文節どうしの関係とは?6つの関係と見分け方をわかりやすく解説【中学国語】

中学国語の文法で学習する「文節どうしの関係」について、6つの関係の種類と見分け方をわかりやすく解説するよ。

文を文節に分けられるようになったら、次は「どの文節とどの文節が、どんな関係で結び付いているのか」を考えていこう。

文節どうしの関係には、主語・述語の関係、修飾・被修飾の関係、接続の関係、並立の関係、補助の関係、独立の関係があるよ。

文節どうしの関係を考えるには、まず文を正しく文節に分けられることが大切だよ。
文節の分け方がまだ不安な場合は、「文節とは?文節の分け方」の解説から確認しよう。

目次

文節どうしの関係とは?

文の中にある文節は、それぞれがばらばらに並んでいるわけではないよ。

ある文節が別の文節を詳しく説明していたり、二つの文節が対等に並んでいたり、前の文節の意味を後ろの文節が補っていたりする。

このような文節と文節のつながり方を、「文節どうしの関係」というんだ。

例えば、

白い / 鳥が / 空を / 飛ぶ。

という文を見てみよう。

「白い」は「鳥が」を詳しく説明しているね。

そして、「鳥が」は「飛ぶ」と主語・述語の関係になっている。

文節どうしの関係として、主語・述語、修飾・被修飾、接続、並立、補助、独立の6つを、短い説明と例文つきでまとめた図。
たろう
同じ文の中でも、文節によってつながり方が違うんだね。
くまごろう
そうなんだ。まずは6つの関係を一つずつ見ていこう。

主語・述語の関係

「何が(だれが)」と「どうする・どんなだ・何だ」という関係になっている文節どうしを、主語・述語の関係というよ。

例えば、

鳥が / 飛ぶ。

では、

「鳥が」=何が
「飛ぶ」=どうする

という関係になっているね。

だから、「鳥が」と「飛ぶ」は主語・述語の関係だよ。

述語は「動作」だけではない

述語になるのは、「走る」「読む」などの動作を表す言葉だけではないよ。

例えば、

空が / 青い。

では、「空が」が主語、「青い」が述語。

父は / 先生だ。

では、「父は」が主語、「先生だ」が述語になるよ。

たろう
「何がどうする」だけじゃなくて、「何がどんなだ」「何が何だ」もあるんだね。
くまごろう
そのとおり。主語と述語がきちんと対応しているかを見るのがポイントだよ。

修飾・被修飾の関係

ある文節が、別の文節を詳しく説明する関係を、修飾・被修飾の関係というよ。

詳しく説明する方を修飾する文節、説明される方を修飾される文節というんだ。

例えば、

白い / 鳥が / 飛ぶ。

では、「白い」が「鳥が」を詳しく説明しているね。

だから、

「白い」→「鳥が」

が修飾・被修飾の関係になるよ。

動作を詳しく説明することもある

次の文を見てみよう。

ゆっくり / 歩く。

「ゆっくり」は、「どのように歩くのか」を詳しく説明しているね。

この場合も、

「ゆっくり」→「歩く」

が修飾・被修飾の関係になるよ。

離れた文節を修飾することもある

修飾する文節と、修飾される文節が、いつも隣り合っているとは限らないよ。

とても / 美しい / 花が / 咲いた。

この文では、「とても」は「美しい」を詳しく説明している。

さらに、「美しい」は「花が」を詳しく説明しているね。

たろう
「どの文節を詳しく説明しているか」を考えればいいんだね。
くまごろう
そうだね。「どんな?」「どのように?」「いつ?」「どこで?」などと考えると見つけやすいよ。

接続の関係

前の文節が、後ろの文節に条件や理由などを示しながらつながる関係を、接続の関係というよ。

例えば、

雨が / 降ったので / 出かけなかった。

「降ったので」は、「雨が降ったから」という理由を示して、「出かけなかった」につながっているね。

このようなつながりが接続の関係だよ。

ほかにも、

急いでも / 間に合わない。

では、「急いでも」が「間に合わない」につながっている。

前の文節と後ろの文節の間に、理由・条件・逆接などのつながりがあるかを考えると分かりやすいよ。

並立の関係

二つ以上の文節が、対等な関係で並んでいるとき、その文節どうしは並立の関係になっているよ。

例えば、

明るく / 楽しい / 教室だ。

では、「明るく」と「楽しい」は、どちらか一方がもう一方を詳しく説明しているわけではないね。

どちらも同じように「教室だ」にかかっていて、対等に並んでいる。

だから、「明るく」と「楽しい」は並立の関係になるよ。

次のような例もあるよ。

父も / 母も / 出かけた。

「父も」と「母も」も、対等に並んでいるね。

文節どうしの関係のうち、修飾・被修飾、並立、接続の違いを、例文と説明で3列比較した図。
たろう
「どちらかが、もう一方を説明している」なら修飾で、「同じ立場で並んでいる」なら並立なんだね。
くまごろう
その違いはテストでもよく迷いやすいところだよ。

