夏休みの読書感想文の書き方マスター!中学生のためのコツ集
夏休みの宿題の「読書感想文」って、ニガテな子も多いのではないかな?
「読書感想文」と聞いただけで、「何を書いたらいいのか分からないよ」と感じてしまうこともあるよね。
大事なことは、読んだ本について自分の感想や考えを文章でまとめること。
ただ要約するだけじゃなくて、自分がどんな気持ちになったのか、どんなことを考えたのかを具体的に言葉にすることなんだ。
読書感想文を書くことで、自分の考える力や言葉で伝える力が鍛えられるんだよ。
このページでは、中学生向けの読書感想文の書き方のポイントを紹介するよ!
例として、「走れメロス」の読書感想文を書く場合を考えながら説明していくよ。
目次
読書感想文の「始め方」書き出しのポイント
読書感想文の「書き出し」は、重要なポイント。
読む人の興味を引くために、おもしろい一文や質問を使うといいよ。
さらに、本の雰囲気や舞台の設定をかんたんに紹介すると、読む人に本のイメージをうまく伝えられるよ。
そのほうが、読書感想文を読む人も、楽しく読むことができるよね。
主人公やストーリーの魅力を伝える言葉を工夫するのもポイントだよ。
書き出しの目的と役割
読書感想文の書き出しは、みんなに読んでもらうための大切な部分。
書き出しの目的は、興味を引いて続きを読んでもらうことなんだ。
おもしろい一文や質問を使ってみよう。
「走れメロス」の書き出しを考えてみたよ!
- 「あなたは、自分の友人が命を捧げる覚悟を持って、愛と信念の力によって走り抜く姿を想像したことがあるだろうか?」
- 「この物語は、胸に迫る絶望と、その先に光を見出す希望の物語だ。」
- 「メロスの決断は、僕の心をゆさぶり、勇気と誠実さとは何かを問いかけた。」
- 「信じる心と友情の力がまじりあう時、あなたは本当の「勇気」を見つけるだろう。」
引用や舞台設定の紹介
本の世界や雰囲気を伝えるために、引用や舞台設定の紹介が効果的なんだよ。本の中の特別な一文やセリフを使ったり、物語が起こる場所や時代を説明したりするといいんだよ。
「走れメロス」の舞台の紹介ならこんな感じ!
「物語は、主人公のメロスが親友のセリヌンティウスの命を救うため、自らの命を賭けて走り出すところから始まる。」
「『王様は、人を殺します。』シラクスの町の様子はひっそりとしていた。邪智暴虐の王のせいだった。」
主人公やストーリーの魅力を紹介しよう!
書き出しでは、主人公やストーリーの魅力を伝える工夫が大切。
主人公の特徴や個性を魅力的に紹介したり、物語の面白い部分やドキドキする場面を取り上げたりするといいんだよ。
「走れメロス」ならこんな感じ!
「真正面から王城に入って、捕まったメロスは言った。『町を暴君の手から救うのだ。』と。メロスは、邪悪に対して人一倍に敏感で、たとえ相手が王であろうと、間違っていることは間違っている、と真っ直ぐに伝える男だった。」
「ずっと走り続けたメロスが、とうとう『ああ、何もかもばかばかしい。私は醜い裏切り者だ。どうとも勝手にするがよい。』と言い出して、寝始めてしまったときは、本当に間に合わなくなってしまうのではないかと、ハラハラした。」
読書感想文の本文の書き方のポイント
読書感想文の本文を書く時は、「要約」と「感想」のバランスを考えよう。
ただあらすじを書くだけじゃなくて、登場人物や背景の描写にも気を使おう。
そして本文を書くときは、「自分がどんな気持ちや考えを持ったのか」を具体的に伝えることが大事だよ。たとえば、主人公の成長や困難に対する感想や、本から学んだことについても書いてみるといいよ。
本の「要約」と「自分の感想」のバランスを考えよう
読書感想文では、本の内容を要約するだけじゃなくて、自分の感想や考えも大切なんだ。
要約の部分では、物語の流れや重要な出来事を簡単にまとめよう。
そして感想の部分では、自分の気持ちや考えを具体的に言おう。
登場人物や背景について書こう
読書感想文を読む人に本の世界を伝えるためには、登場人物や背景の描写も大切だね。
主人公や重要なキャラクターの特徴や心情を生き生きと描写したり、物語が起こる場所や時代を詳しく説明したりするといいよ。
