「6つの基礎食品群」を解説!食品群別摂取量の目安と食品の概量

必要な栄養素をバランスよくとるためには、どのような食品を、どれくらい食べればよいのだろう。

食品には、それぞれ多く含まれる栄養素や、体の中での主な働きに違いがあるよ。そこで、食品を栄養的な特徴によって6つに分けたものが、6つの基礎食品群なんだ。

さらに、各食品群から1日にどのくらい食べればよいかを示したものを、食品群別摂取量の目安というよ。

この記事では、6つの基礎食品群の特徴、食品群別摂取量の目安、食品の概量、栄養のバランスを考えた食品の組み合わせ方について解説するよ。

何をどれくらい食べればよいかのテスト対策として、6つの基礎食品群、主な栄養素、体の中での働き、食品群別摂取量の目安、食品の概量を整理した図解。

この記事で分かること

  • 6つの基礎食品群とは何か
  • 各食品群に含まれる食品と栄養的な特徴
  • 食品群別摂取量の目安とは何か
  • 食品の概量とは何か
  • 食品を組み合わせて食べる理由
目次

1. 何をどれくらい食べればよい?

必要な栄養素をとるために、同じ食品だけをたくさん食べればよいわけではないよ。

たとえば、カレーライスには、米、肉、にんじん、たまねぎ、じゃがいも、油など、さまざまな食品が使われているね。

それぞれの食品には、多く含まれる栄養素や、体の中での主な働きに違いがあるんだ。

食品の例多く含まれる栄養素の例
炭水化物
たんぱく質
にんじんカロテン
たまねぎビタミンや食物繊維など
じゃがいも炭水化物やビタミンCなど
脂質

このように、複数の食品を組み合わせることで、さまざまな栄養素をとりやすくなるよ。

たろう
一つの料理にも、いろいろな食品群の食品が使われているんだね。

くまごろう
そうだよ。料理に使われている食品を食品群に分けて考えると、栄養のバランスを確認しやすくなるんだ。

2. 6つの基礎食品群とは?

6つの基礎食品群とは、食品を、多く含まれる栄養素や体の中での主な働きなどの栄養的特徴によって、6つのグループに分けたものだよ。

バランスの良い献立作りのテスト対策として、献立の意味、主食・主菜・副菜、献立作りの手順、6つの基礎食品群、食事バランスガイドの違いを整理した図解。

食品群は、特に多く含まれる栄養素をもとに分類されているんだ。その結果として、1群と2群は主に体の組織をつくる食品、3群と4群は主に体の調子を整える食品、5群と6群は主にエネルギーになる食品として整理できるよ。

