小6理科「地震や火山の噴火による大地の変化」をわかりやすく解説
小学6年生の理科で学習する、「地震や火山の噴火による大地の変化」について解説するよ。
大地は、いつも同じ形をしているわけではないんだ。
地震や火山の噴火が起こると、地面がずれたり、山がくずれたり、火山灰や溶岩で土地がおおわれたりして、短い時間のうちに大地のようすが大きく変化することがあるよ。
さらに、こうした大地の変化によって、道路や建物がこわれたり、津波が起こったりするなど、私たちのくらしに大きなえいきょうをおよぼすこともあるんだ。
この記事で分かること
- 地震によって大地がどのように変化するか
- 断層とは何か
- 地震で土地が持ち上がったり沈んだりすることがあること
- 地震によって津波が起こることがあること
- 火山の噴火によって大地がどのように変化するか
- 地震や火山の噴火による災害
- 自然災害に備えるために大切なこと
地層のでき方について復習したい場合は、「地層とは?」、「水のはたらきでできる地層」、「火山のはたらきでできる地層」も確認してみよう。
目次【本記事の内容】
1. 地震や火山の噴火で大地は変化する
私たちが住んでいる大地は、長い時間をかけて少しずつ変化するだけではないよ。
地震や火山の噴火によって、短い時間で大地のようすが大きく変化することもあるんだ。
例えば、地震では地面にずれや割れ目ができたり、山やがけがくずれたりすることがあるよ。
火山が噴火すると、火山灰などが火山からふき出したり、溶岩が流れ出したりして、土地がおおわれたり、山の形そのものが変化したりすることがあるんだ。
大地を大きく変化させるもの
- 地震:地面のずれや割れ目、山やがけの崩れ、土地の上下の変化など
- 火山の噴火:火山灰や溶岩などによる土地の変化、山の形の変化など
たろう
くまごろう2. 地震によって大地はどう変化する?
地震が起こると、ただ地面が揺れるだけではないよ。
大きな地震では、土地そのものが変化することがあるんだ。
- 地面にずれや割れ目ができる
- 道路がずれたり、こわれたりする
- がけがくずれる
- 山の一部が大きくくずれる
- 土地が持ち上がることがある
- 土地が沈むことがある

地震によって山がくずれたり、地面に大きなずれが現れたりすることもあるよ。
このような変化は、場合によってはわずかな時間のうちに起こるんだ。
たろう
くまごろう3. 断層とは?
地震について学習するときに大切なのが、断層という言葉だよ。
地下の岩盤に大きな力がかかると、岩盤がある面を境にしてずれることがあるんだ。
このように、岩盤や地層がある面を境にしてずれたものを、断層というよ。

断層のずれが地表まで達すると、地面に段差やずれが現れることもあるんだ。
地震と断層
地下の岩盤がある面を境にして急にずれることで地震が起こり、そのずれが地表にまで現れることもある。
ただし、地震が起きるたびに、必ず目に見える断層が地表に現れるわけではないよ。
たろう
くまごろう4. 土地が持ち上がったり沈んだりすることがある
地震によって起こる大地の変化は、横方向のずれだけではないよ。
土地が上へ持ち上がったり、反対に下へ沈んだりすることもあるんだ。
例えば、海底だった場所が地震によって持ち上がり、陸地になることがあるよ。
反対に、海岸付近の地面が沈むと、それまで陸地だった場所が海水につかることもあるんだ。
このように、地震による大地の動きによって、海岸線や土地の高さが変化することもあるよ。

たろう
くまごろう5. 地震によって津波が起こることがある
海底下で大きな地震が起こると、津波が発生することがあるよ。
地震によって海底が大きく持ち上がったり沈んだりすると、その上にある海水も大きく動くよ。その海水の動きが波となって周囲へ広がることで、津波が起こることがあるんだ。

