「高瀬舟」テスト練習問題と過去問まとめ①
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中学3年国語「高瀬舟」のテストで良く出る問題をまとめています。
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「高瀬舟①」
テスト対策問題
以下の本文の部分について、問1〜10に答えなさい。
高瀬舟は京都の高瀬川を上下する小舟である。徳川時代に京都の罪人が遠島を申し渡されると、本人の親類が牢屋敷へ呼び出されて、そこでいとまごいをすることを許された。それから罪人は高瀬舟に乗せられて、大阪へ回されることであった。それを護送するのは、京都町奉行の配下にいる同心で、この同心は罪人の親類のうちで主だった一人を、大阪まで同船させることを許す慣例であった。これは上へ通ったことではないが、(4)いわゆる大目に見るのであった、黙許であった。
当時、(5)遠島を申し渡された罪人は、もちろん重い科を犯したものと認められた人ではあるが、決して盗みをするために人を殺し火を放ったというような、(ア)獰悪な人物が多数を占めているわけではない。高瀬舟に乗る罪人の過半は、いわゆる心得違いのために、思わぬ(イ)科を犯した人であった。ありふれた例を挙げてみれば、当時、相対死といった情死を図って、相手の女を殺して、自分だけ生き残った男というような類いである。
そういう罪人を乗せて、(ウ)入相の鐘の鳴る頃にこぎ出された高瀬舟は、黒ずんだ京都の町の家々を両岸に見つつ、東へ走って、加茂川を横切って下るのであった。この船の中で、罪人とその親類の者とは夜通し身の上を語り合う。(6)いつもいつも悔やんでもかえらぬ繰り言である。護送の役をする同心は、そばでそれを聞いて、罪人を出した(エ)親戚眷族の悲惨な境遇を細かに知ることができた。所詮町(オ)奉行所の白洲で表向きの(カ)口供を聞いたり、役所の机の上で口書を読んだりする役人の、夢にもうかがうことのできぬ境遇である。
同心を勤める人にもいろいろの性質があるから、このときただうるさいと思って、耳を覆いたく思う冷淡な同心があるかと思えば、また、しみじみと人の哀れを身に引き受けて、役柄ゆえ(キ)気色には見せぬながら、無言のうちにひそかに胸を痛める同心もあった。場合によって非常に悲惨な境遇に陥った罪人とその親類とを、特に心弱い、涙もろい同心が(ク)宰領してゆくことになると、その同心は不覚の涙を禁じ得ぬのであった。
そこで、高瀬舟の護送は、町奉行所の同心仲間で(7)不快な職務として嫌われていた。
問1
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問2
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【ア】どうあく
【イ】とが
【ウ】いりあい
【エ】しんせきけんぞく
【オ】ぶぎょう
【カ】こうきょう
【キ】けしき
【ク】さいりょう
問3
イ:命乞い
ウ:別れの挨拶
エ:言い訳
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問4
イ:言葉にせずとも皆が了承していること
ウ:知りつつも、知らないふりをして許すこと
エ:何も言えずに許さざるを得ないこと
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問5
イ:勉強不足
ウ:わがまま
エ:信仰不足
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問6
イ:思わず
ウ:恥ずかしい
エ:覚悟が足りない
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問7
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問8
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【解説】「獰悪な人物」は、「多数を占めていたわけではない」と書かれている。「高瀬舟に乗る罪人の過半は、いわゆる心得違いのために、思わぬ科を犯した人」とあることから、「思わぬ科を犯した人」が答えとなる。「過半」は、半分以上のこと。
問9
イ:離島へ流されてしまうことを悔やみ、帰りたいと繰り返し訴える
ウ:親類から罪人が出てしまったことを悔やみ、愚痴を繰り返す
エ:悔やんでいながらも、皆変わりばえのない話が繰り返される
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【解説】「繰り言」とは、不平不満や愚痴を繰り返すこと。後に「罪人を出した親戚眷族の悲惨な境遇」とあることから、親類から罪人が出てしまうと、悲惨な境遇となるということが分かる。そのため、「繰り言」は、同船している親類と罪人が、「思わぬ科」を犯してしまったことを悔やみ、取り返しがつかないと思いながらも愚痴を繰り返していると考えられる。
問10
イ:罪人と親類の身の上話がうるさいから。
ウ:罪人と親類の身の上話に心を痛めてしまうから
エ:親戚を同船させることは、上へ通ったことではないから
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※順不同
【解説】アは、想像できる内容ではあるが、本文から読み取れる内容ではない。エは、本文に書かれている内容ではあるが、親類を同船させることは、上へ通ったことではないものの、慣例であり、黙許されているので、不快な職務として嫌われる理由にはならない。
以下の本文の部分について、問11〜21に答えなさい。
いつの頃であったか。たぶん江戸で白川楽翁侯が(ア)政柄を執っていた寛政の頃ででもあっただろう。知恩院の桜が入相の鐘に散る春の夕べに、これまで類のない、珍しい罪人が高瀬舟に乗せられた。
(10)それは名を喜助といって、三十歳ばかりになる、住所不定の男である。もとより牢屋敷に呼び出されるような親類はないので、舟にもただ一人で乗った。