栄養的な働き食品群
主に体の組織をつくる1群・2群
主に体の調子を整える3群・4群
主にエネルギーになる5群・6群

ただし、一つの食品には、一種類の栄養素だけが含まれているわけではないよ。

たとえば、牛乳にはカルシウムだけでなく、たんぱく質や脂質、ビタミンなども含まれているんだ。

6つの基礎食品群では、食品に含まれるすべての栄養素ではなく、特に多く含まれる栄養素や主な栄養的特徴をもとに分類しているよ。

3. 1群・2群の食品

1群と2群は、たんぱく質やカルシウムを多く含み、主に体の組織をつくる食品群だよ。

1群:魚・肉・卵・豆・豆製品

1群の食品に多く含まれる主な栄養素は、たんぱく質だよ。

  • 大豆
  • 豆腐・納豆などの大豆製品

たんぱく質は、筋肉、臓器、血液など、体の組織をつくる材料になるよ。

魚や肉には脂質やビタミンB群などを含むものもあり、豆や大豆製品には無機質やビタミンなどを含むものもあるんだ。

2群:牛乳・乳製品・小魚・海藻

2群の食品に多く含まれる主な栄養素は、カルシウムだよ。

  • 牛乳
  • ヨーグルトやチーズなどの乳製品
  • 骨ごと食べられる小魚
  • 海藻

カルシウムは、骨や歯をつくる材料になり、体の働きを支える栄養素でもあるよ。

牛乳や乳製品だけでなく、骨ごと食べられる小魚や海藻も、カルシウムをとるための大切な食品として2群に分類されているんだ。

牛乳や乳製品にはたんぱく質や脂質も含まれ、小魚や海藻には、カルシウム以外の無機質なども含まれているよ。

4. 3群・4群の食品

3群と4群は、ビタミン、無機質、食物繊維などを含み、主に体の調子を整える食品群だよ。

3群:緑黄色野菜

3群には、カロテンを多く含む緑黄色野菜が分類されるよ。

  • にんじん
  • ほうれんそう
  • かぼちゃ
  • ピーマン

緑黄色野菜には、カロテンを多く含むものがあるよ。カロテンには、体内でビタミンAとして利用されるものがあるんだ。

このほかにも、ビタミンC、カルシウム、鉄、食物繊維などを含むものがあるよ。

緑黄色野菜の目安

緑黄色野菜は、原則として、可食部100g当たりのβ-カロテン当量が600μg以上の野菜だよ。

ただし、トマトやピーマンなどのように、この基準未満でも、食べる回数や量が多いことなどから、緑黄色野菜に含められるものがあるんだ。

緑黄色野菜は、単に見た目の色が濃いかどうかだけで決まるわけではない点に注意しよう。

4群:その他の野菜・果物・きのこ

4群には、緑黄色野菜以外の野菜、果物、きのこなどが分類されるよ。

  • キャベツ
  • だいこん
  • きゅうり
  • たまねぎ
  • りんごやみかんなどの果物
  • しいたけやしめじなどのきのこ

これらの食品には、ビタミンC、カリウム、食物繊維などを含むものがあるよ。

果物にはビタミンCなどを含むものがあり、種類によっては糖質を比較的多く含むものもあるんだ。きのこには、食物繊維やビタミンなどを含むものがあるよ。

5. 5群・6群の食品

5群と6群は、炭水化物や脂質を多く含み、主にエネルギーになる食品群だよ。

5群:穀類・いも・砂糖

5群の食品に多く含まれる主な栄養素は、炭水化物だよ。

  • パン
  • めん類
  • いも類
  • 砂糖

炭水化物は、体や脳を動かすための主なエネルギー源になるよ。

穀類にはたんぱく質やビタミンB群などを含むものもあり、いも類にはビタミンCや食物繊維などを含むものもあるんだ。

6群:油脂・種実

6群は、油脂類を中心とし、脂質を多く含む食品群だよ。

  • 植物油
  • バター
  • ラード
  • ごま
  • くるみなどの種実類

脂質は、少ない量でも多くのエネルギーを生み出すよ。

植物油は植物を原料とする油で、バターやラードは動物性脂肪だよ。

脂質は、エネルギー源になるだけでなく、細胞膜などの体の組織をつくる材料にもなる、体に必要な栄養素なんだ。ただし、少量でも多くのエネルギーをとれるため、量のバランスを考えることが大切だよ。

6. 食品群別摂取量の目安とは?

食品群別摂取量の目安とは、食事摂取基準を満たすために、各食品群から1日にどのくらい食べればよいかを示したものだよ。

使用している教科書では、12~14歳の1人1日分の学習上の目安として、次の量が示されているよ。

食品群主な食品女子の目安男子の目安
1群魚・肉・卵・豆・豆製品300g330g
2群牛乳・乳製品・小魚・海藻400g400g
3群緑黄色野菜100g100g
4群その他の野菜・果物・きのこ400g400g
5群穀類・いも・砂糖650g700g
6群油脂・種実20g25g

※上の数値は、この記事で使用している家庭科教科書に掲載された、12~14歳の1人1日分の目安だよ。教科書や教材によって、示される数値や食品の分け方が異なる場合があるよ。

また、実際に必要な量は、年齢、性別、体格、活動量、健康状態などによって異なるんだ。そのため、すべての人が必ず同じ量を食べればよいという意味ではないよ。

一つ一つの食品を、毎日まったく同じ量だけ食べるという意味でもないんだ。

同じ食品群の中からさまざまな食品を組み合わせ、食品群全体として目安の量をとれるように考えるよ。

7. 食品の概量とは?

