【中1国語】「不便」の価値を見つめ直す テスト対策練習問題

中学1年国語で学習する、川上浩司「『不便』の価値を見つめ直す」のテスト対策問題をまとめました。

クリックすると答えが表示されるので、定期テスト前の確認や実力試しに使ってね。

目次

「不便」の価値を見つめ直す テスト対策問題

問1

本文の冒頭で示されている、一般的な「便利」と「不便」に対する価値観として最も適切なものを次の中から選びなさい。

ア:便利にも不便にもよい面しかない
イ:便利はよいことで、不便は悪いことだと考えられがちである
ウ:便利は悪いことで、不便はよいことだと考えられがちである
エ:便利か不便かを意識する人はほとんどいない
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答え:イ

【解説】筆者はまず、「便利はよいこと」「不便は悪いこと」という一般的な価値観を示し、そこから本当にそうなのかと考えを深めていくよ。

問2

筆者は、もともとどのような研究をしていたか。最も適切なものを次の中から選びなさい。

ア:介護施設のバリアフリー化
イ:工場の作業員を増やす方法
ウ:設計を自動化する研究
エ:徒歩による健康効果の研究
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答え:ウ

【解説】筆者は、設計の自動化について研究していたよ。そこから、「便利になることで失われるものもあるのではないか」という疑問をもつようになったんだ。

問3

設計を全て自動化することで、失われる可能性があると筆者が考えたものとして適切でないものを選びなさい。

ア:自分で考えることで得られる達成感
イ:自分で成し遂げたときの喜び
ウ:技術を向上させようとする意欲
エ:機械を使うための電力
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答え:エ

【解説】筆者が問題にしているのは、便利になることで、自分で考えたり工夫したりする機会が減り、達成感・喜び・技術向上の機会などが失われる可能性があることだよ。

問4

本文での「不便」の定義として最も適切なものを次の中から選びなさい。

ア:時間がかかることだけをいう
イ:お金がかかることだけをいう
ウ:何かをするときにかかる努力が多いこと
エ:道具を使わないこと
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答え:ウ

【解説】本文では「不便」を、何かをするときにかかる努力が多いこととして捉えているよ。手間がかかったり、頭を使って考えたりすることも含まれるんだ。

問5

本文での「便利」の定義として最も適切なものを次の中から選びなさい。

ア:手間もかからず、頭も使わなくてよいこと
イ:どんな場合でも時間が短くなること
ウ:最新の機械を使うこと
エ:人の助けを借りること
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答え:ア

【解説】本文では、「不便」と対になる考えとして、手間もかからず、頭も使わなくてよいことを「便利」としているよ。

問6

筆者のいう「不便益」とは何か。最も適切なものを次の中から選びなさい。

ア:便利なものを使うことで得られる利益
イ:不便だからこそ得られるよさ
ウ:不便をなくすために必要な工夫
エ:昔の生活に戻ることで得られる利益
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答え:イ

【解説】「不便益」とは、「不便」だからこそ得られるよさのことだよ。不便なら何でもよい、という意味ではないので注意しよう。

問7

本文で筆者が示している考え方として、最も適切なものを次の中から選びなさい。

ア:「便利のよい面」と「不便の悪い面」だけを見る
イ:「便利の悪い面」だけを見る
ウ:「不便のよい面」にも目を向ける
エ:便利か不便かを考えない
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答え:ウ

【解説】筆者は、「便利=よい」「不便=悪い」という固定的な見方から離れ、「不便のよい面」に目を向けているよ。

具体例を確認しよう

問8

タクシーと徒歩を比べた具体例で、徒歩によって得られる「不便益」として最も適切なものを選びなさい。

ア:目的地に必ず早く着ける
イ:疲れずに移動できる
ウ:人や景色との出会いや発見の機会が増える
エ:移動にかかる費用が必ずなくなる
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答え:ウ

【解説】徒歩は時間も労力もかかるけれど、その分、タクシーなら通り過ぎてしまう場所に立ち寄ったり、新しい人や景色に出会ったりできるんだ。

問9

普段バイクで通学していた学生の例で、バイクが壊れたことによって得られた「不便益」は何か。最も適切なものを選びなさい。

ア:大学までの道のりが短くなった
イ:後に何度も訪れるお気に入りの店を見つけた
ウ:新しいバイクを無料でもらった
エ:授業の時間が短くなった
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答え:イ

【解説】バイクが壊れて徒歩で通学したことをきっかけに、普段なら気づかなかったお気に入りの店を発見したんだ。

問10

介護施設で、あえて段差や坂、階段などを設けることで得られる「不便益」として最も適切なものを選びなさい。

ア:施設内を歩かなくてもよくなる
イ:身体能力の低下を防ぐことにつながる
ウ:全ての人が同じ速さで移動できる
エ:施設を小さくできる
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答え:イ

【解説】バリアを克服しながら日常生活を送ることそのものが、身体を使う実践となり、身体能力の低下を防ぐことにつながるんだ。

問11

介護施設の例について、筆者の考えとして最も適切なものを選びなさい。

ア:社会全体からバリアフリーをなくすべきだ
イ:バリアフリーは必要ない
ウ:バリアフリーの必要性を認めたうえで、不便さを生かせる場合もある
エ:介護施設では必ず階段を増やすべきだ
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答え:ウ

