蜂飼耳『はじまりの風』テスト練習問題と過去問まとめ
中学校1年生の国語で最初に学習する蜂飼耳「はじまりの風」の定期テストでよく出る問題を研究して予想問題を作成しているよ。漢字・語句の意味・短文作成、内容の読解問題や登場人物の心情など、重要なポイントを確認しよう。
まずは解説を確認してからチャレンジしたい場合は、蜂飼耳「はじまりの風」解説記事をチェックしよう。
蜂飼耳「はじまりの風」テスト対策練習問題
漢字の問題
次の( )内の漢字の読みをひらがなで、カタカナは漢字で書きなさい。
問1
学校の(ロウカ)で立ち止まる。
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答え:廊下
問2
絵が(カ)けられている。
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答え:掛
問3
一人で絵を(ナガ)める。
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答え:眺
問4
そこに(描)かれたいちょう並木。
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答え:えが
問5
なぜか(シンセン)な感じがした。
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答え:新鮮
問6
(ダイタン)な色使いだ。
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答え:大胆
問7
思い切った(シキサイ)で描かれた風景。
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答え:色彩
問8
(ウスグラ)い廊下。
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答え:薄暗
問9
風景に心は(オド)った。
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答え:躍
問10
日の光を受けて(輝)いている。
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答え:かがや
語句の意味・短文作成問題
問1
「日曜日のひとときを」とあるが、「ひととき」とはここではどういう意味か。
ア:一度だけの特別な時間。
イ:しばらくの間。短い時間。
ウ:朝一番の早い時間。
エ:誰もいない静かな時間。
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答え:イ
問2
「みんな思い思いに過ごしていた」とあるが、「思い思い」とはどのような様子か。
ア:相手のことを思いやりながら行動する様子。
イ:悩み事を一人で抱え込んでいる様子。
ウ:それぞれが自分の好きなように、思うとおりにしている様子。
エ:過去の思い出を懐かしく振り返っている様子。
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答え:ウ
問3
「かなり大胆な色使いだが」とあるが、「大胆」とはどういう意味か。
ア:細かいところまで丁寧に仕上げていること。
イ:普通ならためらうようなことを、思い切ってすること。
ウ:何も考えずに、適当にやってしまうこと。
エ:誰にも真似できないような、特別な才能があること。
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答え:イ
問4
「新鮮な感じがした」とあるが、「新鮮」と最も意味が近い言葉を、次から一つ選びなさい。
ア:新奇(目新しくて珍しいこと)
イ:平凡(ありふれていること)
ウ:複雑(入り組んでいること)
エ:単純(シンプルであること)
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答え:ア
次の指定された言葉を使って、短文を作りなさい。
【短文を作るときのポイント】その言葉の意味をしっかり理解して、どんな場面で使うかをイメージすると自然な文が作りやすくなるよ。
問5
思わず
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答え:(例)急に名前を呼ばれて、思わず立ち上がってしまった。
【解説】「そうしようと思ったわけではないのに、無意識に、自然と」という意味。驚いたときや、とっさの行動などに使うよ。
問6
まさに
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答え:(例)このきれいな景色こそ、まさに私が探していたものだ。
【解説】「たしかに、間違いなく、ちょうど」という意味。強調したいときに使う言葉だよ。
問7
~にちがいない
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答え:(例)これだけ練習したのだから、明日の試合は勝てるにちがいない。
【解説】「絶対にそうだと思う、きっとそうなるはずだ」と強く確信しているときに使う表現だよ。
問8
確かに
