「ちょっと立ち止まって」要点と期末テスト対策ポイントまとめ
中学1年国語で学ぶ「ちょっと立ち止まって」について、あらすじや要点、テストで必要になるポイントを解説するよ。
「ちょっと立ち止まって」
目次【本記事の内容】
「ちょっと立ち止まって」あらすじ
自分はAだと思っていたものが、人からBだとも言える、教えられることがある。
「ルビンのつぼ」という図には、「つぼ」と「向き合っている二人の顔」の二種類の絵を見てとることができる。
どちらかを見ているとき、もう一方は背景になってしまう。カメラで言えば、注目しているほうにピントが合わせられてしまうのだ。
「若い女性」と「おばあさん」の二種類の絵が見える図では、ひと目見てどちらかの絵として見ると、別の絵として見ることは難しい。
別の絵として見るには、今見ている絵を意識して捨て去らなければならないからだ。
「化粧台の前の女性の絵」ではどうか。
目を遠ざけると、たちまちこの図はどくろを描いた絵に変わる。
近くから見るか、遠くから見るかによっても全く違う絵として受け取られるのだ。
そしてそれは、現実世界でも同じで、遠目では綺麗な山も、近づけば荒々しい姿が見えたり、遠目では綺麗なビルも、近づくとひび割れていたりする。
私たちは、ひと目見たときの印象に縛られ、一面のみをとらえて、その物の全てを知ったように思いがちだが、見方を変えると、見えるものも違ってくる。
物を見るときには、ちょっと立ち止まって、他の見方を試してみてはどうだろうか。
その物の他の面に気付き、新しい発見の驚きや喜びを味わうことができるだろう。
「ちょっと立ち止まって」
テスト対策ポイント①
それぞれの図の内容と事例を整理しよう
「ちょっと立ち止まって」では、筆者が説明したいテーマがあって、「なぜそう言えるのか」を伝えるために、いくつかの例を紹介しているよ。
テストでは、それぞれの例の内容と、「そこからどんなことが言えるのか?」を聞かれることがあるので、しっかりと整理しておこう。
例①「ルビンのつぼ」
「ルビンのつぼ」という図は、「優勝カップのような形をしたつぼ」と、「向き合っている二人の顔の影絵」の二種類の絵を見てとることができる図だね。
片方を見ているときは、もう片方は「背景(バック)」になってしまうよ。
日常生活で同じことが言える例として、「橋の向こうから一人の少女がやって来ると、少女にピンとが合わせられて、橋や池などの周辺のものが背景になってしまう」ということを説明しているね。
この例から言えることは、
「見るという働きは、中心に見るものを決めたり、それを変えたりすることができる」ということ。
つまり、「なにを中心に見るかによって、見え方が変わる」ということだね。
例②「若い女性とおばあさんが見える図」
ここで紹介されるのは、「若い女性の絵」と「毛皮のコートに顎をうずめたおばあさんの絵」の二種類が見える図。
この例では、「ひと目見て即座に、何かの絵と見ているはずだが、そうすると、別の絵と見ることは難しい」ということが言えるよ。
一度「若い女性」だと思って見てしまうと、「おばあさん」として見るのはなかなか難しいよね
「ほかの絵として見るには、今見えている絵を意識して捨て去らなければならない」と筆者は考えているね。
例③「遠くから見るとどくろになる図」
そして最後に紹介されるのは、「化粧台の前に座っている女性の絵」。
なんと、目を遠ざけてみると、「どくろ」が見えるようになるね。
このことから言えるのは、「同じものでも、近くから見るか遠くから見るかによって、全くちがうものとして受け取られる」ということ。
日常生活の例では、「遠くから見ると秀麗な富士山が、近づくと、岩石の露出した荒々しい姿に変わる」ということや、「遠くから見ると綺麗なビルが、近づいて見ると、ひび割れてすすけた壁面のビルだったりする」ということ。
つまり、「見ることの距離を変えたりすることで、新しい発見がある」ということだね。
「ちょっと立ち止まって」
テスト対策ポイント②
本文の内容を3つに分けて整理しよう
「ちょっと立ち止まって」は、「ダイコンは大きな根?」と同じように、「説明的文章」だよね。
説明的文章は、誰かに何かを「説明」して「納得」してもらうための文章なので、
①何を説明するのか?を紹介する(序論)
②具体的な例をあげる(本論)
③その結果、言えることを伝える(結論)
という構成になっているんだ。
「ちょっと立ち止まって」も、序論・本論・結論の3つのまとまりに分かれているよ。
どこからどこまでが「序論」で、「結論」はどこからなのかということが、テストでは聞かれることがあるよ。
しっかり整理しておこう。
序論
第1段落では、「自分ではAだと思っていたものが、人からBともいえると指摘され・・」と、これから説明しようとしているテーマの紹介をしているね。
ここまでが序論だね。
本論
