「古文重要単語」重要単語一覧と効率的な覚え方【共通テスト対策】
共通テスト対策として必須の重要な古文単語を一覧でまとめているよ。
古文を勉強していく際にもっとも重要となるのが「古文単語」と「古典文法」。
英語の長文を読んでいく際に英単語を知っていなければ読めないように古文も古文単語を知らなければ文章が読めないんだ。
「古文単語なんて、呪文みたいで覚えられない!」そんなふうに思っていませんか?
実は、古文単語は1000年前の先輩たちが使っていた「生きた言葉」なんです。今の私たちが使う言葉のルーツを知ると、「あ、これって今の〇〇と同じじゃん!」という発見がたくさんあります。
そこでここでは古文単語の中でも重要な単語と、単なる丸暗記ではなく、「言葉の成り立ち」や「イメージ」を使った古文単語の覚え方について紹介していくよ。
これを見れば、古文の世界がぐっと身近になるはずだよ!

重要な「古文単語」の問題に挑戦できるドリルがあるよ。
古文単語の意味として適切なものを選択肢から選ぼう!
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古文単語の効率的な覚え方とは
古文の単語を覚えていく際には、最終的には単語帳や一覧表を見て覚えていくことにはなるんだけれど、これだけをただ眺めていても効率的に覚えていくことにはできないよね。
まずは古文単語の効率的な覚え方について紹介していくよ。
現代語と違う意味に注意する
「古文」とはいえ日本語なので、現在と同じ意味で使われている単語も存在しているよ。
もちろんそういう単語は特に問題ないのだけれど、注意しなければならないのが現代語と違う意味の単語。
現代語と違う意味の古文単語は、イメージがしにくいこともあって覚えにくくいし、間違いやすいものになってしまっているんだ。
例えば「ありがたし」という単語。
現在でいえば「ありがたい、うれしい」といった意味で使用されているね。
でも元々は「有り」と「難し」を合わせて、「有り難し」つまり「あることが難しい」という意味になって、そこから「珍しい、めったにない」という意味になっているんだ。
さらに「めったにない」という意味が発展して「めったにないほど優れている」「めったにないほど畏れ多い」という意味でも使用されるようになっていったんだ。
このように現代語と違う意味で使用されているものについては要注意だよ。
覚えていく際には字だけの意味ではなくイメージを優先させる
単語を覚えていく際に現代語訳だけを丸暗記しようとしてもなかなか覚えにくいものだよね。
単語を覚える際には丸暗記するのではなく、その言葉のイメージを優先させていくことで覚えやすくなるよ。
例えば「あはれ」という言葉があるね。
現在は「かわいそう、悲惨」という意味で使うことが多い言葉だけれど、古文ではいくつもの意味があるんだ。
- しみじみとして趣深い、風情がある、情緒がある
- いとしい、かわいい、情愛が深い
- 素晴らしい、優れている、上手だ
- かわいそうだ、気の毒だ
という意味。
「素晴らしい」と「かわいそう」ではまったく違う意味のように感じるよね。
でも、これは結果だけを見ているために起こる発想なんだよ。
もともと「あはれ」は「しみじみとした感情」を感じるというもの。
趣深いものを見たとき、深い情愛を感じたとき、素晴らしいものを見たときに「しみじみと感じ入って」あはれと感じたというように考えればイメージしやすくなるよ。
このように現代語訳だけを丸暗記するのではなく、その単語のもともとの意味や感覚をイメージすることで覚えやすくなっていくというわけだね。
ここでは、重要単語をまとめるうえで、現代とは違う意味で使われていたのがどうしてかまで紹介しているよ。
その意味で使われるようになった背景が分かれば、スラスラと頭に入りやすくなるね。
