反比例とは?反比例する例と特徴をわかりやすく解説(練習問題)

小学校6年生の算数で学習する「反比例」について、反比例とはどういう意味か、反比例する例と反比例の特徴(反比例の性質)をわかりやすく解説するよ。

反比例の性質を使った問題の考え方も紹介するよ。

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目次

反比例する2つの数量の関係

これまで「比例」について勉強してきたね。
比例とは
xが2倍、3倍・・・になると、
yも2倍、3倍・・・になる関係のことだったよね。

では
今回の学習では比例に「反」がついた「反比例はんぴれい」について勉強していこう。

「反」というのは「反対」という意味。
比例とは反対の関係のことを反比例と呼ぶよ。
具体的に反比例の関係にある数量を見ていこう。

反比例の関係「速さ」と「時間」

「速さと時間と道のり」の関係のうち、「速さ」と「時間」は反比例の関係になっているんだ。
具体的な問題を見る前に、速さと時間と道のりの関係の復習をしよう。

速さと時間と道のりの関係

「速さと時間と道のりの関係」は、小学5年生のときに学習しているよ。
きっとみんな、次のような図を見たよね。

速さと時間と道のりの関係の図

この図を覚えていたら、速さと時間と道のりの関係はばっちりだよ。

  • 速さ=道のり÷時間
  • 時間=道のり÷速さ (今回の問題で使う式)
  • 道のり=速さ×時間

では実際に具体的な問題を考えてみよう。

家から駅までの道のりが6kmあるとするよ。

時速1kmで走った時にかかる時間は「道のり÷速さ」だから6÷=6時間
時速2kmで走った時にかかる時間は6÷=3時間
時速3kmで走った時にかかる時間は6÷=2時間
時速4kmで走った時にかかる時間は6÷=1.5時間
時速5kmで走った時にかかる時間は6÷=1.2時間
時速6kmで走った時にかかる時間は6÷=1時間

速さと時間の関係を表にすると次のようになるよ。

xとyの関係を表した表

この表で表されているxとyの関係がまさに「反比例」なんだ。
比例のときのxとyの関係とは違うよね。
だって、比例のときだったら、xが2倍、3倍になるとyも2倍、3倍になっていたからね。

それでは、この表をくわしく見ていこう。

xが2倍になるとyは\(\frac{1}{2}\)倍

xが2倍になると、yはどうなっているかな?
「何倍になっているか?」を求めるには、「比べる量÷もとにする量」を考えればよかったね。

yは6から3になっているのだから、
3÷6=\(\frac{1}{2}\)倍と求めることができるよ。

xとyの関係を表した表

xが3倍になるとyは\(\frac{1}{3}\)倍

xが3倍になると、yはどうなっているかな?
「何倍になっているか?」を求めるには、「比べる量÷もとにする量」を考えればよかったね。

yは6から2になっているのだから、
2÷6=\(\frac{1}{3}\)倍と求めることができるよ。

xとyの関係を表した表

xが4倍になるとyは\(\frac{1}{4}\)倍

xが4倍になると、yはどうなっているかな?
「何倍になっているか?」を求めるには、「比べる量÷もとにする量」を考えればよかったね。

yは6から1.5になっているのだから、
1.5÷6=\(\frac{1}{4}\)倍と求めることができるよ。

xとyの関係を表した表

xが2倍、3倍、4倍になると、yは\(\frac{1}{2}\)倍、\(\frac{1}{3}\)倍、\(\frac{1}{4}\)倍

家から駅までの道のりが6kmで、
速さを時速xkm、時間をy時間とすると
次のような関係があることがわかったね。

xとyの関係を表した表

xが2倍、3倍、4倍になると、
yは\(\frac{1}{2}\)倍、\(\frac{1}{3}\)倍、\(\frac{1}{4}\)倍になっているね。

別の問題でも考えてみよう。

反比例の関係「平行四辺形の底辺と高さ」

「平行四辺形の底辺と高さ」は反比例の関係になっているんだ。
具体的な問題を見る前に、平行四辺形の面積の求め方の復習をしよう。

平行四辺形の面積の求め方

底辺×高さ

平行四辺形と底辺と高さを表した図

たとえば平行四辺形の面積が12cm2のときを考えてみよう。

平行四辺形と底辺と高さを表した図

底辺xが3cmの場合

平行四辺形と底辺と高さを表した図

上の図を見て、高さyは何cmになるかを考えよう。
底辺と高さをかけて12cm2になるから
高さyは4cmだとわかるね。

底辺xが6cmの場合

平行四辺形と底辺と高さを表した図

上の図を見て、高さyは何cmになるかを考えよう。
底辺と高さをかけて12cm2になるから
高さyは2cmだとわかるね。

平行四辺形の底辺と高さの関係をまとめよう

底辺が1cmのときの高さは「面積÷底辺」になるから12÷1=12cm
底辺が2cmのときの高さは12÷=6cm
底辺が3cmのときの高さは12÷=4cm
底辺が4cmのときの高さは12÷=3cm
底辺が5cmのときの高さは12÷=2.4cm
底辺が6cmのときの高さは12÷=2cm
底辺が7cm以上は省略するね。

平行四辺形の底辺と高さの関係を表にしてみよう

xとyの関係を表した表

この表でxとyの関係を考えると次のようになるよ。

xとyの関係を表した表

xが2倍、3倍、4倍になると、
yは\(\frac{1}{2}\)倍、\(\frac{1}{3}\)倍、\(\frac{1}{4}\)倍になっていることがわかるね。

