中1保健『心の発達』をわかりやすく解説!知的機能・情意機能・社会性

中学1年生の保健体育で学習する「心の発達」について、わかりやすく解説するよ。

私たちの体は、年齢とともに発育・発達していくよね。それと同じように、も生活経験や学習、人との関わりを通して発達していくんだ。

心の働きには、考えたり判断したりする知的機能、感情を味わったり表現したりする情意機能、周りの人と関わりながら生活するための社会性などがあるよ。

この単元では、心にはどのような働きがあるのか、そして心がどのように発達していくのかを学習していこう。

この記事で分かること

  • 心の働きとは何か
  • 知的機能とは何か
  • 情意機能とは何か
  • 社会性とは何か
  • 経験や学習によって心が発達すること
  • 人との関わりの中で心が発達すること

1. 心の発達とは

心の発達とは、考える力、感情を理解したり表したりする力、人と関わる力などが、成長とともに高まっていくことだよ。

心は、生まれたときから大人と同じように働くわけではないんだ。生活の中でさまざまなことを経験したり、学習したり、家族や友達、先生などと関わったりすることで、少しずつ発達していくよ。

たとえば、小さいころは、自分の気持ちをうまく言葉で表せなかったり、相手の気持ちを考えるのが難しかったりすることがあるよね。でも、成長するにつれて、言葉で説明したり、相手の立場を考えたり、先のことを予想して行動したりできるようになっていくんだ。

たろう
体と同じように、心も発達するんだね。

くまごろう
そうだよ。心は、生活経験や学習、人との関わりを通して発達していくんだ。

心の発達を学ぶと、自分の気持ちを理解したり、周りの人とよりよく関わったりするためのヒントが見えてくるよ。

2. 心をつくる3つの働き

心の働きが、知的機能・情意機能・社会性の3つの働きから成り立つことを示した図解

心の働きは、大きく分けると、知的機能情意機能社会性などの働きから成り立っているよ。

これらは別々に働いているのではなく、互いに関わり合いながら、私たちの行動や考え方に影響しているんだ。

心の働き内容
知的機能理解する、記憶する、言葉を使う、判断する、推理するなどの働き説明を理解する、先のことを予想する
情意機能喜び、悲しみ、不安、怒りなどの感情や意志の働き相手の気持ちに共感する、感情を表現する
社会性人と関わり、集団の中で生活するための働きルールを守る、相手の立場を考える

たとえば、友達とけんかをしたとき、「どうして相手は怒ったのかな」と考えるのは知的機能、「相手も悲しかったかもしれない」と感じるのは情意機能、「次は言い方に気をつけよう」と人との関わり方を考えるのは社会性と関係しているよ。

このように、心の働きはひとつだけで成り立っているのではなく、いくつもの働きが関係し合っているんだ。

3. 知的機能の発達

知的機能として、理解する、記憶する、言葉を使う、判断する、推理する力が発達することを示した図解

知的機能とは、ものごとを理解したり、記憶したり、言葉を使ったり、判断したり、推理したりする働きのことだよ。

知的機能が発達すると、ものごとをより深く理解できるようになったり、先のことを予想して行動できるようになったりするよ。

たとえば、小さいころは、目の前のことだけで判断していたことでも、成長するにつれて、「この行動をしたら、あとでどうなるかな」と考えられるようになるんだ。

また、言葉の発達も知的機能と深く関係しているよ。新しい言葉を覚えたり、文章を読んで内容を理解したり、自分の考えを言葉で説明したりする力も、生活経験や学習によって発達していくんだ。

知的機能の例

  • ものごとを理解する
  • 覚える、思い出す
  • 言葉を使って説明する
  • 正しいかどうか判断する
  • 先のことを予想する
  • 理由を考え、筋道を立てて考える