古文単語は共通テストや大学受験の際でも、英単語ほどの数を覚える必要はないよ。
しかも、その中でも頻出のものはある程度限られているんだ。
そこでここでは品詞別に重要な単語を一覧にしていくよ。
現代でも一般的に使うことばなのに、現代とは違う意味で使われるものを太字にしているので、よく確認しよう。
重要な古文単語(動詞)
| 動詞 | 意味 | 覚え方(先生のメモ) |
|---|---|---|
| あそぶ | ➀出かける。歩き回る。 ➁詩歌管弦をして楽しむ。 ③楽しむ。心を慰める。 | 仕事から離れて楽しむのが「遊び」。昔の貴族にとって、一番の楽しみは音楽(管弦)だったんだ。 |
| 逢(あ)ふ・合ふ・会ふ | ➀結婚する ➁出会う ③調和する | 2つ以上のものが「合わさる」イメージ。「男と女が合わさる=結婚する」という意味でよく使われるよ。 |
| いつく | ①身心を清めて神に奉仕する。神をまつる。 ②大切にする。大事に育てる。 | 「斎(いつ)く」と書く。神様に仕えること。そこから、神様のように「大切にする」という意味になったんだ。 |
| 失(う)す | ①無くなる。 ②いなくなる。 ③亡くなる。死ぬ | 存在そのものが「うすく」なって消えてしまうイメージ。「死ぬ」の遠回しな言い方。 |
| 掟(おき)つ | ①きめる。 ②命令する。 ③取り計らう。 | 心に決める→指図する。「掟(おきて)」という名詞を知っていればイメージしやすいね。 |
| 後(おく)る | ①死におくれる。先立たれる。 ②劣る。 | 死ぬのが遅れる、ということ。大切な人に先立たれて、この世に後に残ってしまった悲しさを表すよ。 |
| 怠(おこた)る | ①油断する。 ②過失を犯す。 ③病気が快方にむかう。 | 病気が怠ける(悪さをしなくなる)ことで、体が治るというポジティブな意味でも使うんだ。 |
| 行ふ | ①仏道を修行する。勤行する。 | 古文で「行い」と言えば、ただの動作じゃなくて「仏道修行」のこと。お坊さんのアクションだと思おう。 |
| おどろく | ①はっとして気づく。 ②目がさめる。 | 睡眠中に外からの刺激で「はっ!」とするから、目が覚めるんだ。現代の「びっくり」とは少し違うよ。 |
| 覚ゆ | ①思われる。感じられる。 ②思い出される。 ③似る。 | 「思ふ」+「ゆ(自然と~なる)」。自然と(あの人に)思われてしまうということから、「(あの人と間違えるほど)似る」という意味になったんだ。 |
| かこつ | ①他のせいにする。かこつける。 ②恨みごとを言う。 | 現代語の「かこつける」と同じ。「雨のせいにして(かこつけて)愚痴を言う」というイメージ。 |
| かしこまる | ①恐縮する。 ②わびる。 ③お礼をのべる。 | 相手が偉すぎて「恐れ多い」と感じて、頭を下げるイメージ。謝罪もお礼も、頭を下げるよね。 |
| かしづく | ①大切に育てる。 ②大切に世話をする。 | 「傅く」と書く。人を頭より高い位置に持ち上げて、大切にお世話をするイメージ。 |
| 被(かづ)く | ①頭からかぶる。 ②ほうびとしていただく | 貴族は褒美の着物を肩に掛けて(かぶって)受け取ったことから、「褒美をいただく」という意味に。 |
| 断る・理る・判る | ①判断する。 ②筋道を立てて説明する。 | 「こと(言葉・事)」+「割る(分析する)」。物事を道理に照らし合わせて、説明したり判断したりすること。 |
| 治(し)る | ①治める。領有する。 | その土地を「知る」ことは、そこを「支配する」ことと同じだったんだ。 |
| 慎(つつ)む | ①気がひける。 ②遠慮する。 ③用心する。 | 中身を「包む」イメージ。気持ちを外に出さないように遠慮したり、閉じこもったりすること。 |
