「古文重要単語」重要単語一覧と効率的な覚え方【共通テスト対策】

共通テスト対策として必須の重要な古文単語を一覧でまとめているよ。

古文を勉強していく際にもっとも重要となるのが「古文単語」と「古典文法」
英語の長文を読んでいく際に英単語を知っていなければ読めないように古文も古文単語を知らなければ文章が読めないんだ。

そこでここでは古文単語の中でも重要な単語と、古文単語の覚え方について紹介していくよ。

高校1年生古典の「古文単語①」のアイキャッチ画像

重要な「古文単語」の問題に挑戦できるドリルがあるよ。
古文単語の意味として適切なものをっ選択肢から選ぼう!

「ゆみねこドリル」の「古文単語➀」のページ

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「古文重要単語」重要単語一覧と効率的な覚え方【共通テスト対策】

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目次

古文単語の効率的な覚え方とは

古文の単語を覚えていく際には、最終的には単語帳や一覧表を見て覚えていくことにはなるんだけれど、これだけをただ眺めていても効率的に覚えていくことにはできないよね。

まずは古文単語の効率的な覚え方について紹介していくよ。

現代語と違う意味に注意する

「古文」とはいえ日本語なので、現在と同じ意味で使われている単語も存在しているよ。
もちろんそういう単語は特に問題ないのだけれど、注意しなければならないのが現代語と違う意味の単語

現代語と違う意味の古文単語は、イメージがしにくいこともあって覚えにくくいし、間違いやすいものになってしまっているんだ。

例えば「ありがたし」という単語。

現在でいえば「ありがたい、うれしい」といった意味で使用されているね。
でも元々は「有り」と「難し」を合わせて、「有り難し」つまり「あることが難しい」という意味になって、そこから「珍しい、めったにない」という意味になっているんだ。

さらに「めったにない」という意味が発展して「めったにないほど優れている」「めったにないほど畏れ多い」という意味でも使用されるようになっていったんだ。

このように現代語と違う意味で使用されているものについては要注意だよ。

覚えていく際には字だけの意味ではなくイメージを優先させる

単語を覚えていく際に現代語訳だけを丸暗記しようとしてもなかなか覚えにくいものだよね。

単語を覚える際には丸暗記するのではなく、その言葉のイメージを優先させていくことで覚えやすくなるよ。

例えば「あはれ」という言葉があるね。

現在は「かわいそう、悲惨」という意味で使うことが多い言葉だけれど、古文ではいくつもの意味があるんだ。

  • しみじみとして趣深い、風情がある、情緒がある
  • いとしい、かわいい、情愛が深い
  • 素晴らしい、優れている、上手だ
  • かわいそうだ、気の毒だ

という意味。

「素晴らしい」と「かわいそう」ではまったく違う意味のように感じるよね。
でも、これは結果だけを見ているために起こる発想なんだよ。

もともと「あはれ」は「しみじみとした感情」を感じるというもの。

趣深いものを見たとき、深い情愛を感じたとき、素晴らしいものを見たときに「しみじみと感じ入って」あはれと感じたというように考えればイメージしやすくなるよ。

このように現代語訳だけを丸暗記するのではなく、その単語のもともとの意味や感覚をイメージすることで覚えやすくなっていくというわけだね。

くまごろうくまごろう

ここでは、重要単語をまとめるうえで、現代とは違う意味で使われていたのがどうしてかまで紹介しているよ。
その意味で使われるようになった背景が分かれば、スラスラと頭に入りやすくなるね。

古文単語は共通テストや大学受験の際でも、英単語ほどの数を覚える必要はないよ。
しかも、その中でも頻出のものはある程度限られているんだ。

そこでここでは品詞別に重要な単語を一覧にしていくよ。
現代でも一般的に使うことばなのに、現代とは違う意味で使われるものを太字にしているので、よく確認しよう。

重要な古文単語(動詞)

