今道友信「温かいスープ」をわかりやすく解説!あらすじ・国際性・筆者の主張

中学3年国語(光村図書)で学習する今道友信「温かいスープ」について、あらすじ、場面ごとの内容、筆者の心情、題名の意味、筆者が考える「国際性」とは何かをわかりやすく解説するよ。

「温かいスープ」は、戦後のフランスで、筆者が体験した出来事をもとに、国際社会における人と人との関係について考える文章だよ。

テストでは、戦後の日本が置かれていた状況筆者がパリで受けたつらい経験レストランの母娘のさりげない親切、そして筆者が考える「国際性」がよく問われるよ。

たろう
「温かいスープ」って、ただ食べ物の話じゃないんだね。

くまごろう
そうだよ。スープの温かさは、食べ物としての温かさだけでなく、人の心の温かさにもつながっているんだ。

この記事で分かること

  • 「温かいスープ」の基本情報
  • 本文全体のあらすじ
  • 文章の構成
  • 戦後の日本が置かれていた状況
  • 筆者がパリで受けたつらい経験
  • レストランの母娘の親切
  • 「温かいスープ」という題名の意味
  • 筆者が考える「国際性」とは何か
  • 筆者の主張
  • 語句の意味
  • テスト対策ポイント
目次

1. 「温かいスープ」の基本情報

まずは、「温かいスープ」の基本情報を確認しよう。

作品名温かいスープ
作者今道友信いまみちとも のぶ
文章の種類随筆・体験をもとにした文章
出典教科書のための書き下ろし
ねらい国際社会における人と人との関係について、考えを深める
中心となる話題戦後のパリで筆者が受けた親切を通して、本当の国際性とは何かを考えること
筆者の主張国際性の基本は、外国語の能力や才能の大きさではなく、相手の立場を思いやる優しさと、お互いが人類の仲間であるという自覚である。

今道友信は、日本の美学者・哲学者だよ。美学や中世哲学の研究で知られ、「エコエティカ」という考え方を提唱した人物でもあるんだ。

「エコエティカ」とは

エコエティカとは、人間と自然と未来の世代がみんな幸せに生きられるように、地球全体のことを考えて行動しようとする新しい考え方の倫理学のことだよ。

この「温かいスープ」は、筆者自身が1957年にパリで大学の講師をしていたころの体験をもとに書かれているよ。

たろう
体験談だけど、最後は「国際性」についての考えにつながっていくんだね。

くまごろう
そう。前半の体験を通して、後半で筆者の考えが深まっていく構成になっているよ。

2. 「温かいスープ」のあらすじ

「温かいスープ」の内容を、まずは短く確認しよう。

「温かいスープ」あらすじ

第二次世界大戦後、日本は国際社会から厳しい目で見られていた。戦争中の日本の行動により、日本や日本人に対して悪い感情を持つ人もいた。

1957年、筆者はパリで大学の講師をしていた。下宿を探して訪ねた家では、日本人であることを理由に下宿を断られてしまう。相手の家族が、戦争中に日本兵によって身内を失っていたからである。

筆者は、大学が見つけてくれた貧しいホテルに住むことになった。土曜日には、宿の近くの小さなレストランで夕食を取っていた。その店は、白髪の母親が料理を作り、娘が接客をする、二人だけで切り盛りしている店だった。

筆者は月末になるとお金に困り、安いオムレツだけを注文していた。すると娘さんは、筆者が苦労していることに気づき、他の客に分からないように、パンを二人分添えてくれるようになった。

ある寒い夜、筆者がいつものようにオムレツだけを注文していると、今度は母親が湯気の立つオニオングラタンのスープを持ってきた。母親は、注文を取り違えて余ってしまったと言ったが、筆者には、それが本当の間違いではなく、母親の思いやりであることが分かった。

寒く、ひもじかった筆者は、そのスープを深くありがたく感じた。フランスでつらい経験をしたにもかかわらず、この人たちのさりげない親切のおかげで、筆者はフランスを嫌いになることも、人類に絶望することもないと思うようになった。