津波が海岸へ押し寄せると、低い土地や川沿いなどに海水が入りこみ、建物や道路などに大きな被害を与えることがあるよ。
注意
海底下で地震が起きれば、どんな場合でも必ず津波が発生するわけではないよ。地震の規模や海底の動き方などによって、津波が発生する場合があるんだ。
たろう
くまごろう6. 火山の噴火によって大地はどう変化する?
火山が噴火すると、火山灰などが火山からふき出したり、溶岩が流れ出したりすることがあるよ。
大量の溶岩が流れ出すと、もとの土地の上をおおい、新しい土地の表面をつくることがあるんだ。
また、噴火によって大量の物質が積み重なったり、山の一部がこわれたりして、山の形そのものが変わることもあるよ。
実際に、一連の噴火活動によって新しい山ができた例もあるんだ。

火山の噴火による主な大地の変化
- 火山灰などが土地に積もる
- 溶岩が流れ、土地をおおう
- 噴火によって山の形が変わる
- 新しい山や土地ができる場合もある
火山の噴火についても、変化が必ず同じように起こるわけではないよ。
噴火のしかたや火山の種類などによって、起こる現象や大地の変化はちがうんだ。
たろう
くまごろう7. 地震や火山の噴火による災害
地震や火山の噴火による大地の変化は、私たちのくらしにも大きなえいきょうを与えることがあるよ。
このような自然現象によって、人の命やくらしに被害が生じることを自然災害というよ。
地震による災害
- 建物がこわれる・たおれる
- 道路や橋などがこわれる
- 地面にずれや割れ目ができる
- 山やがけがくずれる
- 津波が押し寄せることがある
火山の噴火による災害
- 溶岩によって建物や道路などがおおわれることがある
- 火山灰が広い範囲に降ることがある
- 噴石などが周囲に被害を与えることがある
- 火山活動によって土地のようすが大きく変わることがある
同じ自然現象でも、人がほとんど住んでいない場所で起こる場合と、町の近くで起こる場合とでは、くらしへのえいきょうは大きくちがうこともあるよ。
たろう
くまごろう8. 自然災害はくり返し起こることがある
地震や火山の噴火による災害は、昔から何度も起こってきたよ。
ある地域で長い間大きな災害が起きていなくても、「もう起こらない」とは限らないんだ。
「天災は忘れたころにやってくる」という言葉があるよ。
これは、災害から長い年月がたつと、人々が災害への備えを忘れがちになるけれど、自然災害は再び起こることがあるので、油断してはいけないという意味で使われる言葉なんだ。
昔の地震や噴火の記録、土地に残った跡などを調べると、その地域で過去にどのような自然災害が起こったのかを知ることができるよ。
たろう
くまごろう9. 災害に備えるためにできること
地震や火山の噴火そのものを、人間の力で起こらないようにすることはできないよ。
でも、起こりうる災害を知り、前もって備えることで、被害を小さくするためにできることはあるんだ。
災害に備えるために
- 自分の住む地域で、過去にどんな災害が起きたか調べる
- ハザードマップなどで、危険が考えられる場所を確認する
- 避難場所や避難経路を確認する
- 津波の危険がある地域では、海から離れて高い場所へ避難する場所も確認しておく
- 家族で、災害が起きたときの行動を話し合っておく
- 災害が起きたときは、公的機関などからの正しい情報を確認する

