「加熱する」を解説!5つの加熱調理と火加減・加熱機器の特徴

中学家庭科で学習する「加熱する」について、わかりやすく解説するよ。

加熱調理には、いためる・焼く・ゆでる・煮る・蒸すなど、いろいろな方法があるんだ。

どの加熱方法を選ぶかによって、食品のやわらかさ、香ばしさ、味のしみ込み方、栄養成分の残り方などが変わるよ。

この記事では、加熱調理の種類、火加減、加熱機器の特徴を確認していこう。

目次

加熱する目的

食品を加熱すると、食品の状態や味が変化するよ。

加熱する目的には、次のようなものがあるんだ。

  • 食品をやわらかくする。
  • 食品に火を通して、食べやすくする。
  • 香ばしさや風味を出す。
  • 調味料の味を食品にしみ込ませる。
  • 食品の色や形、食感を変える。
いためる・焼く・ゆでる・煮る・蒸すの5つの加熱調理法の特徴と料理例をまとめた図解

ただし、加熱しすぎると、食品がかたくなったり、こげたり、栄養成分が失われやすくなったりすることもあるよ。

だから、食品や料理に合わせて、加熱方法や火加減を選ぶことが大切なんだ。

いためる

いためるとは、フライパンなどに少量の油を使うことが多く、材料をかき混ぜながら短時間で加熱する方法だよ。

野菜いためやチャーハンなどで使われる加熱方法だね。

  • 少量の油を使うことが多い。
  • 材料を動かしながら加熱する。
  • 短時間で火を通しやすい。
  • 材料の大きさや火加減で、仕上がりが変わる。

いためるときは、材料の大きさをそろえると、火の通り方がそろいやすいよ。

また、フライパンの中で材料を動かすため、材料を入れすぎないことも大切なんだ。材料が多すぎると、水分が出て、いため物らしい仕上がりになりにくいことがあるよ。

焼く

焼くとは、食品を高い温度で加熱し、表面に焼き色をつけたり、香ばしさを出したりする方法だよ。

焼く調理では、焼き網、フライパン、オーブン、グリルなどが使われるよ。

焼くと、食品の表面に焼き色がつき、香ばしい香りが出るんだ。

肉や魚、卵、パン、野菜など、いろいろな食品に使われる加熱方法だよ。

使う道具の例特徴料理の例
焼き網・グリル火や熱で食品の表面を強く加熱しやすい焼き魚、焼き野菜など
フライパン食品を面で加熱し、焼き色をつけやすい肉や魚のソテー、卵料理など
オーブン庫内の熱で全体を加熱するグラタン、焼き菓子など

焼くときは、火が強すぎると表面だけがこげ、中まで火が通らないことがあるよ。

反対に火が弱すぎると、焼き色や香ばしさがつきにくくなることがあるんだ。食品の厚さや種類に合わせて、火加減を調節しよう。

ゆでる

ゆでるとは、食品を水や湯の中で加熱する方法だよ。

青菜、めん、卵、じゃがいもなど、いろいろな食品に使われるよ。

  • 食品をやわらかくする。
  • あくや不要な成分を取り除く。
  • 水に溶ける成分が流れ出ることがある。

ゆでるときは、食品によって、水から入れる場合と、沸騰してから入れる場合があるよ。

水からゆでる食品

じゃがいもやにんじんなど、火が通りにくい食品は、水からゆでることが多いよ。

水から加熱すると、食品の中心までゆっくり火が通りやすいんだ。

沸騰してからゆでる食品

青菜などは、沸騰した湯に入れて短時間でゆでることが多いよ。

短時間でゆでることで、色や食感を残しやすくなるんだ。

煮る

煮るとは、食品を水やだし、調味料を加えた汁の中で加熱する方法だよ。

魚の煮つけ、煮物、汁物などに使われる調理方法なんだ。

  • 材料に火を通し、やわらかくする。
  • 調味料の味を食品にしみ込ませる。
  • 煮汁が少ないと、こげつきやすい。

煮るときは、火加減に注意しよう。

煮汁が少なくなっているのに強火のまま加熱すると、鍋底がこげることがあるよ。

蒸す

蒸すとは、水を沸騰させて出る水蒸気で食品を加熱する方法だよ。

蒸し器やせいろなどを使って、食品を蒸気で包むように加熱するんだ。

  • 全体が水蒸気に包まれるため、加熱むらが少ない。
  • 食品を大きく動かさないので、煮くずれしにくい。
  • 食品の形やうま味を残しやすい。
  • 水に溶ける成分が、湯の中へ流れ出にくい。

蒸す調理は、茶わん蒸し、蒸し野菜、蒸しパンなどに使われるよ。

蒸気はとても熱いため、蒸し器のふたを開けるときは、やけどに注意しよう。

ゆでると煮るの違い

ゆでる煮るは、どちらも水分を使って加熱する方法だけれど、目的や味付けに違いがあるよ。

加熱方法使うもの目的
ゆでる水や湯食品に火を通す、やわらかくする、あくを取る
煮る水・だし・調味料を加えた汁食品に火を通し、味をしみ込ませる

テストでは、ゆでる=水や湯で加熱する煮る=水・だし・調味料を加えた汁で加熱し、味をしみ込ませると整理しておくとわかりやすいよ。

ゆでる・煮る・蒸すの違いを、使うもの・特徴・料理例で比較した図解

火加減

加熱するときは、料理に合わせて火の強さを調節するよ。

火の強さのことを火加減というんだ。

火加減には、強火・中火・弱火などがあるよ。

強火・中火・弱火の違いを、炎の大きさと鍋底との関係で示した図解
火加減火の大きさの目安特徴
強火鍋底全体に火が当たるくらい短時間で強く加熱する
中火火の先が鍋底の中心に当たるくらい多くの調理で使う基本的な火加減
弱火火が小さく、鍋底に届くか届かないくらいゆっくり加熱する