筆者は、国際性の基本は、外国語の能力や華やかな才能ではなく、相手の立場を思いやる優しさと、お互いが人類の仲間であるという自覚なのだと考える。

中3国語「温かいスープ」の文章全体の流れを、戦後の日本への厳しい評価、パリでのつらい経験、レストランの母娘の親切、国際性への気づきの順に示した図解

たろう
戦争のあとで日本人に厳しい目が向けられていた中で、筆者は本当に温かい親切に出会ったんだね。

くまごろう
そうだね。その親切が、筆者に「国際性」とは何かを考えさせる大きなきっかけになったんだ。

3. 文章の構成を確認しよう

「温かいスープ」は、大きく次のような流れで読むと分かりやすいよ。

部分内容役割
① 戦後の日本の状況第二次世界大戦後、日本が国際社会から厳しい目で見られていたことを説明する筆者の体験の背景を示す
② 下宿を断られた体験筆者が日本人であることを理由に下宿を断られる戦争の影響が個人の生活にも及んでいたことを示す
③ 小さなレストランとの出会い筆者が毎週通うレストランの母娘と顔なじみになる親切が生まれる場面の準備をする
④ 娘さんの親切お金に困る筆者に、パンを二人分添えてくれる相手の立場を思いやる優しさを示す
⑤ 母親の親切寒くひもじい夜に、スープを差し出してくれる筆者の心を深く温める出来事を示す
⑥ 筆者の考える国際性国際性の基本は、相手を思いやる優しさと人類の仲間である自覚だと述べる文章全体の主張を示す

この文章では、前半で筆者が体験した出来事が語られ、後半でその体験から考えた「国際性」について述べられているよ。

文章の流れ

戦後の日本への厳しい評価

筆者がパリで日本人としてつらい経験をする

小さなレストランの母娘にさりげなく助けられる

筆者の心が温まる

本当の国際性とは何かを考える

たろう
前半の体験談が、最後の「国際性」の話につながっているんだね。

くまごろう
そう。テストでは、出来事と筆者の主張がどう結びつくかを考えることが大切だよ。

4. 戦後の日本が置かれていた状況

最初に、筆者は第二次世界大戦後の日本が置かれていた状況を説明しているよ。

第二次世界大戦は、1945年の夏、日本の降伏によって終わった。その前後の日本は、国際社会から厳しい目で見られていたんだ。

筆者は、日本が戦後しばらくオリンピック大会にも参加を認められなかったことを例に挙げているよ。これは、当時の日本への国際的評価がどれほど厳しかったかを示しているんだ。

ただし、筆者はただ「日本がひどい扱いを受けた」と嘆いているわけではないよ。

筆者は、かつての日本の独善的な民族主義や国家主義について、謙虚に反省しなければならないとも述べているんだ。

ここで大切なこと

筆者は、戦後の日本への厳しい評価をただ不満に思っているのではない。なぜそのような評価を受けたのか、日本の過去についても反省する必要があると考えている。

たろう
日本が嫌われていた、という話だけじゃなくて、そうなった理由も考えなくてはいけないんだね。

くまごろう
そうだよ。筆者の姿勢は、相手の立場や歴史を考えようとするところにも表れているね。

5. パリで筆者が受けたつらい経験

1957年、筆者はパリで大学の講師をしていたよ。

しばらくはホテルに住んでいたけれど、主任教授の紹介で下宿を探すことになった。ところが、訪ねた家の主婦は、筆者が日本人だと知ると、下宿を断ったんだ。

その理由は、主婦の夫の弟が、ベトナムで日本兵に殺されていたからだった。

主婦は、筆者個人に恨みがあるわけではないと言いながらも、日本人だけは家に入れたくないと伝える。

これは、戦争が終わったあとも、戦争によって傷ついた人の心には深い悲しみや怒りが残っていたことを表しているよ。

筆者はしかたなく、大学が見つけてくれた貧しいホテルに住むことになった。

この場面のポイント

  • 筆者は、個人としてではなく「日本人」として拒絶された。
  • 主婦の言葉から、戦争の傷がまだ残っていたことが分かる。
  • 戦後の日本人が、外国で厳しい目を向けられることがあったと分かる。