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答え:(例)確かにその話は聞いたけれど、詳しくは覚えていない。
【解説】「間違いなく、事実として」という意味や、相手の言うことを一度認める時に使うよ。
内容理解問題
問1
「レンは、取り残されたような気がした。」とあるが、それはなぜか。最も適切なものを次の中から一つ選びなさい。
ア:一緒に小学校から来た友達が、自分を仲間外れにして別の中学校へ行ってしまったから。
イ:自分は新しいことを始めたいのにまだ見つかっておらず、迷わずに好きなことを続けている友達と比べて焦りを感じたから。
ウ:学校の廊下で一人で絵を眺めていたら、上級生たちが自分を置いて美術室に入ってしまったから。
エ:自分が小学生のころから続けていたスポーツを、中学生になってやめてしまったことを後悔しているから。
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答え:イ
【解説】レンは「中学生になったら新しいことを始めたい」と思っているけれど、それが何か見つかっていなかったね。一方、同じ小学校の友達は「迷わずに、好きなことを選んでいるようにみえた」んだ。自分だけが立ち止まっているように感じて、「取り残されたような気」がしたんだね。
問2
「美術室から、にぎやかな声が聞こえてきた。(中略)レンは、絵を眺めるのをやめて、その場からそっと立ち去った。」とあるが、このときのレンの気持ちとして最も適切なものを次の中から一つ選びなさい。
ア:上級生たちのにぎやかな声がうるさくて、静かに絵を眺めるじゃまになったので腹を立てている気持ち。
イ:自分も美術部に入りたいが、上級生たちが怖そうなので、見つからないように逃げ出したい気持ち。
ウ:好きなことを見つけて仲間と楽しそうにしている上級生がまぶしく、やりたいことが見つかっていない自分との違いに少し気まずさを感じている気持ち。
エ:絵の作者である上級生に直接話しかけられるのが恥ずかしくて、顔を合わせる前に帰ろうとしている気持ち。
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答え:ウ
【解説】「取り残されたような気がした」直後の場面だね。目標を持って活動している上級生たちの姿に、やりたいことが見つかっていない自分の自信のなさが刺激され、いづらくなって「そっと立ち去った」と考えられるよ。
問3
「レンは、吸い寄せられるように、いちょう並木の方へ向かった。」とあるが、「吸い寄せられるように」とはどのような状態を表しているか。次の中から一つ選びなさい。
ア:誰かに強く命令されて、しぶしぶ向かっている状態。
イ:いちょう並木から強い風が吹いてきて、体が引っ張られている状態。
ウ:絵の印象が頭から離れず、自然とその風景のある場所へ引かれて向かってしまう状態。
エ:早く家に帰りたくて、無意識のうちに近道を通ろうとしている状態。
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答え:ウ
【解説】前の日に学校で見た「いちょう並木と時計の絵」のことが気になって、自然と足がそちらに向かってしまったんだね。
問4
「並木に沿って、しばらく歩くと、時計が見えてきた。レンは、はっとした。」とあるが、レンが「はっとした」のはなぜか。その理由を、本文中の言葉を使って20字程度で書きなさい。
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答え:学校で見た絵が、まさにこの位置からの眺めだと気づいたから。(29字)
(例2:自分がいま立っている場所が、絵の作者が立ったのと同じ場所だと気づいたから。)
【解説】「はっとした」の直後に、「ちょうど、ここから見た風景だ、あの絵。」「まさにこの位置からの眺めにちがいない。」とあるね。そこから理由をまとめよう。
問5
「ちょうど、ここから見た風景だ、あの絵。」という文で使われている表現技法を答えなさい。
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答え:倒置法(とうちほう)
【解説】普通なら「あの絵は、ちょうどここから見た風景だ」となる順番を逆にして、「ここから見た風景だ!」という驚きを強調しているよ。
問6
「春のおだやかな光の中を、レンは、さっきよりもずっと軽い足取りで、いちょう並木を抜けて家に帰った。」とあるが、このときのレンの気持ちの変化として最も適切なものを次の中から一つ選びなさい。
ア:絵の作者に会えなかった残念な気持ちから、家でゆっくり休もうという安心感へ変化した。
イ:やりたいことが見つからないモヤモヤした気持ちから、絵の作者と同じ視点を発見したことで、少し前向きで明るい気持ちへ変化した。
ウ:美術室から逃げ出してしまった後悔から、自分も美術部に入ろうという強い決意へ変化した。
エ:いちょう並木が思っていたよりも美しくなかったというがっかりした気持ちから、早く絵を見たいという焦りへ変化した。
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答え:イ