ただし、火加減の表し方は、教科書や学校の資料によって少し違うことがあるよ。

定期テストでは、学校で使っている教科書やプリントの表現を優先して覚えよう。

強火は早く加熱したいときに使うけれど、こげやすいので注意が必要だよ。

弱火は、じっくり火を通したいときや、こげつきを防ぎたいときに使うんだ。

火加減は、料理の仕上がりに大きく関わる大切なポイントだよ。

加熱機器の種類と特徴

ガスこんろ・IH調理器・電子レンジの加熱のしくみと特徴を比較した図解

家庭で使う加熱機器には、ガスこんろ、電磁調理器、電子レンジなどがあるよ。

それぞれ加熱のしくみや、使うときの注意点が違うんだ。

ガスこんろ

ガスこんろは、ガスを燃焼させ、その熱で鍋やフライパンを加熱する機器だよ。

火が見えるため、火加減を目で確認しやすいのが特徴なんだ。

ガスこんろの利点

  • 火の強さが目で見てわかりやすい。
  • 強い火力で加熱できる。
  • 鍋を少し持ち上げたり、動かしたりしながら調理しやすい。

ガスこんろの注意点

  • 火を使うため、燃えやすいものを近くに置かない。
  • ふきんや紙類、衣服の袖などに火が移らないようにする。
  • 使用中は、その場を離れない。
  • 使い終わったら、火が消えていることを確認する。

ガスこんろは火が見えるため火加減を確認しやすい一方で、火災ややけどに注意する必要があるよ。

電磁調理器(IH調理器)

電磁調理器は、電磁誘導によって鍋そのものを発熱させる加熱機器だよ。

IH調理器とも呼ばれるよ。

電磁調理器の利点

  • 火を使わない。
  • 天板が平らで、掃除しやすい。
  • 温度を一定に保ちやすい。

電磁調理器の注意点

  • 使える鍋の種類が限られる。
  • 対応していない鍋では加熱できない。
  • 調理後は天板が熱くなっていることがあるため、すぐに触らない。

火が見えないため、加熱中であることを忘れないように注意しよう。

電子レンジ

電子レンジは、マイクロ波によって食品中の水分子を振動させ、その摩擦によって熱を発生させ、食品を加熱する機器だよ。

短時間で食品を温めたり、下ごしらえをしたりするときに便利なんだ。

電子レンジの利点

  • 短時間で加熱できる。
  • 食品の色や形を比較的残しやすい。
  • 容器に入れたまま加熱できる場合がある。

電子レンジの注意点

  • 加熱むらができることがある。
  • 金属の容器やアルミホイルは使わない。
  • 密閉した食品や容器は、破裂することがある。
  • 加熱後の食品や容器は熱くなっているため、やけどに注意する。

電子レンジでは、見た目には熱くなっていないように見えても、食品の中や容器が高温になっていることがあるよ。

取り出すときは、ミトンやふきんを使い、やけどに注意しよう。

テストで覚えたいポイント

  • 加熱調理には、いためる、焼く、ゆでる、煮る、蒸すなどがある。
  • いためるは、少量の油を使うことが多く、材料を動かしながら短時間加熱する方法。
  • 焼くは、食品を高い温度で加熱し、焼き色や香ばしさを出す方法。
  • ゆでるは、水や湯の中で食品を加熱する方法。
  • 煮るは、水やだし、調味料を加えた汁の中で加熱し、味をしみ込ませる方法。
  • 蒸すは、水蒸気で食品を加熱する方法。
  • 火加減には、強火・中火・弱火などがある。
  • 火加減の表現は、学校の教科書やプリントに合わせて覚える。
  • ガスこんろは火が見え、火加減を確認しやすいが、火災に注意する。
  • 電磁調理器は、電磁誘導によって鍋そのものを発熱させる。
  • 電子レンジは、マイクロ波で食品中の水分子を振動させ、その摩擦で発生する熱によって加熱する。
  • 電子レンジでは、金属や密閉容器を使わない。

ここまで学習できたら、「加熱する」のテスト対策問題とドリルにも挑戦して、理解を定着させよう!

『加熱する』テスト対策練習問題と過去問まとめ
【中学家庭科】「加熱する」重要語句ドリル
【中学家庭科】「加熱調理の方法」内容理解ドリル
【中学家庭科】「火加減と加熱機器」内容理解ドリル

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青山学院大学教育学科卒業。TOEIC795点。2児の母。2019年の長女の高校受験時、訳あって塾には行かずに自宅学習のみで挑戦することになり、教科書をイチから一緒に読み直しながら勉強を見た結果、偏差値20上昇。志望校の特待生クラストップ10位内で合格を果たす。 ※サイト全体の運営実績についてはこちらにまとめています。

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