「字のない葉書」テスト練習問題と過去問まとめ
中学2年国語「字のない葉書」のテストに良く出る問題をまとめています。
クリックすると答えが表示されるので、実力試しや練習にピッタリです!
まずは解説ページを見てからチャレンジしたい場合は「字のない葉書」の解説ページをチェックしよう!
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「字のない葉書」テスト対策問題
★本文を確認するために、教科書を用意して答えてね!
※問題文の場所を探しやすくするために、令和3年光村図書出版の中学2年国語の教科書に掲載されている「字のない葉書」の段落と、ページでの行を参考に記載しているよ。
問1
(第1段落・1行目)「死んだ父は筆まめな人であった。」とあるが、そのことがわかる2つの文を本文から探し出し、それぞれ最初の5字を抜き出して答えなさい。
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答え:
・私が女学校
・文面も、折
【解説】
抜き出す文は
(第2段落・2行目)「私が女学校一年で初めて親元を離れたときも、三日にあげず手紙をよこした。」と(第3段落・10行目)「文面も、折り目正しい時候の挨拶に始まり、新しい東京の社宅の間取りから、庭の植木の種類まで書いてあった。」
問2
(第2段落・5行目)父からの手紙を見た「私」は、「ひどくびっくりした。」とあるが、父のどんな様子について驚いているのか、本文の中から8文字で抜き出して答えなさい。
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答え:(第2段落・8行目)突然の変わりよう
問3
(第2段落・9行目)「こそばゆいような晴れがましいような気分」とあるが、このときの「私」が感じた気持ちとしてふさわしいものを次の中から全て選びなさい。
ア:失礼
イ:誇らしさ
ウ:怒り
エ:不気味さ
オ:気恥ずかしさ
カ:寂しさ
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答え:イ・オ
【解説】
「こそばゆい」とは、思った以上に評価されて恥ずかしい、てれくさい様子。「晴れがましい」とは、晴れやかで誇らしいこと。
問4
(第2段落・9行目)「こそばゆいような晴れがましいような気分」とあるが、「私」がこのような気分になったのはなぜか、最も適切に説明しているものを次の中から選びなさい。
ア:罵声やげんこつは日常のことだったのに、父が三日にあげず手紙をよこすようになるくらい、「私」を気にかけてくれたから
イ:女学校一年になり、罵声やげんこつが日常のことであるような父の元から離れることができたから
ウ:呼び捨てにされたり、罵声やげんこつが日常だった自分が、「殿」を使われるくらい父から一人前として扱われたから
エ:罵声やげんこつが日常であった父が、手紙では娘に対して「殿」を使うような丁寧な一面もあると知ったから
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答え:ウ
【解説】
「私」がこそばゆく晴れがましいと思っているのは、女学校一年となり、親元を離れた結果、父から「殿」をつけてもらえるくらい「一人前として扱われるようになった自分」に対してである。
問5
(第3段落・13行目)「訓戒も添えられていた。」とあるが、父は「私」に対して具体的に何をするように伝えていたか。「〜こと」と続くように、本文の中から8字で抜き出して答えなさい。
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答え:(第3段落・12行目)まめに字引を引く
問6
(第4段落・1行目)「ふんどし一つで家中を歩き回り、…(中略)…子供たちに手を上げる父の姿」とあるが、このような父の姿を一言で表している言葉を、本文から抜き出して答えなさい。
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答え:(第5段落・4行目)暴君
問7
(第5段落・4行目)「他人行儀という形」とあるが、父からの手紙の具体的にどのような点について、「私」はそう感じたのか、「〜点」と続くように、本文の言葉を使って2つ答えなさい。
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答え:(例) ①折目正しい時候の挨拶に始まっていた点 ②私を貴女と呼んでいる点 ※順不同
問8
(第5段落・5行目)「日頃気恥ずかしくて演じられない父親」とあるが、具体的にどのような父親の姿のことを言っているのか、本文の中から20字以上25字未満で抜き出して答えなさい。
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答え:(第4段落・2行目)威厳と愛情にあふれた非の打ちどころのない父親
問9
(第9段落・19行目)「おびただしい葉書にきちょうめんな筆で」とあるが、父の書く「きちょうめんな筆」とは具体的にどのようなものか、本文の中から抜き出して答えなさい。
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答え:(第2段落・3行目)一点一画もおろそかにしない大ぶりの筆
