三崎亜記『私』テスト対策練習問題と過去問まとめ
中学校3年生の国語で学習する三崎亜記「私」の定期テストでよく出る問題を予想して作成しているよ。
漢字・言葉の意味、前半と後半の対比や、登場人物の考え方の違いなど、重要なポイントを確認しよう。
三崎亜記「私」テスト対策練習問題
漢字の問題
次の太字のカタカナを漢字に、漢字をひらがなに直しなさい。
問1
トクソク状の問い合わせ。
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答え:督促
問2
トクシュな氏名。
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答え:特殊
問3
作業履歴の中にチクセキされている。
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答え:蓄積
問4
申し分ないお辞儀。
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答え:じぎ
問5
間髪を容れずに答える。
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答え:かんぱつ
問6
彼女は勢い込んでタズねた。
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答え:尋
問7
写真と本人がイッチしている。
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答え:一致
問8
入力内容のヘンコウはない。
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答え:変更
語句と言葉の意味の問題
問1
「圧迫」とはどのような意味ですか。次の中から選びなさい。
ア:時間をかけて丁寧に説明すること。
イ:相手の意見に賛成して、協力すること。
ウ:驚いて言葉が出なくなること。
エ:強い力で押さえつけること。精神的に重荷を感じさせること。
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答え:エ
【解説】相手にプレッシャーや負担を感じさせないように、絶妙なタイミングで対応したことがわかるね。
問2
「導き出す」とはどのような意味ですか。次の中から選びなさい。
ア:相手をだまして別の場所に連れて行くこと。
イ:考えやデータなどから、ある結論や結果を引き出すこと。
ウ:新しい機械の操作方法を教えること。
エ:古いルールをなくして、新しいルールを作ること。
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答え:イ
【解説】「私」がこれまでの市民対応の経験から、最適な対応の仕方を引き出している様子を表しているよ。
問3
「間違いは当然起こりうる」の「…しうる」とはどのような意味ですか。次の中から選びなさい。
ア:絶対に…しない。
イ:…することができない。
ウ:…する可能性がある。…することができる。
エ:…しなければならない。
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答え:ウ
【解説】何十万人ものデータを処理していれば、当然間違いが「起こる可能性がある」ということだね。
問4
「照合」とはどのような意味ですか。次の中から選びなさい。
ア:二つのものを見比べて、合っているかどうかを確かめること。
イ:光を当てて、暗いところを明るく見やすくすること。
ウ:別々のものを一つにまとめて、新しいものを作ること。
エ:必要のないものを捨てて、きれいに整理すること。
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答え:ア
【解説】窓口で書類と身分証明書を見比べて、本人確認をしている場面だね。
問5
「内心」とはどのような意味ですか。次の中から選びなさい。
ア:体の中心にある重要な部分。
イ:心の中。表には出さない本当の気持ち。
ウ:相手に対して怒っている気持ち。
エ:誰にも言えない秘密の計画。
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答え:イ
【解説】表面上は冷静を装いながらも、心の中では「どうしてだ?」と戸惑っている様子がわかるね。
問6
「無理難題」とはどのような意味ですか。次の中から選びなさい。
ア:とても簡単で、すぐに終わるお願い。
イ:時間がかかっても、必ず解決できる問題。
ウ:クイズやパズルなど、頭を使う遊びのこと。
エ:相手が困るような、解決が非常に難しい要求。
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答え:エ
【解説】「私」が来庁した市民を、やっかいな要求をしてくるタイプだと分類している言葉だよ。
問7
「重複」とはどのような意味ですか。次の中から選びなさい。
ア:大切なデータを、安全な場所に保存しておくこと。
イ:データが消えてしまい、二度と元に戻らないこと。
ウ:同じ物事が二つ以上かさなり合っていること。
エ:重い荷物を運ぶために、特別な機械を使うこと。
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答え:ウ
【解説】一つのデータのはずが、同じものが二重に登録されてしまっている状態のことだね。「ちょうふく」または「じゅうふく」と読むよ。
問8
「密接」とはどのような意味ですか。次の中から選びなさい。
ア:すきまがないほどぴったりとくっつき、深く関係していること。
イ:他の人には絶対に知られないように、隠していること。
ウ:一度離れてしまったものが、再び元に戻ること。
エ:まったく関係がなく、別々に行動していること。
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答え:ア
【解説】「住民情報データ」と「個人(自分という存在)」が、切り離せないほど深くつながっているということだね。
問9
「裁断」とはどのような意味ですか。次の中から選びなさい。
ア:神様や先祖をまつるために、お供え物をすること。
イ:布や紙などを、決められた形や大きさに断ち切ること。
ウ:裁判で、どちらが正しいかを決めること。
エ:不要なものを火で燃やして処理すること。
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答え:イ
【解説】シュレッダーを使って、個人情報の書類を細かく切り刻んでいる様子を表しているよ。
問10
「推察」とはどのような意味ですか。次の中から選びなさい。
ア:相手の様子や事情から、その人の気持ちや状態を推し量ること。
イ:相手に気づかれないように、こっそりと後をつけること。
ウ:相手の意見に反対して、自分の意見を強く主張すること。
エ:相手が喜ぶようなプレゼントを用意すること。
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答え:ア