たろう
筆者本人が何かしたわけではないのに、日本人というだけで断られたんだね。

くまごろう
うん。だからこそ、このあとのレストランの人たちの親切が、筆者にとってとても大きな意味を持つんだ。

6. 小さなレストランとの出会い

筆者は、普段は大学内の食堂で食事をしていた。でも土曜日には、国立図書館に調べ物に行くことにしていたため、宿の近くの小さなレストランで夕食を取っていたよ。

そのレストランは、ぜいたくな店ではなかったけれど、パリらしい雰囲気のある、小さな手作りの料理店だった。

白髪の母親が台所で料理を作り、娘が接客を担当し、二人だけで店を切り盛りしていたんだ。

筆者は毎週土曜日にその店で夕食を取っていたため、2か月ほどすると顔なじみになった。

ここは、後で母娘のさりげない親切が生まれるための大切な場面だよ。

たろう
筆者は、その店の常連さんになっていったんだね。

くまごろう
そうだね。だからこそ、母娘も筆者の様子に気づくようになったんだ。

7. パンを二人分添えてくれた娘さん

筆者は、若い非常勤講師だったため、月給が安く、月末になるとお金に困っていた。

そのため、月末の土曜日の夜には、スープもサラダも肉料理も注文せず、いちばん安いオムレツだけを注文して済ませていたよ。

筆者は「今日は食欲がない」などと言っていたけれど、娘さんは、筆者が本当はお金に困っているのではないかと気づいたんだ。

ある晩、筆者がまたオムレツだけを注文すると、娘さんは黙ってパンを二人分添えてくれた。

筆者が会計のときに、パンは二人分だと申し出ると、娘さんは他の客に分からないように、そっと合図をして、一人分の代金しか受け取らなかった。

ここで大切なのは、娘さんが筆者に恥をかかせないようにしていることだよ。

ただ親切にするだけでなく、他の客に分からないように、そっと助けているんだ。

娘さんの親切のポイント

  • 筆者が月末にお金に困っていることに気づいた。
  • 何も言わずにパンを二人分添えた。
  • 会計では一人分の代金しか受け取らなかった。
  • 他の客に分からないようにして、筆者の立場を守った。

たろう
ただパンを多くくれたんじゃなくて、相手が恥ずかしくならないようにしているのがすごいね。

くまごろう
そう。ここに「相手の立場を思いやる優しさ」が表れているんだ。

8. オニオングラタンのスープを差し出した母親

その後、寒い2月の夜、筆者はまたお金に困った状態でレストランを訪れる。

パリの冬は寒く、その夜は雹が降っていた。筆者は無理に明るい顔をして、いつものようにオムレツだけを注文したよ。

店には他にも客がいて、それぞれ温かそうな肉料理を食べていた。

そのとき、背のやや曲がった母親が、湯気の立つスープを持って筆者のテーブルに近づいた。

母親は、注文を取り違えて余ってしまったので、よかったら食べてほしいと小声で言った。

けれど、小さな店なので、筆者には本当に注文を間違えたわけではないことが分かっていた。

つまり、母親は、筆者に恥をかかせないように、「注文を取り違えた」という形にして、親切を差し出したんだ。

「温かいスープ」でレストランの娘がパンを二人分添え、母親が温かいスープを差し出すさりげない親切を示した図解

寒く、ひもじかった筆者にとって、そのスープはどれほどありがたいものだっただろうね。

筆者は、涙がスープの中に落ちるのを気づかれないように、一さじ一さじ味わった。

母親の親切のポイント

  • 寒く、ひもじい筆者の様子に気づいた。
  • 湯気の立つオニオングラタンのスープを差し出した。
  • 「注文を取り違えた」と言って、筆者に恥をかかせないようにした。
  • 見返りを求めず、さりげなく親切を示した。

たろう
お母さんも、筆者が気まずくならないようにしてくれたんだね。

くまごろう
そう。娘さんも母親も、ただ助けるだけでなく、相手の心まで考えているんだ。

この出来事によって、筆者はフランスでつらい目に遭ったことはあっても、フランスを嫌いになることはない、人類に絶望することはないと思うようになる。

ここが、この文章の大きな転換点だよ。

9. 「温かいスープ」という題名の意味

この文章の題名は「温かいスープ」だよね。

もちろん、本文中に出てくるオニオングラタンのスープは、実際に湯気の立つ温かい食べ物だよ。

でも、この題名の「温かい」には、それだけでなく、人の心の温かさという意味も重なっているんだ。

温かさ意味
食べ物としての温かさ寒い夜に出された、湯気の立つオニオングラタンのスープの温かさ
心の温かさ筆者の立場を思いやり、恥をかかせないように助けた母娘の優しさ
「温かいスープ」という題名が、食べ物としての温かさと母娘の心の温かさの両方を表していることを示した図解

