中学2年国語

「アイスプラネット」あらすじと要点・ポイントを解説!【テスト対策】中学2年国語

アイスプラネットのストーリー漫画のイラスト

中学2年国語で学ぶ「アイスプラネット」について、そのあらすじとテストで必要になるポイントを解説するよ。

中学2年国語
「アイスプラネット」

目次【本記事の内容】

テスト対策の練習問題のページもあるので、力試しにチャレンジしてみてね。

熊と男の子が勉強しているイラスト
中学2年国語テスト対策問題「アイスプラネット」テストで出る問題を確認しよう!中学2年国語「アイスプラネット」のテストに良く出る問題をまとめています。クリックすると答えが表示されるので、実力だめしや練習にピッタリで...

「アイスプラネット」
あらすじ

中学生である「僕」の家には、母の弟であるおじさんが「いそうろう」していた。
おじさんはいつも「ぐうたら」しているので、「ぐうちゃん」というあだ名で呼ばれていた。

「ぐうちゃん」は、学生の頃に外国のいろんな所を旅していて、そんな「ぐうちゃん」の話は文句なしにおもしろく、「僕」はよく「ぐうちゃん」の部屋へ行って「ほら話」を聞いていた。

アイスプラネットのストーリー漫画のイラスト

そんなある日、「ぐうちゃん」がしてくれたのは、馬を飲み込むアナコンダ、3メートルのナマズ、北極にあるという「アイスプラネット」という氷の惑星の話。

さすがにとんでもなさすぎる「ほら話」だったので、中学生である僕をなめているとしか思えなかった。
けれど、僕はついそのとんでもない「ほら話」を、学校の友人にしてしまった。

友人もやはり、信じられないと「証拠の写真を見せろ」と言ってきた。
僕は、家に帰るとぐうちゃんに証拠の写真を見せるようにいったが、「紙焼きにしたら見せてあげる」とはぐらかされてしまった。

僕の人生を全面的にからかわれたと感じた僕は、ぐうちゃんと距離を置いていく。

そのうち、ぐうちゃんは旅費がたまったから、とまた外国へ旅に出てしまうことになった。また「ぐうちゃんのほら話しを聞きたいな」と思いはじめていた僕はショックを受け、思わず「勝手に行けばいいじゃないか」と言ってしまう。

2度とぐうちゃんの部屋に行かなくなった僕。
とうとう、ぐうちゃんが旅に出てしまう日がきた。
何も言えず見送る僕に笑いかけ、手を握りしめ、ぐうちゃんは出て行ってしまった。

「ほらばっかりだったじゃないか」と僕は思った。

4ヶ月後、ぐうちゃんから僕に手紙が届く

「若いうちにたくさん勉強をして、いっぱいの「不思議アタマ」になって、世界に出かけるとおもしろい。世界は楽しいこと、悲しいこと、美しいことで満ち満ちている。誰もが一生懸命生きている。それを自分の目で確かめてほしい」という言葉とともに、そこには人間の倍ぐらいあるナマズの写真と、そして北極の海に浮かぶアイスプラネットの写真があった

「アイスプラネット」テスト対策ポイント

「アイスプラネット」のテスト対策ポイント

①「僕」のおじさんである「ぐうちゃん」がどういう人物かについて理解しておこう。

②「ぐうちゃん」に対して、「僕」や家族がどう思っているかの心情を理解しておこう。

③「ぐうちゃん」が「僕」の家を出て行った後、そして「ぐうちゃん」から手紙が届いた時の「僕」の気持ちの変化を理解しよう。

くまごろう
くまごろう
「アイスプラネット」で大切なのは、「人物像」をしっかり理解することと、登場人物のこまかい「気持ち」について理解することだよ。

テスト対策ポイント①
「ぐうちゃん」の人物像について

「ぐうちゃん」と「僕」の関係は?

アイスプラネットの人物相関図のイラスト

ぐうちゃんは、語り手である「僕」の、お母さんの弟。
ぐうちゃんと「僕」は、「おじさん」と「おいっ子」だね。

ぐうちゃんは、「僕」の家に「いそうろう」しているよ。
「いそうろう」というのは、「他人の家に住んで、食べさせてもらっている人」のこと。

ぐうちゃんは「僕」と親戚だけど、家族ではないよね。
だから、「いそうろう」と言われてしまっているんだね。

なぜ「ぐうちゃん」と呼ばれているの?