動詞意味覚え方
あそぶ➀出かける。歩き回る。 ➁詩歌管弦をして楽しむ。 ③楽しむ。心を慰める。なぜ「遊ぶ」で「管弦をして楽しむ」となるか?
→仕事から離れて楽しむのが「遊ぶ」で、昔の人の仕事から離れて楽しむものといえば、管弦がそのひとつだったから。
逢(あ)ふ・合ふ・会ふ結婚する ➁出会う ③調和する2つ以上のものが合わさるということから、「男と女が合わさってひと組の夫婦になる=結婚する」という意味で使われるようになった。
いつく①身心を清めて神に奉仕する。神をまつる。 ②大切にする。大事に育てる。
失(う)す①無くなる。 ②いなくなる。 ③亡くなる。死ぬ
掟(おき)つ①きめる。 ②命令する。 ③取り計らう。
後(おく)る①死におくれる。先立たれる。 ②劣る。
怠(おこた)る①油断する。 ②過失を犯す。 ③病気が快方にむかう。病気が怠けることで、治るという考え方から「病気が快方にむかう」という意味で使われるようになった。
行ふ①仏道を修行する。勤行する。
おどろく①はっとして気づく。 ②目がさめる。外からの刺激に対して「はっとする」ことから、寝ているときに外から刺激を受けて「はっとして目がさめる」という意味で使われるようになった。
覚ゆ①思われる。感じられる。 ②思い出される。 ③似る似ている物や人を見ると、もとの物や人を思い出すよね。だから、「似る」という意味で使われるようになった。
かこつ ①他のせいにする。かこつける。 ②恨みごとを言う。
かしこまる①恐縮する。 ②わびる。 ③お礼をのべる。
かしづく①大切に育てる。 ②大切に世話をする。
被(かづ)く①頭からかぶる。 ②ほうびとしていただく
断る・理る・判る①判断する。 ②筋道を立てて説明する。「ことわる」は「事を割る」という意味で、物事を道理に照らし合わせて、良いか悪いか判断したりするということ。
治(し)る①治める。領有する。
慎(つつ)む①気がひける。 ②遠慮する。 ③用心する。
時めく①よい時機に会って栄える。 ②寵愛される。
眺(なが)む①物思いに沈みながらぼんやりと見る。 ②物思いにふける。
なまめく①美しくて若々しく見える。 ②上品で優美なふるまいをする。
なやむ①病気にかかる。 ②非難する。
にほふ①色が美しく照り輝く。 ②赤く色づく。 ③影響が及ぶ。
念ず①心の中で神仏に祈る。 ②じっと我慢する。「念」は、心の中で神仏に祈るということなので、「口に出さず、心の中で祈る=我慢する」という意味で使われるようになった。
ののしる①大声で騒ぐ。 ②評判が高い。 ③勢いがさかんだ。現代では「悪口」のイメージがあるが、当時は「大きい声や音をたてる」という意味で、特に悪い意味はなかった。そこから、世間がある人や物に対して大きい声を立てる=それがもてはやされている=評判が高いという意味で使われるようになった。
まもる①目をはなさないでじっと見つめる。 ②様子をうかがう。
見ゆ①見える。感じられる。 ②見せる。見られる。 ③結婚する。昔は、女性が家族以外の男性に顔を見られるときは、結婚するときだったので、「(女性が)見られる=結婚する」という意味で使われるようになった。
やつす①目立たないように姿を変える。 ②出家する。

重要な古文単語(形容詞)