だから、「温かいスープ」は、単なる食べ物ではなく、人と人とを結ぶ思いやりの象徴として描かれているよ。

たろう
スープの温かさと、人の心の温かさが重なっているんだね。

くまごろう
その通り。題名の意味を聞かれたら、両方の温かさを説明できるといいね。

10. 筆者が考える「国際性」とは何か

最後の部分で、筆者は「国際性」とは何かについて述べているよ。

筆者は、国際性の基本は、次のようなものではないと言っている。

  • 流れるような外国語の能力
  • きらびやかな学芸の才気
  • 事業のスケールの大きさ

もちろん、外国語の力や才能、事業の大きさがまったく不要だと言っているわけではないよ。

でも、それだけでは本当の国際性とはいえない、ということなんだ。

筆者が考える国際性の基本は、次の2つだよ。

筆者が考える国際性の基本

  • 相手の立場を思いやる優しさ
  • お互いが人類の仲間であるという自覚
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レストランの母娘は、筆者が日本人だからといって遠ざけたり、差別したりしなかった。

むしろ、筆者が困っていることに気づき、恥をかかせないように、そっと助けてくれたんだ。

筆者は、そのような見返りを求めない愛を、隣人愛としての人類愛だと考えているよ。

たろう
国際性って、外国語がペラペラなことだけじゃないんだね。

くまごろう
うん。筆者は、国や言葉をこえて、相手を人間として思いやる心こそが大切だと言っているんだ。

11. 筆者の主張

この文章で筆者が最も伝えたいことは、次のようにまとめられるよ。

「温かいスープ」の筆者の主張

国際性の基本は、外国語の能力や華やかな才能ではなく、相手の立場を思いやる優しさと、お互いが人類の仲間であるという自覚である。そのような国際性は、一人一人の平凡な日常の中で試されている。

