「yはxの二乗に比例する」関数とは?二次関数との違い・比例定数
中学3年生の数学で学習する「y=ax2(yはxの二乗に比例する)」関数について、二乗に比例するとはどういう特徴をもっているのか、y=ax2(yはxの二乗に比例する)の比例定数とは何かをくわしく解説するよ。
yはxの二乗に比例する関数
「関数」とは、「xの値が1つ決まる」と、「yの値もただ1つ決まる」という関係のことだったよね。
※「関数」とは何かをわかりやすく解説しているページもあるよ
今まで、比例や反比例、一次関数などの関数を学習してきたね。
今まで学習してきた関数
・比例 y=ax
・反比例 y=\(\frac{a}{x}\)
・1次関数 y=ax+b
3年生の数学で学習するのは、「二乗に比例する関数」だよ。
二乗に比例する関数の身近な例
「二乗に比例する」と言われても、ちょっとピンとこないね。
実際の例をもとに説明していくよ。
たとえば、「坂道で球を転がしてみた時」を考えてみよう。
坂道で球を転がすと、だんだんスピードアップして転がり落ちていく(加速していく)よね。
坂を転がし始めてから、1秒ごとの球の位置を記録したら次のようになったよ。


この表を見ると
xが2倍、3倍、4倍・・・となるとyの値は4倍、9倍、16倍・・・となっているよね。
じゃあxとyの関係はどうなるだろう?
xとyだけの関係で考えると、
x=1のときは、y=0.2(y=0.2x)
x=2のときは、y=0.8(y=0.8x)
x=3のときは、y=1.8(y=1.8x)
・・・となってしまって、比例定数が定まらないね。
つまり、これは比例の関係ではないということだね。
そこで、さっきの表に「x2」を付け足してみるよ。

x2=1のときは、y=0.2(y=0.2x2)
x2=4のときは、y=0.8(y=0.2x2)
x2=9のときは、y=1.8(y=0.2x2)
比例定数が定まったね。
つまり、この表を見るとyの値はx2の値の0.2倍になっていることがわかるよね。

だから
y=0.2x2
と表すことができるんだよ。
「y=0.2x2」という式からもわかるけれど、「yはxの二乗に比例する」関数になっているよね。
二乗に比例する関数の形
y=0.2x2は「yはxの二乗に比例する」関数だったよね。
「yはxの二乗に比例する」関数の形を紹介しよう。
yはxの二乗に比例する関数
- y=ax2で表すことができる
- 「a」のことを比例定数と呼ぶ
- 比例定数「a」はa=\(\frac{y}{x^2}\)で求めることができる
※ただし、この式は「y=ax2」の両辺を「x2」で割ったら出てくるので、絶対に覚える必要はないよ。
「2次関数」と「yはxの二乗に比例する関数」の違い
2年生で「1次関数」を学習したから、3年生で学習したこの「y=ax2」のことは「2次関数」とは言わないの?と思う人も多いかもしれないね。
「2次関数」と「yはxの二乗に比例する関数」の違いを説明するよ。
2次関数と二乗に比例する関数の違い
- 2次関数は「y=ax2+bx+c」
- yはxの二乗に比例する関数は「y=ax2」
yはxの二乗に比例する関数「y=ax2」っていうのは、
2次関数「y=ax2+bx+c」の式で、b=0、c=0になる特別な場合のことなんだよ。
こんな感じのイメージだね。

2次関数という集まりの中に、「yはxの二乗に比例する関数」がいるということだね。
だから、「yはxの二乗に比例する関数」は、2次関数といっても間違いではないけれど、中学3年生でやるのは、b=0、c=0の特別な場合(=比例している)だけだよ。
y=ax²の比例定数の求め方
yはxの二乗に比例する関数「y=ax2」の比例定数「a」の値を次の問題で求めてみよう。
(1)
1辺がxcmの正方形で、高さが4cmの四角柱の体積がycm3になった。yをxの式で表せ。
また比例定数を答えなさい。

四角柱の体積は
体積=底面積×高さ
で求まるから、
y=x×x×4
y=4x2
と表すことができるよね。
だから比例定数は「4」になるね。
(2)
yはx2に比例し、x=2のときy=12になる。yをxの式で表せ。
この問題はよく入試問題や定期試験にでるよ。
まず、「yはx2に比例し」という文章を見たら、
「yはxの二乗に比例する関数だから、答えの式は、y=ax2になるな」と反応できるようにしよう。
これができたら、あとは楽勝だよ。
y=ax2に「x=2のときy=12」を代入しよう。
12=a×22
12=4a
a=3
比例定数「a」が「3」とわかったので、「y=ax2」の式に代入しよう。
答えの式は
y=3x2
と求めることができるよ。
「yはxの二乗に比例する関数」まとめ
「yはxの二乗に比例する関数」まとめ
- 「yはxの二乗に比例する関数」の式は、「y=ax2」で表すことができる
- 「a」のことを比例定数と呼ぶ
- 比例定数「a」はa=\(\frac{y}{x^2}\)で求めることができる
- yはxの二乗に比例する関数「y=ax2」とは、2次関数「y=ax2+bx+c」の式で、b=0、c=0になる特別な場合のことである
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ゆみねこ
詳しいプロフィールを見る
青山学院大学教育学科卒業。TOEIC795点。2児の母。2019年の長女の高校受験時、訳あって塾には行かずに自宅学習のみで挑戦することになり、教科書をイチから一緒に読み直しながら勉強を見た結果、偏差値20上昇。志望校の特待生クラストップ10位内で合格を果たす。
