野菜の切り方を解説!包丁の持ち方と基本の切り方一覧
中学家庭科で学習する「切り方」について、わかりやすく解説するよ。
調理では、食品をただ小さくすればよいわけではないんだ。
食べやすくする、加熱しやすくする、味をしみ込みやすくする、見た目を整えるなどの目的を考えて、料理に合った切り方を選ぶことが大切だよ。
この記事では、包丁の持ち方や安全な姿勢、食品の押さえ方、包丁の基本的な動かし方、野菜のいろいろな切り方を確認していこう。
目次
食品を切る目的

食品を切るのは、単に食品を小さくするためだけではないよ。
食品の種類や料理に合わせて切り方を変えることで、次のような効果があるんだ。
- 食べやすくする
- 加熱しやすくする
- 味をしみ込みやすくする
- 見た目を整える
たとえば、食品を小さく薄く切ると、短い時間で火が通りやすくなるよ。
また、切ることで食品の表面積が広くなると、調味料が触れる部分が増え、味もしみ込みやすくなるんだ。
食品の大きさや厚さをそろえることも大切だよ。大きさがばらばらだと、火の通り方に差ができて、一部だけ生焼けになったり、やわらかくなりすぎたりすることがあるんだ。
食品を切るときに考えること
食べやすさ、加熱のしやすさ、味のしみ込みやすさ、見た目。
包丁の各部の名称
包丁には、それぞれ名前のついた部分があるよ。
| 部分の名前 | 場所や特徴 |
|---|---|
| 切っ先 | 包丁のいちばん先にある、とがった部分 |
| 刃先 | 食品に当てて切る、刃の先側の部分 |
| 腹 | 刃の中央付近にある、広くふくらんだ部分 |
| 刃元 | 刃のうち、柄に近い部分 |
| 峰(背) | 刃の反対側にある、切れない部分 |
| あご | 刃元の下にある角の部分 |
| 柄 | 手で持つ部分 |
包丁の部分の呼び方は、教科書や包丁の種類によって少し異なる場合があるよ。定期テストでは、学校で使っている教科書に書かれた名称を優先して覚えよう。
包丁は、食品や作業に合わせて、刃先や刃元などを使い分けるよ。
- 刃先……細かい作業や、切れ目を入れる作業に使いやすい。
- 腹……多くの食品を切るときに使う。
- 刃元……かたい食品など、力を入れて切る作業に使いやすい。
包丁の持ち方
包丁を使うときは、利き手で柄の付け根をしっかり持つよ。
- 利き手で包丁を持つ。
- 柄の付け根に近い部分をしっかり握る。
- 力を入れすぎず、包丁がぐらつかないようにする。
- 刃を自分やほかの人へ向けない。
柄の端だけを持つと、包丁がぐらつきやすくなり、刃を安定して動かしにくいんだ。
反対に、力を入れすぎると手や腕が疲れ、包丁をなめらかに動かしにくくなるよ。包丁を安定させながら、無理なく動かせるように持とう。
包丁の種類
包丁には、切る食品や用途に合わせて、いろいろな種類があるよ。
| 包丁の種類 | 特徴・主な用途 |
|---|---|
| 洋包丁 | 肉・魚・野菜など、さまざまな食品に使いやすい |
| 菜切り包丁 | 刃の幅が広く、野菜を切るのに適している |
| 出刃包丁 | 刃に厚みがあり、魚をおろしたり、骨のある部分を切ったりするときに使う |
家庭や調理実習では、いろいろな食品に使いやすい洋包丁が使われることが多いよ。
包丁の種類や用途を知り、食品に合ったものを使うことが大切なんだ。
包丁を使うときの姿勢
包丁を安全に使うためには、持ち方だけでなく、立つ位置や姿勢も大切だよ。
- まな板の正面に立つ。
- 右利きの場合は、右足を少し後ろへ引く。
- まな板に近づきすぎず、少し間をあける。
- 上半身を少し前に傾ける。
右足を少し後ろへ引くと、体が安定し、包丁を前後に動かしやすくなるんだ。
左利きの場合は、左右を反対にして、左足を少し後ろへ引くと切りやすいよ。

