「星の花が降る頃に」テスト対策練習問題と過去問まとめ➁
中学校1年生の国語で学習する「星の花が降る頃に」のテストでよく出る問題と過去問をまとめているよ。
登場人物の心情、言葉の意味、場面の状況など、重要なポイントを確認しよう。
「星の花が降る頃に」テスト対策練習問題➁
第3の場面(水飲み場で戸部君と話す)以降について、次の問題に答えなさい。
※教科書を用意してね!
問1
サッカーボールを磨いていた戸部君の様子を見て、「私」が抱いた印象としてふさわしくないものを次の中から選びなさい。
ア:ひたむきさ
イ:誠実さ
ウ:頑固さ
エ:懸命さ
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ウ
問2
「なんだか急に自分の考えていたことがひどく小さく、くだらないことに思えてきた」とあるが、「考えていたこと」の内容としてもっとも正しいものを次の中から選びなさい。
ア:夏実がなぜ自分にそっけないのか
イ:戸部君が夏実とのことをまわりに言いふらさないかどうか
ウ:なぜ戸部君は自分にからんでくるのか
エ:もう九月だというのに、暑くてしかたがないこと
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イ
問3
「やっと顔の輪郭が戻ってきたような気がした」とあるが、これは「私」のどのような状態を表現しているか、もっとも正しいものを次の中から選びなさい。
ア:暑さが和らいで楽になったこと
イ:冷静になることができたこと
ウ:自信を取り戻すことができたこと
エ:夏実と仲直りできる気がしてきたこと
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イ
【解説】「私」は、戸部君が夏実とのやりとりをみんなに言うのではないかと心配していたが、真剣にボール磨きをする戸部君を見て、自分の考えが小さくくだらないことに感じ、冷静になれたことを表現している。
問4
「何を言われるのか少し怖くて」とあるが、「私」は戸部君に何を言われると思っていたか。ふさわしくないものを次の中から選びなさい。
ア:夏実と気まずくなっていることについて
イ:ボール磨きをしていた戸部君を見ていたことについて
ウ:『あたかも』を使った文を考えたことについて
エ:廊下で夏実に無視をされたことについて
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ウ
【解説】「ああ、なんだ。あれのこと。」という言葉から、「私」は『あたかも』の言葉を使った文を作る宿題について言われるとは想定していなかったことがわかる。
問5
「ああ、なんだ。あれのこと。」とあるが、このときの「私」の気持ちとして正しいものを次の中から選びなさい。
ア:安心
イ:疑惑
ウ:失望
エ:いらだち
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ア
【解説】「何を聞かれるか怖い」と感じていた「私」は、なんてことのない話題だったため、安心したのである。
問6
戸部君が「あたかも」を使って作成した文を「私」に伝えた理由として、もっとも正しいものを次の中から選びなさい。
ア:文が正しいか判断してほしかったから
イ:面白い文を思いついたことを披露したかったから
ウ:「私」を笑わせたかったから
エ:文を正しいと思うか、「私」を試したかったから
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ウ
問7
「戸部君の背はいつのまにか私よりずっと高くなっている」から感じ取れる「私」の気持ちとして正しいものを次の中から選びなさい。
ア:背を抜かれてしまってくやしい気持ち
イ:自分より大きくなった戸部君に遠慮する気持ち
ウ:戸部君をきちんと見ていなかった自分を恥じる気持ち
エ:自分が思っていたよりも戸部君が大人になっていた驚き
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エ
【解説】「繊細さのかけらもない」とか、子供っぽいと思っていた戸部君が、いつのまにか自分よりも背が高くなり、肉体的にも精神的にも大人になっていたことに気がついたのである。
問8
「涙がにじんできた」とあるが、なぜ「私」は涙が出たのか。ふさわしくないものを次の中から選びましょう。
ア:笑わせてくれた戸部君のやさしさが嬉しかったから
イ:戸部君の言ったことが面白くて笑いすぎたから
ウ:夏実に無視されたことを思い出したから
エ:張り詰めていた思いが少し和らいだから
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ウ
問9
水飲み場での戸部君とのやりとりの後の「私」の心情としてもっとも正しいものを次の中から選びなさい。
ア:夏実とのことを言いふらさないとわかって安心している
イ:戸部君はとても面白い男の子だと感心している
ウ:夏実とのことを一時的に忘れることができほっとしている
エ:夏実とのことにとらわれず、前向きに考えようとしている
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エ