【解説】筆者はバリアフリーを否定していないよ。社会全体にバリアフリーが普及することを望ましいと認めたうえで、場面によっては不便さに価値があることを示しているんだ。

問12

「ライン生産方式」と「セル生産方式」について、正しいものを次の中から選びなさい。

ア:ライン生産方式では、1人で製品を最初から最後まで作る
イ:セル生産方式では、1人または少人数で比較的多くの作業を担当する
ウ:セル生産方式では、作業者が製品全体を見ることができない
エ:ライン生産方式の方が、必ず作業者の負担が重くなる
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答え:イ

【解説】セル生産方式では、1人または少人数で、製品を初めから最後まで作るため、担当する作業が多く複雑になるよ。

問13

セル生産方式の「不便な点」と、そこから得られる「不便益」の組み合わせとして最も適切なものを選びなさい。

ア:作業が単純になる → 技術力が下がる
イ:1人にかかる負担が重くなる → 工夫する余地が増え、意欲や技術力が高まる
ウ:作業量が減る → 製品全体が見えなくなる
エ:作業を覚えなくてよくなる → 達成感がなくなる
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答え:イ

【解説】セル生産方式は作業者の負担が重くなる一方で、製品全体を見渡して工夫できるため、モチベーションや技術力の向上につながるんだ。

筆者の考えを整理しよう

問14

筆者が具体例から整理している「不便益」に含まれないものを次の中から選びなさい。

ア:発見や出会いの機会が増える
イ:体力・知力・技術力の維持や向上を促す
ウ:意欲や達成感が高まる
エ:何もしなくても目的を達成できる
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答え:エ

【解説】「何もしなくても目的を達成できる」は、むしろ本文での「便利」に近い考え方だね。不便益には、発見・出会い、能力の維持や向上、意欲や達成感などがあるよ。

問15

筆者が「一つの事例に複数の『不便益』が含まれることも少なくない」と述べていることを示す例として最も適切なものを選びなさい。

ア:徒歩は、出会いや発見の機会を増やすだけでなく、運動能力の低下を防ぐことにもつながる
イ:タクシーは、必ず徒歩より多くの不便益がある
ウ:セル生産方式には不便益が一つもない
エ:不便益は、どんな場合でも一つしか生まれない
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答え:ア

【解説】1つの不便から、複数のよさが得られる場合もあるというのがポイントだよ。

問16

筆者の主張について、誤っているものを次の中から選びなさい。

ア:便利であることそのものを否定しているわけではない
イ:昔の不便な生活に戻るべきだと主張している
ウ:不便なら何でもすばらしいという考えではない
エ:不便だからこそ得られるよさにも目を向けるべきだと考えている
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答え:イ

【解説】筆者は、便利を否定したり、昔の不便な生活に戻ろうとしたりしているわけではないよ。「便利はよい・不便は悪い」と決めつけず、不便のよい面にも目を向けようとしているんだ。

問17

本文中で「確かに」と「しかし」を使うことで、筆者はどのような論理展開をしているか。最も適切なものを選びなさい。

ア:便利になることのよさをいったん認めたうえで、その一方で失われるものもあると述べている
イ:便利には悪い面しかないと断定している
ウ:不便にはよい面しかないと断定している
エ:前後で全く関係のない話題に変えている
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答え:ア

【解説】「確かに」で便利になることのよさをいったん認め、その後の「しかし」で別の面を示しているよ。筆者の考え方の進め方を捉える重要な表現だね。

問18

この文章の要旨として最も適切なものを次の中から選びなさい。

ア:便利なものは全て人間の能力を低下させるので、できるだけ使わない方がよい
イ:不便な生活に戻れば、人間は必ず幸せになれる
ウ:「便利はよい」「不便は悪い」と決めつけず、不便だからこそ得られるよさにも目を向け、その価値を生活や新しいデザインに生かすことが大切である
エ:不便益とは、工場の生産方式だけに当てはまる考え方である
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答え:ウ

【解説】筆者は便利そのものを否定していないよ。固定観念にとらわれず、不便だからこそ得られるよさ=「不便益」を認識し、それを生活やデザインに生かすことを提案しているんだ。

「不便」の価値を見つめ直す テスト対策まとめ

  • 「不便」=何かをするときにかかる努力が多いこと。
  • 「便利」=手間もかからず、頭も使わなくてよいこと。
  • 「不便益」=不便だからこそ得られるよさ。
  • 徒歩では、発見や出会いの機会が増える。
  • 段差などのある施設では、身体能力の低下を防ぐことにつながる。
  • セル生産方式では、工夫する余地が増え、意欲や技術力の向上につながる。
  • 筆者は便利そのものを否定していない。
  • 「確かに~しかし~」という展開で、便利のよさを認めながら別の面を示している。
  • 筆者は、不便益を認識し、それを生活や新しいデザインに生かすことを提案している。

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青山学院大学教育学科卒業。TOEIC795点。2児の母。2019年の長女の高校受験時、訳あって塾には行かずに自宅学習のみで挑戦することになり、教科書をイチから一緒に読み直しながら勉強を見た結果、偏差値20上昇。志望校の特待生クラストップ10位内で合格を果たす。 ※サイト全体の運営実績についてはこちらにまとめています。「ゆみねこの教科書」は、ゆみねこの教科書教育メディア合同会社が運営しています。会社概要・事業内容については、コーポレートサイトをご覧ください。

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