高校受験のための数学勉強法と進め方(スケジュールとチャート)
中学校3年生むけに、高校受験のための数学の勉強法について、勉強のスケジュール作成の考え方や、受験日までのおすすめの勉強チャートを紹介しているよ。
部活をしている場合やしていない場合、定期テストとの両立の仕方など、ぜひ参考にしてみよう。
高校受験のための数学勉強法(スケジュール)
次は高校受験のスケジュールを紹介するよ。
住んでいる地域・学校で行事やテスト日程は異なるから、紹介するスケジュールを参考にしながら、自分なりのスケジュールを作ってみよう。
スケジュールを紹介する前に・・・
まずは、1年間の学校の行事予定を確認してからスケジュールを作ろう。
必ず確認してほしい日程は、以下の通りだよ。
確認すべき学校行事予定
・定期テスト
・夏、冬の長期休み
・学力テスト(実力テスト)や模擬試験の日程
・受験日
定期テストの直前時期は、定期テスト範囲の勉強に集中するはずだから、受験勉強をすることが難しくなるよね。
夏、冬の長期休みは、受験勉強をするには絶好の期間だから1日もムダにすることなく受験勉強に集中しよう。
学力テスト(実力テスト)や模擬試験の日程も大切だよ。
特に夏休み以降に実施される場合には、志望校選択の資料として使われることもあるから、学力テスト(実力テスト)を入試本番のつもりで準備して、受験するようにしよう。
また、各都道府県ごとに実施されている模擬試験がある場合には、受験することをおすすめするよ。
最後に受験日は確認したら、「入試まで残り○○日」のようにカウントダウンをするようにして、自分の気持ちを奮い立たせよう。
1学期(夏休み前)まで~受験勉強と定期テスト勉強の両立~
1学期に定期テストがある人は、受験勉強と定期テスト勉強の両立を意識して勉強に取り組もう。
定期テストの1ヶ月ぐらい前からは、定期テスト勉強に集中して取り組み、それ以外の期間は受験勉強に取り組むことがおすすめだよ。
取り組む内容は、中学1・2年生の内容を中心におこなおう。
夏休み期間中~夏を制するものが受験を制する~
夏休み期間は絶好の受験勉強期間!
この期間にどれだけ受験勉強に取り組めるかが、志望校合格に関わるから毎日全力で受験勉強に取り組もう。
取り組む内容は、「中学1・2年生の内容+中学3年生の1学期で習った内容」に取り組むことがおすすめだよ。
2学期開始してからすぐに学力テスト(実力テスト)がある場合や夏休み期間中に模擬試験を受ける場合、テスト範囲が主に「中学1・2年生の内容+中学3年生の1学期で習った内容」ということが多いからなんだ。
また、2学期は学校行事も多く、定期テスト・学力テストも行われるため復習にまとまった時間を費やすことが難しいから、夏休みの復習がとても大切だよ。
2学期(冬休み前まで)~定期テスト勉強も受験勉強の1つ~
2学期に定期テストが実施される場合は、定期テスト勉強に全力集中!
定期テストに向けた勉強だけれども、その内容は公立高校入試の範囲でもあるから、受験勉強だと思って取り組むようにしよう。
学力テスト(実力テスト)が実施される場合には、定期試験と同じようにしっかりと対策をしてからテストを受けるようにしよう。
※学力テスト(実力テスト)は定期テストよりも事前準備をせずに受ける人が多いから要注意!
冬休み期間中~最後のインプット期間+過去問題にチャレンジ~
冬休み期間中は、最後のインプット期間になるから、取り組んでいるテキストを何度も繰り返し取り組んだり、苦手な単元の克服を徹底的におこなう。
おそらく教科書内容もほとんど終えていると思うから、ここで公立高校の過去問題にチャレンジすることもおすすめだよ。
どのくらいの点数が取れるのか、時間配分がしっかりできているかなど、今の自分の実力を知ることができるよ。
3学期~最後の総仕上げは、実戦問題を中心に~
いよいよ冬休みが明けたら公立高校入試直前期になるね。
ここからは、実戦問題を使って入試本番と同じ時間配分で問題に取り組むようにしよう。
また私立高校入試がこの期間に行われる地域が多いから、私立入試の過去問題も実戦問題の1つとして取り組もう。
※公立高校入試と試験時間や難易度が異なる場合もあるから、確認してから取り組むようにしよう。
1日何時間ぐらい勉強したらいいの?
「1日何時間ぐらい受験勉強したらいいの?」という質問がよくあるんだけれど、モデルケースを紹介するね。
平日(学校がある日)の場合~夕方の時間がポイント~
部活動がある場合には、帰宅してから夕食を食べてすぐに勉強に取り組むことがおすすめだよ。
部活動がない場合(引退した後)は、学校から帰宅してすぐの夕方の時間(16時過ぎ~18時過ぎ)に勉強を開始することがおすすめだよ。
ダラダラ過ごしてしまう夕方の時間が、周りと差をつけるチャンス!
勉強時間の目安
部活動がない場合・・・4時間~5時間
部活動がある場合・・・2時間~3時間
休日(夏・冬休みや土日)の場合~学校がある日と同じ取り組みを目指す~
休みの日は、学校がある日と同じ取り組みを目指すことをおすすめするよ。
学校がある日というのは、朝起きる時間変えず、1時間目の授業がスタートするタイミングで勉強をスタートする、というような取り組みだよ。
※もちろん夜更かしもしないように注意!
入試は大体9時過ぎから開始するから、休日も入試を意識して朝から勉強に取り組むようにしよう。
勉強時間の目安
休日(特に予定がない場合)・・・7時間~8時間
※最低でも5時間を目標にしよう。
高校受験のための数学勉強法(チャート)
志望校別に高校受験のための数学勉強法の流れ(チャート)を紹介するから、ぜひ参考にしてね。
進学校・トップ校以外の高校を目指している場合
進学校・トップ校以外の高校を目指している場合(偏差値目安は55未満)、小問集合・基本問題を完璧仕上げて、数学が得意な人は応用問題も取り組むようにしよう。
進学校を目指している場合
進学校を目指している場合(偏差値目安は60以上)、応用問題にも積極的にチャレンジして応用力を身につけよう。
入試の過去問や模擬試験では正答率40%以上の問題は正解できることを目標に取り組もう。
トップ校を目指している場合
トップ校を目指している場合(偏差値目安は70以上)、応用・発展問題も全て解くことができる力を身につけよう。
また、実戦問題も使って時間内に正確に解くことができるようにしよう。
紹介したスケジュールや勉強内容を参考して、志望校合格を掴み取ろう!
運営者情報
ゆみねこ
詳しいプロフィールを見る
青山学院大学教育学科卒業。TOEIC795点。2児の母。2019年の長女の高校受験時、訳あって塾には行かずに自宅学習のみで挑戦することになり、教科書をイチから一緒に読み直しながら勉強を見た結果、偏差値20上昇。志望校の特待生クラストップ10位内で合格を果たす。