読解力をつけるには?

 読解力とは何か?小学生にとって読解力がないとどうなるのか?小学生が読解力を上げる方法は?
こちらの記事では、読解力をつける方法をくわしく紹介しています。

国語の授業で出る読解力テストや中学受験のために必要な読解力訓練についても解説します。

小学生におすすめの読解力トレーニング方法や、読解力を鍛えるための本、アプリ、ドリル、問題集、クイズなども紹介します。

読解力とは?小学生にとっての重要性とは

 読解力とは、「文章を読んで、しっかり理解したり、まとめたりする力のこと」なんだ。
これは学校の勉強だけじゃなく、将来のためにも大切なちからだよ。

読解力があると、教科書や参考書、小説などの本をうまく読めるし、情報を正しく理解できるようになるんだ。
それに、文章を書くときにも、自分の考えをうまくまとめることができるようになるよ。

 でも、どうやって読解力を上げたらいいのか、あまりピンとこないよね。

 読解力は、本やアプリ、問題集やドリルを使って、しっかりトレーニングすることができるんだ。

 この記事では、小学生にオススメの読解力のトレーニング方法や本、アプリ、問題集、ドリルを紹介してるよ。

読解力を鍛えるトレーニング方法とは

 小学生にもおすすめな読解力をつける方法のポイントを紹介するよ。

  1. たくさん文章を読む
    読解力をつけるには、まず「たくさん読む」ことが大切。
    みじかいお話でもいいので、毎日少しずつでも読む習慣をつけよう。
    難しい本や長い文章でも、「少しずつ読んでいく」ことで、だんだん読解力がついてくるよ。
    家庭学習の時間や、夜ねる前のスキマ時間などを上手に使って、文章を読む時間を作ってみるといいね。

  2. 読み方を工夫する
    読解力をつけるには、「どうやって読むのか」も大切。
    ただ読むのではなく、お話の内容やポイントを理解しながら読むかどうかで、読解力はグングンアップするよ。
    くわしい「読み方のポイント」も、このあとで解説するよ。

  3. ドリルや問題集を使って練習する
    読解力をつけるためには、ドリルや問題集を使って練習するのも効果的。
    たくさん問題をとくほど、読解力がパワーアップするよ。
    おすすめのドリルや問題集も、このあと紹介するよ。

  4. アプリやクイズを使って楽しく学習する
    読解力を鍛えるためのアプリやクイズもたくさんあるよ。
    アプリやクイズを使えば、楽しく読解力をトレーニングすることができるね。
    おすすめのアプリやクイズも、このあとで紹介するよ。

  5. 読解力をチェックして、自分の弱点を確認する
    自分の読解力がどのくらいかチェックすることのできるアプリもあるよ。
    自分の苦手なポイントなどもチェックすることも大切だよ。
    読解力を診断できるアプリなども、このあと紹介するよ。

読解力を上げるための「読み方」のポイント

 読解力を効率的に伸ばすには、「読み方」にもポイントがあるよ。

  1. まずお話の全体をつかむ
    読む前に、お話のタイトルや見出し(もくじ)、挿絵などを見て、何について書かれているお話なのか予想してみよう。

  2. 声に出して読んでみる
    読解力を鍛えるには、文章やお話を声に出して読むのも大切だよ。
    文章を「音」としてに出すことで、より正確に文章の意味を理解することができるよ。

  3. 文章の中で重要な情報(〇〇が△△をした)や「キーワード」に注意しながら読む
    文章やお話を読むときは、「〇〇が△△した」「××になった」などの書かれている情報に注意しよう。そして、それぞれの関係(〇〇が△△をした、と、だから××になった)をつなげてみよう。
    それぞれの情報をつなげるときは、「同じことを言っている」という意味の=(イコール)や、「その結果、こうなった」などをあらわすために⇒(やじるし)などを使うと、それぞれの関係を整理しやすくなるよ。

  4. 状況や、登場人物の気もち、場面を意識する
    文章やお話を読むときには、「だれが話しているのか」とか、「どんな気持ちなのか」とか、「どのような場面なのか」をいつも意識しながらよむことが大切だよ。