補助の関係

前の文節の意味を、後ろの文節が補っている関係を、補助の関係というよ。

これは前の「文節」の単元でも学習したね。

例えば、

本を / 読んで / いる。

では、「読んで」と「いる」が強く結び付いている。

「いる」が、「読んで」という動作が続いていることを補っているんだ。

だから、

「読んで」+「いる」

が補助の関係になるよ。

ほかにも、

やって / みる。

の「やって」と「みる」も補助の関係だよ。

意味の上では強く結び付いていても、文節としては二つに分かれることに注意しよう。

独立の関係

ほかの文節と直接つながらず、独立している文節もあるよ。

このような関係を独立の関係というんだ。

例えば、

はい、 / 分かりました。

の「はい」は、後ろの「分かりました」を詳しく説明しているわけでも、主語になっているわけでもないね。

文の中で独立している文節なんだ。

また、

太郎、 / こちらへ / 来なさい。

の「太郎」も、相手に呼びかけている独立した文節だよ。

呼びかけ、応答、感動を表す文節などに注目すると見つけやすいよ。

たろう
ほかの文節にかからず、一つだけ独立しているものもあるんだね。
くまごろう
そうだね。「はい」「まあ」「太郎」など、呼びかけや応答を表す文節が代表的だよ。

6つの関係をまとめて確認しよう

関係どんな関係?例
主語・述語の関係「何が」と「どうする・どんなだ・何だ」の関係鳥が/飛ぶ
修飾・被修飾の関係一方の文節が、もう一方を詳しく説明する白い→鳥が
接続の関係前の文節が、理由・条件などを示して後ろにつながる降ったので→出かけなかった
並立の関係二つ以上の文節が対等に並ぶ明るく・楽しい
補助の関係後ろの文節が前の文節の意味を補う読んで+いる
独立の関係ほかの文節と直接つながらず独立しているはい、/分かりました

名前だけを覚えるのではなく、「二つの文節が、どのようにつながっているか」を考えることが大切だよ。

文節どうしの関係の見分け方

文節どうしの関係を見分けるために、「何が・どうするの関係か」「詳しく説明しているか」「対等に並んでいるか」などを順に確認するフローチャート図。

問題で文節どうしの関係を聞かれたら、次の順番で考えてみよう。

① 「何が・どうする」の関係になっている?
→ 主語・述語の関係

② 一方が、もう一方を詳しく説明している?
→ 修飾・被修飾の関係

③ 理由や条件などを示して、後ろにつながっている?
→ 接続の関係

④ 二つが同じ立場で並んでいる?
→ 並立の関係

⑤ 後ろの文節が、前の文節の意味を補っている?
→ 補助の関係

⑥ ほかの文節と直接つながらず、独立している?
→ 独立の関係

たろう
順番に確認していけば、どの関係なのか判断しやすそう!
くまごろう
特に「修飾」と「並立」、「修飾」と「接続」は迷いやすいから、意味のつながりをよく考えよう。

文節どうしの関係で大切なこと

文節どうしの関係には、主語・述語、修飾・被修飾、接続、並立、補助、独立の6つがあるよ。

大切なのは、名前だけを暗記することではなく、「どの文節が、どの文節と、どのようにつながっているのか」を考えること。

まず文を正しく文節に分け、そのあと一つ一つの文節の役割やつながり方を考えていこう。

ここまで学習できたら、「文節どうしの関係」のテスト対策問題とドリルにも挑戦して、理解を定着させよう。

「文節どうしの関係」定期テスト対策問題【中学国語】
【中学国語】文節どうしの関係・6つの基本ドリル
【中学国語】文節どうしの関係・見分け方ドリル
【中学国語】文節どうしの関係・総合問題ドリル

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青山学院大学教育学科卒業。TOEIC795点。2児の母。2019年の長女の高校受験時、訳あって塾には行かずに自宅学習のみで挑戦することになり、教科書をイチから一緒に読み直しながら勉強を見た結果、偏差値20上昇。志望校の特待生クラストップ10位内で合格を果たす。 ※サイト全体の運営実績についてはこちらにまとめています。「ゆみねこの教科書」は、ゆみねこの教科書教育メディア合同会社が運営しています。会社概要・事業内容については、コーポレートサイトをご覧ください。

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