食品の押さえ方

包丁を持っていない方の手は、食品を安定させるために使うよ。
指先を伸ばしたまま食品を押さえると、包丁の刃が指先に当たる危険があるんだ。
そこで、指先を内側へ丸め、猫の手のような形にして食品を押さえるよ。
- 指先を内側へ丸める。
- 指の関節を包丁の側面に軽く当てる。
- 包丁の側面を指の関節に沿わせながら切る。
- 食品が動かないように、しっかり押さえる。
- 切り進めるたびに、食品を押さえる手を少しずつ後ろへ動かす。
食品を押さえる手を動かさずに切り続けると、包丁が指へ近づいてしまうよ。切るたびに、指先を丸めたまま、手を少しずつ後ろへ下げよう。
包丁の刃を指の関節へ強く押しつけるのではなく、包丁の側面を軽く当てることがポイントだよ。
食品を押さえる手
指先を丸めて猫の手にし、包丁の側面を指の関節に軽く当てる。切るたびに、押さえる手を少しずつ後ろへ動かす。
包丁の基本的な動かし方

食品のかたさや形に合わせて、包丁の動かし方を変えるよ。
家庭科では、主に押し切り・引き切り・垂直押し切りの3つを覚えよう。
押し切り
押し切りは、包丁を前へ押し出しながら切る方法だよ。
肉や野菜などを切るときに使われる、比較的力を加えやすい切り方なんだ。
包丁を真下へ押しつけるだけではなく、前へすべらせるように動かすよ。
引き切り
引き切りは、包丁を手前へ引きながら切る方法だよ。
やわらかい肉や魚など、形をくずさずに切りたい食品に向いているんだ。
包丁の刃を長く使い、手前へなめらかに引くと切りやすいよ。
垂直押し切り
垂直押し切りは、包丁を真上から垂直に下ろして切る方法だよ。
漬物などを切るときに使われるよ。包丁を前後へ大きく動かさず、上から下へまっすぐ力を加えるんだ。
| 切り方 | 包丁の動き | 特徴・食品の例 |
|---|---|---|
| 押し切り | 前へ押し出しながら切る | 力を加えやすく、肉や野菜などに使う |
| 引き切り | 手前へ引きながら切る | やわらかい肉や魚などに向いている |
| 垂直押し切り | 真上から垂直に下ろす | 漬物などを切るときに使う |
野菜のいろいろな切り方
野菜には、形や料理に合わせたさまざまな切り方があるよ。
切り方の名前は、切ったあとの形とセットで覚えるとわかりやすいんだ。

輪切り
輪切りは、細長い食品を端から切り、円形にする切り方だよ。
だいこん、にんじん、きゅうりなどに使うよ。煮物や汁物、サラダなど、さまざまな料理に使われるんだ。
半月切り
半月切りは、円形の食品を縦半分に切り、端から切って半月形にする方法だよ。
輪切りよりも一切れが小さくなるため、汁物や炒め物などに使いやすいんだ。
いちょう切り
いちょう切りは、円形の食品を縦に4等分してから端から切り、いちょうの葉のような形にする方法だよ。
半月切りをさらに半分にした形と考えると覚えやすいよ。
一切れが小さいため火が通りやすく、みそ汁や煮物、炒め物などに使われるんだ。

せん切り
せん切りは、食品を細長い線のような形に切る方法だよ。
薄く切った食品を少しずつ重ね、端から細く切っていくんだ。
キャベツやだいこん、にんじんなどに使われ、サラダ、付け合わせ、あえ物などに向いているよ。
小口切り
小口切りは、ねぎなどの細長い食品を、端から薄い輪の形に切る方法だよ。
汁物や薬味、炒め物などに使われるよ。
輪切りに似ているけれど、主にねぎなどの細い食品を切る場合に使われる言葉なんだ。
くし形切り
くし形切りは、丸い食品を中心から放射状に切り、くしのような形にする方法だよ。
トマト、玉ねぎ、レモン、りんごなどに使われるよ。サラダや付け合わせ、煮込み料理などに向いているんだ。
乱切り
乱切りは、食品を少しずつ回しながら、斜めに切っていく方法だよ。
一切れごとの形は不ぞろいになるけれど、大きさは同じくらいにそろえることが大切なんだ。
表面積が広くなるため、火が通りやすく、味もしみ込みやすいよ。にんじんやごぼうなどの煮物に向いているんだ。
ささがき
ささがきは、ごぼうなどを回しながら、鉛筆を削るように薄くそぐ方法だよ。
笹の葉のような細長い形になることから、ささがきと呼ばれるんだ。
きんぴらごぼうや汁物、炊き込みご飯などに使われるよ。
みじん切り
みじん切りは、食品を細かく刻む切り方だよ。
玉ねぎ、ねぎ、しょうが、にんにくなどに使われるよ。
炒め物やソース、ハンバーグやぎょうざのたねなど、食品を全体へ混ぜ込みたい料理に向いているんだ。
| 切り方 | 形 | 食品・料理の例 |
|---|---|---|
| 輪切り | 円形 | だいこん、にんじん、きゅうり/煮物・汁物 |
| 半月切り | 半月形 | だいこん、にんじん/汁物・炒め物 |
| いちょう切り | いちょうの葉のような形 | だいこん、にんじん/みそ汁・煮物 |
| せん切り | 細長い線状 | キャベツ、だいこん/サラダ・あえ物 |
| 小口切り | 薄い輪の形 | ねぎ/汁物・薬味 |
| くし形切り | 中心から放射状に切った形 | トマト、玉ねぎ/サラダ・煮込み料理 |
| 乱切り | 不ぞろいだが、大きさは同じくらい | にんじん、ごぼう/煮物 |
| ささがき | 笹の葉のような細長い形 | ごぼう/きんぴら・汁物 |
| みじん切り | 細かく刻んだ形 | 玉ねぎ、ねぎ/炒め物・たね |
玉ねぎのみじん切り

