中学家庭科「日本各地の郷土料理一覧」都道府県別にわかりやすく解説

日本には、地域の気候や風土、そこでとれる食材に合わせて受けつがれてきた郷土料理があります。

このページでは、中学家庭科で学習する「日本の食文化」と関係の深い日本各地の郷土料理を、都道府県別に整理するよ。

ただし、郷土料理の例は地域や資料によって違うことがあります。定期テストでは、学校の教科書や授業プリントに載っている例を優先して覚えよう。

目次

郷土料理とは

郷土料理とは、その土地ならではの食材や調理方法で作られ、地域の伝統として受けつがれてきた料理のことです。

郷土料理には、海の近くでは魚介類、山や畑の多い地域では野菜や山菜、米どころでは米を使った料理など、地域の自然やくらしが表れています。

日本各地の郷土料理一覧

ここでは、代表的な郷土料理の例を都道府県別に紹介します。すべてを暗記するよりも、「どの地域の食材や気候と関係しているか」に注目しよう。

都道府県郷土料理の例特徴
北海道石狩鍋、ちゃんちゃん焼きさけなど、北海道でとれる魚を使った料理がある。
青森県せんべい汁、けの汁寒い地域で体を温める汁物が受けつがれている。
岩手県わんこそば、ひっつみそばや小麦粉を使った料理が知られている。
宮城県ずんだもち、はらこ飯豆や魚介を使った料理がある。
秋田県きりたんぽ鍋、ハタハタずし米や魚を使った料理が多く見られる。
山形県芋煮、だしいもや野菜を使った料理が受けつがれている。
福島県こづゆ、いかにんじん行事や祝いの席で食べられる料理がある。
茨城県あんこう鍋、そぼろ納豆海の幸や大豆を使った料理がある。
栃木県しもつかれ、耳うどん地域の行事や保存の工夫と関係する料理がある。
群馬県おっきりこみ、焼きまんじゅう小麦粉を使った料理が知られている。
埼玉県冷汁うどん、いがまんじゅう米や小麦、地域の行事と関係する料理がある。
千葉県太巻き寿司、なめろう海に近い地域では魚を使った料理が見られる。
東京都深川めし、江戸前ずし江戸の食文化や東京湾の魚介と関係する料理がある。
神奈川県けんちん汁、かまぼこ寺院や港町の食文化と関係する料理がある。
新潟県のっぺ、笹ずし米どころとして、米や野菜を使った料理がある。
富山県ますずし、ぶり大根魚を使った料理が多く見られる。
石川県治部煮、かぶらずし加賀の食文化や保存の工夫と関係する料理がある。
福井県越前おろしそば、へしこそばや魚の保存食が知られている。
山梨県ほうとう、吉田のうどん山に囲まれた地域で、小麦粉を使った料理がある。
長野県おやき、信州そば山間部の食材やそば文化と関係する料理がある。
岐阜県朴葉みそ、けいちゃん山の食材や保存の工夫を生かした料理がある。
静岡県桜えびのかき揚げ、とろろ汁海の幸や山の食材を使った料理がある。
愛知県みそ煮込みうどん、ひつまぶし豆みそやうなぎを使った料理が知られている。
三重県てこねずし、伊勢うどん漁業や伊勢参りの文化と関係する料理がある。
滋賀県ふなずし、赤こんにゃく琵琶湖の魚や保存食の文化と関係する料理がある。
京都府にしんそば、京漬物都の食文化や保存の工夫が見られる。
大阪府箱ずし、船場汁商人の町として発展した食文化と関係する料理がある。
兵庫県いかなごのくぎ煮、ぼたん鍋海の幸や山の幸を使った料理がある。
奈良県柿の葉ずし、奈良茶飯保存の工夫や古くからの食文化が見られる。
和歌山県めはりずし、さんまずし山や海の食材を使った料理がある。
鳥取県かに汁、とうふちくわ日本海の魚介や大豆を使った料理がある。
島根県出雲そば、しじみ汁そばや宍道湖のしじみを使った料理が知られている。
岡山県ばらずし、ままかり祝いの料理や魚を使った料理がある。
広島県かきの土手鍋、あなごめし瀬戸内海の魚介を使った料理がある。
山口県岩国ずし、けんちょう祝いの料理や野菜を使った料理がある。
徳島県そば米雑炊、でこまわし山間部の食材を使った料理がある。
香川県讃岐うどん、あんもち雑煮うどん文化や正月の食文化が知られている。
愛媛県鯛めし、じゃこ天瀬戸内海の魚を使った料理がある。
高知県かつおのたたき、皿鉢料理魚を使った料理や大皿料理が知られている。
福岡県がめ煮、水炊き祝いの料理や鶏肉を使った料理がある。
佐賀県だぶ、須古ずし行事や祝いの席で食べられる料理がある。
長崎県ちゃんぽん、卓袱料理外国との交流の歴史が表れた料理がある。
熊本県からしれんこん、いきなり団子地域の野菜やいもを使った料理がある。
大分県だんご汁、とり天小麦粉や鶏肉を使った料理が知られている。
宮崎県冷や汁、チキン南蛮暑い地域の食べ方や鶏肉料理が見られる。
鹿児島県さつますもじ、鶏飯米や鶏肉を使った料理がある。
沖縄県ゴーヤーチャンプルー、沖縄そば温暖な気候や独自の食文化が表れている。

