高校漢文「虎の威を借る狐」テスト対策練習問題と過去問まとめ
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高校古典・漢文で学習する「虎の威を借る狐」について、定期テストでよく出る問題や過去問をまとめているよ。
語句の読み、意味、書き下し文、現代語訳、重要句法、内容理解ができているか確認しよう!
先に解説を確認したい場合は、漢文「虎の威を借る狐」の解説ページをチェックしよう!
高校漢文「虎の威を借る狐」定期テスト対策練習問題
次の漢文「借虎威」について、問いに答えなさい。
借虎威
虎求百獣而食之。得狐。狐曰、
「子無敢食我也。天帝使我長百獣。今、子食我、是逆天帝命也。子以我為不信、吾為子先行。子随我後観。百獣之見我、而敢不走乎。」
虎以為然。故遂与之行。獣見之皆走。虎不知獣畏己而走也。以為畏狐也。
※「借虎威」は教科書などで寓話部分に付けられる題名で、原典では『戦国策』「楚策一」の「荊宣王問群臣」という章の一部だよ。
また、句読点・訓読の区切り方・句法の分類は教科書によって異なる場合があるよ。この記事では、学校教材で「今」を仮定の句法として扱う整理を採用しているので、定期テストでは学校で使用している本文や句形集に合わせよう。
一 語句・句法を確認しよう
問1
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【解説】「虎の威を借る狐」のもとになった話は、中国の書物『戦国策』に収められているよ。
問2
ア:百匹の獣
イ:あらゆる獣
ウ:強い獣
エ:虎に食べられた獣
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【解説】「百獣」は、文字通り「百匹」という意味ではなく、「あらゆる獣」「すべての獣」という意味で考えよう。
問3
ア:走る
イ:歩く
ウ:逃げる
エ:進む
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【解説】漢文では「走」が「逃げる」という意味で使われることがあるよ。この本文でも、獣たちが逃げるという意味で使われているんだ。
問4
ア:子ども
イ:あなた
ウ:弟子
エ:狐
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【解説】「子」は、ここでは相手を指す言葉で、「あなた」という意味だよ。狐が虎に向かって呼びかけているんだ。
問5
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【解説】「敢へて」は「あへて」と読むよ。もともとは「あえて」という意味で、ここでは「無敢〜」の形になっているため、文全体で「決して〜してはいけない」という禁止を表しているんだ。
問6
ア:受身
イ:使役
ウ:反語
エ:限定
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【解説】「使」は使役を表すよ。本文では「天帝、我をして百獣に長たらしむ」と読み、「天帝が私を百獣の長にした」という意味になるんだ。
問7
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【解説】「是れ」は「これ」と読むよ。ここでは、「これは天帝の命令に逆らうことだ」という意味になるんだ。
問8
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【解説】「子以我為不信」は、「子我を以て信ならずと為さば」と読むよ。「為さば」は、「以A為B」の句法の中で使われていて、「Bと思うならば」「Bとみなすならば」という意味になるんだ。
問9
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【解説】「吾子の為に先行せん」の「為」は「ため」と読むよ。「あなたのために」という意味なんだ。同じ「為」でも、文中で読み方が変わるので注意しよう。
問10
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【解説】「然り」は「しかり」と読むよ。「その通りだ」「もっともだ」という意味なんだ。
問11
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【解説】「故に」は「ゆゑに」と読むよ。「そこで」「そのため」という意味になるんだ。
問12
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【解説】「遂に」は「つひに」と読むよ。この本文では「とうとう」というより、狐の言葉を信じた虎が「そこでそのまま」狐と一緒に行った、という流れで考えると自然だよ。
問13
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【解説】「故に遂に之と行く」と読むよ。「与」は、ここでは「〜と」という意味で使われているんだ。
問14
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【解説】「畏る」は「おそる」と読み、「おそれる」という意味だよ。本文では、獣たちが虎をおそれて逃げたことを表しているんだ。
問15
ア:ただ目に入る
イ:様子を注意して見る
ウ:会いに行く
エ:姿を見せる
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【解説】「観」は、ただ「見る」だけでなく、様子を注意して見るという意味で考えるとよいよ。狐は虎に「後ろからついてきて、よく見てください」と言っているんだ。
問16
ア:見る
イ:見られる