第二段落の「左の図は「ルビンのつぼ」と題されたものである。よく見ると・・」と、早速、筆者が説明しようとしているテーマについての「具体的な例」の紹介が始まったね。
ここからが「本論」だよ。
本論では、
①ルビンのつぼの図の例
②若い女性とおばあさんが見える図の例
③離れると、どくろに見える図の例
というように、3つの例を紹介しているね。
「本編をさらに細かく分けるとしたら?」という問題が出ることがあるよ。
①・②・③のそれぞれの図について説明で分けることができるね。
結論
なにをこれから伝えるのか紹介して、
どうしてそう言えるのか例をあげて、
そしていよいよ、「だから○○なのだ」と、筆者の考えをまとめるのが「結論」だね。
「ちょっと立ち止まって」では、第十段落の「私たちは、ひと目見たときの印象に縛られ・・・」というところが結論になっているよ。
「ちょっと立ち止まって」
テスト対策ポイント③
筆者の言いたいことを確認しよう
説明的文章では、「筆者が説明したいこと(テーマ)」が必ずあるよ。
この「筆者は何を伝えたいのか」を答える問題は、テストでも良くでるので、しっかりおさえておこう。
筆者が伝えたいことは、結論に書いてあるね。
「ちょっと立ち止まって」で筆者が伝えたかったことは
「私たちは、ひと目見た時の印象に縛られがちであるが、ちょっと立ち止まって、中心に見るものを変えたり、見るときの距離を変えたりして「他の見方を試して」みれば、その物の他の面にきづいて、新しい発見の驚きや喜びを味わうことができる」
ということ。
「ちょっと立ち止まって」
テスト対策まとめ
- 「序論」「本論」「結論」の3つのかたまりに分かれている。
- 「序論」では、何について説明するか紹介がされている。
- 「本論」では、3つの図の例をあげている。
- 筆者の伝えたいことは、「私たちはひと目見たときの印象に縛られがちなので、ちょっと立ち止まって、他の見方を試してみれば、新しい発見の驚きや喜びを味わうことができるだろう」ということ。
「ちょっと立ち止まって」のテスト練習問題のページもあるので、ぜひチャレンジしてみてね!
運営者情報
ゆみねこ
詳しいプロフィールを見る
青山学院大学教育学科卒業。TOEIC795点。2児の母。2019年の長女の高校受験時、訳あって塾には行かずに自宅学習のみで挑戦することになり、教科書をイチから一緒に読み直しながら勉強を見た結果、偏差値20上昇。志望校の特待生クラストップ10位内で合格を果たす。
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もう少しポイントを教えてくださるとタメになります。
教えてくださりありがとうございます。 -
①,②,③の内容をもうちょっと教えてほしいです。
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huhuhu
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とってもわかりやすくていいですね。いつも見てます!
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最後の要点をしっかり抑えてくれると助かります
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印象に縛られがちを3文字熟語にしてみてください
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いいと思います
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命拾いしました!
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思いがけない一面について説明してほしいです
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分かりやすくてよかったです!!
テストガチ無理!皆!頑張ろうねん( ᐛ )-
パァ
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いつも参考にしてます。
ありがとうございます( ᴗˬᴗ) -
ありがとう
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授業で分からないとこがあったのですが、これを見て理解することができました!本当に助かりました。ありがとうございました!!
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すごくわかりやすかったです!
テストに向けて頑張ります( ´ ▽ ` )
にゃ