護送を命ぜられて、いっしょに舟に乗り込んだ同心羽田庄兵衛は、ただ喜助が弟殺しの罪人だということだけを聞いていた。さて牢屋敷から(イ)桟橋まで連れてくる間、この(ウ)痩せ肉の、色の青白い喜助の様子を見るに、いかにも神妙に、いかにもおとなしく、自分をば公儀の役人として敬って、何事につけても逆らわぬようにしている。しかもそれが、罪人の間に往々見受けるような、温順をよそおって権勢にこびる態度ではない。
庄兵衛は不思議に思った。そして舟に乗ってからも、単に役目の(エ)表で見張っているばかりでなく、絶えず喜助の拳動に細かい注意をしていた。
その日は暮れ方から風がやんで、空一面を覆った薄い雲が月の輪郭をかすませ、ようよう近寄ってくる夏の暖かさが、両岸の土からも、川床の土からも、もやになって立ち上るかと思われる夜であった。下京の町を離れて、(11)加茂川を横切った頃からは、辺りがひっそりとして、ただ、へさきに(オ)割かれる 水のささやきを聞くのみである。
夜舟で寝ることは罪人にも許されているのに、喜助は横になろうともせず、雲の濃淡にしたがって、光の増したり減じたりする月を仰いで黙っている。(12)その額は晴れやかで、目にはかすかな輝きがある。
庄兵衛はまともには見ていぬが、終始、喜助の顔から目を離さずにいる。そして、(13)不思議だ、不思議だと、心の内で繰り返している。それは喜助の顔が、縦から見ても、横から見ても、いかにも楽しそうで、もし役人に対する気兼ねがなかったなら、口笛を吹き始めるとか、鼻歌を歌い出すとかしそうに思われたからである。
庄兵衛は心の内に思った。これまで、この高瀬舟の宰領をしたことは(カ)幾度だかしれない。しかし乗せてゆく罪人は、いつもほとんど同じように、目も当てられぬ気の毒な様子をしていた。それに、この男はどうしたのだろう。(キ)遊山船にでも乗ったような顔をしている。罪は弟を殺したのだそうだが、よしや、その弟が悪いやつで、それをどんな行きがかりになって殺したにせよ、人の情としていい心持ちはせぬはずである。この色の青い痩せ男が、その人の情というものが全く欠けているほどの、世にもまれな悪人であろうか。どうも、そうは思われない。ひょっと気でも狂っているのではあるまいか。いやいや。それにしては、何一つつじつまの合わぬ言葉や拳動がない。この男はどうしたのだろう。庄兵衛がためには、(15)喜助の態度が考えれば考えるほどわからなくなるのである。
問11
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【ア】せいへいをとっていた
【イ】さんばし
【ウ】やせじし
【エ】おもて
【オ】さかれる
【カ】いくたび
【キ】ゆさんぶね
問12
イ:とても奇妙な様子
ウ:美しい振る舞い
エ:不思議な様子
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問13
イ:久しぶりに
ウ:まれに
エ:しばしば
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問14
イ:あたたかい
ウ:さからわない
エ:わかりやすい
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問15
イ:気が向かない
ウ:心配がない
エ:気が利かない
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問16
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問17
イ:しずかさ
ウ:気味のわるさ
エ:さわやかさ
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問18
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問19
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【解説】「何を」と聞かれているので、「〜こと」という形で答えよう。
問20
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・その弟が悪いやつ
・世にもまれな悪人
・気でも狂っている
※順不同
問21
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青山学院大学教育学科卒業。TOEIC795点。2児の母。2019年の長女の高校受験時、訳あって塾には行かずに自宅学習のみで挑戦することになり、教科書をイチから一緒に読み直しながら勉強を見た結果、偏差値20上昇。志望校の特待生クラストップ10位内で合格を果たす。 ※サイト全体の運営実績についてはこちらにまとめています。

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コメントありがとうございます。
「気色」の読み方の問題のことでしょうか?
「気色」は、「きしょく」と「けしき」2通りの読み方があり、
「きしょく」の場合は、顔色や気分のこと、「けしき」の場合は、何かが起ころうとする様子やそぶりのことを意味します。
高瀬舟で登場している「気色」は、「けしき」となっております。
もし違う部分のことでしたら申し訳ありません。
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やせにく ではなくて やせじし なのでは?
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大変失礼いたしました。
おっしゃるとおり、「やせじし」が正しいです。
ご指摘いただき大変助かりました。
有難うございます。
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テストでいつも助かってます
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ありがとうございます。いつもはいってませんでしたが、毎回お世話になります
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まほさん
いつも使っていただいて嬉しいです!!
こちらこそありがとうございます。
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気色のやつたぶんちがいます