「ずうっとずっと大好きだよ」あらすじとポイントをわかりやすく
『ずうっとずっと大好きだよ(ずっとずっと大好きだよ)』は、ハンス=ウイルヘルムさんが かいた えほんだよ。
エルフという 犬と、かいぬしの おとこのこの きずなを えがいた おはなしなんだ。
目次
「ずっとずっと大好きだよ」の内容
ずっとずっと大好きだよ 登場人物
ずっとずっと大好きだよ 登場人物
エルフ・・「ぼく」が かっている 犬
ぼく・・このお話の しゅじんこう
エルフの かいぬし
にいさん・・「ぼく」の おにいさん
いもうと・・「ぼく」の いもうと
ママ・・「ぼく」の おかあさん
花だんで 花を そだてている
じゅういさん・・エルフを みてくれた どうぶつの おいしゃさん
となりの 子・・「ぼく」の となりに すむ こども
子犬を くれようと する
ずっとずっと大好きだよ あらすじ
ずっとずっと大好きだよ あらすじ
エルフは、せかいで いちばん すばらしい 犬です。
ぼくと エルフは いっしょに 大きく なって、いっしょに ゆめを 見て、まい日 いっしょに あそんだ。エルフは ぼくの 犬だった。
いたずらを しても、みんな エルフが 大すきだった。
でも、いわなくても わかると おもって だれも いって やらなかった。
やがて エルフは 年を とった。ぼくは、ねる まえに かならず「エルフ、ずうっと、大すきだよ。」と いって やった。
ある あさ、エルフは しんで いた。
ぼくは かなしくて たまらなかったけど、「ずうっと、大すきだよ。」と いって やって いたから、いくらか 気もちが らくだった。
となりの 子が 子犬を くれると いったが、ぼくは ことわった。
いつか、なにかを かっても、ぼくは まいばん「ずうっと、ずっと、大すきだよ。」と いって やるんだ。
「ずっとずっと大好きだよ」お話のポイント
「ずうっとずっと大すきだよ」の おはなしの ポイントを 場面分けごとに まとめてみよう。
だい1の ばめん:エルフの しょうかい
だい1だんらく~だい2だんらくまで
だい1の ばめんでは、しゅじんこうである「ぼく」が エルフを しょうかいしているよ。
「エルフは、せかいで いちばん すばらしい 犬です。」という 1文から、「ぼく」が どれだけ エルフのことが 大すきなのか つたわってくるね。
だい2の ばめん:げんきな エルフの ようす
だい3だんらく~だい9だんらくまで
だい2の ばめんでは、エルフの げんきなころの ようすが かかれて いるよ。
だい3だんらくでは、「ぼくたちは、いっしょに 大きく なった。」と かかれて いるね。
「ぼくたちは」とは、だれの ことかな?
そう、「エルフ」と「ぼく」の ことだね。
犬は、にんげんよりも せいちょうが 早いんだ。
犬が 1さいに なると、にんげんで いえば 20さいに なって いるんだ。
だから「エルフの ほうが、ずっと 早く、大きく なったよ。」と かかれて いるんだね。
だい4~6だんらくには、「ぼく」が エルフのことを 大すきな ようすが かかれているね。
- エルフの あったかい おなかを、いつも まくらに するのが すきだった。
- いっしょに ゆめを 見た。
- エルフは ぼくの 犬だったんだ。
- まい日 いっしょに あそんだ。
「ぼく」が いつでも エルフと いっしょに いた ようすが つたわってくるし、にいさんや いもうとも エルフが 大すきでも、「エルフは ぼくの 犬」と いうくらい、エルフの ことが ほんとうに 大すきだという きもちが あらわされて いるね。
だい7~9だんらくでは、かぞくの エルフへの きもちが かかれているね。
だい8だんらくには「エルフが わるさを すると、うちの かぞくは、すごく おこった」と かかれているね。
「わるさ」とは、なにかな?
エルフは、ママの 花だんを ほりかえすのが すきなんだよね。
たいせつに 花を そだてている 花だんを ほりかえされたら、ママが おこるのも あたりまえだね。
でも、しかりながらも、「ぼく」の かぞくは みんな エルフの ことが 大すきなんだよね。
だけれど、だれも ちゃんと エルフに「すきだよ」と つたえて あげて いなかったんだよね。
どうして ちゃんと つたえなかったのかな?
