中学家庭科「持続可能な食生活を目指して」解説!食品の安全・食料自給率・食品ロス
私たちの食生活は、健康だけでなく、食料の生産、輸送、環境、食品ロスなどとも深く関係しています。
このページでは、中学家庭科で学習する「持続可能な食生活を目指して」について、食品の安全、食料自給率、食品ロス、フード・マイレージ、食育などをわかりやすく解説するよ。
目次
持続可能な食生活とは

持続可能な食生活とは、今の私たちだけでなく、将来の世代も含めて続けられるように、健康、環境、資源、社会のことを考えた食生活のことだよ。
たとえば、安全な食品を選ぶこと、食べ物を無駄にしないこと、地域の食材を活用すること、輸送やごみを減らすことなどが関係しているんだ。
食生活は、毎日の食事だけでなく、食品が作られ、運ばれ、買われ、調理され、食べられ、片づけられるまでの流れ全体で考えることが大切だよ。
食品の安全
私たちが健康な食生活を送るためには、安全な食品を安心して食べられることが大切だよ。
食品の安全に関わる問題には、食中毒、食品の不正表示、輸入食品の安全性、食品添加物、農薬、放射性物質など、さまざまなものがあるんだ。
日本では、食品の安全を守るために、2003年に食品安全基本法が制定されたよ。
食品の安全を守るためには、国や企業の取り組みだけでなく、消費者である私たちも食品表示を確認したり、食品の安全に関心をもったりすることが大切なんだ。
食品を選ぶときには、原材料名、アレルギー表示、消費期限や賞味期限、保存方法などを確認しよう。また、家庭では、食品を適切に保存すること、必要に応じて十分に加熱すること、手や調理器具を清潔にすることも大切だよ。
食品の安全や正しい表示を求めることは消費者の権利であり、安全な食生活のために行動することは消費者の責任でもあるよ。
食品の安全を守る取り組み

食品の安全を守るためには、食品にどのような危険があるかを考え、その危険をできるだけ小さくする取り組みが必要だよ。
その考え方の一つに、リスク分析があるんだ。
| 取り組み | 内容 | 覚え方 |
|---|---|---|
| リスク評価 | どれくらい食べても安全か、科学的に調べること | 評価=調べる |
| リスク管理 | 食べても安全なように、ルールを決めて監視すること | 管理=対策する |
| リスクコミュニケーション | 消費者、事業者、行政などが情報や意見を交換すること | コミュニケーション=伝え合う |
食品の安全は、科学的な調査、ルールづくり、情報の共有によって守られているんだ。
食料自給率

日本は、外国から多くの食料を輸入しているよ。
食料自給率とは、国内で消費される食料を、国内の生産でどれくらいまかなえているかを表す割合のことだよ。
教科書資料では、日本の食料自給率は、カロリーベースで低い水準にあることが示されているんだ。カロリーベースとは、食料を熱量、つまりカロリーで計算して表す考え方だよ。
食料自給率が低い理由としては、食生活の変化によって、小麦、肉類、油脂類などの消費が増え、米の消費が減ったことなどが考えられているよ。
食料自給率については、数字だけを覚えるのではなく、食生活の変化や輸入への依存と結びつけて考えることが大切だよ。細かい数値は、学校の教科書や授業プリントの表現を優先して確認しよう。
食品の廃棄と食品ロス

日本では、まだ食べられるのに捨てられてしまう食品が多くあるよ。
まだ食べられるのに捨てられてしまう食品を、食品ロスというんだ。
食品ロスには、家庭から出るものと、店や工場、飲食店などの事業者から出るものがあるよ。家庭では食べ残し、買いすぎ、期限切れ、作りすぎなどが原因になることがあるんだ。
食品ロスは、食料資源を無駄にするだけでなく、ごみとして処理するときにエネルギーが使われるため、環境への負担にもつながるよ。
食品ロスを減らすためには、次のような工夫ができるんだ。
- 必要な量を考えて買う
- 家にある食品を確認してから買い物をする
- 消費期限や賞味期限を確認する
- 食材を無駄なく使う
- 食べ残しを減らす
- 保存方法を工夫する
- 残った食品を別の料理に活用する
また、食品や飲料に使われている容器や包装も、ごみの量と関係しているよ。包装を少なくした商品を選んだり、詰め替え商品を利用したり、分別してリサイクルしたりすることも大切なんだ。
食品の輸送とエネルギー