ウ:会う
エ:現れる
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【解説】「百獣之見我」「獣見之皆走」の「見」は、どちらも「見る」という意味で使われているよ。
問17
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【解説】「無敢〜」は「敢へて〜すること無かれ」と読み、「決して〜してはいけない」という禁止の意味を表すよ。
問18
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【解説】狐が虎に対して、自分を食べてはいけないと命じるように言っている場面だよ。
問19
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【解説】「使AB」は「AをしてBせしむ」と読む使役の句形だよ。「我をして百獣に長たらしむ」で、「私を百獣の長にした」という意味になるんだ。
問20
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【解説】狐が虎をだますために言った主張の中心となる文だよ。
問21
ア:もし今〜ならば
イ:今すぐ〜せよ
ウ:以前から〜なので
エ:いつか〜するとき
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【解説】この本文の「今」は、教科書や漢文句形集では仮定の句法として整理されることがあるよ。「今、子我を食らはば」で、「もし今、あなたが私を食べるならば」という意味になるんだ。
問22
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【解説】「是れ」は「これ」、「也」は「なり」と読み、断定を表すよ。
問23
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【解説】「以A為B」は「Aを以てBと為す」と読み、「AをBと思う・みなす」という意味を表すよ。ここでは「私を信用できないと思うならば」という意味になるんだ。
問24
ア:AをBと思う
イ:AからBへ行く
ウ:AをBに与える
エ:AよりBを先にする
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【解説】「以A為B」は、「AをBと思う」「AをBとみなす」という意味になるよ。
問25
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【解説】ここでの「為」は「ため」と読み、「子の為に」で「あなたのために」という意味になるよ。
問26
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【解説】「随」は「したがふ」、「観」は様子を注意して見るという意味で考えよう。
句切り方や訓読は教科書によって異なる場合があるので、定期テストでは学校で使っている本文に合わせよう。
問27
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【解説】「敢不〜乎」は「敢へて〜ざらんや」と読み、反語を表すよ。
「百獣之見我」の訓読や句切りには複数の考え方があるため、定期テストでは学校で使っている教科書・プリントの表記を優先しよう。
問28
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【解説】「どうして〜しないことがあろうか、いや、必ず〜する」という反語の形で訳そう。
問29
ア:虎は狐の言葉に疑いを持った。
イ:虎は狐の言葉をもっともだと思った。
ウ:虎は狐を百獣の長に任命した。
エ:虎は狐が自分を恐れていると思った。
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【解説】「虎以為然」は「虎、〔狐の言葉を〕以て然りと為す」と考えるよ。「然り」は「その通りだ・もっともだ」という意味なので、「虎は狐の言葉をもっともだと思った」と訳すんだ。
問30
ア:虎、以為へらく然り。
イ:虎、然るを以て為す。
ウ:虎、以て然りと為す。
エ:虎、然りとして以く。
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【解説】「虎以為然」は「虎、〔狐の言葉を〕以て然りと為す」と考えるよ。「以為」を「おもへらく」と訓読する場合もあるけれど、この本文ではその読み方ではないんだ。
問31
ア:必ず「しかり」と読む字
イ:必ず反語を表す字
ウ:主語を表す字
エ:訓読では読まないことが多いが、前後の動作や文の関係を示す字
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【解説】「而」は置き字として、漢文訓読では読まないことが多いよ。ただし、前後の動作や文の関係を示す働きがあるんだ。この本文では、動作の連続や順接を表すものとして理解するとよいよ。
問32
ア:断定を表し、「なり」と読むことがある。
イ:疑問を表し、「や」と読む。
ウ:否定を表し、「ず」と読む。
エ:使役を表し、「しむ」と読む。
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【解説】「也」は文末に置かれて、断定を表すことがあるよ。書き下し文では「なり」と読む場合があるんだ。
二 文章の理解を深めよう
問33
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【解説】本文の冒頭に「虎求百獣而食之。得狐。」とあるよ。虎は獣を探し求めて食べており、その中で狐をつかまえたんだ。
