はっと胸をつかれたのはなぜか、その理由をわかりやすく説明しなさい」という形で出題されることも多い。「ホンルとシュイションが心を通い合わせていたことに気がついた」「昔の私とルントウのようだ」「もう会えないことに気がついていないこと」という内容をおさえて説明できるかどうかがポイント。

問9

(第49段落・12行目)「すいか畑の銀の首輪の小英雄の面影は、元は鮮明このうえなったのが、今では急にぼんやりしてしまった」とあるが、この一文は「私」のどんな心情が表現されているか。もっとも正しいものを次の中から選びなさい。

ア:小さいころは銀の首輪をするくらい良い生活をしていたルントウが、今では暮らしに困っていることを残念に思う気持ち
イ:自分にとって憧れの存在だったルントウの姿を、今のルントウには見出せなくなってしまったことを残念に思う気持ち
ウ:今までは小さいころのルントウの姿をはっきり思い出せたのに、今では記憶があいまいになってしまったことを、もどかしく思う気持ち
エ:故郷が遠くなるにつれて、自分の中のルントウについての記憶が薄れていってしまうことを悲しく思う気持ち

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答え:イ
【解説】小さい頃は、「私」が知らないようなことをたくさん話すルントウに、憧れのような気持ちを持っていた「私」だったが、大人になったルントウは「でくのぼうみたいな人間」になってしまい、生活の苦しさから灰の山の中に食器を隠しておくような行動をするまでになってしまい、「私」の中のルントウに対する「憧れ」はすっかり消えてしまったことを残念に思っている。

問10

(第51段落・16行目)「思えば私とルントウとの距離は全く遠くなった」とあるが、この意味の説明としてもっとも正しいものを次の中から選びなさい。

ア:私が故郷を離れることで、2人の住む距離が遠くなってしまった
イ:私とルントウでは、生活の楽さに大きな差ができてしまった
ウ:私とルントウの身分の差がはっきりとしてしまった
エ:私とルントウの間では、心が通わなくなってしまった

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答え:エ
【解説】「若い世代は今でも心が通い合い」とすぐ続いていることで、ここでの「距離が遠い」というのは、心の距離のことを言っていることがわかる。

問11

(第51段落・18行目)「互いに隔絶することのないように・・」とあるが、「隔絶する」と反対の意味を持つ言葉を、本文の言葉を使った6字で2つ答えなさい。

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答え:
・心が通い合う
・一つ心でいる
※順不同
【解説】
他の出題のされ方として、「反対の意味を持つ言葉を、本文から6字と3字で抜き出しなさい」というものもある。その場合は、「心が通い合い(6字)」と「一つ心(3字)」が正解となる。

問12

(第51段落・1行目)「野放図」の意味として最も正しいものを次の中から選びなさい。

ア:だらしのない生活をすること
イ:他人を傷つけかねない行動
ウ:身勝手で自由気ままにすること
エ:全てを投げ出して無気力になること

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答え:ウ

問13

(第51段落・2行目)「彼らは新しい生活をもたなくてはならない。私たちの経験しなかった新しい生活を」とあるが、私の考える「私たちが経験した生活」とはどのような生活か「・・・生活」と続くように、本文から抜き出して3つ答えなさい。

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答え:
・むだの積み重ねで魂をすり減らす(生活)
・打ちひしがれて心が麻痺する(生活)
・やけを起こして野放図に走る(生活)

問14

(第52段落・5行目)「希望という考えが浮かんだので、私はどきっとした」とあるが、なぜ「私」はどきっとしたのか。説明としてもっとも正しいものを次の中から選びなさい。

ア:でくのぼうのような人間と思っていたルントウも、私と同じように希望を抱いていたことに気がついたから
イ:自分だけが取り残されたように気がめいっていたが、まだ自分の中に希望という考えが浮かんでくることに驚いたから
ウ:私の望むものは手に入りにくいのに、ルントウの望むものはすぐに手に入った矛盾に気がついたから
エ:ルントウのことを偶像崇拝だと笑っていたが、自分が希望を抱くことも、しょせん同じようなものだと気がついたから

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答え:エ

問15

(第52段落・9行目)「今私のいう希望も、やはり手製の偶像にすぎぬのではないか」とあるが、「今私のいう希望」とは、若い世代が「何を」もつことか。本文から16字で抜き出して答えなさい。

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答え:私たちの経験しなかった新しい生活

問16

(第52段落・10行目)「手製の偶像」とはどんなものか。もっとも正しいものを次の中から選びなさい。

ア:「私」と故郷に住む人々が望んでいる新しい生活
イ:高炉と燭台
ウ:「私」だけが価値があると信じているにすぎない希望
エ:「私」と若い世代が望んでいる新しい生活

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答え:ウ
【解説】
アは、「故郷に住む人々」が入っている点が誤り。
イは、偶像ではあるが、「手製」ではないので誤り。
エは、「若い世代」が入っている点が誤り。
手製の偶像とは、「私」が価値があると信じている希望のことで、具体的には「若い世代が新しい生活をもつようになること」であるが、その希望を抱いているのは「私」だけで、「故郷の人々」や「若い世代」は含まれないことに注意。

問17

(第52段落・11行目)「彼の望むものはすぐ手に入り、私の望むものは手に入りにくいだけだ」とあるが、(ア)「彼の望むもの」と(イ)「私の望むもの」をそれぞれ本文の言葉を使って具体的に答えなさい。

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答え:
ア・高炉と燭台
イ・若い世代が私たちの経験しなかった新しい生活をもつこと
【解説】
「私の望むもの」は、希望について書かれている直前の「彼らは新しい生活をもたなくてはならない。私たちの経験しなかった新しい生活を」から読み取れるが、「彼ら」とは具体的には「若い世代」であるので、置き換える必要がある。

問18

(第53段落・17行目)「それは地上の道のようなものである」とあるが、どのような意味か。もっとも正しいものを次の中から選びなさい。

ア:希望とは、地上の道と同じようなもので、意識しないとそこにあることに気が付くこともできないようなものだ。
イ:希望とは、地上の道と同じようなもので、必要な人には「ある」が、関係のない人には「ない」のとおなじである。
ウ:希望とは、地上の道と同じようなもので、その希望への道を歩こうとする人が多ければその希望は実現できるものとなっていくのである
エ:希望とは地上の道と同じようなもので、多くの人に選ばれた希望に続く道だけが残っていくものなのである

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答え:ウ

運営者情報

青山学院大学教育学科卒業。TOEIC795点。2児の母。2019年の長女の高校受験時、訳あって塾には行かずに自宅学習のみで挑戦することになり、教科書をイチから一緒に読み直しながら勉強を見た結果、偏差値20上昇。志望校の特待生クラストップ10位内で合格を果たす。

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