食品は、生産された場所から、私たちの食卓に届くまでに、車、船、飛行機などで運ばれているよ。
輸送距離が長くなったり、輸送する量が多くなったりすると、多くのエネルギーを使い、二酸化炭素などの排出にもつながるんだ。
フード・マイレージとは、食品の輸送が環境に与える負担の大きさを表す考え方だよ。簡単にいうと、遠くからたくさん運ぶほど、環境への負担が大きくなりやすいという考え方なんだ。
フード・マイレージは、食品の重さと輸送距離をもとに考えられるよ。
また、商品によっては、原材料の調達から製造、輸送、廃棄までに出る温室効果ガスの量を二酸化炭素の量に換算して示すカーボンフットプリントの表示があるものもあるよ。
地域の食材を選んだり、必要な量だけ買ったりすることは、環境への負担を考えた食生活につながるんだ。
食について学び続ける
食は、私たちの体と心の健康に関わる大切なものだよ。
食について正しい知識をもち、自分でよりよい食生活を考えて実践する力を身につけることが大切なんだ。
日本では、食について学び、よりよい食生活を実践していくために、2005年に食育基本法が制定されたよ。
食育とは、食に関する知識や判断する力を身につけ、健康で豊かな食生活を送れるようにする取り組みのことだよ。
食育では、知識を学ぶだけでなく、食品を選ぶ、調理する、食べる、片づけるまでの流れを通して、よりよい食生活を実践する力を身につけることが大切なんだ。
食生活の課題を解決するためには、生産・加工、輸送・流通、選択・購入、調理・食事、後かたづけまでの流れ全体を考えることが必要だよ。
たとえば、次のような行動が、持続可能な食生活につながるよ。
- 必要な量を考えて食品を選ぶ
- 食品表示や期限表示を確認する
- 地元でとれる食材を日々の食事に生かす
- 野菜をしっかり使ったバランスのよい食事を心がける
- 食品を適切に保存し、必要に応じて十分に加熱する
- 食べ残しを減らす
- 容器包装を減らす工夫をする

テストで覚えたいポイント
- 持続可能な食生活とは、今の私たちだけでなく、将来の世代も含めて続けられるように考えた食生活のこと。
- 食品安全基本法は、食品の安全を守るための基本的な法律。
- 食品を選ぶときは、食品表示、期限表示、保存方法などを確認する。
- 家庭では、食品の保存、加熱、手洗い、調理器具の衛生管理も大切。
- 食品の安全を守る取り組みには、リスク評価、リスク管理、リスクコミュニケーションがある。
- リスク評価は調べる、リスク管理は対策する、リスクコミュニケーションは伝え合うと覚える。
- 食料自給率とは、国内で消費される食料を国内生産でどれくらいまかなえているかを表す割合。
- 食料自給率は、カロリーベースで示されることがある。細かい数値は学校の資料を優先する。
- 食品ロスとは、まだ食べられるのに捨てられてしまう食品のこと。
- 食品ロスには、家庭から出るものと、店や工場など事業者から出るものがある。
- 食品ロスを減らすには、必要な量だけ買う、期限を確認する、食材を無駄なく使う、食べ残しを減らすなどの工夫がある。
- フード・マイレージとは、食品の輸送が環境に与える負担の大きさを表す考え方。
- フード・マイレージは、遠くからたくさん運ぶほど大きくなりやすい。
- カーボンフットプリントは、商品に関わる温室効果ガスの排出量を二酸化炭素の量に換算して示すもの。
- 食育基本法は、食について学び、よりよい食生活を実践する力を育てるための法律。
- 持続可能な食生活は、生産・輸送・購入・調理・食事・後かたづけまでの流れ全体で考える。
「持続可能な食生活を目指して」の内容を確認できたら、テスト対策問題にも挑戦してみよう。
重要語句や内容理解を確認したい場合は、ドリルも使って復習しよう。
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青山学院大学教育学科卒業。TOEIC795点。2児の母。2019年の長女の高校受験時、訳あって塾には行かずに自宅学習のみで挑戦することになり、教科書をイチから一緒に読み直しながら勉強を見た結果、偏差値20上昇。志望校の特待生クラストップ10位内で合格を果たす。 ※サイト全体の運営実績についてはこちらにまとめています。

