中原中也『月夜の浜辺』テスト対策練習問題と過去問まとめ
中学1年国語「月夜の浜辺」の定期テストでよく出る問題や過去問をまとめているよ。
「月夜の浜辺」の詩の形式、詩の情景とリズムの工夫、言葉の意味や作者の伝えたいこと(主題)など、テスト対策重要ポイントを確認しよう。
まずは学習してからチャレンジしたい場合は、「月夜の浜辺」解説ページをチェックしよう!
「月夜の浜辺」テスト対策練習問題
まずは詩の本文を読んで、空欄になっている( A )〜( C )にあてはまる言葉を答えよう。
『月夜の浜辺』
月夜の晩に、( A )が一つ
( B )に、落ちていた。
それを拾って、役立てようと
僕は思ったわけでもないが
なぜだかそれを、捨てるに忍びず
僕はそれを、袂(たもと)に入れた。
月夜の晩に、( A )が一つ
( B )に、落ちていた。
それを拾って、役立てようと
僕は思ったわけでもないが
月に向かってそれは抛(ほう)れず
浪に向かってそれは抛れず
僕はそれを、袂に入れた。
月夜の晩に、拾った( A )は
指先に沁み、心に( C )た。
月夜の晩に、拾った( A )は
どうしてそれが、捨てられようか?
問1
詩の本文の空欄( A )〜( C )にあてはまる言葉を答えなさい。
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A:ボタン
B:波打際
C:沁み
【解説】この詩の話題の中心となる「ボタン」と、それが落ちていた場所「波打際」、そして「指先に沁み、心に沁みた」という重要な心情表現は、穴埋め問題でよく出題されるよ。
問2
この詩の作者を漢字で書きなさい。
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中原中也
【解説】若くして亡くなった、日本を代表する詩人だよ。テストでよく聞かれるので漢字で書けるようにしておこう!
問3
この詩の形式を漢字5文字で答えなさい。
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口語自由詩
【解説】現代の話し言葉(口語)で書かれ、文字数に厳密な決まりがない(自由詩)形式だね。
問4
この詩はいくつの連からなるか。算用数字で答えなさい。
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6(6連構成)
【解説】1行空いているところ(行のまとまり)を数えると、全部で6つの連からできていることがわかるよ。
問5
この詩を声に出して読むと、歌のようにリズミカルで読みやすいと感じます。それはなぜですか。最も適切なものを次の中から選びなさい。
ア:同じ言葉ばかり何度も繰り返されているから。
イ:やさしい言葉をたくさん使っているから。
ウ:各行の文字数をすべて同じにしているから。
エ:七音の言葉のまとまりを多く使っているから。
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エ
【解説】「月夜の晩に(7音)、ボタンが一つ(7音)」のように、七つの音のまとまり(七・七調)が繰り返されているから、とても心地よいリズムになっているんだね。
問6
第1連と第3連、第2連と第4連では、同じ言葉や言い回しが繰り返されています。この表現技法を漢字3字で答えなさい。
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反復法
【解説】同じ言葉を繰り返すことで、寄せては返す波の音のような静かなリズムと、深い余韻(よいん)を生み出しているんだ。
問7
第4連の「月に向かってそれは抛れず / 浪に向かってそれは抛れず」という部分に使われている表現技法を漢字3字で答えなさい。
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対句法
【解説】「月に向かって」と「浪に向かって」という、似たような形(対応する形)の句が並べられているね。どこにも捨てられない「僕」の切ない気持ちが強調されているよ。
問8
「なぜだかそれを、捨てるに忍びず」と同じ内容(同じ気持ち)を表している部分を、詩の中から2つ探し、1行ずつ書き抜きなさい。
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・月に向かってそれは抛れず
・波に向かってそれは抛れず
【解説】「抛る(ほうる)」は投げる・捨てるという意味なので、「抛れず」は「捨てられない」という意味になるよ。
問9
第5連では「指先に沁み、心に沁みた」とあります。このときの「僕」の感覚として最も適切なものを次の中から選びなさい。
ア:ボタンの裏についていた針が指に刺さって、とても痛かった。
イ:冷たいボタンの温度が指先に伝わり、それが自分の心の中の寂しさや孤独に重なっていくような感覚だった。
ウ:拾ったボタンの模様がとても美しく、指先でずっと触っていたいという感覚だった。
エ:ボタンを大切に握りしめすぎて、指先に汗をかいてしまった。
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イ
【解説】「沁みる」という言葉を繰り返すことで、ただのボタンが「僕の心に深く触れ、感動を与えた存在」であることがわかるね。
問10
最後の1行「どうしてそれが、捨てられようか?」という表現には、「僕」のどのような思いが込められていますか。「それを( )という思い」の空欄にあてはまる言葉として、最も適切なものを次の中から選びなさい。
ア:捨てられるわけがない(絶対に捨てたくない)
イ:どうしても捨てたい
ウ:捨てたいが捨てられない
エ:誰かに捨ててほしい
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ア
【解説】「どうして捨てられようか?(いや、絶対に捨てられるわけがない!)」という、強い否定の気持ちを伝える表現技法だよ。これを「反語(はんご)」というんだ。
問11
「どうしてそれが、捨てられようか?」とあるが、それはなぜですか。詩の中から探し、「〜から」につながる形で書き抜きなさい。
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指先に沁み、心に沁みた(から)
【解説】深い愛情や愛着が湧いてしまったから、どうしても捨てられなくなってしまったんだね。
問12
作者にとって、この拾った「ボタン」はどのような存在だと想像できますか。最も適切なものを次の中から選びなさい。
ア:自分の服の取れたボタンの代わりに、役に立ってくれそうな存在
イ:自分の孤独や悲しみにそっと寄り添い、受け止めてくれる大切な存在
ウ:売ればお金になりそうな、貴重な宝物のような存在
エ:海を汚すゴミであり、早く掃除して捨てなければいけない存在
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イ
【解説】「役立てようと僕は思ったわけでもない」と言っているから、アやウのような実用的な価値ではないんだ。ボタンを自分の心(孤独)に重ね合わせる象徴的な存在として描いているんだよ。
問13
この詩全体を通して、作者が最も伝えたいこと(主題)としてふさわしいものを次の中から選びなさい。
ア:夜の浜辺を散歩することの楽しさと、自然の美しさ。
イ:落ちているゴミを拾って、海をきれいに保つことの大切さ。
ウ:孤独や悲しみを抱える心が、ささいなもの(ボタン)に深い愛着を見出す心情。
エ:なくしてしまった大切なボタンを、いつか必ず見つけ出そうという決意。
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ウ
【解説】ただのボタンへの愛情ではなく、自分自身の「孤独や悲しみ」を投影しているという深い心情(心の状態)を読み取ることがポイントだよ。
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青山学院大学教育学科卒業。TOEIC795点。2児の母。2019年の長女の高校受験時、訳あって塾には行かずに自宅学習のみで挑戦することになり、教科書をイチから一緒に読み直しながら勉強を見た結果、偏差値20上昇。志望校の特待生クラストップ10位内で合格を果たす。 ※サイト全体の運営実績についてはこちらにまとめています。

