「やくそく」をよんでみよう(あらすじとポイントをかいせつ)

『やくそく』は、光村図書みつむらとしょの小学校一年生の国語で がくしゅうする おはなしだよ。

 『やくそく』の あらすじや、おはなしの ポイントを かいせつするよ。

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「やくそく」をよんでみよう (あらすじとポイントをかいせつ)

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やくそく あらすじ

やくそく あらすじ

ある おおきな 木に、さんびきの あおむしが いました。

あおむしたちは 木の はを たべて、ちょうに かわる ひを まっていました。

さんびきの あおむしは それぞれ、はっぱは じぶんのだから たべては だめだと おおげんか。

そのようすを みていた おおきな 木は、あおむしたちに うえまで のぼって そとの せかいを みる ように いいました。

いちばん たかい えだに ついて、はじめて そらと うみを みた あおむしたちは めを まるくしました。

からだが ちょうに かわったら、みんなで うみまで とんで いこうと やくそくを しました。

やくそく とうじょうじんぶつ

やくそく 登場人物とうじょうじんぶつ

いっぴきめの あおむし・・まいにち 木の はを たべて、からだが ちょうに かわる ひを まっている。
じぶんの ことを「ぼく」と よぶよ。

にひきめの あおむし・・むしゃむしゃと はっぱを たべるよ。
じぶんの ことを「わたし」と よぶよ。

さんびきめの あおむし・・もりもり もりもりと はっぱを たべるよ。
じぶんの ことを「ぼく」と よぶよ。

おおきな 木・・はやしの なかの いっぽんの 木。あおむしたちの けんかを とめて そとの せかいを みるように いうよ。

やくそく おはなしのポイント

 『やくそく』の おはなしでは、どんな とうじょうじんぶつが いて、どんなことを いったのか、どんな ばめんが あったのか、そして それぞれの ばめんが どんな じゅんばんで とうじょうしたか せいりすることが ポイントだよ。

「やくそく」とは

  ところで、おはなしの だいめいに なっている 「やくそく」とは、どういう いみかな?

 「やくそく」とは、「なにかを する」とか、「なにかを しない」など きめて、それを まもろうと することだよ。

 「ゲームは しゅくだいを してから」と おかあさんと やくそくしたり、「あした、こうえんで あそぼう」と おともだちと やくそくしたり するよね。

「やくそく」の ひとつめの ばめん

 ひとつめの ばめんでは、いっぴきめの あおむしが とうじょうするね。

 あおむしは、おとなに なると ちょうに かわるね。

 いっぴきめの あおむしは、おとなに なって ちょうに かわる ために 木の はっぱを まいにち たべていたんだね。

「やくそく」の ふたつめの ばめん

 ふたつめの ばめんでは、にひきめの あおむしが とうじょうするよ。

 にひきめの あおむしは、いっぴきめの あおむしと そっくりで、「むしゃむしゃ むしゃむしゃ」と はっぱを たべるね。

 にひきめの あおむしが はっぱを たべているのを みて、いっぴきめの あおむしは「だめ だめ。この 木は、ぼくの 木。ぼくの はっぱ」と いったよ。

 これは、いつも はっぱを たべて いたので、「この 木は ぼくの 木だ」と おもっていたからだね。
そして、ちょうに かわる ために たくさん はっぱを たべなくては いけないのに、にひきめの あおむしに はっぱを たべられて しまうと こまると おもったからだね。

 でも、にひきめの あおむしも「この 木は、わたしの 木。だから、はっぱも、わたしの はっぱ。」と ゆずらないよ。

 にひきめの あおむしも、いつも はっぱを たべて いたので、「この 木は わたしの 木」と おもっていたんだね。

「やくそく」の さんばんめの ばめん

 いっぴきめの あおむしと にひきめの あおむしが いいあいを していると、こんどは「もりもり もりもり」と はっぱを たべる おとが したね。

 これは、さんびきめの あおむしが はっぱを たべる おとだったね。

 さんびきめの あおむしも、いつも はっぱを たべて いたので、いっぴきめの あおむしと にひきめの あおむしが「この 木は じぶんの 木だから、はっぱを たべないで」と いっても、「そんな こと しる ものか。」と いって ゆずらなかったね。