【解説】「ずっと軽い足取り」や「おだやかな光」といった情景描写は、レンの心が晴れやかになり、少し前向きになったことを表しているよ。
問7
「見えない風を描いているっていうところが、いいよね。」と美術の先生は言ったが、これはどういうことか。最も適切なものを次の中から一つ選びなさい。
ア:風の形を線で正確に描いているため、まるで本物の風のように見えるということ。
イ:大胆な色彩を使って風景を描くことで、目に見えないはずの風がそこに吹いているような空気感まで表現できているということ。
ウ:本当は風など吹いていないのに、いちょうの葉をわざと揺らして描くことで、嘘の風景を作り出しているということ。
エ:風は見えないものだから描かなくてもよいのに、あえて描こうとした作者の努力がすばらしいということ。
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答え:イ
【解説】絵は動かないし、風は目に見えないけれど、作者の「思い切った色彩(大胆な色使い)」によって、見ている人に風を感じさせる力がこの絵にはある、ということだね。
問8
「見えないはずの風が表現されている気がした。少し、どきどきした。」とあるが、このときのレンの気持ちとして最も適切なものを次の中から一つ選びなさい。
ア:見えないものまで表現できる絵の力に感動し、新しい世界が開けそうな予感に対する興奮や期待感。
イ:自分にはこんなに上手な絵は絶対に描けないだろうという、将来に対する不安感や恐怖心。
ウ:美術の先生に急に話しかけられたことで、何を答えればいいかわからなくなった緊迫感や困惑。
エ:本当は見えない風が見えてしまったことに対する、不思議な現象への戸惑いや焦り。
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答え:ア
【解説】このあとに「自分も絵を描いてみたい、と思った。」と続いているね。この「どきどき」は、不安や恐怖ではなく、心がわくわくして胸が高鳴る「期待感・興奮」を表しているよ。
問9
「レンの心にも、ざわざわと風が吹き始めた。」とあるが、この「風」はレンのどのような思いを表しているか。本文中の言葉を使って、「~という思い」に続くように25字以内で書きなさい。
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答え:(例)絵を描いてみよう、新しいことをやってみよう(という思い)
【解説】心の中に本当の風が吹くわけではないので、これは比喩(ひゆ)だね。直前の段落にある「そうだ、絵を描いてみよう。新しいことをやってみよう。」という前向きな気持ちが心にあふれてきたことを「風」にたとえているよ。
問10
「ピンクと青と緑と黄色が、色とりどりのそよ風のように動きだす気がした。」という文で使われている表現技法を答えなさい。
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答え:直喩(ちょくゆ)
(「比喩(ひゆ)」でも正解だよ)
【解説】「〜のように」という言葉を使って、別のものにたとえる表現技法を直喩というよ。
問11
この物語の題名『はじまりの風』の意味として、最も適切なものを次の中から一つ選びなさい。
ア:中学生になったばかりの春という季節に吹く、実際の冷たい風のこと。
イ:絵の中のいちょう並木に吹いていた、ピンクや青などのカラフルな風のこと。
ウ:新しいことに挑戦しようとする前向きな気持ちや、そのきっかけのこと。
エ:やりたいことが見つからず、心が落ち着かなくてざわざわと悩む気持ちのこと。
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答え:ウ
【解説】「はじまり」はレンが新しい一歩を踏み出すこと、「風」は絵の中の風であり、レンの背中を押したきっかけ、そしてレンの心に生まれた前向きな気持ちを象徴しているね。
問12
この物語を通して、作者が最も伝えたいこと(主題)は何か。次の中から一つ選びなさい。
ア:絵を描くときは、実際の色にとらわれず、大胆な色使いで描くことが大切であるということ。
イ:中学生になったら、周りの友達に流されず、一人で静かに過ごす時間を持つべきだということ。
ウ:目に見えない風を表現するためには、自然の風景をよく観察しなければならないということ。
エ:新しいことを見つけて、希望を持って一歩踏み出すことのすばらしさ。
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答え:エ
【解説】やりたいことが見つからず悩んでいたレンが、一枚の絵との出会いによって心を動かされ、新しいスタートを切るまでの心の成長が描かれている。作者は中学生の読者に、その前向きな気持ちのすばらしさを伝えようとしていると考えられるよ。
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青山学院大学教育学科卒業。TOEIC795点。2児の母。2019年の長女の高校受験時、訳あって塾には行かずに自宅学習のみで挑戦することになり、教科書をイチから一緒に読み直しながら勉強を見た結果、偏差値20上昇。志望校の特待生クラストップ10位内で合格を果たす。 ※サイト全体の運営実績についてはこちらにまとめています。

