「小数の足し算と小数の引き算の筆算」のやり方をわかりやすく解説
小学校4年生の算数で学習する「小数のたし算」と「小数のひき算」について、筆算のやり方をわかりやすく解説するよ。
小数点をそろえてかくこと、くり上がりがある場合や、くり下がりがある場合、「0」があった場合など、きをつけるポイントも紹介するよ。
目次
小数の足し算の筆算のやり方
小数のたし算の筆算のポイントは「小数点をそろえてかくこと」だよ。
これさえ覚えておけば、小数のたし算はへっちゃらだよ。
だって、小数点をそろえたら、あとは整数のたし算と同じように計算ができるからね。
では、さっそく問題をやっていこう。
5.23+4.16を筆算で計算しなさい。
小数点をそろえて書くと次のようになるよ。
あとは整数のたし算と同じように、たてにたしていこう。
最後に、上の小数点と同じ位置に、小数点をうとう。
5.23+4.16=9.39と計算することができたね。
2.87+1.32を筆算で計算しなさい。
小数点をそろえて書くと次のようになるよ。
あとは整数のたし算と同じように、たてにたして、小数点をうったらOK。
ただ、今回の問題はくりあがりに気をつけよう。
2.87+1.32=4.19と計算することができたね。
5.17+1.23を筆算で計算しなさい。
小数点をそろえて書くと次のようになるよ。
あとは整数のたし算と同じように、たてにたして、小数点をうったらOK。
答えは「6.40」と書きたいところだけど、6.40の最後の「0」は書く必要がないよね。
だって、「6.40」も「6.4」も同じだことだから。
5.17+1.23=6.4と計算することができるよ。
小数点より右側で、一番最後に「0」があったら消すと覚えておこう。
5.13+1.3を筆算で計算しなさい。
小数点をそろえて書くと次のようになるよ。
ただ、「1.3」のうしろが空いているね。
こういうときは、「0」をいれよう。
あとは今まで同じように計算すると次のようになるよ。
5.13+1.3=6.43と計算することができたね。
小数のたし算の筆算のまちいやすいところ
さっき計算した「5.13+1.3」の筆算だけれど、
次のように筆算してしまったらまちがいになってしまうので、ちゅういしよう。
小数点の位置がそろっていないよね。
小数のたし算は必ず小数点をそろえて書こう。
小数のたし算の筆算のポイント
小数のたし算の筆算のポイント
- 小数点をそろえて書く
- 空いているところは「0」を書く
- 小数点より右側で、一番最後に「0」があったら消す
小数の引き算の筆算のやり方
次に小数のひき算の筆算をやっていこう。
ただ、やり方はたし算とほぼ同じだから、下のポイントをかくにんしよう。
小数のひき算の筆算のポイント
- 小数点をそろえて書く
- 空いているところは「0」を書く
- 小数点より右側で、一番最後に「0」があったら消す
じっさいにひき算の問題をといていこう。
4.74-1.32を筆算で計算しなさい。
小数点をそろえて書くと次のようになるよ。
あとは整数のひき算と同じように、たてにひいて、小数点をうったらOK。
4.74-1.32=2.42と計算することができたね。
3.54-2.73を筆算で計算しなさい。
小数点をそろえて書くと次のようになるよ。
あとは整数のひき算と同じように、たてにひいて、小数点をうったらOKなんだけど、
くりさがりがあるよね。
くりさがりをしてから、計算をすると次のようになるよ。
「.81」っておかしいよね。
こういう、小数点より左側に数字がない場合、「0」をつけよう。
3.54-2.73=0.81と計算することができたね。
ひき算して、小数点より左側に数字がなくなってしまった場合、小数点の前に「0」をつけよう。
1-0.01を筆算で計算しなさい。
小数点をそろえて書くと次のようになるよ。
1には小数点はないけど、1のあとに小数点があると考えよう。
「1」の右側が空いているよね。
「1」って、「1.00」と同じだから次のように「0」を2つ書こう。
あとは整数のひき算と同じように、たてにひいて、小数点をうったらOKなんだけど、くりさがりがあるよね。
くりさがりをしてから、計算をすると次のようになるよ。
「.99」っておかしいよね。
こういう、小数点より左側に数字がない場合、「0」をつけるんだったよね。
1-0.01=0.99と計算することができるね。
小数の足し算と引き算の練習問題
0.574+0.226を筆算で計算しなさい。
小数点をそろえて書くと次のようになるよ。
あとは整数のたし算と同じように、たてにたして、小数点をうったらOK。
「.800」っておかしいよね。
こういう、小数点より左側に数字がない場合、「0」をつけよう。
答えは「0.800」と書きたいところだけど、最後の「0」2つは書く必要がないよね。
だって、「0.800」も「0.8」も同じだことだから。
0.574+0.226=0.8と計算することができるよ。
42-0.96を筆算で計算しなさい。
小数点をそろえて書くと次のようになるよ。
42には小数点はないけど、42のあとに小数点があると考えよう。
「42」の右側が空いているよね。
「42」って、「42.00」と同じだから次のように「0」を2つ書こう。
あとは整数のひき算と同じように、たてにひいて、小数点をうったらOKなんだけど、くりさがりがあるよね。
くりさがりをしてから、計算をすると次のようになるよ。
42-0.96=41.04と計算することができるね。
5と0.32をあわせた数を求めなさい。
筆算なんて使わなくても、「5.32」とわかる人もいるかもしれないね。
いちおう筆算を使うと次のように計算できるよ。
5より0.03小さい数を求めなさい。
小さい数を求めるには「ひき算」を使ったらいいね。
5-0.03を筆算で計算すると次のようになるよ。
「小数の足し算と引き算の筆算」のまとめ
小数のたし算とひき算の筆算のポイント
- 小数点をそろえて書く
- 空いているところは「0」を書く
- 小数点より右側で、一番最後に「0」があったら消す
- ひき算して、小数点より左側に数字がなくなってしまった場合、
小数点の前に「0」をつける
運営者情報
ゆみねこ
詳しいプロフィールを見る
青山学院大学教育学科卒業。TOEIC795点。2児の母。2019年の長女の高校受験時、訳あって塾には行かずに自宅学習のみで挑戦することになり、教科書をイチから一緒に読み直しながら勉強を見た結果、偏差値20上昇。志望校の特待生クラストップ10位内で合格を果たす。