 これは、「この 木が いっぴきめの あおむしや にひきめの あおむしの ものだとは おもわないから、はっぱを たべることは やめないよ。」という いみだね。

 こうして、さんびきの あおむしは はっぱを とりあって おおげんかを したんだね。

「やくそく」の よんばんめの ばめん

 さんびきの あおむしが けんかを していると、「うるさいぞ」という こえが したね。

 これは、さんびきの あおむしが いた 木の ことばだよ。

 木は、「みんな、もっと うえまで のぼって、そとの せかいを みて ごらん。」と いったね。

 これは、この 木の はっぱを とりあうことで むちゅうに なってしまっている あおむしたちに、「そとの せかいは もっと ひろいよ」という ことを つたえたいからだね。

「やくそく」の ごばんめの ばめん

 いわれた とおりに うえまで のぼった あおむしたちは、めを まるく したね。

 「めを まるく する」という ことばは、「おどろく」という いみで つかわれるよ。

 さんびきの あおむしは、じぶんたちが いた おおきな 木は、じつは はやしの なかの たった いっぽんの 木で、そとの せかいは もっと ひろいということに きがついて おどろいたんだね。

「やくそく」の ろくばんめの ばめん

 とおくには うみが あって、うみを みた あおむしたちは「あの ひかって いる ところは、なんだろう。」と いって、えだに ならんで せのびを したね。

 あおむしたちは、まだ うみを みたことが なかったので、ひの ひかりを はんしゃ して きらきら ひかっている うみを みて、おどろいたんだね。

 そして「ひかって いる ところ」に いってみたいと おもった あおむしたちは、「ちょうに かわったら ひかって いる ところまで とんでいく」という やくそくを したんだよ。

「やくそく」の ななばんめの ばめん

 やくそくを した あおむしたちは、こんどは いっしょに 「くんねり くんねり」と えだを おりて いったね。

 さっきまで はっぱを とりあって けんかを していた あおむしたちは、そとの せかいは ひろいことを しったり、ひかって いる ところへ いっしょに とんでいく やくそくを したりして、もう けんかを やめたんだね。

「やくそく」の はちばんめの ばめん

 おはなしの さいごには、「木の はが、さらさら そよいで います。」と かかれているね。

 さんびきの あおむしたちが けんかを やめて、おおきな 木は、あんしん したのかな。

 「さらさら そよいで いる」という ことばから、木が、おだやかで やさしいきもちで あおむしたちを みまもっている ようすが つたわるね。

あたらしく ならう 漢字

 『やくそく』で あたらしく ならう 漢字を れんしゅう できる プリントを よういしたよ。かきじゅんに ちゅういして たくさん れんしゅう しよう。

「おおきな 木」や「木の は」の「木(き)」

「やくそく」 まとめ

「やくそく」まとめ
  • だいめいの「やくそく」とは、なにかを まもろうと すること。
  • さくしゃ(おはなしを つくったひと)は こかぜ さち さん。
  • おはなしの じかんは「ある とき」
  • おはなしの ばしょは「おおきな 木の うえ」
  • ばめんの じゅんばんは
    ➀あおむしが はっぱを たべている
    ②にひきめの あおむしと いいあいを する
    ③さんびきめの あおむしも とうじょうして さんびきで おおげんか する
    ④おおきな 木が「そとの せかい」を みるように いう
    ⑤あおむしたちが うえまで のぼって ひろし せかいに おどろく
    ⑥ちょうに なったら「ひかって いる ところ」まで とんでいく やくそくを する
    ⑦さんびきが えだを いっしょに おりていく
    ⑧木の はっぱが そよいでいる 

運営者情報

青山学院大学教育学科卒業。TOEIC795点。2児の母。2019年の長女の高校受験時、訳あって塾には行かずに自宅学習のみで挑戦することになり、教科書をイチから一緒に読み直しながら勉強を見た結果、偏差値20上昇。志望校の特待生クラストップ10位内で合格を果たす。

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