問10
(第9段落・2行目)「妹は、まだ字が書けなかった。」とあるが、その妹の様子を知るために父が考えた方法を、本文の言葉を使って説明しなさい。
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答え:(例)自分宛の宛名を書いた葉書を用意し、元気な日はマルを書いて、毎日一枚ずつポストに入れさせる
【解説】「自分宛の宛名を書いた葉書」を持たせたり、用意したこと、「元気な日はマルを書く」こと、「毎日一枚ずつポストに入れる」という内容を全て含んでいるかどうかがポイント。
問11
母の、下の妹への愛情が読み取れる行動を「〜こと」と続くように本文の言葉を使って答えなさい。
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答え:(例)当時貴重品になっていたキャラコで肌着を縫って名札を付けたこと
【解説】当時貴重品になっていたキャラコを使って肌着を縫ったことから、貴重品を使ってまで妹のために肌着を用意する母の愛情が読み取れる。(「名札を付けた」という内容が含まれていなくても正解とされる場合もあるが、書いた方が安心。)
問12
(第11段落・5行目)「威勢のいい赤鉛筆の大マル」とあるが、それとは対照的に書かれている言葉を本文の中から抜き出して答えなさい。
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答え:(第12段落・9行目)情けない黒鉛筆の小マル
問13
妹が「威勢のいい赤鉛筆の大マル」を書いた理由として、最も適切なものを次の中から選びなさい。
ア:まだ小さい妹は、学童疎開をまるで遠足のように楽しいものと思ってはしゃいでいたから
イ:初めての土地で不安を感じていた中、地元婦人会が歓迎してくれて安心したから
ウ:まだ小さい妹を心配していた父と母を、早く安心させたかったから
エ:東京ではなかなか食べられないようなご馳走を食べることができたから
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答え:エ
問14
(第12段落・9行目)「次の日からマルは急激に小さくなっていった。」とあるが、その理由として適切ではないものを次の中から選びなさい。
ア:毎日葉書を父のもとへ送るのが面倒になったから
イ:家族と離れて暮らすのが寂しくなったから
ウ:贅沢な食事は初日だけで、だんだんと食べ物が粗末になっていったから
エ:母のように自分のことを気にかけてくれる存在がいなかったから
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答え:ア
【解説】イは、まだ幼い妹が、ただひとり家族と離れて暮らすことを考えると、寂しさを感じるであろうことが分かる。
ウは、上の妹が様子を見に行った時に、下の妹が梅干しの種をしゃぶっていたことや、帰ってきた妹がやせていたことから、疎開先での食生活が粗末であったことが読み取れる。
エは、母が迎えに行った時に、しらみだらけの頭であったことから、体調や衛生状態をあまり気にかけてもらえていなかったことが読み取れる。対して、アに関しては、本文からは読み取ることができない。
問15
上の妹が下の妹に会いに行った時について、それはどのような頃か、「〜頃」と続くように、本文の言葉を使って答えなさい。
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答え:(例)情けない黒鉛筆の小マルが、ついにバツに変わった頃
【解説】妹から送られてくる葉書の内容が、「ついにバツに変わった」ということが書かれているかどうかがポイント。
問16
(第13段落・11行目)「種をぺっと吐き出して泣いたそうな。」とあるが、妹がそのようにしたときの気持ちとして最もふさわしいものを次の中から選びなさい。
ア:姉の姿を見て、安心するとともにずっと抱えていた不安を吐き出した
イ:これからは姉と一緒にいられると思い、心から安心して喜んでいる
ウ:なかなか様子を見に来ない姉に不満をもち、腹を立てていた
エ:種をしゃぶるなど行儀がわるいと叱られると思い慌てていた
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答え:ア
問17
(第14段落・13行目)「まもなくバツの葉書も来なくなった。」とあるが、その理由を「〜から」と続くように本文の言葉を使って答えなさい。
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答え:(例)百日ぜきをわずらって、寝かされていたから
【解説】「葉書を出せない理由」なので、「百日ぜきをわずらっていた」ことと、「寝かされていた」ことが書かれているかがポイント(「寝かされていたこと」は、書かれていなくても正解になる場合もあるが、書いたほうが安心。)「しらみだらけの頭」や、「三畳の布団部屋」は、「葉書を出せない理由」とは言い切れない。
問18
(第15段落・15行目)「妹が帰ってくる日、私と弟は家庭菜園のかぼちゃを全部収穫した。」とあるが、その理由を「〜ため」と続くように本文から書き抜いて答えなさい。
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答え:妹を喜ばせるため
