文節とは?文節の分け方をわかりやすく解説

中学国語の文法で学習する「文節」について、文節とは何か、文節の分け方、「単語」との違い、テストで間違えやすいポイントまでわかりやすく解説するよ。

文節は、このあと学習する「文節どうしの関係」や「品詞」を理解するためにも大切な文法の基本。

まずは、文を正しく文節に分けられるようになろう。

目次

文節とは?

文節とは、文を意味が分かる程度に細かく区切ったまとまりのことだよ。

例えば、次の文を見てみよう。

私は昨日公園で友達と遊んだ。

この文を文節に分けると、次のようになるよ。

私は / 昨日 / 公園で / 友達と / 遊んだ。

「私は」「昨日」「公園で」「友達と」「遊んだ」の、それぞれが一つの文節。

つまり、この文は5文節でできているということだね。

たろう
文を意味の分かる小さなまとまりに分けたものが「文節」なんだね。
くまごろう
そうだよ。でも、好きなところで自由に区切っていいわけではないんだ。文節には分け方のポイントがあるよ。

文節はどうやって分けるの?

文節を見つけるときによく使うのが、「ね」「さ」「よ」などを入れて読んでみる方法だよ。

例えば、

私は昨日公園で遊んだ。

という文に「ね」を入れて読んでみよう。

私はね、昨日ね、公園でね、遊んだよ。

このように区切ると、意味も自然に通じるよね。

だから、

私は / 昨日 / 公園で / 遊んだ。

と、4文節に分けることができるんだ。

文「私は昨日公園で遊んだ」を、「私は/昨日/公園で/遊んだ」と文節に分け、「ね」を入れて文節の切れ目を見つける方法を説明した図。
たろう
「私はね、昨日ね、公園でね、遊んだよ」って読むと、区切るところが分かりやすい!
くまごろう
文節を分けるときは、「ね」や「さ」を入れても自然に意味が通じるかを考えると分かりやすいよ。

文節と単語の違い

文節を学習するときに特に間違えやすいのが、「文節」と「単語」の違いだよ。

例えば、次の文を考えてみよう。

私は学校へ行く。

これを文節に分けると、

私は / 学校へ / 行く。

となるので、3文節。

ところが、これを単語に分けると、

私 / は / 学校 / へ / 行く

となり、5単語になるよ。

分け方数
文節私は/学校へ/行く3文節
単語私/は/学校/へ/行く5単語
文「私は学校へ行く」を、文節では「私は/学校へ/行く」の3文節、単語では「私/は/学校/へ/行く」の5単語に分け、文節と単語の違いを比較した図。

「は」や「へ」は一つの単語だけれど、文節に分けるときには、それだけで一つの文節にはならない。

「私は」「学校へ」のように、前の言葉と一緒になって一つの文節を作るんだ。

たろう
文節の中に、二つ以上の単語が入っていることもあるんだね。
くまごろう
そのとおり。「文節に分けなさい」と「単語に分けなさい」は、テストでも間違えないようにしよう。