玉ねぎをみじん切りにするときは、根元を完全に切り落とさず、つながった状態を利用すると切りやすいよ。
- 根元を残して、縦に切り込みを入れる。
- 横から包丁を入れ、2〜3か所に切り込みを入れる。
- 端から細かく切る。
根元を残しておくと、切り込みを入れても玉ねぎがばらばらになりにくく、細かく切りやすいんだ。
横から包丁を入れるときは、包丁を持っていない手の位置に十分注意し、無理に深く切り込まないようにしよう。
料理に合った切り方を選ぼう
同じ食品でも、切る大きさや厚さによって、食感や火の通り方、味のしみ込み方が変わるよ。
大きく厚く切った場合
- 歯ごたえが残りやすい。
- 火が通るまでに時間がかかる。
- 味が中までしみ込むのに時間がかかる。
- 食品の形や存在感が残りやすい。
小さく薄く切った場合
- 食べやすくなる。
- 短い時間で火が通る。
- 味がしみ込みやすくなる。
- やわらかくなりやすい。
ただし、小さければ小さいほどよいわけではないよ。
料理に必要な歯ごたえや見た目も考えながら、適切な大きさや厚さを選ぼう。
包丁を使うときの安全ポイント
包丁は便利な道具だけれど、使い方を誤ると大きなけがにつながるよ。
- 包丁を使う前に、まな板が安定しているか確認する。
- 食品を押さえる手は、指先を丸めて猫の手にする。
- 切っているときは、食品と包丁から目を離さない。
- 包丁を持ったまま歩かない。
- 包丁を人へ向けない。
- 包丁を使わないときは、刃を自分や通路側へ向けず、安全な場所へ置く。
- 包丁を手渡すときは、調理台などへ置いてから相手に取ってもらう。
- 包丁が落ちても、手や足で受け止めようとしない。
- 使い終わった包丁は、洗って水気を拭き、安全な場所へ片づける。
速く切ることよりも、正しい姿勢と持ち方で、落ち着いて安全に切ることが大切だよ。
テストで覚えたいポイント
- 食品は、食べやすさ、加熱のしやすさ、味のしみ込みやすさ、見た目を考えて切る。
- 食品は、大きさや厚さをそろえて切る。
- 包丁は、利き手で柄の付け根をしっかり持つ。
- 右利きの場合は、まな板の正面に立ち、右足を少し後ろへ引く。
- 食品を押さえる手は、指先を丸めて猫の手にする。
- 包丁の側面を指の関節へ軽く当て、切るたびに手を少しずつ後ろへ動かす。
- 押し切りは、包丁を前へ押し出しながら切る。
- 引き切りは、包丁を手前へ引きながら切る。
- 垂直押し切りは、包丁を真上から垂直に下ろして切る。
- 輪切りは円形、半月切りは半月形、いちょう切りはいちょうの葉のような形に切る。
- いちょう切りは、半月切りをさらに半分にした形と考えると覚えやすい。
- せん切りは細長く、小口切りは細長い食品を端から薄い輪の形に切る。
- くし形切りは、丸い食品を中心から放射状に切る。
- 乱切りは、食品を回しながら斜めに切り、大きさは同じくらいにそろえる。
- ささがきは、ごぼうなどを回しながら、鉛筆を削るように薄くそぐ。
- みじん切りは、食品を細かく刻む切り方。
特に、食品を押さえる手の形、包丁の3つの動かし方、切り方の名前と切ったあとの形をセットで覚えておこう。
ここまで学習できたら、「切り方」のテスト対策問題とドリルにも挑戦して、理解を定着させよう!
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