問34
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【解説】狐は、本当に百獣の長だったわけではなく、虎をだますためにこのように言ったんだ。
問35
ア:狐が虎に追いかけられている様子
イ:狐の背後を虎が歩いている様子
ウ:王である狐が虎を従えて歩いている様子
エ:虎が狐に襲いかかろうとしている様子
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【解説】狐が先に歩き、虎がその後ろについて行ったため、獣たちは「狐の背後を虎が歩いている様子」を見たんだ。なお、次の「獣見之」の「之」が直接指すものは虎と考えるのが一般的だよ。
問36
ア:狐
イ:虎
ウ:天帝
エ:百獣
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【解説】ここでの「之」は虎を指すよ。獣たちは、狐の後ろを歩いている虎を見て逃げたんだ。情景としては狐と虎の両方が見えているけれど、「之」が直接指すものは虎と考えるのが一般的だよ。
問37
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【解説】獣たちは、狐そのものをおそれたのではなく、狐の後ろにいる虎をおそれて逃げたんだ。
問38
ア:狐が百獣の長だったから。
イ:狐が大声で命令したから。
ウ:狐の後ろにいる虎をおそれたから。
エ:天帝が獣たちに逃げるよう命じたから。
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【解説】獣たちが本当におそれたのは狐ではなく虎だよ。この事実を押さえることが、本文理解の中心なんだ。
問39
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【解説】虎は、獣たちが自分をおそれて逃げたことを知らず、狐をおそれて逃げたのだと思ったんだ。本文では「以為畏狐也」とあるよ。
問40
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【解説】「己」は自分自身のこと。ここでは、虎自身を指しているよ。獣たちは虎をおそれて逃げたんだ。
問41
ア:虎を戦いで倒して、自分が強いことを示した。
イ:天帝の命令だと言い、さらに虎を後ろにつけて歩くことで、自分が恐れられているように見せた。
ウ:獣たちにあらかじめ逃げるよう頼んでおいた。
エ:自分が虎より速く走れることを示した。
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【解説】狐は虎と戦って勝ったのではないよ。言葉で虎をだまし、虎の力を利用して、自分が恐れられているように見せたんだ。
問42
ア:狐の策略を見抜いていた。
イ:獣たちが自分を恐れて逃げたことに気づかなかった。
ウ:天帝の命令を直接聞いていた。
エ:狐を百獣の長に任命した。
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【解説】虎は、獣たちが自分を恐れて逃げたことに気づかず、狐を恐れて逃げたのだと勘違いしてしまったんだ。
問43
ア:天帝の姿
イ:自分の速さ
ウ:虎の力や勢い
エ:百獣の命令
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【解説】狐は自分自身の力で獣たちを逃げさせたわけではないよ。後ろにいる虎の力や勢いを利用したんだ。
問44
ア:強い人や権力者の威勢を後ろ盾にして、偉そうにふるまうこと。
イ:自分より強い相手に従って安全を守ること。
ウ:相手の勘違いを利用して争いを避けること。
エ:実力がなくても知恵だけで成功すること。
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【解説】「虎の威を借る狐」は、自分自身の力ではなく、強い人や権力者の威勢を後ろ盾にして、偉そうにふるまう人を表すことわざだよ。
問45
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【解説】「強い者の力を利用すること」と「自分が偉いようにふるまうこと」の両方を入れて説明できるとよいよ。
ドリルにも挑戦して理解を深めよう!
【高校漢文】「虎の威を借る狐」語句ドリル
【高校漢文】「虎の威を借る狐」句法ドリル
【高校漢文】「虎の威を借る狐」内容理解ドリル
修正履歴
- 三省堂『言語文化』や桐原書店の句形整理に合わせ、「今」を「もし今〜ならば」を表す仮定の句法として出題しました。
- 本文では用いない「以為へらく」の単独出題をやめ、「虎以為然」の正しい書き下しを問う問題へ変更しました。
- 「獣見之皆走」の「之」が指すものを「虎」に修正しました。
- 「敢へて」「使」「而」「虎以為然」の解説を、本文中の用法に合わせて精密化しました。
- 『戦国策』「楚策一」と、楚宣王・江乙・昭奚恤に関する原典の政治的文脈を問う問題を追加しました。
- 選択問題の正解位置をア・イ・ウ・エに分散し、不正解選択肢も学習上起こりやすい誤解をもとに調整しました。
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青山学院大学教育学科卒業。TOEIC795点。2児の母。2019年の長女の高校受験時、訳あって塾には行かずに自宅学習のみで挑戦することになり、教科書をイチから一緒に読み直しながら勉強を見た結果、偏差値20上昇。志望校の特待生クラストップ10位内で合格を果たす。 ※サイト全体の運営実績についてはこちらにまとめています。