【解説】夏実とのことを言いふらされるかどうかを気にしていた自分の考えは「くだらない」と思ったことから、アはもっとも正しくはない。イについては、ここでのポイントは「私の気づき(心の成長)」にあるため、もっとも正しいとは言えない。ウは「一時的」という部分がもっとも正しくはない。
問10
「夏実と私はここが大好きで」とあるが、「ここ」とは具体的にどこのことか。本文の言葉を使って7文字で答えなさい。
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銀木犀の木の下
問11
「夏実と私はここが大好きで」とあるが、「ここ」は「私」と夏実にとってどんなところだったか。本文から9文字で抜き出して答えなさい。
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二人だけの秘密基地
問12
「私は首をかしげた」とあるが、その理由として正しいものを次の中から選びなさい。
ア:掃除が大変とはそこまで思わないから
イ:銀木犀を厄介だと言われて納得がいかなかったから
ウ:葉っぱはずっと落ちないと思っていたから
エ:掃除のおばさんに人見知りをしていたから
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ウ
問13
「どんどん古い葉っぱを落っことして、その代わりに新しい葉っぱを生やす」とあるが、このお話で「古い葉っぱ」と「新しい葉っぱ」が象徴しているものとしてふさわしいものを次の中から選びなさい。
ア:失われる命と生まれる命
イ:古い知識と新しい知識
ウ:過去と未来
エ:これまでの人間関係と新しい出会い
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エ
問14
「花びらは小さく縮んで、もう色がすっかりあせている」とあるが、このことが表現していることとして、もっともふさわしいものを次の中から選びなさい。
ア:夏実との友情が色あせたこと
イ:「私」の銀木犀への思いが薄れたこと
ウ:命には限りがあるということ
エ:去年の秋から長い年月が経ったこと
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ア
問15
「袋の口を開けて、星型の花を土の上にぱらぱらと落とした」とあるが、このときの「私」の気持ちとしてもっともふさわしいものを次の中から選びなさい。
ア:夏実との関係に一度区切りをつけ、気持ちを新たにしている
イ:夏実の行動に傷つき、絆であった花を捨てることで自分を慰めている
ウ:夏実への思いが冷め、花にも興味がなくなっている
エ:夏実が「私」を傷つけたと反省するように、仕返ししようと思っている
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ア
【解説】「ここでいつかまた夏実と花を拾える日がくるかもしれない。それとも違う誰かと拾うかもしれない…どちらだっていい。大丈夫、きっとなんとかやっていける」という「私」の思いから判断する。
問16
「大丈夫、きっとなんとかやっていける」の内容として正しいものを次の中から選びなさい。
ア:夏実と仲直りできること
イ:夏実と喧嘩したままでよいこと
ウ:特定の関係にとらわれず、前向きに考えること
エ:戸部君と仲良くしていけること
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ウ
【解説】銀木犀の葉の話を聞いた「私」は、古い関係(夏実との友情)に縛られず、新しい世界へも踏み出して行くことの大切さを知り、前向きに考えようとしている。
問17
「私」が夏実との関係にとらわれていた状態から抜け出したことを象徴している部分を14文字で本文から抜き出して答えなさい。
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銀木犀の木の下をくぐって出た
【解説】「銀木犀の木の下」は、夏実との思い出の場所で、「二人だけの秘密基地」「ここにいれば大丈夫」「木が守ってくれる」とあったように、「私」と夏実との絆の象徴として描かれていた。そこを「くぐって出た」ということは、夏実との関係を一度終わらせ、新たな世界へと飛び出した「私」を表現している。
問18
「星の花が降る頃に」で作者が一番伝えたいことを次の中からえらびなさい。
ア:ひとつのことに縛られず、前向きに考えることの大切さ
イ:落ち込んでいる友達を励ます優しさ
ウ:まわりの人の変化に気づき、自分の価値観で決めつけないこと
エ:どんなに仲が良い友達でも、ずっとは一緒にいられないこと
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ア
【解説】「星の花が降る頃に」では、夏実との友人関係がずっと続くものだと思いとらわれていた「私」が、まわりにも目をやり、新しい一歩を踏み出す勇気をもって前向きに進むまでの心の成長を描いている。
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ゆみねこ
詳しいプロフィールを見る
青山学院大学教育学科卒業。TOEIC795点。2児の母。2019年の長女の高校受験時、訳あって塾には行かずに自宅学習のみで挑戦することになり、教科書をイチから一緒に読み直しながら勉強を見た結果、偏差値20上昇。志望校の特待生クラストップ10位内で合格を果たす。