形容詞意味
覚え方
あいなし①おもしろくない。かわいげがない。 ②むやみに
あさまし①意外だ。驚いたことだ。 ②あまりのことで情けない。
惜(あたら)し①惜しい。もったいない。 ②すばらしい。立派だ。「新しい」と混同しないように注意。
あぢきなし①つまらない。無用だ。 ②にがにがしい。 ③耐え難い。
怪し➀不思議だ。 ➁珍しい ③けしからぬ ④見苦しい ⑤卑しい
賤(あや)し①身分が低い。卑しい。
あやなし①道理に合わない。わけがわからない。 ②むなしくて意味がない。
あらまほし①理想的だ。申し分ない。好ましい。
ありがたしめったにない。珍しい。(めったいにないほど)すぐれている。
いとほし気の毒だ。 ②かわいらしい。もともとは、気の毒だ、見ていて可哀想だ、という意味があった。そこから、幼い子どもや弱いものに対して「見ていて可哀想=いじらしい=かわいらしい」という意味でも使われるようになった。
いまいまし①不吉だ。縁起が悪い。 ②悪い結果をおそれて慎まなければならない。
いみじ①(よい面にも悪い面にも)程度が甚だしい。ふつうではない。
うしろめたし①気がかりだ。不安だ。 ②うしろぐらい。気がとがめる。
うつくし①(肉親に対して)いとしい。 ②(小さい形に対し)かわいらしい。
要(えう)なし①必要がない。役に立たない。
おとなし①おとなびている。 ②年配で、かしらだっている。
おぼつかなし①はっきりしない。 ②疑わしい。 ③気がかりだ。 ④待ち遠しい。相手と会えずにいて、相手の様子が「はっきりしない」ことから、「早く会って様子を確かめたい=待ち遠しい」という意味で使われるようになった。
おもしろし①風情がある。 ②美しい。 ③心楽しい。面白い。
難(かた)し①むずかしい。
愛(かな)し①身にしみてしみじみと愛しい。
辛(から)し①ひどい。つらい。 ②あぶない。
口惜(くちを)し①残念だ。くやしい。 ②情けない。つまらない。
心憂(こころう)し①つらい。情けない。悲しい。 ②いやだ。不愉快だ。
心なし①何の考えもない。 ②思いやりがない。 ③趣きがわからない。
心にくし①奥ゆかしい。 ②尊敬する値打ちがある。
さうざうし①物足りない。心さびしい。 ②満たされない。「騒々しい」と混同しないように注意しよう。
左右(さう)なし①言うまでもない。 ②あれかこれか決まらない。 ③無造作だ。
しるし①はっきりしている。明白だ。 ②予想どおりだ。思ったとおりだ。
すさまじ①調和がとれない。興ざめだ。 ②殺風景だ。もともとは動詞の「進(すさ)む」「荒む」「遊(すさ)む」が形容詞になったもの。タイミングが違ったり、不調和なことから受ける不快感などを表している。
つきづきし①似つかわしい。ふさわしい。
なつかし①親しみやすい。心ひかれる。 ②慕わしい。
なまめかし①若々しい。 ②優美だ。 ③つやっぽい。
はかなし①これということもない。取るに足らない。 ②長く生きない。 
はしたなし①間が悪い。具合が悪い。 ②どちらつかずだ。
はづかし①こちらが気がひけるくらい相手がすぐれている。②気がひける。
まめまめし①実用的だ。 ②いかにも実直だ。
むつかし①わずらわしい。 ②気味が悪い。 ③気が晴れない。
めざまし気に食わない。心外だ。あきれたさまだ。 ②驚くほどすばらしい。良い意味でも悪い意味でも「目が覚めるくらい」ということから、良い意味であれば「驚くほどすばらしい」となるが、悪い意味だと「気に食わない」となる。
めでたし①すばらしい。美しい。立派だ。 ②喜ばしい。
ものぐるほし①気がおかしくなってくる。異常な感じがする。
やむごとなし①捨てておけない。大切だ。 ②並みひととおりではない。  ③高貴だ。尊い。
ゆかし①見たい、聞きたい。知りたい。 ②心が強くひかれる。
よしなし①仕方がない。 ②関係がない。 ③思慮・分別がない。
らうたし①(見た目に)かわいらしい。 ②(精神的に)いとしい。
わびし①がっかりする。 ②やりきれない。 ③心細い。 ④つまらない。
をかし①趣がある。面白い。 ②美しい。 ③かわいい。 ④こっけいだ。