反比例する2つの数量の特徴(反比例の性質)

「速さと時間の関係」、「平行四辺形の底辺と高さの関係」の2つの反比例の関係について考えたね。
まとめると次のような関係だったよ。

速さと時間の関係

xとyの関係を表した表

平行四辺形の底辺と高さの関係

xとyの関係を表した表

どちらも、
xが2倍、3倍、4倍になると、
yは\(\frac{1}{2}\)倍、\(\frac{1}{3}\)倍、\(\frac{1}{4}\)倍になっているね。

まさにこれが反比例の性質なんだ。

反比例の性質

xの値が2倍、3倍、4倍・・・になると、
それにともなって
yの値は\(\frac{1}{2}\)倍、\(\frac{1}{3}\)倍、\(\frac{1}{4}\)倍・・・になる

この性質はしっかり覚えておこう。

反比例の性質の発展

では、ちょっと発展的な質問をしてみるよ。
もし、xが\(\frac{1}{2}\)倍、\(\frac{1}{3}\)倍になったらyはどうなるだろう?

さっきの「平行四辺形の底辺と高さの関係」の表をつかって、xが\(\frac{1}{2}\)倍になったときを確認してみよう。

xとyの関係を表した表

xが4から2に\(\frac{1}{2}\)倍になると
yは3から6になっていて、「2倍」になっているね。

xが6から2に\(\frac{1}{3}\)倍になると
yは2から6になっていて、「3倍」になっているね。

xとyの関係を表した表

まとめると次のようになるよ。

反比例の性質の発展

xの値が\(\frac{1}{2}\)倍、\(\frac{1}{3}\)倍、\(\frac{1}{4}\)倍・・・になると、
それにともなって
yの値は2倍、3倍、4倍・・・になる

「いやーなんか頭がこんらんしてきた」と思う人もいるよね。
比例よりややこしいことは間違いないね。

そんな人にとっておきの考え方があるよ。

反比例っていうのは、
xが〇倍になったら、yは\(\frac{1}{〇}\)倍
xが\(\frac{1}{〇}\)倍になったら、yは〇倍
になるんだ。

つまりxとyは逆数の関係にあることを覚えておこう。

反比例の性質を使った問題

「反比例になるか」「反比例にならないか」を考える問題

下の表は、まわりの長さが10cmの長方形の縦の長さと横の長さを表したものです。
縦の長さxと横の長さyは反比例の関係ですか。

長方形
長方形の縦と横の長さを表した表

反比例の性質を思い出してみよう。

反比例の性質

xの値が2倍、3倍、4倍・・・になると、
それにともなって
yの値は\(\frac{1}{2}\)倍、\(\frac{1}{3}\)倍、\(\frac{1}{4}\)倍・・・になる

xが2倍になるとき、yが\(\frac{1}{2}\)倍になっているか表で見てみよう。

長方形の縦と横の長さを表した表

xが3倍になるとき、yが\(\frac{1}{3}\)倍になっているか表で見てみよう。

長方形の縦と横の長さを表した表

xが4倍になるとき、yが\(\frac{1}{4}\)倍になっているか表で見てみよう。

長方形の縦と横の長さを表した表

xの値が2倍、3倍、4倍・・・になっても
yの値は\(\frac{1}{2}\)倍、\(\frac{1}{3}\)倍、\(\frac{1}{4}\)倍になっていない
から
反比例とはいえないよ。

反比例の性質を使って表の空らんをうめる問題

次の表のxとyは反比例の関係にあります。
表の空らんに当てはまる数字を答えなさい。

xとyの関係を表した表

xが「3」のときのyの値を求めよう

xの「1」と「3」に注目するよ。
xが1から3で3倍になっているから、
yは\(\frac{1}{3}\)倍になるはずだね。

180×\(\frac{1}{3}\)=60

xとyの関係を表した表

xが「5」のときのyの値を求めよう

xが1から5で5倍になっているから、
yは\(\frac{1}{5}\)倍になるはずだね。

180×\(\frac{1}{5}\)=36

xとyの関係を表した表

反比例の性質のまとめ

反比例の性質のまとめ

  • xの値が2倍、3倍、4倍・・・になると、
    それにともなって
    yの値も\(\frac{1}{2}\)倍、\(\frac{1}{3}\)倍、\(\frac{1}{4}\)倍・・・になる
  • xの値が\(\frac{1}{2}\)倍、\(\frac{1}{3}\)倍、\(\frac{1}{4}\)倍・・・になると、
    それにともなって
    yの値も2倍、3倍、4倍・・・になる

反比例の性質を比例と比べてみよう。
比例と反比例は2つセットで覚えるといいよ。

比例の性質のまとめ

  • xの値が2倍、3倍、4倍・・・になると、
    それにともなって
    yの値も2倍、3倍、4倍・・・になる
  • xの値が\(\frac{1}{2}\)倍、\(\frac{1}{3}\)倍、\(\frac{1}{4}\)倍・・・になると、
    それにともなって
    yの値も\(\frac{1}{2}\)倍、\(\frac{1}{3}\)倍、\(\frac{1}{4}\)倍・・・になる

運営者情報

青山学院大学教育学科卒業。TOEIC795点。2児の母。2019年の長女の高校受験時、訳あって塾には行かずに自宅学習のみで挑戦することになり、教科書をイチから一緒に読み直しながら勉強を見た結果、偏差値20上昇。志望校の特待生クラストップ10位内で合格を果たす。

感想や意見を聞かせてね

  1. 匿名 より:

    わかりやすかった。