川上弘美『立ってくる春』テスト対策練習問題と過去問まとめ

中学3年国語『立ってくる春』(川上弘美)の定期テストでよく出る問題や過去問の傾向をまとめているよ。
テストの前に挑戦して、実力を確かめてみよう!

まずは学習してからチャレンジする場合は、「立ってくる春」の解説ページを読もう!

目次

川上弘美『立ってくる春』テスト対策練習問題

新出漢字の「書き」問題

次の太字のカタカナを漢字で書きなさい。

問1

洋服をう。

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答え:縫

問2

日めくりのコヨミ

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答え:暦

問3

オニに似た生き物。

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答え:鬼

問4

ヨウ怪の類い。

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答え:妖

重要語句と言葉の意味(選択問題)

次の言葉の意味として最も適切なものを、ア〜エの中からそれぞれ選びなさい。

問1

結露(けつろ)

ア:冬の寒い朝、土の中の水分が凍ってできる氷の柱
イ:密閉されていて、空気が外に逃げない性質
ウ:空気中の水蒸気が細かい水滴となり、遠くがかすんで見えること
エ:室内の暖かい空気が冷たい窓に触れて、水滴になること

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答え:エ
【解説】昔の木造の家はすき間だらけで、外と中の温度が変わらないから「結露」しなかったんだね。

問2

わだかまる

ア:一か所に集まって、とどまること
イ:長く伸びて、どこまでも続くこと
ウ:少しずつ溶けて、見えなくなること
エ:下から上へと、勢いよくのぼっていくこと

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答え:ア
【解説】「寒暖計の赤は下の方にわだかまり」のように、温度計の赤い液体が下の方に集まって動かない様子を表しているよ。

問3

のほほん

ア:とても慌てていて落ち着かない様子
イ:何も気にせず、のんびりとしている様子
ウ:怒りでイライラしている様子
エ:寒さで体が縮こまっている様子

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答え:イ
【解説】「春はもっと柔らかでのほほんとしているから」と、「私」の春のイメージを表す言葉として使われているよ。

問4

みっしり

ア:ところどころにすき間がある様子
イ:大きな音が響き渡る様子
ウ:すき間なく、ぎっしりと詰まっている様子
エ:静かで誰の声も聞こえない様子

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答え:ウ
【解説】「私」が想像した春は、小さい生き物ですき間なく(みっしりと)埋めつくされた絵のようなものだったんだね。

問5

類(たぐ)い

ア:他とはまったく違う特別なもの
イ:昔話に出てくる架空の生き物
ウ:恐ろしい力を持った化け物
エ:同じ種類のもの。なかま。

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答え:エ
【解説】「火を吐いたり金棒をふるったりするものたちの類い」のように、同じような仲間のことを指すよ。

内容読解・記述問題

問1

どうして祖母に「もう春ですよ」と言われて驚いたのですか。最も適切なものを次から選びなさい。

ア:雪が降ったばかりでとても寒く、春が来たとは全く信じられなかったから。
イ:霜柱が立ち、水道管も凍っていて、外に出るのが嫌だったから。
ウ:祖母が今まで一度も季節の話をしたことがなく、急に話し出したから。
エ:木造の家がすき間だらけで、外よりも家の中の方が寒く感じられたから。

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答え:ア
【解説】布団から出られないほど寒く、庭の木も葉を落としている現実の厳しい寒さと、「春」という言葉が全く結びつかなかったから驚いたんだね。

問2

「あのころ」とはいつのことですか。本文の言葉を使って10文字で答えなさい。

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答え:私が小学生だったころ
【解説】タイツの伝線をかがったり、しもやけができたりしていた、昭和半ばの小学生時代のことだよ。

問3

「ごく普通の子ども」と対照的(反対の存在)に書かれている言葉を、本文から7字で抜き出しなさい。

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答え:外国のお姫さま
【解説】冷たい水で顔を洗いながら、「毎日お湯で洗顔してるんだろうなあ」と想像した存在だね。

問4

「でもまだ冬なの。」と口をとがらせた「私」の心情として、最も適切なものを次から選びなさい。

ア:自分だけが春の訪れに気づけなかったことを悔しがっている。
イ:祖母が暦を見て嘘をついているのではないかと疑っている。
ウ:春が来ると厚い布団で眠れなくなるため、冬が終わるのを寂しがっている。
エ:現実の厳しすぎる寒さと「春」という言葉が結びつかず、納得できずに反発している。

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答え:エ
【解説】「口をとがらせて」いるのは、祖母の言うことに納得がいかず、不満に思っている(反発している)からだよ。

問5

祖母が「今日から春」と言ったのはなぜですか。本文の言葉を使って書きなさい。

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答え:(例)暦の上では立春だから。
【解説】「でも、暦の上では、ほら。立春ですよ。」という祖母のセリフから読み取ろう。

問6

「寒暖計の赤は下の方にわだかまり、ぜんぜん上がってこない」とは、どういう状況を表現していますか。最も適切なものを次から選びなさい。

ア:春だと言われても信じられないほど気温が低く、暖かさが少しも感じられない状況。
イ:寒暖計が古くなって壊れてしまい、正しい温度が測れない状況。
ウ:外の寒さに比べれば家の中は少しは暖かいが、まだ春といえるほどではない状況。
エ:外と中の温度がさほど変わらないため、窓に結露が全くできない状況。

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答え:ア
【解説】温度計の赤い液体が下の方から動かないことで、春とは思えないほどの厳しい寒さを強調しているんだね。

