茨木のり子『わたしが一番きれいだったとき』テスト対策練習問題と過去問まとめ
中学2年国語で学習する茨木のり子さんの詩『わたしが一番きれいだったとき』の定期テストでよく出る問題と過去問をまとめているよ。
詩の形式、使われている表現技法、時代背景や作者の思い(主題)など、テストで狙われやすい重要なポイントを問題形式で確認しよう!
まずは学習してからチャレンジしたい場合は、『わたしが一番きれいだったとき』解説ページをチェックしよう!
『わたしが一番きれいだったとき』テスト対策練習問題
※このページでは、著作権に配慮して詩の本文は掲載していません。お手元の教科書を開いて、詩を読みながら問題に取り組んでね。
問1
この詩の作者を漢字(もとからひらがなの部分はひらがな)で答えなさい。
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茨木のり子
【解説】「木」を「城(茨城)」と書き間違えてバツになる人がとても多いので、テスト本番では絶対に注意しよう!
問2
この詩の形式を漢字5文字で答えなさい。
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口語自由詩
【解説】現代の私たちが使う話し言葉(口語)で書かれ、音数や行数などの決まった型にしばられずに作られた詩(自由詩)だね。
問3
この詩は全8連から構成されていますが、「わたしが一番きれいだったとき」を「戦争中」と「戦争が終わった後」に分ける場合、戦争中の情景が描かれているのは第何連までですか。漢数字で答えなさい。
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四(連)
【解説】第5連の冒頭に「わたしの国は戦争で負けた」とあるため、その直前の第4連までが戦争中の出来事だよ。
問4
第1連に「街々はがらがら崩れていって」とありますが、その理由を当時の時代背景を踏まえて簡単に説明しなさい。
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(例)戦争中の激しい空襲(爆撃)によって建物が破壊されたから。
【解説】この詩で描かれている時代は、第二次世界大戦中(太平洋戦争中)から終戦直後にかけての日本だよ。
問5
第2連の「わたしはおしゃれのきっかけを落としてしまった」理由として、当時の状況から考えて最も適切なものを次の中から選びなさい。
ア:着飾って見せたいと思う相手がいなかったから。
イ:おしゃれに全く興味が湧かなかったから。
ウ:生きるか死ぬかの戦争中で、おしゃれを楽しむ余裕などなかったから。
エ:親からおしゃれをすることを厳しく禁止されていたから。
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ウ
【解説】まわりの人がたくさん死んでいくような極限状態の中で、一番きれいな青春時代におしゃれすらできなかった無念さが込められているよ。
問6
第3連で、男たちは「皆発っていった」とありますが、どこへ向かって出発したと考えられますか。漢字2文字で答えなさい。
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戦地(または 戦争)
【解説】「挙手の礼(軍隊式の敬礼)」しか知らされず、死を覚悟した純粋な「きれいな眼差し」を残して、若い男たちも戦場へ送られてしまったんだね。
問7
第4連の「わたしの頭はからっぽで / わたしの心はかたくなで」という部分で使われている表現技法を答えなさい。
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対句法(対句的な表現)
【解説】似たような形の言葉を二つ並べてリズムを作り、戦争中の教育によって自由に物を考えることができなくなってしまった内面の状態を強調しているよ。
問8
第4連の「手足ばかりが栗色に光った」とは、どのような事実を表していますか。また、この連全体を通して作者は何を表現しようとしていますか。最も適切なものを次の中から選びなさい。
ア:スポーツをして日焼けした事実を表し、健康な体があれば心も豊かになることを表現している。
イ:勤労動員などの労働で日焼けした事実を表し、貧しくなった心と、健康的な肉体とのアンバランスさ(対比)を表現している。
ウ:栄養不足で肌の色が変わってしまった事実を表し、戦争の恐ろしさを表現している。
エ:外国の文化に触れて肌を焼いた事実を表し、新しい時代が来た喜びを表現している。
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イ
【解説】学生も工場や畑で働かされたこと(勤労動員)で手足は日焼けして輝いているのに、「頭はからっぽ・心はかたくな」という【対比】の構造になっていることが重要なポイントだよ!
問9
第5連の「卑屈な町をのし歩いた」の「卑屈な町」という部分で使われている表現技法を答えなさい。
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擬人法
【解説】町全体が、まるで人間のように自信を失っていじけている(卑屈になっている)かのように見立てて、敗戦直後の沈んだ空気を表現しているよ。
問10
第5連で「ブラウスの腕をまくり 卑屈な町をのし歩いた」ときの「わたし」の心情として、最も適切なものを次の中から選びなさい。
ア:戦争に負けてしまった現実をどうしても信じたくない気持ち。
イ:戦争が終わって、やっとおしゃれができるようになったというすがすがしい気持ち。
ウ:すべてを失ってしまい、これからの生活に対する強い不安。
エ:青春を犠牲にさせられた理不尽な現実への怒りと、それに負けずに生き抜こうとするたくましい生命力。
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エ
【解説】「のし歩く(堂々と歩く)」という言葉から、周りの沈んだ空気に飲み込まれず、「そんな馬鹿なことってあるものか!」と反抗するような作者の気の強さと生命力が読み取れるね。
問11
第6連の「禁煙を破ったときのように」という部分で使われている表現技法を答えなさい。
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直喩法(直喩)
【解説】「〜のように」という言葉を直接使って、敵国の音楽として禁止されていたジャズに初めて触れたときの「刺激の強さ」や「戸惑い」を例えているよ。
問12
第1連から第7連まで、「わたしが一番きれいだったとき」という同じ言葉がくり返し使われています。この表現技法を何といいますか。
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反復法(リフレイン)
【解説】同じフレーズを繰り返すことで、青春時代を戦争に奪われたことへの「悔しさ」や「無念さ」という強い思いを読者に印象づけているよ。
問13
第8連の「だから決めた できれば長生きすることに」という部分には、語順を逆にして印象を強める表現上の工夫が使われています。この表現技法を何といいますか。
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倒置法
【解説】「決めた」を先に持ってくることで、「絶対に生きてやる!」という作者の強い決意がよりズドンと響くようになっているね。
問14
この詩全体を通して、作者が最も伝えたいこと(主題)としてふさわしいものを次の中から選びなさい。
ア:戦争で亡くなった人々の魂を慰め、二度と戦争をしないと世界中に誓うこと。
イ:戦争によって青春を奪われた悔しさ・悲しみと、人生の後半で美しく生き抜こうとする強い決意。
ウ:どんなに苦しい状況でも、ジャズのような音楽があれば人は幸せになれるということ。
エ:年をとってから絵を描き始めたルオーのように、誰でも努力すれば芸術家になれるということ。
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イ
【解説】戦争の悲惨さを嘆くだけでなく、理不尽な逆境を跳ね返して「これからは自分らしく真っ直ぐに生きてやる」という、作者の強い【生命力】を感じ取ることが一番のポイントだよ!
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本ページでは、学習・批評の目的で必要最小限の表現のみを引用して解説しています。詩の全文はお手元の教科書等でご確認ください。
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青山学院大学教育学科卒業。TOEIC795点。2児の母。2019年の長女の高校受験時、訳あって塾には行かずに自宅学習のみで挑戦することになり、教科書をイチから一緒に読み直しながら勉強を見た結果、偏差値20上昇。志望校の特待生クラストップ10位内で合格を果たす。 ※サイト全体の運営実績についてはこちらにまとめています。