そう、「いわなくっても、わかると おもって いた」からだね。
だい3の ばめん:としを とった エルフの ようす
だい10~14だんらく
だい3の ばめんでは、エルフが だんだん としを とって、これまでの ように げんきいっぱい あそぶことが できなく なって しまう ようすが かかれて いるよ。
「いつしか、ときが たって」と「ぼくの せが、ぐんぐん のびる あいだ」という ことばで、たくさんの じかんが たった ことが わかるね。
としを とった エルフは どんなふうに かわって しまったか、まとめて みよう。
- どんどん ふとった。
- ねて いる ことが おおく なった。
- さんぽを いやがるように なった。
- かいだんも 上れなく なった。
としを とった エルフを みて、「ぼく」や かぞくは どうしたか、まとめて みよう。
- 「ぼく」は、とても しんぱいした。
- 「ぼく」と かぞくは、エルフを じゅういさんに つれて いった。
- 「ぼく」は、エルフに やわらかい まくらを やった。
- 「ぼく」は、ねる まえには、かならず、「エルフ、ずうっと、大すきだよ。」と いって やった。
おはなしに ことばで かかれては いないけれど、さしえを みると、「ぼく」は かいだんを 上れなく なった エルフを、だっこして 「ぼく」の へやへ つれて いっている ように かんがえる ことも できるね。
なぜなら、「ぼく」は、「エルフは、ぼくの へやで ねなくちゃ いけない」と かんがえて いるからね。
「ぼく」と かぞくが エルフを じゅういさんに つれて いったのは なぜかな?
じゅういさんとは、どうぶつを みてくれる おいしゃさんの ことだね。
「ぼく」と かぞくは、げんきのない エルフを しんぱいして、おいしゃさんへ つれて いったんだね。
どうして、じゅういさんにも、できる ことは なにも なかったのかな。
なぜなら、エルフの げんきが なくなって しまった りゆうは、「としを とった」から だったんだ。
びょうきだったら、おくすりを だしたり できるけれど、「としを とって、いつか しんで しまう」ことは、いきものすべて、みんな おなじで、とめたり なおしたり できる ものでは ないからだね。
だい4の ばめん:エルフが しんで しまう
だい15~17だんらく
だい4の ばめんでは、エルフが とうとう しんで しまうよ。そして、のこされた かぞくの ようすが かかれているよ。
エルフが しんで しまって、かぞくは なにを したのか まとめて みよう。
- エルフを にわに うめた。
- みんな ないた。
- かたを だきあった。
エルフが しんで しまって、とても かなしんでいる かぞくの ようすが つたわるね。
でも、「ぼく」は いくらか 気もちが らくだった と かいて あるね。
「いくらか」とは、「すこし」という いみだよ。
どうして 「ぼく」は ほかの かぞくよりも すこし 気もちが らくだったのかな。
そう、なぜなら まいばん エルフに、「ずうっと、大すきだよ。」と ちゃんと つたえて いた からだね。
だい5の ばめん:「ぼく」の おもい
だい18~20だんらく
だい5の ばめんでは、エルフが しんで しまった あとの、「ぼく」の きもちや おもっている ことが かかれて いるよ。
エルフが しんで しまったので、となりの 子が、子犬を くれると いったね。
なぜなら、「ぼく」や ぼくのかぞくが、エルフが いなくなって しまって、さみしいと おもったからだね。
でも、「ぼく」は ことわったね。どうしてだろう?
子犬を もらったら、エルフが おこるからかな?
でも、「ぼく」は 「エルフは 気に しないって わかって いた」と かいて あるね。
だから、「エルフが おこるから」では ないんだね。
おはなしの さいしょに 「エルフは せかいで いちばん すばらしい 犬」や、「エルフは ぼくの 犬」と かかれて いたように、「ぼく」に とって、エルフは とても とても たいせつな 犬だったんだよね。
だから、いまは まだ「ぼくの 犬」は エルフだけなのかも しれないね。
「ぼく」は かわりに、となりの 子に エルフが 使っていた バスケットを あげたね。
なぜなら、子犬が いる となりの 子の ほうが、バスケットを いると おもったからだね。
「ぼく」は、これから ほかの犬や、子ねこや、きんぎょや、たとえ なにを かっても、まいばん「ずうっと、ずっと、大すきだよ。」と いって やると きめているね。
なぜなら、「ぼく」は エルフに まいばん ちゃんと「ずうっと、大すきだよ。」と つたえて いて よかったと おもって いるからだね。
そして、「大すき」という きもちを ちゃんと つたえることが、とても たいせつだと おもって いるからなんだね。
「ずっとずっと大好きだよ」を音読しよう
教科書の『ずうっとずっと大好きだよ』の おはなしの 全文が かくにんできる 動画を しょうかいするよ。
おてほんを さんこうにして おんどくの れんしゅうを しよう。
運営者情報
ゆみねこ
詳しいプロフィールを見る
青山学院大学教育学科卒業。TOEIC795点。2児の母。2019年の長女の高校受験時、訳あって塾には行かずに自宅学習のみで挑戦することになり、教科書をイチから一緒に読み直しながら勉強を見た結果、偏差値20上昇。志望校の特待生クラストップ10位内で合格を果たす。
小学校教師です。
丁寧な読みで、一年生によく分かると思います。自分からは出て来なかった言葉による解説が新鮮でした!
ありがとうございました。