問7

「りっしゅん」と答えた「私」の心情として、最も適切なものを次から選びなさい。

ア:立春という言葉の意味は知っているが、まだ早いと呆れている。
イ:祖母の発音が聞き取れず、どういう意味かもう一度尋ねようとしている。
ウ:初めて聞く言葉の響きを不思議に思い、どういう意味だろうと戸惑っている。
エ:春が立つという表現が面白くて、思わず笑い出しそうになっている。

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答え:ウ
【解説】立春という言葉の意味を知らず、その響きをただ不思議そうに復唱している場面だね。

問8

「りっしゅん」がひらがなで書かれている理由として、最も適切なものを次から選びなさい。

ア:「立春」という漢字の意味よりも、言葉の音の響きが強く印象に残ったことを表すため。
イ:漢字を知らない子どもが、耳で聞いた音をそのまま不思議に受け取っている様子を表すため。
ウ:祖母が子どもに分かりやすいように、わざとゆっくりと発音したことを表すため。
エ:立春という言葉が本来持っている、柔らかくてのほほんとした雰囲気を表すため。

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答え:イ
【解説】大人が使う「立春」という漢字の知識ではなく、小学生の「私」が聞いた生の音の響き(主観)を表現する効果があるんだよ。

問9

「私」が思う「春」のイメージを、本文から2つ抜き出しなさい。

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答え:柔らかでのほほんとしている
こまかな生気あるものに満ちた、盛り上がるようなもの
【解説】どちらも「私」ならではの素敵な想像だね。テストの抜き出し問題でよく狙われるよ。

問10

「竜や鬼や妖怪」を別の言葉で言い換えている部分を、本文から23字で抜き出しなさい。

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答え:火を吐いたり金棒をふるったりするものたちの類い
【解説】春は「柔らかでのほほんとしている」から、こういった恐ろしい妖怪の類いではないと考えたんだね。

問11

「それならば。」の「それ」が指す内容として最も適切なものを次から選びなさい。

ア:春が、空気のような目に見えない存在であるならば。
イ:春が、火を吐いたり金棒をふるったりする妖怪の類いであるならば。
ウ:春が、こまかな生気あるものに満ちた、盛り上がるようなものであるならば。
エ:春が、竜や鬼や妖怪のような恐ろしいものではないのであれば。

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答え:ウ
【解説】直前の文にある、「私」が考えた春のイメージを受けて「それならば(どんな形だろうか)」と想像を進めているよ。

問12

「私」が決めた「立ってくる春」のかたちを、本文から抜き出しなさい。

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答え:さまざまな小さい生き物でみっしり埋めつくされた一枚の絵のようなもの
【解説】この随筆の中で一番重要な、筆者オリジナルの「春」のイメージだよ。

問13

「これだけのことを決め」の「これ」の内容として最も適切なものを次から選びなさい。

ア:春は、目には見えないけれど空気のように柔らかい存在だという想像のこと。
イ:春は、さまざまな小さい生き物で埋めつくされた絵のようなもので、地平線からゆっくりのぼり、四月には全天を覆うという想像のこと。
ウ:春は、本の中にある竜や鬼や妖怪のように、この世のものではない生き物の形をしているという想像のこと。
エ:春は、遠くに見える富士山のように、冷たい空気の中で少しずつ形を変えていくものだという想像のこと。

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答え:イ
【解説】「立ってくる春とは〜」から始まる段落の全体(春の形とその動き)を指しているよ。

問14

「私」が「よしよし」と納得して謎を解いた経緯として、最も適切なものを次から選びなさい。

ア:祖母の言う通り、カレンダーに「立春」と書かれているのを自分で確認して理解したから。
イ:歩きながら富士山を眺めているうちに、寒さが和らいで本当に春が来たと実感できたから。
ウ:春が「立つ」という言葉の響きから、自分なりに春の形や動きを想像してイメージを作り上げたから。
エ:学校に行く途中で、つわぶきやアオキ以外の植物にも新しい芽が出ているのを発見したから。

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答え:ウ
【解説】辞書的な意味(客観)ではなく、自分自身の想像(主観)で春のかたちを決められたことに満足しているんだね。

問15

「春が立つ」謎が今も私の中に居つづけていることがわかる一文を本文から探し、最初の5文字を書きなさい。

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答え:現在も、立
【解説】「現在も、立春という言葉を聞くと、反射的に、水平線からゆっくりと立ち上がってくる霧(もや)のような絵を思い浮かべるのである。」という一文だね。

問16

「まだまだ寒い。しかしじきに、春である。」という最後の一文に込められた「私」の心情として最も適切なものを次から選びなさい。

ア:子どもの頃に想像した春の姿と、大人になってから見る春の景色が全く違うことに、少し寂しさを感じている。
イ:毎年立春の日に霧のような絵を思い浮かべるが、実際に春が来るとすぐに忘れてしまう自分に呆れている。
ウ:春のイメージは今も心に残っているが、現実の厳しい寒さとのずれに少し戸惑っている。
エ:現実はまだ寒さは残っていても、言葉から生まれた春のイメージが心の中に生きていて、春の気配を確かに感じている。

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答え:エ
【解説】厳しい冬の寒さの中にも、「立春」という言葉の響きによってもたらされた豊かな春のイメージと、そこへの温かい期待が込められているんだね。

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青山学院大学教育学科卒業。TOEIC795点。2児の母。2019年の長女の高校受験時、訳あって塾には行かずに自宅学習のみで挑戦することになり、教科書をイチから一緒に読み直しながら勉強を見た結果、偏差値20上昇。志望校の特待生クラストップ10位内で合格を果たす。 ※サイト全体の運営実績についてはこちらにまとめています。

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