| 時めく | ①よい時機に会って栄える。 ②寵愛される。 | まさに「時」の人になる、ということ。時流に乗って栄えている様子。 |
| 眺(なが)む | ①物思いに沈みながらぼんやりと見る。 ②物思いにふける。 | ぼんやりともの思いにふけること。和歌では「長雨(ながめ)」と掛詞(ダジャレ)によくなるよ。 |
| なまめく | ①美しくて若々しく見える。 ②上品で優美なふるまいをする。 | 「生(なま)」は新鮮という意味。若々しくて、みずみずしい美しさのこと。 |
| なやむ | ①病気にかかる。 ②非難する。 | 現代の「悩み」は心の病だけど、昔は「体の病気」や「トラブル」で苦しむことも指したんだ。 |
| にほふ | ①色が美しく照り輝く。 ②赤く色づく。 ③影響が及ぶ。 | 昔は「嗅覚」じゃなくて「視覚」で、色が美しく映えることを言ったんだ。「夕日が匂う」なら夕焼けが綺麗なこと。 |
| 念ず | ①心の中で神仏に祈る。 ②じっと我慢する。 | 「念」は、心の中で祈ること。「口に出さず、心の中で祈る=じっと我慢する」という意味になった。 |
| ののしる | ①大声で騒ぐ。 ②評判が高い。 ③勢いがさかんだ。 | 現代のような「悪口」の意味はないよ。世間がワアワアと騒ぐ→それくらい評判が高い、という意味。 |
| まもる | ①目をはなさないでじっと見つめる。 ②様子をうかがう。 | 「目(ま)」+「守(も)る」。対象から目を逸らさずに、じーっと見守る(見つめる)こと。 |
| 見ゆ | ①見える。感じられる。 ②見せる。見られる。 ③結婚する。 | 昔の女性は、家族以外の男性に姿を見せなかった。「見られる」ということは、結婚相手だということ。 |
| やつす | ①目立たないように姿を変える。 ②出家する。 | 「やつれる」ほど地味な姿にする、ということ。派手な格好をやめて、出家する時などに使う。 |
重要な古文単語(形容詞)
| 形容詞 | 意味 | 覚え方(先生のメモ) |
|---|---|---|
| あいなし | ①おもしろくない。かわいげがない。 ②むやみに | 「合い無し」。その場の雰囲気と合っていない→面白くない、つまらない。 |
| あさまし | ①意外だ。驚いたことだ。 ②あまりのことで情けない。 | あまりの意外さに「あ!」と驚きあきれる感じ。ショックを受けた時に使うよ。 |
| 惜(あたら)し | ①惜しい。もったいない。 ②すばらしい。立派だ。 | 「ああ、足りない(失う)のが惜しい!」という感覚。現代の「新しい」とは全然違うから注意! |
| あぢきなし | ①つまらない。無用だ。 ②にがにがしい。 ③耐え難い。 | 道理に合わなくて「つまらない」。人生なんてあぢきなし(思い通りにいかない)、みたいに使う。 |
| 怪し | ➀不思議だ。 ➁珍しい ③けしからぬ ④見苦しい ⑤卑しい | 「理解できないもの」は「不思議」であり、同時に「不気味」で「身分が低い(理解の外)」ものだったんだ。 |
| 賤(あや)し | ①身分が低い。卑しい。 | ボロ屋や粗末な服などを指す。「怪し」と同じ語源だよ。 |
| あやなし | ①道理に合わない。わけがわからない。 ②むなしくて意味がない。 | 「文(あや)無し」。模様(文)がない→筋道が通っていない→わけがわからない。 |
| あらまほし | ①理想的だ。申し分ない。好ましい。 | 「あら(あり)」+「まほし(~たい)」。こうあってほしい!と思うほど、理想的だということ。 |
| ありがたし | ①めったにない。珍しい。(めったにないほど)すぐれている。 | 「有り難し(あることが難しい)」。めったにないから、素晴らしいし、ありがたいんだ。 |
| いとほし | ①気の毒だ。 ②かわいらしい。 | 見ていて痛々しい(気の毒だ)と思う気持ちが、弱いものを守りたい「かわいらしい」につながるんだ。 |