  5. 言葉の意味を調べるクセをつける
    文章やお話をただしく読み取るには、出てくる言葉の意味がわかっていることが必要なんだ。なので、わからない言葉がでてきたら、そのままにしないで、その言葉の意味を辞書などでちゃんと調べるようにしよう。

  6. お話をまとめたり、要約してみる
    文章やお話を読んだら、その内容を自分でまとめてみよう。要約(お話などを短くまとめること)してみたり、感想を書いてみると、もっとその文章やお話の内容が自分の中で整理できるようになるよ。
    自分でまとめたことや、要約したことを、お父さんお母さん、お友達にはなしてみることも、自分の理解度を上げるのに役立つよ。

小学生におすすめの読解力問題集やドリル、本やアプリの紹介

読解力を鍛えるおすすめの問題集やドリル

「小学生がちょっとやそっとできない国語の問題集」(学研プラス)

小学校高学年向けの問題集で、文章の内容を理解することができるか、文章の意味を推測することができるかなどの問題が含まれているよ。

『小学生のための国語力トレーニング』(学研プラス)

小学生が読解力を鍛えるためのドリル集。文章を読んで問題に答える形式で、読解力を養うことができるよ。

『小学生からはじめることばのチカラ』(ひさかたチャイルド)

小学生向けの語彙力を鍛える本。文章を通して単語の意味を覚えたり、文法の勉強ができるよ。

『ことば力』シリーズ(岩波書店)

小学生から中学生までの幅広い年齢層に向けた語彙力を鍛える本。文章を通して語彙力を増やすことができるよ。

「小学生の読解力を伸ばすドリル」(文溪堂)

小学校低学年向けから高学年向けまでのドリルがあり、文章の意味を理解する力や、推測力、要約力などの力を養う問題が含まれているよ。

「小学生の国語 読解力が身につくドリル」(学研プラス)

文章の内容を理解する力や、推測力、要約力などの力を養う問題が含まれているよ。また、解説も分かりやすく、自己採点がしやすいのも特徴。

「小学校国語ドリル 読解力編」(教育出版)

文章の内容を理解する力や、推測力、要約力などの力を養う問題が含まれているよ。また、学習指導要領に基づいた出題形式であり、国語力を養うことができるんだ。

「チャレンジ! 読解クイズ」(本)

小学生向けの読解力を鍛えるためのクイズがたくさん収録されているよ。物語や記事の内容を読み、その内容に関する問題に答える形式。

読解力を鍛えるおすすめのアプリやクイズ

「スマートフォンアプリの読書感想文クイズ」(アプリ)

小学生が読んだ本の感想文を書くクイズ。本を読んで感想文を書くことで、読解力だけでなく文章を書く力も養うことができるよ。

『にほんごえいご名作えほん』(福音館書店)

日本の名作や英語の名作が収録された絵本アプリ。絵本を通して、ストーリーの理解力や語彙力を養うことができるよ。

『三省堂小学生新字源』(三省堂)

小学生向けの漢字ドリルアプリ。文章中に出てくる漢字の読み方や意味を覚えることができるよ。

『ドリルで国語力アップ 小学3年生』(アルク)

小学3年生向けの国語ドリルアプリ。読解力や語彙力を鍛える問題が多数収録されているよ。

「NHK学生ロボコン読解クイズ」(ウェブページ)

小学生向けに科学や技術に関する記事が掲載されており、その記事に関するクイズに挑戦できるよ。科学や技術に興味がある小学生にはおすすめのクイズ。

「小学生新聞」(ウェブページ)

小学生向けのニュース記事が掲載されているよ。その記事に関するクイズが用意されており、小学生が楽しみながら読解力を養うことができるんだ。

国語のテストのための読解力トレーニング方法

 学校の国語の授業や、定期テストで出される問題をただしく解くには、学校のテストにむけたトレーニングのポイントがあるよ。

  1. 学校のテストの問題の種類や形式に慣れる
    学校で出された過去のテスト問題や、問題集などを利用して、短文問題や長文問題、矛盾解消問題などいろいろな問題の形式に慣れよう。