感じたことや考えたことは具体的に書こう
自分の感想や考えを伝えるときは、具体的な例やエピソードを使うといいよ。
例えば、「この本からは勇気を持つことの大切さを学んだ。」とか、「主人公が困難に立ち向かう姿勢や友情の絆に感動した。」など具体的な事例を挙げてみよう。
読書感想文の「あらすじ」の書き方
読書感想文のあらすじを書くときのポイントを紹介するよ。
- 要点を絞ろう
「あらすじ」は、物語の内容を短くまとめるのがポイント。なので、重要な部分に絞って書くようにしよう。
物語が進むときの重要なポイントになった出来事や、登場人物の関係が大きく変わったきっかけになった出来事など、大切な部分を探すようにしよう。 - 時間の流れを意識しよう
読む人に物語の流れが正しく伝わるように、物語の中で進む時間通りに、出来事を紹介しよう。
出来事の前後関係や、時間のつながりを意識して書くことが大切だよ。 - かんたんにまとめよう
「あらすじ」では、あまり長くならないように、かんたんにまとめることが大切だよ。必要最低限な情報をまとめるようにしよう。
長くなってしまいがちな文章を、シンプルに短くする工夫が必要だよ。 - 登場人物の名前や特徴を伝えよう
読む人に物語がわかりやすくなるように、物語の重要な登場人物については、名前や性格、主人公との関係性などをきちんと紹介するようにしよう。 - 物語の結末や、メッセージを伝えよう
その物語がどんな結末で、どんなメッセージを作者が伝えようとしているのかをきちんと伝えよう。そうすることで、その物語を読んで、自分がどう感じたのかを伝えるとき、読む人が理解しやすくなるよ。
読書感想文の終わり方のポイント
読書感想文の最後の「結び(締め方)」では、自分が考えさせられたことや学んだことをまとめるようにしよう。
読書感想文の最後の一行には、自分の考えや感じたことを強調する言葉を使うのがおすすめ。
読んだ人の印象に残るような結びを書けるようにチャレンジしてみよう。
考えさせられたことや学んだことをまとめる
読書感想文のまとめでは、どんな気づきや感銘を受けたのか、自分の言葉でしっかりまとめてみよう。
「これまで自分は、〇〇だと思っていたけれど、この本を読んで××と思うようになった」とか、
「今まで知らなかった〇〇についてよく理解することができた」
「これからは、主人公の〇〇のように、××できる人間になりたい」
というようにまとめるといいよ。
強調する表現を使ってみよう
結びの一文では、自分の考えや感じたことを強調する表現を使うと読んだ人の印象に残りやすくなるよ。
例えば、「大切さを再確認した」とか、「強く心に誓った」「今までの自分の考えをくつがえされた」といった表現を使ってみよう。
走れメロスだったら、「読み終えた後、私は自分自身に問いかた。『自分はどれほどの勇気と信念を持っているのだろう?』と。
この作品を通じて、私は自分の信念を貫く勇気を持つことの大切さを学んだ。」という感じだね。
読書感想文の書き方が上達する練習方法
読書感想文を上手に書くためには、いろんな本を読んでみることがとても大事。
いろんなジャンルやテーマの本を読んだり、新しい本に触れると、見方や考え方が広がって表現力もアップするんだ。
それから、継続して感想文を書くことも重要だよ。
継続することで文章力は上がるし、定期的に続けることで自分の成長を実感できるからね。
できたら、家族や友達、先生など、他の人に読んでみてもらうチャンスも作ってみて、自分の書いた文章の分かりづらいところや、改善点を指摘してもらうことも大切だよ。
運営者情報
ゆみねこ
詳しいプロフィールを見る
青山学院大学教育学科卒業。TOEIC795点。2児の母。2019年の長女の高校受験時、訳あって塾には行かずに自宅学習のみで挑戦することになり、教科書をイチから一緒に読み直しながら勉強を見た結果、偏差値20上昇。志望校の特待生クラストップ10位内で合格を果たす。
私は本をあまり読まないので沢山本を読むようにしたいです。あらすじなどを書く際には大切なとこだけ書く