また、過去の地震や火山の噴火によって変化した土地を保存したり、模型や資料を展示したりしている場所もあるよ。
こうした場所を調べることで、大地がどのように変化したのかを詳しく知り、災害への備えに生かすこともできるんだ。
たろう
くまごろう10. 発展:震源・マグニチュード・震度
地震のニュースでは、震源・マグニチュード・震度という言葉を聞くことがあるね。
これらは意味がそれぞれちがうよ。
| 言葉 | 意味 |
|---|---|
| 震源 | 地下で岩盤のずれが始まり、地震が発生した場所 |
| マグニチュード | 地震そのものの規模を表す値 |
| 震度 | ある場所での地震による揺れの強さを表すもの |
同じ一つの地震でも、場所によって揺れの強さはちがうので、震度は場所によって異なるよ。
一方、マグニチュードは、その地震そのものの規模を表しているんだ。
日本の震度は、0・1・2・3・4・5弱・5強・6弱・6強・7の10階級で表されるよ。
たろう
くまごろう11. 重要語句
| 重要語句 | 意味 |
|---|---|
| 地震 | 地下の岩盤が急にずれることで起こる現象 |
| 断層 | 岩盤や地層が、ある面を境にしてずれたもの |
| 津波 | 海底下の大きな地震などによって海水が大きく動き、周囲へ伝わる波 |
| 噴火 | 火山から火山灰などがふき出したり、溶岩が流れ出したりする現象 |
| 火山灰 | 火山の噴火によって火山からふき出された細かなつぶ |
| 溶岩 | マグマが地表に出たもの |
| 自然災害 | 地震や火山の噴火などの自然現象によって、人の命やくらしに被害が生じること |
| 震源(発展) | 地下で岩盤のずれが始まり、地震が発生した場所 |
| マグニチュード(発展) | 地震そのものの規模を表す値 |
| 震度(発展) | ある場所での地震による揺れの強さを表すもの |
12. テスト対策ポイント
テスト直前チェック
- 地震や火山の噴火によって、短い時間で大地のようすが大きく変化することがある。
- 地震では、地面にずれや割れ目ができたり、山やがけがくずれたりすることがある。
- 岩盤や地層が、ある面を境にしてずれたものを断層という。
- 地震によって、土地が持ち上がったり沈んだりすることがある。
- 海底下で大きな地震が起こると、海底の上下の動きによって津波が発生することがある。
- 地震が起きれば、必ず津波が発生するわけではない。
- 海の近くで強い揺れや、弱くても長い揺れを感じたときは、津波警報を待たずに安全な高い場所へ避難する。
- 火山の噴火では、火山灰などがふき出したり、溶岩が流れ出したりすることで土地のようすが変化することがある。
- 噴火によって山の形が変わったり、新しい山や土地ができたりする場合もある。
- 地震や火山の噴火によって、道路・建物などに被害が出ることがある。
- 自然災害は、同じ地域でくり返し起こることがある。
- 過去の災害を調べることは、将来の災害への備えにつながる。
- 発展:マグニチュードは地震そのものの規模、震度はある場所での揺れの強さを表す。
ここまで学習できたら、「地震や火山の噴火による大地の変化」テスト対策練習問題とドリルで力試ししてみよう!
小6理科「地震や火山の噴火による大地の変化」テスト対策練習問題
【小6理科】「地震・火山と大地の変化」重要語句ドリル
【小6理科】「地震による大地の変化」内容理解ドリル
【小6理科】「火山の噴火と自然災害」内容理解ドリル
【小6理科】「地震・火山と大地の変化」図解問題ドリル
13. 参考文献・参考資料
- 文部科学省「小学校学習指導要領」
- 文部科学省『小学校学習指導要領(平成29年告示)解説 理科編』
- 気象庁「地震について」
- 気象庁「震度・マグニチュード・地震情報について」
- 気象庁「津波発生と伝播のしくみ」
- 気象庁「津波から身を守るために」
- 気象庁「噴火に関する用語」
※地震や火山の噴火による大地の変化や災害の起こり方は、地震の規模や発生場所、地形、火山の噴火のしかたなどによって異なります。本記事では、小学6年生の学習内容に合わせて基本的なしくみを説明しています。
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青山学院大学教育学科卒業。TOEIC795点。2児の母。2019年の長女の高校受験時、訳あって塾には行かずに自宅学習のみで挑戦することになり、教科書をイチから一緒に読み直しながら勉強を見た結果、偏差値20上昇。志望校の特待生クラストップ10位内で合格を果たす。 ※サイト全体の運営実績についてはこちらにまとめています。