  2. まずは問題文をよく確認しよう
    正確で効率的に問題を解くためには、答えを探す前に、まずは問題文を十分に読み込んで、答えを探しやすくするためのヒントを見つけよう。

  3. 答えが本文と一致しているか確認しよう
    解答するときには、答えが本文(文章)と一致しているか確認することが大切だよ。「本文から抜き出す」タイプの問題のときには、本文では漢字になっているのか、ひらがななのか?とか、句読点はぬけていないかなど、よく確認しよう。
    せっかく抜き出すところがあっていても、抜き出すときに漢字がひらがなになってしまったり、句読点をわすれてしまったりすると不正解になってしまうよ。

  4. 普段の授業で教科書をしっかりと理解する
    国語の授業のテストでは、授業中に使った教科書にある文章をもとに問題が作られるよね。
    だから、普段の授業のときから教科書に書かれている文章をよく理解することができていれば、国語の授業のテストでもスラスラ答えられるようになるよ。

中学受験で必要な読解力訓練

 中学受験を考えている場合は、読解力がさらに重要となってくるよ。
中学受験のテストでは、問題文自体が難しくなっていることも多いので、問題の意味をただしく読み解くちからが必要になるんだ。

 中学受験で必要な読解力のトレーニングについて紹介するよ。

毎日の読書を習慣化する
毎日一定時間、小説やエッセイ、新聞記事などを読むことで、読解力を養うことができるよ。
小学生のうちから習慣化しておいて、読む量を増やしていくことが重要だよ。

問題集を用いたトレーニング
中学受験の問題になれることが大切。中学受験で出題される文章の種類や出題傾向を理解するために、中学受験用の問題集を使ってトレーニングすることはとっても効率的だよ。

速読トレーニングを行う
中学受験レベルともなると、問題の文章のボリュームも多くなるので、できるだけ速く読み解くちからが必要になるよ。
一定時間内に多くの文章を読むトレーニングを行うことで、文章の要点を素早く把握する力を養うことができるんだ。

「読書速度ハカルくん」(ウェブページ)では、無料で読書の速さを測ることができるよ。
レベルは小学校1年生から大人まで。ランキングもあるので、上位になれるようにチャレンジしてみよう!

音読トレーニングを行う
音読をすることで、文章の意味をより理解しやすくなるよ。また、口から出すことで、より覚えやすくなるため、重要なポイントを効果的に記憶することができるよ。

レベルの高い文章にも挑戦する
自分が興味を持っている分野の、少しレベルの高い文章にも挑戦してみよう。
難しいと感じる場合は、辞書を使って単語の意味を調べたり、文法のルールを確認することも大切。レベルの高い文章に慣れることで、中学受験に出題される文章にも慣れることができるよ。

「読解力タイプ診断」では、自分の読解力のタイプや、得意・不得意を診断することができるよ。
タイプごとに、中学受験にむけたくわしいアドバイスもあるので、ぜひ参考にしてみてね。

読解力を診断して自分の弱点を把握する方法

 自分の読解力がどのくらいのレベルなのか、自分の読解力のタイプなど、たのしく診断ができるウェブページを紹介するよ。

「読解問題よみとくん」(ウェブページ)
6種類の読解力問題に無料で挑戦することができるよ。
レベルは3つあって、小学校4年生から大人まで楽しみながら読解力を測れるよ。

「けんてーごっこ・文章読解力テスト」(ウェブページ)
5問の問題にチャレンジできるよ。
よく読まないと正解するのがむずかしい問題なので、やりがいがあるよ。

「読解力タイプ診断」(ウェブページ)
質問に答えながらチャートにそって進むだけで、自分の読解力タイプを診断することができるよ。
タイプ別のアドバイスなども丁寧に書かれているので、とても参考になるよ。

運営者情報

青山学院大学教育学科卒業。TOEIC795点。2児の母。2019年の長女の高校受験時、訳あって塾には行かずに自宅学習のみで挑戦することになり、教科書をイチから一緒に読み直しながら勉強を見た結果、偏差値20上昇。志望校の特待生クラストップ10位内で合格を果たす。

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