| いまいまし | ①不吉だ。縁起が悪い。 ②悪い結果をおそれて慎まなければならない。 | 「忌(い)み」と同じ語源。触れてはいけない、不吉で慎むべきこと。 |
| いみじ | ①(よい面にも悪い面にも)程度が甚だしい。ふつうではない。 | 「忌みじ」。恐ろしいほどすごい!というプラスとマイナスの両方で使う。「ヤバい」と同じ感覚。「いみじく~」で「たいそう」と訳すよ。 |
| うしろめたし | ①気がかりだ。不安だ。 ②うしろぐらい。気がとがめる。 | 「後ろ目痛し」。後ろから誰かに見られているようで、心が痛い→気がかりだ、不安だ。 |
| うつくし | ①(肉親に対して)いとしい。 ②(小さい形に対し)かわいらしい。 | 現代語と同じ「きれいだ」という意味もあるけど、古文では特に、小さいものや弱いものを見て「かわいい」と愛でる気持ちが中心だよ。 |
| 要(えう)なし | ①必要がない。役に立たない。 | 「要(よう)」+「無し」。必要がないということ。 |
| おとなし | ①おとなびている。 ②年配で、かしらだっている。 | 「音無し」→静かで落ち着いている→大人びている。あるいはそのまま「大人し」と考えてもOK。 |
| おぼつかなし | ①はっきりしない。 ②疑わしい。 ③気がかりだ。 ④待ち遠しい。 | 「覚束(おぼつか)無し」。はっきりしないから不安だし、はっきりさせたいから待ち遠しいんだ。 |
| おもしろし | ①風情がある。 ②美しい。 ③心楽しい。面白い。 | 「面(おも=目の前)」が「白し(明るくなる)」。目の前がパッと明るくなるような、素晴らしい景色や楽しさを表すよ。 |
| 難(かた)し | ①むずかしい。 | 「ありがたし(あることが難しい)」の「かたし」と同じ。「~しがたい」と現代語でも言うね。 |
| 愛(かな)し | ①身にしみてしみじみと愛しい。 | 切なくなるほど愛しい、かわいい、ということ。「悲しい」と同じ語源だよ。 |
| 辛(から)し | ①ひどい。つらい。 ②あぶない。 | 味が「からい」ような刺激的なつらさ。 |
| 口惜(くちを)し | ①残念だ。くやしい。 ②情けない。つまらない。 | 口に出して言いたくなるほど、悔しい!残念だ!という気持ち。 |
| 心憂(こころう)し | ①つらい。情けない。悲しい。 ②いやだ。不愉快だ。 | 「心」が「憂(う)し(つらい)」。心の底からつらくて情けない状態。 |
| 心なし | ①何の考えもない。 ②思いやりがない。 ③趣きがわからない。 | 「心(思慮や情趣)」が無い。思いやりがない、風流が解らない人のこと。 |
| 心にくし | ①奥ゆかしい。 ②尊敬する値打ちがある。 | 憎らしいほど素晴らしい! ライバルを褒める時の感覚に近いかな。奥ゆかしくて惹かれること。 |
| さうざうし | ①物足りない。心さびしい。 ②満たされない。 | 何もなくてスースーするような寂しさ。「騒々しい」とは逆の意味だから注意! |
| 左右(さう)なし | ①言うまでもない。 ②あれかこれか決まらない。 ③無造作だ。 | 「左右(あれこれ)」考える必要が「無し」。ためらわない、決まっている、ということ。 |
| しるし | ①はっきりしている。明白だ。 ②予想どおりだ。思ったとおりだ。 | 「著(しる)し」と書く。はっきりしていて、その通りだということ。 |
| すさまじ | ①調和がとれない。興ざめだ。 ②殺風景だ。 | 冷え冷えとして寒い(寒々しい)。そこから、期待外れで「興ざめ」な時にも使うよ。 |
| つきづきし | ①似つかわしい。ふさわしい。 | 「付く」が語源。その場にぴったりとくっつく(マッチする)様子。 |