ぐうちゃんの本当の名前は「津田由起夫」。
長いこと「ぐうたら」しているから、「ぐうちゃん」と呼ばれるようになったよ。

ここでいう「ぐうたら」というのは、本文では「家にいるときはたいてい本を読んでいるか、唯一のタカラモノであるカメラの掃除、点検などをしている」と詳しく書かれているよ。

ちなみに、ぐうちゃんは「ぐうちゃん」と呼ばれるとなんだかうれしそうにする

それを見て「僕」のお母さんは怒るとも書かれているけれど,これは「ぐうちゃん」なんてあだ名をつけられてもヘラヘラしていないで、「そんなあだ名なんかつけられないようにシッカリしなきゃ」と思うようになってほしい、という気持ちだと考えられるよ。

ぐうちゃんは何歳で、何をしているの?

ぐうちゃんは38歳。

たまに一週間ぐらい留守にして「全国を回って測量をする」という仕事をしている。
でも「測量の専門家」というわけでもないので、「僕」のお母さんは「落ち着かない仕事のしかた」だと思っているよ。

ぐうちゃんはなぜ「僕」の母にいつも怒られているの?

ぐうちゃんは時々測量の仕事をするけれど、専門家というわけでもないし、「落ち着かない仕事のしかた」だと思っているから、「僕」のお母さんは「いつも怒っている」よ。

「ちゃんと就職して早く独立して、「いそうろう」から卒業しなさい」といつも怒られているんだね。

テスト対策ポイント②
「ぐうちゃん」に対する僕や家族の気持ち

「僕」はなぜいつもぐうちゃんの部屋へ行くの?

お母さんはいつも、ぐうちゃんに怒ってばかりだけれど、「僕」はぐうちゃんのことが大好きだね。
その理由は、「ぐうちゃんの話が文句なしにおもしろい」から。

お母さんは、ぐうちゃんの話は「みんなほら話」だから、話を聞くより勉強をしなさいというけれど、「僕」には宿題よりも「ぐうちゃんの話を聞く」ほうがよっぽど面白いので、話を聞きにぐうちゃんの部屋へ行くんだね。

「母」はぐうちゃんをどう思っているのか

お母さんは、ぐうちゃんのお姉さん。
だから、ぐうちゃんのことが心配だし、怒るけれど、放っておけないと思っているよ。

38歳になっても、「落ち着かない仕事のしかた」をして、「いそうろう」をして、「ぐうちゃん」と呼ばれることさえ「よろこんでいる」ぐうちゃんのことを情けないと思っているね。
でも、「これ、ぐうちゃんの好物」と、ぐうちゃんの好きご飯を作ってあげているところに、お姉さんとしての弟への優しさや、「放っておけない」という気持ちが現れているね。

さらにお父さんと話しているときには、「悠太(僕)に悪い影響が出るのではないか」と心配している様子も描かれているよ。

お母さんの「ぐうちゃん」への気持ちは

①弟なので、放っておけなくて優しくしてあげたい気持ち

②いい大人なのに、しっかりしていなくて情けない気持ち

「僕」に悪い影響が出るのではないか、と心配する気持ち

というように、色々な気持ちが絡み合っているよ。

「父」はぐうちゃんをどう思っているのか

「僕」のお父さんは、単身赴任で仙台に行っていて,週末にしか帰ることができない。

そうすると、普段はお母さんと「僕」だけになってしまうので、ぐうちゃんという大人の男性が家にいてくれると安心だ、と思っているね。

また、ぐうちゃんが学生時代に外国のいろんな所を旅していたので、日本の中で、都市のビルの中にばかりいる自分では気がつかないようなことがいっぱい見えているんだろうな、とぐうちゃんを羨ましく思っていたりもするよ。

お父さんは、ぐうちゃんが「いそうろう」することを歓迎しているし、ぐうちゃんに対して好意的(プラスの気持ち)に思っているよ。

テスト対策ポイント②
「ぐうちゃん」に対する「僕」の気持ちの変化

「僕」は、ぐうちゃんの話を聞くのが大好きだったね。
だから、よく部屋に遊びに行っていた。

でも、物語が進むにつれて、「僕」のぐうちゃんに対する気持ちはいろいろ変化していくよ。

ぐうちゃんの部屋にあまり行かなくなったのはなぜか

あるとき、いつものようにぐうちゃんの話を聞いていた「僕」だけれど、「馬を飲み込んでしまうアナコンダ」や「3メートルあるナマズ」や「アイスプラネット(氷の惑星)」の話を聞いた僕は、さすがに「ありえない」と感じて、中学生である自分をなめてからかっているのではないかと思ったね。

