小数の表し方(目もりをよむ問題・単位を変える問題)

小学校4年生の算数で学習する「小数」について、小数のテストでよく出る問題のパターンを紹介するよ。

目もりをよむ問題や、単位を変える問題など、小数の問題のパターンごとに、どうやって考えたらよいのか、解き方のポイントをわかりやすく解説するよ。

小数の表し方 (目もりをよむ問題・単位を変える問題)のPDFをダウンロード

小数の表し方 (目もりをよむ問題・単位を変える問題)

小数の表し方 (目もりをよむ問題・単位を変える問題)のPDF(8枚)がダウンロードできます。

PDFを印刷して手書きで勉強したい方は以下のボタンからお進み下さい。

目次

目もりをよむ問題

次の目もりがあらわす数を答えなさい。

数直線上の小数を求める問題

「4.7」とは、小数第二位までを書くようにすれば、「4.70」、「4.8」は「4.80」のことだよね。

こうやって考えると、赤矢印の部分の小数がいくつをあらわすのか、わかりやすくなるよ。

数直線上の小数を求める問題
数直線上の小数を求める問題

赤矢印の目もりがあらわす数は、は「4.73」だとわかるね。

単位を変える問題

単位にはいろいろな種類があるよね。

長さをあらわす単位

  • km(キロメートル)
  • m(メートル)
  • cm(センチメートル)

重さをあらわす単位

  • kg(キログラム)
  • g(グラム)

今までは
「1000m」=「1km」や
「1000g」=「1kg」
を勉強してきたよね。

4年生になると、
「100m」は何km?
「100g」は何kg?
のような問題を学んでいく
んだ。

1kmは1000mだから、100mしかなかったら、1kmに全然足りないよね。
1kgも、1000gだから、100gでは足りないね。

こんなとき、どうやって表したらいいのかな?

100m、10m、1mをkmで表す

100mと10mと1mをkmで表すと次のようになるよ。

100m、10m、1mをkmで表す

  • 100m=0.1km
  • 10m=0.01km
  • 1m=0.001km

なぜそうなるのか説明するね。

100mが0.1kmになる理由

100mは、1kmを\(\frac{1}{10}\)した長さだよね。

1kmの\(\frac{1}{10}\)は、「0.1km」とも表すことができるよね。
だから、100m=0.1kmと表すことができるんだよ。

10mが0.01kmになる理由

10mは、0.1km(100m)をさらに\(\frac{1}{10}\)した長さだよね。

0.1kmの\(\frac{1}{10}\)は、「0.01km」とも表すことができるよね。
だから、10m=0.01kmと表すことができるんだよ。

1mが0.001kmになる理由

1mは、0.01km(10m)を\(\frac{1}{10}\)した長さだよね。

0.01kmの\(\frac{1}{10}\)は、「0.001km」とも表すことができるよね。
だから、1m=0.001kmと表すことができるんだよ。

もう一度まとめると次のようになるよ。

100m、10m、1mをkmで表す

  • 100m=0.1km
  • 10m=0.01km
  • 1m=0.001km

ではじっさいに問題にちょうせんしてみよう。

単位を変える練習問題(kmとm)

1km435mは何kmですか。

100m=0.1km、10m=0.01km、1m=0.001kmだから、
400m=0.4km、30m=0.03km、5m=0.005kmになるよね。

そうすると、435m=0.435kmになるね。
なので、1km435mは1.435kmと表すことができるね。

kmとmをkmに直す問題

1km35mは何kmですか。

上と同じように考えて、
「1km35mは1.35km」と思った人もいるんじゃないかな?

気をつけなくちゃいけないのが、
1km35mには、「m(メートル)の百の位がないこと」

kmとmをkmに直す問題

こういうときは、百の位が「0」だと考えよう。

kmとmをkmに直す問題

ここまでできたら、あとはさっきの問題と同じだね。
1km35mは1.35kmと表すことができるよ。

100g、10g、1gをkgで表す

100gと10gと1gをkgで表すと次のようになるよ。

100g、10g、1gをkgで表す

  • 100g=0.1kg
  • 10g=0.01kg
  • 1g=0.001kg

なぜそうなるのか説明するね。

100gが0.1kgになる理由

100gは、1kgを\(\frac{1}{10}\)した重さだよね。

1kgの\(\frac{1}{10}\)って「0.1kg」とも表すことができるよね。
だから、100g=0.1kgだよ。

10gが0.01kgになる理由

10gは、0.1kg(100g)を\(\frac{1}{10}\)した重さだよね。

0.1kgの\(\frac{1}{10}\)って「0.01kg」とも表すことができるよね。
だから、10g=0.01kgだよ。

1gが0.001kgになる理由

1gは0.01kg(10g)を\(\frac{1}{10}\)した重さだよね。

0.01kgの\(\frac{1}{10}\)って「0.001kg」とも表すことができるよね。
だから、1g=0.001kgだよ。

もう一度まとめると次のようになるよ。

100g、10g、1gをkgで表す

  • 100g=0.1kg
  • 10g=0.01kg
  • 1g=0.001kg

ではじっさいに問題にちょうせんしてみよう。

単位を変える練習問題(kgとg)

2kg326gは何kgですか。

100g=0.1kg、10g=0.01kg、1g=0.001kgだから、
300g=0.3kg、20g=0.02kg、6g=0.006kgになるよね。

そうすると、326g=0.326kgだとわかって
2kg326gは2.326kgと表すことができるよ。

kgとgをkgに直す問題

小数の表し方(単位を変える)まとめ

単位を変える(100m、10m、1mをkmで表す)

  • 100mは0.1km
  • 10mは0.01km
  • 1mは0.001km

単位を変える(100g、10g、1gをkgで表す)

  • 100gは0.1kg
  • 10gは0.01kg
  • 1gは0.001kg

数字がない位があるときは、その位に「0」を入れるのをわすれないようにしよう。

運営者情報

青山学院大学教育学科卒業。TOEIC795点。2児の母。2019年の長女の高校受験時、訳あって塾には行かずに自宅学習のみで挑戦することになり、教科書をイチから一緒に読み直しながら勉強を見た結果、偏差値20上昇。志望校の特待生クラストップ10位内で合格を果たす。

感想や意見を聞かせてね