食品群別摂取量の目安は、gで示されているね。

でも、「牛乳を200g」「卵を50g」といわれても、実際にはどのくらいなのか分かりにくいことがあるよね。

そこで、目安の数値を、実際に食べる食品のおよその量として表したものを、食品の概量というよ。

食品群別摂取量の目安として示されたグラム数を、卵何個、牛乳何杯などの食品の概量に置き換えて考える方法を示した中学家庭科用図解。
食品の例概量の表し方の例
1個、2個
牛乳コップ1杯
食パン1枚
ご飯茶わん1杯
豆腐何分の1丁
小さじ何杯

食品の概量を使うと、食品群別摂取量の目安を、実際の食事に置き換えて考えやすくなるんだ。

たろう
gだけでなく、卵何個、牛乳何杯と考えると分かりやすいね。

くまごろう
そうだね。ただし、食品の大きさや盛り付け方によって重さは違うので、「およその量」だと覚えておこう。

8. 食品を組み合わせて食べよう

必要な栄養素をバランスよくとるには、6つの食品群から、さまざまな食品を組み合わせることが大切だよ。

たとえば、次のように献立を考えると、異なる食品群を組み合わせやすくなるんだ。

料理食品の例主な食品群
主食ご飯、パン、めん5群
主菜魚、肉、卵、豆腐1群
副菜緑黄色野菜、その他の野菜、きのこ3群・4群
牛乳・乳製品牛乳、ヨーグルト、チーズ2群
調理に使う油植物油、バターなど6群

毎回の食事で、すべての食品群を完全に同じようにそろえなければならないということではないよ。

1回の食事だけでなく、1日全体の食事を振り返り、不足している食品群を別の食事で補うことも大切なんだ。

また、同じ食品群の中でも、一つの食品だけに偏らず、いろいろな種類の食品を選ぶようにしよう。

9. まとめ

何をどれくらい食べればよいかのテスト対策として、6つの基礎食品群、主な栄養素、体の中での働き、食品群別摂取量の目安、食品の概量を整理した図解。

重要語句まとめ

重要語句意味
6つの基礎食品群食品を、多く含まれる栄養素や体の中での主な働きなどの栄養的特徴によって、6つに分けたもの。
食品群別摂取量の目安各食品群から、1日にどのくらい食べればよいかを示した目安。
食品の概量食品群別摂取量の目安を、実際の食品のおよその量で表したもの。
緑黄色野菜原則として、可食部100g当たりのβ-カロテン当量が600μg以上の野菜。ただし、基準未満でも含められるものがある。

覚えておきたいポイント

  • 6つの基礎食品群は、食品を栄養的特徴によって6つに分類したものである。
  • 1群と2群は、主に体の組織をつくる食品群である。
  • 3群と4群は、主に体の調子を整える食品群である。
  • 5群と6群は、主にエネルギーになる食品群である。
  • 緑黄色野菜は、原則として可食部100g当たりのβ-カロテン当量が600μg以上の野菜である。
  • 食品群別摂取量の目安は、各食品群から1日にとる量の目安を示したものである。
  • 食品の概量は、卵何個、牛乳何杯など、実際の食品のおよその量で表したものである。
  • 必要な量は、年齢、性別、体格、活動量などによって異なる。
  • 各食品群から、さまざまな食品を組み合わせることが大切である。

6つの基礎食品群を使うと、普段の食事にどのような食品が含まれているか、不足している食品群はないかを確認しやすくなるよ。

食品群別摂取量の目安と食品の概量を参考にしながら、さまざまな食品を組み合わせて、栄養のバランスを整えよう。

ここまで学習できたら、テスト対策問題とドリルにも挑戦して、「何をどれくらい食べればよいか」のポイントをしっかり定着させよう!

「6つの基礎食品群と摂取量の目安」テスト対策練習問題と過去問まとめ
【中学家庭科】「6つの基礎食品群」重要語句ドリル
【中学家庭科】「食品群と主な栄養素」内容理解ドリル
【中学家庭科】「食品群別摂取量の目安と食品の概量」内容理解ドリル

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青山学院大学教育学科卒業。TOEIC795点。2児の母。2019年の長女の高校受験時、訳あって塾には行かずに自宅学習のみで挑戦することになり、教科書をイチから一緒に読み直しながら勉強を見た結果、偏差値20上昇。志望校の特待生クラストップ10位内で合格を果たす。 ※サイト全体の運営実績についてはこちらにまとめています。

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