この文章では、国際性を大きな政治や外交の話としてだけ考えているわけではないよ。

筆者は、一人一人の日常の中で、相手の立場を思いやることができるかどうかが、本当の国際性につながると考えているんだ。

レストランの母娘は、有名な人でも、特別な地位のある人でもない。けれど、筆者にとって、そのさりげない親切は、国際性の典型として深く心に残ったんだね。

たろう
国際性って、特別な人だけのものじゃなくて、ふだんの生活の中にもあるんだね。

くまごろう
そうだよ。だから最後に「一人一人の平凡な日常の中で、それは試されている」と書かれているんだ。

12. 表現のポイント

「温かいスープ」では、母娘の親切がとてもさりげなく描かれているよ。

ここでは、テストで問われやすい表現のポイントを確認しよう。

娘さんの「目で笑いながら首を振り」

娘さんは、筆者がパンは二人分だと申し出たとき、大きな声で説明したり、恩着せがましくしたりしなかった。

そっと合図をして、他の客に分からないように一人分の代金しか受け取らなかったんだ。

この表現からは、娘さんが筆者の事情を理解し、相手に恥をかかせないように配慮していることが分かるよ。

母親の「注文を取り違えて」

母親は、スープをただ「どうぞ」と差し出したのではなく、注文を取り違えて余ってしまったという形で出した。

小さな店なので、筆者には本当に注文を間違えたわけではないことが分かっていた。

それでも母親がそのように言ったのは、筆者に施しを受けていると思わせず、自然に受け取れるようにするためだと考えられるよ。

筆者の涙

筆者は、涙がスープの中に落ちるのを気づかれないようにしながら、スープを味わった。

これは、寒さや空腹が満たされたからだけではなく、母親のさりげない優しさが、筆者の心に深くしみたからだよ。

戦後の日本人としてつらい経験をしていた筆者にとって、その親切は、人間への信頼を取り戻させるほど大きなものだったんだ。

13. 語句の意味

「温かいスープ」に出てくる、テストで確認しておきたい語句をまとめるよ。

語句意味
降伏戦いに負けて、相手に従うこと。
終結物事が終わること。終わらせること。
酷評とても厳しく批評すること。
独善的自分だけが正しいと思い込み、他の人の考えを受け入れようとしない様子。
民族主義自分たちの民族を重んじる考え方。行き過ぎると、他の民族を軽く見る考えにつながることがある。
国家主義国家を最も大切に考える立場。行き過ぎると、個人や他国を軽く見る考えにつながることがある。
謙虚自分を偉いと思わず、素直に反省したり学んだりしようとする様子。
国際的評価世界の国々からどのように見られているかという評価。
国際性国や文化の違いをこえて、人と関わっていく姿勢や性質。
虐殺むごい方法で、多くの人を殺すこと。
平生ふだん。いつも。
金詰まりお金に困っている状態。
値が張る値段が高い。
気取られる相手に気づかれる。見抜かれる。
ひもじい空腹でつらい。
無償見返りや代金を求めないこと。
隣人愛身近な人や他者を思いやり、大切にする愛。
人類愛国や民族の違いをこえて、人間全体を大切に思う愛。
基調考えや物事の土台となる基本的な調子や考え方。

語句問題で出やすい言葉

学校の語句問題では、次のような言葉が出やすいよ。

独善的

意味:自分だけが正しいと思い込み、他の人の考えを受け入れようとしない様子。

例文:彼は独善的な考え方を改め、友達の意見にも耳を傾けるようになった。

気取られる

意味:相手に気づかれる。見抜かれる。

本文では、筆者が涙をスープの中に落としたことを、相手に気づかれないようにしている場面で使われているよ。

口ごもる

意味:言いたいことをはっきり言えず、言葉がつかえること。

本文では、レストランの人たちの親切が、堂々とした大げさなものではなく、恥じらいを含んださりげないものだったことにつながる言葉だよ。

14. 新出漢字

「温かいスープ」の新出漢字は、特に指定されていないよ。

ただし、本文には「独善的」「謙虚」「無償」「隣人愛」など、意味を正しく理解しておきたい言葉が多く出てくるので、語句の意味はしっかり確認しておこう。

15. テスト対策ポイントまとめ

最後に、「温かいスープ」のテスト対策ポイントをまとめるよ。

「温かいスープ」テスト対策ポイントまとめ

  • 作者は今道友信である。
  • 出典は、教科書のための書き下ろしである。
  • この文章は、筆者の戦後のパリでの体験をもとに、国際性について考える文章である。
  • 第二次世界大戦後、日本は国際社会から厳しい目で見られていた。
  • 筆者は、日本人であることを理由に、下宿を断られるというつらい経験をした。
  • レストランの娘さんは、筆者に恥をかかせないように、パンを二人分添えてくれた。
  • レストランの母親は、注文を取り違えたという形にして、筆者に温かいスープを差し出した。
  • 「温かいスープ」は、食べ物としての温かさだけでなく、人の心の温かさを象徴している。
  • 筆者は、フランスでつらい目に遭ったにもかかわらず、母娘の親切によって、フランスを嫌いになることも、人類に絶望することもないと思った。
  • 筆者が考える国際性の基本は、外国語の能力や華やかな才能ではなく、相手の立場を思いやる優しさと、人類の仲間であるという自覚である。
  • 国際性は、特別な場面だけでなく、一人一人の平凡な日常の中で試されている。

たろう
「国際性」って、大きな国際会議みたいな話だけじゃなくて、目の前の人にどう接するかにも表れるんだね。

くまごろう
そうだよ。だからこの文章は、戦後の外国での体験を通して、私たちの日常のふるまいまで考えさせてくれるんだ。

ここまで学習できたら、テスト練習問題とドリルにも挑戦してみよう!

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運営者情報

青山学院大学教育学科卒業。TOEIC795点。2児の母。2019年の長女の高校受験時、訳あって塾には行かずに自宅学習のみで挑戦することになり、教科書をイチから一緒に読み直しながら勉強を見た結果、偏差値20上昇。志望校の特待生クラストップ10位内で合格を果たす。 ※サイト全体の運営実績についてはこちらにまとめています。

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