重要な古文単語(形容動詞)

形容動詞意味
あからさまなり①ついちょっと。かりに。
あてなり①身分が高い。高貴だ。 ②上品だ。優雅だ。
あながちなり①強引だ。一方的だ。 ②いちずだ。ひたむきだ。
あはれなり①しみじみと心うたれる。感慨深い。趣が深い。いとしい。気の毒だ。
あらはなり①丸見えだ。 ②はっきりしている。明白だ。
いたづらなり①無駄だ。役に立たない。 ②むなしい。 ③何もすることがない。
おぼろけなり①並みだ。ありきたりだ。 ②格別だ。並々でない。
きよげなり①(人の姿などが)美しい ②(服装などが)見た目にいかにもきれいだ。
さらなり①言うまでもない。もちろんである。
すずろなり①わけもない。何となく・・・だ。 ②みやみやたらだ。 ③思いがけない。
せちなり①痛切だ。切実だ。並々でない。 ②無理やりだ。いちずだ。
つれづれなり①することがなくて退屈だ。手持ち無沙汰だ。所在ない。
なほざりなり①いいかげんだ。おろそかだ。 ②ちょうどよい。あっさりしている。
なめげなり①無礼だ。失礼だ。
ねむごろなり①熱心だ。丁寧だ。 ②親しみあっている。むつまじい。
はつかなり①かすかだ。ほのかだ。ほんの少しだ。
まめやかなり①まじめだ。誠実だ。 ②本式だ。本格的だ。
みそかなり①こっそりする。ひそかにする。
むげなり①まったくひどい。最低だ。 ②身分が低い。無教養だ。

重要な古文単語(副詞)

副詞意味
あまた①たくさん。数多く。 ②非常に。ずいぶん。
いつしか①いつのまにか。早くも。 ②いつか。早く。
かたみに①互いに。めいめい。
げに①いかにも。なるほど。 ②まことに。実に。
さながら①そのまま。もとのまま。 ②すべて。そっくり。
なかなか①なまじっか。 ②かえって。むしろ。 
なべて①一般に。総じて。おしなべて。 ②なみひととおり。ふつう。
ひねもす①一日中。終日。
やうやう①だんだん。しだいに。 ②かろうじて。やっと。
やがて①とりもなおさず。そのまま。 ②すぐに。ただちに。 ③同時に。連続して。

重要な古文単語(名詞)

名詞意味
あそび①管弦(音楽)の遊び。詩歌を作ったりすること。
うつつ①現実。生きている状態。 ②眠っていない状態。目が覚めているさま。
かたち①容貌。顔だち。 ②姿。外形。
心づくし①物思いをして、いろいろと気をもむこと。
理(ことはり)①ものの道理。 ②理由。
験(しるし)①神仏の霊験。御利益。 ②目じるし。
つとめて①早朝。 ②(前夜に何かがあって)その翌朝。
年ごろ①数年の間。 ②長年の間。
文(ふみ)①手紙。 ②書物。 ③漢詩文。 ④学問。
ふるさと①旧都。旧跡。 ②生まれ故郷。 ③なじみの土地。
行幸(みゆき)①天皇の外出。(「御幸」は上皇・法皇・女院の場合)
世(の中)①男女の仲。夫婦仲。 ②この世。 ③世間。 ④身の上。

まとめ

古文単語の中でも重要な単語を紹介したよ。

こういった単語は単語帳なども数多く販売されているので、それらの中で自分が見やすいものを選んでいくと良いね。

運営者情報

青山学院大学教育学科卒業。TOEIC795点。2児の母。2019年の長女の高校受験時、訳あって塾には行かずに自宅学習のみで挑戦することになり、教科書をイチから一緒に読み直しながら勉強を見た結果、偏差値20上昇。志望校の特待生クラストップ10位内で合格を果たす。

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