| なつかし | ①親しみやすい。心ひかれる。 ②慕わしい。 | 「なつく」が語源。ペットが懐くように、そばに寄りたい、親しみやすいということ。 |
| なまめかし | ①若々しい。 ②優美だ。 ③つやっぽい。 | 動詞「なまめく」と同じ。「生(なま)」の新鮮さと、上品な美しさ。 |
| はかなし | ①これということもない。取るに足らない。 ②長く生きない。 | 「墓無し」とも言われる。頼りなくて、すぐに消えてしまいそうな様子。 |
| はしたなし | ①間が悪い。具合が悪い。 ②どちらつかずだ。 | 「端(はした)」は端っこのこと。中途半端で、きまりが悪い状態。 |
| はづかし | ①こちらが気がひけるくらい相手がすぐれている。 ②気がひける。 | 相手が立派すぎて、自分が「恥ずかしい」と思ってしまうほどだ、ということ。 |
| まめまめし | ①実用的だ。 ②いかにも実直だ。 | 「まめ(誠実・実用)」がいっぱい。すごく真面目、すごく実用的。 |
| むつかし | ①わずらわしい。 ②気味が悪い。 ③気が晴れない。 | 赤ちゃんが「むずかる」の語源。不快でうっとうしい、嫌な感じ。 |
| めざまし | ①気に食わない。心外だ。あきれたさまだ。 ②驚くほどすばらしい。 | 「目が覚める」ほどすごい! 悪い意味なら「あきれる」、良い意味なら「すばらしい」。 |
| めでたし | ①すばらしい。美しい。立派だ。 ②喜ばしい。 | 「愛(め)づ(褒める)」+「痛し(甚だしい)」。思いっきり褒めたいほど素晴らしい! |
| ものぐるほし | ①気がおかしくなってくる。異常な感じがする。 | 「物(霊)」が取り憑いて「狂う」ようになりたい。正気じゃない感じ。 |
| やむごとなし | ①捨てておけない。大切だ。 ②並みひととおりではない。 ③高貴だ。尊い。 | 「止む事無し」。そのままにしておけない、放っておけないほど高貴で特別な人。 |
| ゆかし | ①見たい、聞きたい。知りたい。 ②心が強くひかれる。 | 「行く欲し(行きたい)」が語源。行って見たい、知りたい!という好奇心。 |
| よしなし | ①仕方がない。 ②関係がない。 ③思慮・分別がない。 | 「由(よし=理由・縁)」が無い。理由がないから「つまらない」、縁がないから「関係ない」。 |
| らうたし | ①(見た目に)かわいらしい。 ②(精神的に)いとしい。 | 「労(いた)はし」が変化した言葉。苦労して世話をしてあげたいほど、かわいい。 |
| わびし | ①がっかりする。 ②やりきれない。 ③心細い。 ④つまらない。 | 「わびさび」の「わび」。貧しくて思い通りにならず、つらい状態。 |
| わろし | ➀よくない ➁美しくない ③上手でない ④貧しい 対義語:よろし | 「悪(あ)し」ほど悪くはないけど、良くはない(イマイチだ)。 |
| をかし | ①趣がある。面白い。 ②美しい。 ③かわいい。 ④こっけいだ。 | 知的で明るい興味。「あはれ(しみじみ)」とは対照的な「おもしろい!」という感覚。 |
重要な古文単語(形容動詞)
| 形容動詞 | 意味 | 覚え方(先生のメモ) |
|---|---|---|
| あからさまなり | ①急だ ➁ほんのちょっとだ。かりだ。 ③(下に打消を伴う場合)ちっとも ④露骨だ | 「明ら様」と書く説が有力。急にパッと明るみに出る様子から「急だ」。そこから「(急で一時的なことなので)ほんのちょっと」という意味にもなったんだ。 |
| あてなり | ①身分が高い。高貴だ。 ②上品だ。優雅だ。 | 「貴(あて)なり」。高貴で上品な様子。「あてやか」とも言うね。 |
| あながちなり | ①強引だ。一方的だ。 ②いちずだ。ひたむきだ。 | 自分の気持ちを「強引」に押し通すこと。一途すぎるのも、ある意味強引だよね。 |