問19
疎開先から帰ってくる下の妹への父の愛情が読み取れる、父の行動を、本文から3つ抜き出して答えなさい。
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答え: (第15段落・16行目)①何も言わなかった(第16段落・1行目) ②はだしで表へ飛び出した(第16段落・3行目) ③声を上げて泣いた ※順不同
【解説】 ①は、普段であれば、家庭菜園のかぼちゃで小さいものに手をつけると叱るところを「何も言わなかった」ということは、妹を喜ばせたいという「私」や「弟」と同じ気持ちだったことが読み取れる。 ②は、靴を履く時間が惜しいほど、早く妹に会いたい気持ちが読み取れる。
問20
(第16段落・4行目)「私は父が、大人の男が声を立てて泣くのを初めて見た。」とあるが、この時の「私」の気持ちを表すものとして、最も適切なものを次の中から選びなさい。
ア:大人の男で、ましてや暴君であった父が声を立てて泣く姿に、戸惑いと焦りを感じている
イ:暴君と思っていた父が声を立てて泣く姿に、違和感と情けなさを感じている
ウ:暴君と思っていた父の子供に対する愛の深さに、驚き感銘を受けている
エ:暴君と思っていた父の妹への思いの深さに、衝撃と疎外感を感じている。
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答え:ウ
問21
「字のない葉書」の主題として、最も相応しいものを次の中から選びなさい。
ア:戦時中における人々の生活の辛さと、幼い子供たちの苦しみ
イ:勝手とばかり思っていた父の、子供たちに対する本当の思い
ウ:幼いながらも苦境を耐えた、妹の強さ
エ:厳しい父と辛い戦争に対する「私」の怒り
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答え:イ
問22
次の言葉の意味として、正しい組み合わせのものを全て選びなさい。
ア:三日にあげず・ときどき
イ:おろそか・いい加減
ウ:こそばゆい・気持ちが悪い
エ:晴れがましい・誇らしい
オ:折目正しい・堅苦しい
カ:いつとはなしに・わざとではなく
キ:不憫・不適切
ク:命からがら・かろうじて
ケ:おびただしい・非常に多い
コ:かさ高・高価な
サ:はしゃぐ・待ちわびる
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答え:イ・エ・ク・ケ
【解説】三日にあげずは「たびたび」、こそばゆいは「恥ずかしい・くすぐったい」、折目正しいは「常識的な・きちんとした」、いつとはなしには「いつだか分からず・いつの間にか」、不憫は「可哀想」、かさ高は「かさばる」、はしゃぐは「調子にのって騒ぐ」という意味。
わからない問題があったら、「字のない葉書」解説ページをチェックしよう!
運営者情報
ゆみねこ
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青山学院大学教育学科卒業。TOEIC795点。2児の母。2019年の長女の高校受験時、訳あって塾には行かずに自宅学習のみで挑戦することになり、教科書をイチから一緒に読み直しながら勉強を見た結果、偏差値20上昇。志望校の特待生クラストップ10位内で合格を果たす。
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すごくわかりやすくてテストの点数が20点もあげることができました。ありがとうございます。
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どーーも
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いつもありがとうございます
このページのPDFが表示されずに違うページへジャンプしてしまうので
確認いただけたら嬉しいです! -
めっちゃいい
わかりやすいし、学校の問題集で出てこない問題があるので応用に使ってます。
今回のテストで初めて使ったので結果が楽しみです。
ありがとうございますorz -
とてもよかったです。
国語の試験勉強に使っています。こらからもお願いします。 -
ものすごく参考になりました!!!!
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ありがとうございます。
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とても勉強になりました。
問題も分かりやすくかかれて、解説もちゃんと書かれていて
読みやすかったです。
またこのゆみねこさんの問題集を活用したいと思います。 -
条件作文の書き方教えて頂きたです> ̫<
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分かりやすいです!
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分かりやすかったです!
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猫かわいい
すごくわかりやすくてテストの点数が20点もあげることができました。ありがとうございます。