(古典)古文の基本から重要単語まで!楽しく覚えるおすすめ単語帳

古文を解いていく際にはやはり「単語」がすべての基礎となります。
単語を覚えていないのに文法はわかりませんし、文章を読解していくこともできないでしょう。

そのため古文を学んでいく際にはまず「単語」をマスターしていく必要があります。

そこでここでは古文において「単語の重要性」と「単語の覚え方」、「おすすめの単語帳」について紹介していきたいと思います。

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古文単語を覚える重要性

古文は英語や中国語と違って、あくまでも「日本語」です。

しかし同じ日本語でありながら普通に読むことができないという文章でもあります。

単語の意味や文法が現代とは違っているということが多く、外国語の文章を読んでいるような感覚になることもあります。

英語の長文を読むときと同じように古文の文章を読んでいく時には「単語」がわかっていなければいけません

枕草子などでよく出てくる表現「をかし」ですが、現代語として考えてしまうと「お菓子」だと思ってしまうかもしれません。
しかしこれは正しくは「趣がある、風情がある」という意味です。

このように、単語の正しい意味を知っていなければ文章を正しく読んでいくことができないのです。

こういった理由で古文を学んでいく際にはまず「単語」をマスターしていかなければならないのです。

古文単語を効率的に覚えていく方法とは

では実際に古文単語を覚えていく際の勉強法を基礎から段階的に紹介していきます。

これから勉強を始めるという人でも焦らずに基礎からやりこんでいきましょう。

単語は言葉の字面ではなく「意味」を意識して覚える

古文の単語で注意していかなければならないこととして「複数の意味がある」「現代語とは意味が違う」ということがあります。

たとえば古文単語に「おどろく」というものがあります。

この「おどろく」には「目を覚ます」「はっと気が付く」という意味があります。
2つの意味で重要となるのは「目を覚ます」という意味です。

また、「ありがたし」という言葉があります。

これは現代語で考えると「ありがたい、うれしい」といった意味で考えがちですが、古文では「めったにない、珍しい」という意味で使われています。

漢字で書くと「有り難し」となるため、「有ることが難しい」つまり「珍しい」という意味になるのです。

このように単語を覚えていく際には「意味」を重視し、現代語との意味の違いを意識していくことが重要なのです。

一気に詰め込むのではなく計画的に進めていく

大学受験に対して覚えなければならない古文の単語数は英単語などと比べるとはるかに少ないものです。

そのため、短期間に無理やり詰め込んでしまうのではなく、毎日短時間でも良いので計画的に覚えていく方が効率的です。

1週間にどれだけの単語を覚えるかということを計画的に組んで覚えていきましょう。
そして何度も復習していきましょう。

英単語と同様に一度覚えたとしてもずっと放置していると忘れてしまうということがあります。

何度も復習することで身につけていくことを意識しましょう。

できるだけ漢字で覚える

古文の単語の中には漢字で書けるものがあります。

例えば「かなし」という言葉があります。

正しい漢字を知っていないと「悲しい」という言葉がイメージしてしまいそうですが、正しくは「愛し」となります。

そして意味が「かわいい、いとおしい」という意味ですので、漢字で単語を覚えていればすんなり意味を出すことができるでしょう。

単語帳は何冊もやるより1冊をやりこんで仕上げる

大学受験に向けて英単語は3000語ほど覚えなければならないと言われていますが、古文の単語は300~500語程度です。

その単語を覚える際には単語帳を使って覚えることが多いのですが、何冊も手を出す必要はありません。

学校で配布されたものや、自分が見やすいと思って購入した1冊されば十分です。
その1冊を何度もやりこんで覚えていきましょう。

おすすめ古文単語帳

ここでは古文の単語帳の中で使いやすいものをいくつか紹介していきます。
自分に合ったものを選んでいくと良いでしょう。

マドンナ古文単語230 パワーアップ版

著者:荻野文子

価格:(税込)990円

ページ数:本体 246ページ

発行年月:2013年2月26日

ISBN:978-4-05-303843-2

公式サイト:https://gakken-ep.jp/extra/gakkou-saiyo/high_referencebook/1130384300.html

累計170万部という古文の単語帳の中でもトップクラスのセールスを誇っている人気シリーズです。

古文の入門者から国公立大学受験にまで使用することができる古文単語帳です。

頻出の古文単語230項目(全382語)がわかりやすく掲載されています。

単語の読み方、語源、現代文との比較などさまざまな観点から表現されています。

さらに携帯できるサイズの別冊「イラストつき単語カード」も付いています。

わかる・読める・解ける Key & Point 古文単語330三訂版

著者:中野幸一=監修/池田修二・宮下拓三=著

価格:(税込)1012円

ページ数:本体 336ページ

発行年月:2017年9月20日

ISBN:978-4-86460-732-2

公式サイト:https://www.iizuna-shoten.com/book/sub_japanese/kobuntango330-3tei/

330の見出し語が基礎、応用、発展と段階的に進められており、ステップアップしながら学習をしていくことが可能となっています。

さらにこの三訂版では「古文常識」が拡充されています。

この単語帳は学校で配布されることも多いため、使いやすさは安定したものとなっています。

古文単語315

著者:武田博幸・鞆森祥悟

価格:(税込)924円

ページ数:本体 320ページ

発行年月:2022年10月10日

ISBN:978-4-342-35369-7

公式サイト:https://www.kirihara.co.jp/-/special/kotan315_4th/

こちらは単語がイラストを使って表現されているので見やすくわかりやすいものとなっています。

また、語源やよく使われる使い方なども掲載されているのもメリットと言えます。

315語の単語に加えて203語の関連語、慣用句などがついていますので、この1冊で大学受験まで使えるようになっています。

まとめ

古文を学んでいく際にもっとも重要となるのは「単語」です。

この単語の意味、語源、使い方などを効率よく学べるのが単語帳です。

自分が使いやすいもの、見やすいものを1冊何度もやりこんでマスターしていきましょう。

運営者情報

青山学院大学教育学科卒業。TOEIC795点。2児の母。2019年の長女の高校受験時、訳あって塾には行かずに自宅学習のみで挑戦することになり、教科書をイチから一緒に読み直しながら勉強を見た結果、偏差値20上昇。志望校の特待生クラストップ10位内で合格を果たす。

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