| あはれなり | ①しみじみと心うたれる。感慨深い。趣が深い。いとしい。気の毒だ。 | 「ああ」というため息が出るような、しみじみとした深い感動。 |
| あらはなり | ①丸見えだ。 ②はっきりしている。明白だ。 | 「露(あら)わなり」。隠れずに丸見えの状態。 |
| いたづらなり | ①無駄だ。役に立たない。 ②むなしい。 ③何もすることがない。 | 役に立たないこと。死んで虚しくなることを「いたずらになる」と言ったりする。 |
| おぼろけなり | ①並みだ。ありきたりだ。 ②格別だ。並々でない。 | 「おぼろ(ぼんやり)」としているから「普通」。「おぼろけならず(普通じゃない)」の形で「格別だ」と訳すことが多いよ。 |
| きよげなり | ①(人の姿などが)美しい ②(服装などが)見た目にいかにもきれいだ。 | 「清らなり(最高級の美)」に比べると、小奇麗でさっぱりとした美しさ。 |
| さらなり | ①言うまでもない。もちろんである。 | 「言へばさらなり(言うと今更だ)」の略。言うまでもない、当然だ。 |
| すずろなり | ①わけもない。何となく・・・だ。 ②みやみやたらだ。 ③思いがけない。 | 「漫(そぞ)ろ」。「そぞろ歩き」って言うよね。あてもなくフラフラする感じ→わけもない、思いがけない。 |
| せちなり | ①痛切だ。切実だ。並々でない。 ②無理やりだ。いちずだ。 | 「切(せつ)なり」。大切、切実。「ひたすら」と訳すこともあるよ。 |
| つれづれなり | ①することがなくて退屈だ。手持ち無沙汰だ。所在ない。 | 変化がなくて、時間が長く続くこと。「連れ」がいないから退屈、と覚えてもいいかも? |
| なほざりなり | ①いいかげんだ。おろそかだ。 ②ちょうどよい。あっさりしている。 | そのまま放っておくこと。現代語の「なおざりにする」と同じ。 |
| なめげなり | ①無礼だ。失礼だ。 | 「なめし(無礼だ)」+「げ(様子)」。失礼な態度。 |
| ねむごろなり | ①熱心だ。丁寧だ。 ②親しみあっている。むつまじい。 | 現代語の「懇(ねんご)ろ」。「ねんごろに看病する」のように、心がこもっている様子。 |
| はつかなり | ①かすかだ。ほのかだ。ほんの少しだ。 | 「僅(はつ)か」。ほんのちょっと。「二十日(はつか)」と掛け言葉になることも。 |
| まめやかなり | ①まじめだ。誠実だ。 ②本式だ。本格的だ。 | 「まめ(誠実)」がいっぱい。本当に真面目、本格的。 |
| みそかなり | ①こっそりする。ひそかにする。 | 「密(みそ)か」。誰にも見られないようにこっそりすること。「みそかごと(秘密)」のミソ。 |
| むげなり | ①まったくひどい。最低だ。 ②身分が低い。無教養だ。 | 「無下なり」。これより下が無い→最低最悪だ。 |
重要な古文単語(副詞)
| 副詞 | 意味 | 覚え方(先生のメモ) |
|---|---|---|
| あまた | ①たくさん。数多く。 ②非常に。ずいぶん。 | 「余(あま)た」。余るほどたくさんあるということ。 |
| いつしか | ①いつのまにか。早くも。 ②いつか。早く。 | 「いつのまにか」変わっていたり、「いつ(実現するの)か?」と待ちわびて「早く!」と思ったりすること。 |
| かたみに | ①互いに。めいめい。 | 「形見」ではないよ。「片身(お互いが片方ずつ)」だから「互いに」。 |
| げに | ①いかにも。なるほど。 ②まことに。実に。 | 漢字で書くと「実に」。本当にその通りだ、ということ。 |
| さながら | ①そのまま。もとのまま。 ②すべて。そっくり。 | 「さ(そう)」+「ながら(まま)」。そのまま全部、という意味。 |
| なかなか | ①なまじっか。 ②かえって。むしろ。 | 中途半端なこと。「なかなか~しないほうがマシだった(かえって~しないほうがよかった)」のように使う。 |