【解説】「私」が過去の経験をもとにして、目の前の女性がどのタイプであるかを推し量っている場面だね。
内容読解問題(前半:役所での出来事)
問1
前半で、若い女性は督促状について何を訴えましたか。簡潔に答えなさい。
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答え:(例)住所も名前も自分のものと一致しているが、それは自分宛て(自分の名前)ではないということ。
【解説】女性にとって、その督促状に印字された名前は「本当の私」を表すものではなかったんだね。
問2
「『間違いがない』と言い切らず、『発見することができない』とする」とありますが、なぜ「私」はこのような言い回しのテクニックを使ったのですか。「~ため」と続くように、本文中の言葉を使って20字以内で答えなさい。
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答え:(例)問題の責を相手ではなくこちらに帰する(ため)
【解説】相手を怒らせずに納得させるための、計算されたマニュアル的なテクニックだね。
問3
「私」は自身の対応を「模範とされる市民対応」と考えていますが、内面はどうですか。次の中から最も適切なものを一つ選びなさい。
ア:市民の怒りを恐れ、内心では常に焦りながらも必死に対応している。
イ:相手の心には共感しておらず、蓄積されたデータと技術で冷静に処理している。
ウ:市民を心から気の毒に思い、本気で寄り添う努力をしている。
エ:自分が悪いわけではないので、市民に対して強い敵意と反発心を抱いている。
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答え:イ
【解説】「心中にはさざ波すら立てず」という表現からも、心は全く動いていないことがわかるよ。
問4
二重登録されたデータの一方を消去されたと知った女性は、どのような気持ちになりましたか。「~な気持ち」と続くように、本文中から21字以内で抜き出しなさい。
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答え:存在自体が消されてしまったかのように心細げ(な気持ち)
【解説】「まるで、」のあとに続く言葉を抜き出そう。
問5
女性が「消されたデータのほうを復元してもらえますか」と求めたのはなぜですか。次の中から選びなさい。
ア:データが一つだけだと、また役所が間違えて消してしまうと不安になったから。
イ:二つのデータの内容が同じでも、削除されたデータのほうが「本当の自分」を表すものだったから。
ウ:古いデータの中には、まだ支払っていない税金の記録が残っていたから。
エ:削除されたデータのほうには、旧字体や異体字などの特殊な漢字が使われていたから。
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答え:イ
【解説】女性にとって名前は単なる情報ではなく、自分という存在と深く結びついたものだったんだね。
内容読解問題(後半:図書館での出来事・全体)
問1
図書館で「私」が本を四冊までしか借りられなかった本当の理由はなんですか。簡潔に説明しなさい。
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答え:(例)「私」という存在そのものが二重になっており、もう一人の「私」がすでに本を借りていたから。
【解説】前半は「データ」の二重でしたが、後半は「存在」の二重にすり替わっているよ。
問2
「私」は司書の対応を「『模範とされる市民対応』からはほど遠い」と評価していますが、それは司書がどのような態度だったからですか。「私」の前半での対応と比較して、最も適切なものを次の中から選びなさい。
ア:「私」は市民の要望をすべて断ったが、司書は利用者の要望をすべて聞き入れたから。
イ:「私」は相手に寄り添う「ふり」をして納得させたが、司書はただ無感動に事実を伝え、相手を納得させる工夫をしていなかったから。
ウ:「私」はマニュアルを無視して対応したが、司書はマニュアル通りにしか動かなかったから。
エ:「私」は笑顔で対応したが、司書は怒った顔で対応してきたから。
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答え:イ
【解説】どちらも「相手の不安そのものには向き合っていない」という点では同じなんだけれどね。
問3
「二重になっている」ことについて、前半の「女性」と後半の「私」はそれぞれどのように捉えていましたか。次の中からふさわしいものを一つずつ選びなさい。
ア:データが一つ消されただけで、自分自身の存在まで消されてしまったかのように不安に捉えていた。
イ:データは単なる文字の集まりにすぎないので、内容さえ合っていればどちらが残っても自分には全く関係がないと捉えていた。
ウ:自分自身の存在が二重になり、その片方が消去されるという異常な事態でも、どちらも同じ自分だから問題ないと合理的に捉えていた。
エ:データが二つあるとシステムのエラーの原因になるため、役所の責任ですぐに一つにまとめるべきだと怒って捉えていた。
オ:自分自身の存在が二重になったのなら、もう一人の自分に直接会って話し合い、どちらが本物かを決めるべきだと前向きに捉えていた。
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答え:
女性( ア )
私 ( ウ )
【解説】データの同一性と存在の同一性についての、二人の感覚のズレを整理しておこう。
問4
結末の「何の問題もない。」について。筆者はこの結末を通して、読者にどのようなことを伝えようとしていると考えられますか。次の中から最も適切なものを選びなさい。
ア:役所や図書館のデータ管理システムは非常に完璧であり、たとえミスが起きてもすぐに対応して解決できるという、現代社会の便利さ。
イ:どのようなトラブルが起きても、役所の職員のように冷静でマニュアル通りの対応ができれば、すべての問題は円満に解決できるということ。
ウ:人間はデータとして管理されることで初めて自分の存在を証明できるので、データが消去されないように常に注意して生きるべきだということ。
エ:現代の社会において、人間の存在が単なるデータや記号として扱われることの恐ろしさや、自分の存在が消滅することすら何とも思わない人間の異常さ。
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答え:エ
【解説】マニュアル化やデータ化によって、人間らしさが失われていくことへの強い風刺(ふうし)が込められているよ。
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青山学院大学教育学科卒業。TOEIC795点。2児の母。2019年の長女の高校受験時、訳あって塾には行かずに自宅学習のみで挑戦することになり、教科書をイチから一緒に読み直しながら勉強を見た結果、偏差値20上昇。志望校の特待生クラストップ10位内で合格を果たす。 ※サイト全体の運営実績についてはこちらにまとめています。