テストではどう覚える?

郷土料理は、すべての都道府県を丸暗記する必要はありません。定期テストでは、次のような見方が大切です。

  • 地域でとれる食材と結びつける
  • 寒い地域・暑い地域など、気候と結びつける
  • 海に近い地域・山に近い地域など、地形と結びつける
  • 正月や祭りなど、行事と結びつける
  • 保存食や加工食品など、昔のくらしの工夫と結びつける

郷土料理と地産地消の関係

郷土料理には、地域でとれる食材を使うものが多くあります。

地域で生産された食材を、その地域で消費することを地産地消といいます。

郷土料理を受けつぐことは、地域の食材を生かし、地域の農業や漁業、食文化を守ることにもつながります。

郷土料理と行事食の違い

郷土料理と行事食は、どちらも日本の食文化と深く関係していますが、意味は少し違います。

種類意味
郷土料理その土地ならではの食材や調理方法で作られ、地域で受けつがれてきた料理石狩鍋、ほうとう、かつおのたたきなど
行事食年中行事や季節の節目に食べる特別な食事おせち料理、雑煮、ちらしずし、年越しそばなど

ただし、地域によっては、郷土料理が行事食として食べられることもあります。たとえば、正月の雑煮は地域によってもちの形、汁の味、具の種類が違うため、地域の食文化が表れやすい料理です。

テストで覚えたいポイント

  • 郷土料理とは、その土地ならではの食材や調理方法で作られ、地域で受けつがれてきた料理のこと。
  • 郷土料理には、地域の気候、地形、食材、歴史、くらしが表れる。
  • 地域で生産された食材を、その地域で消費することを地産地消という。
  • 行事食は、年中行事や季節の節目に食べる特別な食事のこと。
  • 郷土料理の例は、教科書や授業プリントに載っているものを優先して覚える。

「日本の食文化と和食の調理」の基本を確認したい場合は、解説記事も読んでおこう。

中学家庭科「日本の食文化と和食の調理」解説

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青山学院大学教育学科卒業。TOEIC795点。2児の母。2019年の長女の高校受験時、訳あって塾には行かずに自宅学習のみで挑戦することになり、教科書をイチから一緒に読み直しながら勉強を見た結果、偏差値20上昇。志望校の特待生クラストップ10位内で合格を果たす。 ※サイト全体の運営実績についてはこちらにまとめています。

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