文節を実際に分けてみよう

いくつかの文を実際に文節に分けてみよう。

「弟が大きな声で笑った。」

「ね」を入れて読むと、

弟がね、大きなね、声でね、笑ったよ。

となるね。

したがって、

弟が / 大きな / 声で / 笑った。

4文節になるよ。

「私は図書館で本を読んだ。」

私は / 図書館で / 本を / 読んだ。

これは4文節。

「とても美しい花が咲いた。」

とても / 美しい / 花が / 咲いた。

これも4文節だね。

「とても美しい」を一つにまとめてしまいそうになるけれど、

とてもね、美しいね、花がね、咲いたよ。

と考えると、「とても」と「美しい」は別の文節だと分かるよ。

文節を分けるときに注意すること

文節の問題では、いくつか特に間違えやすいポイントがあるよ。

助詞だけを一つの文節にしない

例えば、

私は学校へ行く。

を、

私 / は / 学校 / へ / 行く

と分けるのは、文節ではなく単語の分け方。

文節なら、

私は / 学校へ / 行く。

と分けよう。

「です」「ます」なども勝手に切り離さない

例えば、

私は中学生です。

なら、

私は / 中学生です。

と分けるよ。

「です」だけを一つの文節として分けないようにしよう。

一語ずつ区切らない

長い文を見ると、細かく一語ずつ区切りたくなるかもしれないけれど、文節は「意味のまとまり」で考えよう。

例えば、

昨日の夕方、私は近所の公園で友達と遊んだ。

なら、

昨日の / 夕方 / 私は / 近所の / 公園で / 友達と / 遊んだ。

と分けて、7文節になるよ。

たろう
「の」や「で」を一つだけで区切らないようにするんだね。
くまごろう
そうだね。助詞は前の言葉と一緒になって文節を作ることが多いよ。

「補助の関係」になる文節

文節の問題では、二つの文節が結び付いて、一つのまとまった意味を表す場合にも注意しよう。

例えば、

本を読んでいる。

を文節に分けると、

本を / 読んで / いる。

となるよ。

「本を読んでいる」を「本を/読んで/いる」と文節に分け、「読んで」と「いる」が意味の上で結び付く補助の関係であることを説明した図。

「読んで」と「いる」は二つの文節だけれど、「読んでいる」で動作が続いていることを表しているね。

このように、前の文節の意味を、後ろの文節が補う関係を「補助の関係」というよ。

ほかにも、

窓を開けてみる。

なら、

窓を / 開けて / みる。

と分けることができる。

たろう
「読んでいる」は意味では一まとまりっぽいのに、「読んで/いる」と二つの文節になるんだね。
くまごろう
そうなんだ。ここはテストでも少し難しいところだから、「意味がつながっていても、二つの文節になることがある」と覚えておこう。

文節の分け方をまとめよう

文節を分けるときのポイントをまとめると、次のようになるよ。

ポイント考え方
①「ね」「さ」「よ」を入れる入れても意味が自然に通じるところを探す
②意味のまとまりで考える一語ずつ細かく切りすぎない
③助詞だけを切り離さない「私は」「学校へ」のように前の言葉と一緒に考える
④単語との違いに注意する一つの文節の中に複数の単語が入ることがある
⑤補助の関係に注意する「読んで/いる」のように、意味がつながっていても二文節になることがある

特にテストでは、「この文は何文節か」「文節ごとに/で区切りなさい」という問題がよく出るよ。

迷ったら、まずは「ね」を入れて読んでみて、そのあと助詞などを間違って切り離していないか確認しよう。

文節の練習問題

最後に、実際に文節に分けてみよう。

問題①

次の文を文節に分けよう。

妹は庭で元気に遊んでいる。

答え:

妹は / 庭で / 元気に / 遊んで / いる。

5文節だよ。

「遊んで」と「いる」は補助の関係になっているね。

問題②

次の文を文節に分けよう。

大きな犬がゆっくり歩いてきた。

答え:

大きな / 犬が / ゆっくり / 歩いて / きた。

5文節だよ。

問題③

次の文を文節に分けよう。

私は新しい本を弟に貸した。

答え:

私は / 新しい / 本を / 弟に / 貸した。

5文節になるよ。

たろう
「ね」を入れるだけじゃなくて、「単語と間違えて細かく区切っていないか」も確認すればいいんだね。
くまごろう
そのとおり。文節に正しく分けられるようになると、このあとの「文節どうしの関係」もずっと分かりやすくなるよ。

文節で大切なポイント

文節とは、文を意味が分かる程度に細かく区切ったまとまりのこと。

文節を分けるときには、「ね」「さ」「よ」などを入れて自然に読めるところを探すと分かりやすいよ。

ただし、「私/は」のように助詞だけを切り離すと、それは文節ではなく単語の分け方になってしまうので注意しよう。

また、「読んで/いる」「開けて/みる」のように、二つの文節が意味の上で強く結び付く補助の関係もあるよ。

まずは、いろいろな文を正しく文節に分けられるようになることが大切。

ここまで学習できたら、「文節」のテスト対策問題とドリルにも挑戦して、理解を定着させよう。

「文節」定期テスト対策問題【中学国語】
【中学国語】文節の基本ドリル
【中学国語】文節の分け方ドリル
【中学国語】文節と単語の違いドリル
【中学国語】文節の補助の関係ドリル

文節に正しく分けられるようになったら、次は「文節どうしの関係」を学習しよう。
文節どうしには、主語・述語、修飾・被修飾、接続、並立、補助、独立の6つの関係があるよ。
→ 「文節どうしの関係とは?6つの関係と見分け方」を確認する

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青山学院大学教育学科卒業。TOEIC795点。2児の母。2019年の長女の高校受験時、訳あって塾には行かずに自宅学習のみで挑戦することになり、教科書をイチから一緒に読み直しながら勉強を見た結果、偏差値20上昇。志望校の特待生クラストップ10位内で合格を果たす。 ※サイト全体の運営実績についてはこちらにまとめています。「ゆみねこの教科書」は、ゆみねこの教科書教育メディア合同会社が運営しています。会社概要・事業内容については、コーポレートサイトをご覧ください。

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