そしてついその話を学校の友人にしてみたところ、やっぱり友人からも「ありえない」「証拠を見せろ」と言われてしまって、ぐうちゃんに「写真を見せて」と詰め寄ったね。

でも、ぐうちゃんは「紙焼きしたら見せてあげる」としか言ってくれなかったので、「言い逃れをされた」と受け取った「僕」は、とうとう「僕の人生が全面的にからかわれた」とまで感じてしまった。

さらに、友人にとっては「僕」も「ほら吹き」になってしまったことにショックを受けているね。

ありえない「ほら話」をされたことで、「僕」はぐうちゃんに「なめられている」「からかわれている」と感じて、もう話を聞きに行くのが嫌になってしまったんだね。

電気の消えたぐうちゃんの部屋が急に寂しく感じたのはなぜか

ぐうちゃんがいつもより少し長い仕事に出て留守にしているとき、お父さんとお母さんがぐうちゃんについて話しているのを「僕」は聞いたね。

お母さんは、「ぐうちゃんのせいで「僕」に悪い影響が出るのではないかと心配している」ということを聞いた僕は、「自分のことでぐうちゃんが責められる」ことに違和感(何か違うと感じること)を覚えているよ。

それまで、お母さんがぐうちゃんを怒るのは「ぐうちゃんにしっかりしてほしいから」だけだと思っていたけれど、実は「僕」のことを心配していたから、というのも理由のひとつと知って、ぐうちゃんになんだか申し訳ない気持ちや、ぐうちゃんが可哀想という気持ちが出てきたんだね。

もともとはぐうちゃんの話が大好きだった「僕」は、たとえ「からかわれた」と思って嫌になったとしても、ぐうちゃんのことを嫌いになったりなんかはできなかったんだね。

いつも話を聞きにいっていたぐうちゃんの部屋が、電気も消えて暗い様子なのを見て、「またぐうちゃんの話を聞きたいな」「ぐうちゃんに会いたいな」という気持ちが出てきたんだね。

「勝手に行けばいいじゃないか」と言ってしまったのはなぜか

ぐうちゃんがいない部屋が「寂しい」と感じていた「僕」は、久しぶりにぐうちゃんが帰ってくると、ぐうちゃんの「ほら話」を聞きたいと思ったね。
「またからかわれてもいい」とさえ思っているよ。

でも、ぐうちゃんの話はいつものような「ほら話」ではなくて、「旅費が貯まったから、また外国をふらふらしてくる」という内容だった。

つまり、もうしばらくは「僕」の家に帰ってこないということ。
もしかしたら、何年も帰ってこないかもしれないし、ずっと帰ってこないかもしれない。

お母さんに怒られたとき、ぐうちゃんは「でもまあもう少し」と言っていたけれど、それはとりあえずお母さんの怒りをしずめるために適当に言っているのだろう、と「僕」は思っていたのに、実は「旅費を貯めていて、それが貯まるまでもう少し」という意味だったと気づいたんだ。

ぐうちゃんは、ずっと「旅費が貯まれば出ていく」つもりだったことを知って、なんだか「裏切られた」とか、「取り残された」というような気持ちになってしまったんだね。

だから、ショックを受けている「僕」は、ぐうちゃんの話に集中できなくなってしまって、声が「どんどん遠くなっていく」ように感じたんだね。

またぐうちゃんの話が聞けると、楽しみにしていた「僕」の気持ちも知らずに、外国へ行くと勝手に決めてしまったぐうちゃんに対して腹を立てた僕は、つい「勝手に行けばいいじゃないか」と言ってしまったんだね。

そして、それから「僕」はぐうちゃんの部屋へ行くことは2度となかったんだ。

「ほらばっかりだったじゃないか」と言ったのはなぜか

「勝手に行けばいいじゃないか」と言ってしまったあと、ぐうちゃんの部屋にも行かなくなってしまった「僕」は、ぐうちゃんとろくに話すこともないまま、ぐうちゃんが「旅に出る」に日なってしまった。
だから、「僕」は「何て言っていいのかわからないまま」ぐうちゃんの前に立っていたんだね。

そんな「僕」に、ぐうちゃんはほら話をしていた時のような笑顔で笑って、強い握手をしてくれた。
そして、大股で僕の家を出ていった。

これで、とうとうぐうちゃんの「ほら話」をもう聞けなくなってしまったんだ。
寂しい気持ちでいっぱいで、「(ぐうちゃんの話なんか)ほらばかりだったじゃないか」と少し強がるようなことを言ったんだね。

