「がい数を使った計算」とは?見積もりのしかたをわかりやすく解説
小学校4年生の算数で学習する「がい数を使った計算」について、がい数を使って計算する「見積もり」のやり方をわかりやすく解説するよ。
見積もりをする場面、見積もりをすることでどのように便利なのかもくわしく紹介していくよ。
目次
がい数を使った計算を使う場面(見積もる場面)
「約20000円」「だいたい40%」「ほぼ1000人くらい」のような「およその数」のことを「がい数」といったよね。
今回は、がい数を使った計算を勉強していくよ。
がい数を使った計算を「見積もり」というんだ。
どんなときに、がい数を使って計算をするのだろう?
たとえば、ぶんぼうぐ屋さんで次の3つを買おうとしているとしよう。
レジにならぶまえに、「だいたいいくらかな?」と考えるとして、それぞれのこまかい金がくで「193+89+214」と計算するのは大変だよね。
そんなときに役立つのが「がい数」だよ。
193円は、およそ200円だよね。
89円は、およそ100円。
204円は、およそ200円だよね。
だから、およその合計の金がくは
200+100+200=500
3つを買うと、「およそ500円だな。」とわかるね。
こうやって、がい数を使った計算は、買い物の時に役立つんだ。
今回は3つの商品だったけど、4こ、5こふえると、見積もりがもっと大切になっていくんだ。
見積もりのしかた
見積もりのしかたを問題でかくにんしていこう。
四捨五入して百の位までのがい数にして、次の計算を見積もりなさい。
(1)843+469
(2)1534-216-392
百の位までのがい数にするということは、十の位を四捨五入するよ。
(1)843+469
843を四捨五入
843の十の位は「4」だよね。
「4」を四捨五入すると、切り捨てだから、
「4」を「0」にしよう。
四捨五入したけたの右にある数を「0」に変えよう。
469を四捨五入
469の十の位は「6」だよね。
「6」を四捨五入すると、切り上げだから、
上の位に1を加えて、「6」を「0」にしよう。
四捨五入したけたの右にある数を「0」に変えよう。
計算する
見積もると
800+500=1300になるよ。
(2)1534-216-392
3つの数の十の位を四捨五入すると次のようになるよ。
見積もると
1500-200-400=900になるよ。
四捨五入して上から1けたまでのがい数にして、次の計算を見積もりなさい。
(1)342×36
(2)4116÷21
上から1けたまでのがい数にするということは、上から2けためを四捨五入すればいいんだったよね。
(1)342×36
上から2けためを四捨五入すると次のようになるよ。
36の場合は上から2けためは「6」になることに気をつけよう。
見積もると
300×40=12000になるよ。
342×36を正かくに計算しようと思ったら、筆算しなくちゃできないよね。
見積もりを使うと、筆算を使わなくても「およその答え」を求めることができるんだ。
(2)4116÷21
上から2けためを四捨五入すると次のようになるよ。
見積もると
4000÷20=200になるよ。
「がい数を使った計算」のまとめ
「がい数を使った計算」のまとめ
- がい数を使った計算のことを「見積もり」という
- 見積もりを使うと筆算を使わなくても、およその答えを求めることができる
運営者情報
ゆみねこ
詳しいプロフィールを見る
青山学院大学教育学科卒業。TOEIC795点。2児の母。2019年の長女の高校受験時、訳あって塾には行かずに自宅学習のみで挑戦することになり、教科書をイチから一緒に読み直しながら勉強を見た結果、偏差値20上昇。志望校の特待生クラストップ10位内で合格を果たす。