| なべて | ①一般に。総じて。おしなべて。 ②なみひととおり。ふつう。 | 「並べて」。一列に並べるとデコボコが無くて「普通」「一般的」になるよね。 |
| ひねもす | ①一日中。終日。 | 「日(ひ)」+「寝(ね)」+「すがら(一日中)」。あるいは「日」が「(暮れずに)ある」でもOK。 |
| やうやう | ①だんだん。しだいに。 ②かろうじて。やっと。 | 「ヨーソロ」のヨー。ゆっくりと進む様子。「ようやく」の語源。 |
| やがて | ①とりもなおさず。そのまま。 ②すぐに。ただちに。 ③同時に。連続して。 | 現代語の「将来(やがて)」とは違う! その状態がずっと続くから「そのまま」、時間的に続けば「すぐに」。 |
重要な古文単語(名詞)
| 名詞 | 意味 | 覚え方(先生のメモ) |
|---|---|---|
| あそび | ①管弦(音楽)の遊び。詩歌を作ったりすること。 | 貴族にとっての「遊び」は、音楽や詩歌を楽しむ優雅な時間のこと。 |
| うつつ | ①現実。生きている状態。 ②眠っていない状態。目が覚めているさま。 | 「うつ」は「写(うつ)」。夢ではなく、現実に存在している(写っている)もの。 |
| かたち | ①容貌。顔だち。 ②姿。外形。 | 物の形だけじゃなく、人の「容貌(顔立ち)」を指す重要語。「形を変ふ」で出家するという意味にもなる。 |
| 心づくし | ①物思いをして、いろいろと気をもむこと。 | 心を「尽くす」。あれこれ考えて、心がすり減ってしまうこと。 |
| 理(ことはり) | ①ものの道理。 ②理由。 | 「断る(説明する)」の名詞形。もっともな理由、道理のこと。「ことわりなり」で「もっともだ」。 |
| 験(しるし) | ①神仏の霊験。御利益。 ②目じるし。 | お祈りの効果(ききめ)がはっきりと「著(しる)く」出ること。 |
| つとめて | ①早朝。 ②(前夜に何かがあって)その翌朝。 | 朝の勤行(おつとめ)をする時間=早朝。「早朝」か「翌朝」かは文脈で判断! |
| 年ごろ | ①数年の間。 ②長年の間。 | 「頃(ごろ)」と言いつつ、数年~長年という長い期間を指すから注意! |
| 文(ふみ) | ①手紙。 ②書物。 ③漢詩文。 ④学問。 | 「文(ふみ)」。手紙だけじゃなく、漢文の書物や学問そのものを指すこともあるよ。 |
| ふるさと | ①旧都。旧跡。 ②生まれ故郷。 ③なじみの土地。 | 「古(ふる)い里」。昔馴染みのある土地や、昔都があった場所のこと。 |
| 行幸(みゆき) | ①天皇の外出。(「御幸」は上皇・法皇・女院の場合) | 天皇がお出かけになって、幸せを運ぶイメージ。「御幸(ごこう)」との使い分けに注意。 |
| 世(の中) | ①男女の仲。夫婦仲。 ②この世。 ③世間。 ④身の上。 | 「世の中」と言えば、古文では特に「男女の仲」を指すことが多い。色恋沙汰も「世の中」の大事な一部なんだ。 |
まとめ
古文単語の中でも重要な単語を紹介したよ。
こういった単語は単語帳なども数多く販売されているので、それらの中で自分が見やすいものを選んでいくと良いね。
運営者情報
檜垣 由美子(ゆみねこ)
詳しいプロフィールを見る
青山学院大学教育学科卒業。TOEIC795点。2児の母。2019年の長女の高校受験時、訳あって塾には行かずに自宅学習のみで挑戦することになり、教科書をイチから一緒に読み直しながら勉強を見た結果、偏差値20上昇。志望校の特待生クラストップ10位内で合格を果たす。 ※サイト全体の運営実績についてはこちらにまとめています。

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わろしはどこにはいりますか?



良かった!