僕の気持ちを考えずに旅に出て行ってしまったぐうちゃんへの抗議のような複雑な気持ちも伝わってくるね。

ぐうちゃんからの手紙を受け取った僕の気持ち

ぐうちゃんが旅立って4ヶ月がすぎ、ぐうちゃんから手紙が届いた。

そこには、なんと「ほら話」だと思っていた「巨大なナマズ」と「アイスプラネット」の写真が同封されていた。

ぐうちゃんの話は本当だったことが分かって、「僕」は衝撃を受けたね。

そして、ぐうちゃんのことを尊敬して、ぐうちゃんが手紙に書いたように、世界には自分が知らないような事がたくさんあるということに感動したんだ。

「アイスプラネット」テスト対策
登場する語句の意味や漢字を確認しよう!

くまごろう
くまごろう
テストでは、難しい言葉の意味を聞かれることもあるので、しっかりと確認しておこう!
新出の漢字は、テストで出される可能性が高いので、全て覚えよう!

新出漢字

※2021年改定される前の教科書に載っていた新出漢字も含めています。

おこる・怒号どごう.
郊外こうがい近郊きんこう
たたむ・六畳間ろくじょうま
単身赴任たんしんふにんおもむ
歓迎かんげい
唯一ゆいいつ
幼稚ようち
いや機嫌きげん
あやしい・怪談かいだん
あし脚本きゃくほん
子供扱こどもあつかい・あつか
勘違かんちがい・勘当かんどう
惑星わくせい
げる・逃走とうそう
る・撮影さつえい
ほらき・吹奏楽すいそうがく
雄弁ゆうべん雄花おばな
極端きょくたん
さびしい
突然とつぜん
あわてる・大慌おおあわ
大股おおまた股関節こかんせつ
封筒ふうとう開封かいふう
切手きって
まる・荷物にもつめる

 

語句などについて

※「アイスプラネット」で使われている場合の意味について紹介しています。

測量そくりょう工事や地図を作るために、専用の機械で土地の形や面積などを測ること
精密せいみつ非常に細かいこと。
【本文】すごく精密な望遠鏡という感じだった。
いかにもまさにそうだ。見るからにそうだ。
【本文】いかにもプロの人の道具みたいで格好いい。
アナコンダ南アメリカ大陸に生息してい大蛇。
アマゾン南アメリカ大陸北部にある川の名前。
蛇行蛇がくねくねと身体を曲げて進むこと。
【本文】蛇行するには地球の重力が負担になって・・
はるかにとてもへだたっていること。(レベル違いに、というイメージ)
【本文】馬の背は人間よりはるかに高いし・・
イヌイットアラスカ北部・カナダ北部・グリーンランドに住む民族の名前
めったに・・ない発生するのがとても稀であるということ。
【本文】めったに現れないので・・
口実言い訳のこと。
【本文】それを口実に逃げることにした。
紙焼きカメラのフィルムにおさめられた写真や、デジタルカメラなどのデータに保存された写真を、専用の紙に焼き付けること。
極端普通の程度から、大きく外れていること。
【本文】極端な話、大人になっても毎日働かなくても・・

 

「アイスプラネット」テスト対策まとめ

まとめ
  • ぐうちゃんの人物像と、「僕」との関係を理解しよう。
  • ぐうちゃんに対する「僕」や「僕」の家族がどう思っているか理解しよう。
  • ぐうちゃんに対する、「僕」の気持ちの変化を理解しよう。
  • 新出漢字を覚えよう。
  • 使われている語句について、意味を理解しよう。
yumineko
yumineko
テスト対策の練習問題を用意したので、ぜひチャレンジしてみてね!
熊と男の子が勉強しているイラスト
中学2年国語テスト対策問題「アイスプラネット」テストで出る問題を確認しよう!中学2年国語「アイスプラネット」のテストに良く出る問題をまとめています。クリックすると答えが表示されるので、実力だめしや練習にピッタリで...
ABOUT ME
yumineko
2児の母。2019年の長女の高校受験時、訳あって塾には行かずに自宅学習のみで挑戦することになり、教科書をイチから一緒に読み直しながら勉強を見た結果、偏差値20上昇。 志望校にトップ10位内で合格を果たす。 勉強をみるにあたって感じたのは、教科書の説明には子供には分かりづらい部分が多く、子供にイメージしやすく噛み砕いて説明するのがとても有効だということ。 同じように教科書の内容が分かりづらいと感じている子供たちの ヒントになれば、との思いで「教科書を分かりやすく通訳するサイト」創設。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。