たろう
勉強で「どうしてそうなるのかな」と考える力も、知的機能なんだね。

くまごろう
そうだよ。知識を覚えるだけでなく、考えたり判断したりする力も知的機能に含まれるんだ。

知的機能は、学校での学習だけでなく、家庭や地域での経験、読書、会話、遊びなどを通しても発達していくよ。

4. 情意機能の発達

情意機能として、感情に気づく、感情を表す、感情を調整する、他人に共感する力が発達することを示した図解

情意機能とは、喜び、悲しみ、不安、怒りなどの感情や、何かをしようとする意志に関わる心の働きのことだよ。

人は、日常生活の中でさまざまな感情を経験するよ。うれしい、楽しい、悔しい、悲しい、不安だ、腹が立つなど、いろいろな感情があるんだ。

情意機能が発達すると、自分の感情に気づいたり、その感情を言葉で表したり、感情を調整したりできるようになっていくよ。

また、他の人の気持ちを想像したり、共感したりする力も発達していくんだ。たとえば、友達が落ち込んでいるときに「つらかったのかもしれない」と考え、声をかけることも、情意機能の発達と関係しているよ。

情意機能に関係すること具体例
自分の感情に気づく「今、私は不安なんだ」と分かる
感情を表現する「悲しかった」「うれしかった」と言葉で伝える
感情を調整する怒ったときに、少し落ち着いてから話す
他人の気持ちを考える友達の表情や状況から気持ちを想像する
共感する相手の喜びや悲しみを自分のことのように感じる

感情そのものに、よい感情、悪い感情という決まりがあるわけではないよ。大切なのは、自分の感情に気づき、その感情に流されすぎず、どう行動するかを考えることなんだ。

たとえば、怒りを感じること自体は自然なことだよ。でも、怒りにまかせて相手を傷つける言葉を言ったり、暴力をふるったりするのはよくないよね。自分の感情を理解し、行動を選ぶ力も、心の発達の大切な部分なんだ。

5. 社会性の発達

社会性として、人と関わる、ルールを守る、相手の立場を考える、協力する力が発達することを示した図解

社会性とは、ほかの人と関わりながら、集団や社会の中で生活するための心の働きのことだよ。

私たちは、家族、友達、先生、地域の人など、さまざまな人と関わりながら生活しているよ。その中で、あいさつをする、約束を守る、順番を守る、相手の立場を考えるなど、人とよりよく関わる力を身につけていくんだ。

社会性が発達すると、自分のことだけでなく、周りの人の気持ちや立場を考えながら行動できるようになるよ。また、集団のルールを理解し、協力して活動することもできるようになっていくんだ。

たろう
社会性って、友達と仲よくする力だけじゃないんだね。

くまごろう
そうだよ。相手の立場を考えたり、ルールを守ったり、集団の中で行動したりする力も社会性なんだ。

社会性の例

  • あいさつをする
  • 約束やルールを守る
  • 相手の立場を考える
  • 友達と協力する
  • 自分の意見を伝え、相手の意見も聞く
  • 集団の中で責任ある行動をする

社会性は、家族や友達、先生などとの関わりの中で発達していくよ。人との関わり方を学ぶことは、心の発達にとってとても大切なんだ。

6. 心は経験や学習によって発達する

心は、自然に大人と同じように働くようになるだけではないよ。生活経験や学習を重ねることで、少しずつ発達していくんだ。

たとえば、失敗した経験から次の行動を考えたり、友達との関わりの中で相手の気持ちを学んだり、勉強を通して新しい知識や考え方を身につけたりすることが、心の発達につながるよ。

心の発達には、家庭、学校、地域などでのさまざまな経験が関係しているんだ。

経験や学習心の発達との関係
学習する知識が増え、考える力や判断する力が育つ
友達と関わる相手の気持ちや考え方を理解する力が育つ
失敗を経験する次にどうすればよいか考える力が育つ
人に相談する自分の気持ちを整理し、解決方法を考える力が育つ
協力して活動するルールや役割を理解し、社会性が育つ

また、心の発達は、楽しい経験だけでなく、悩んだり失敗したりする経験を通しても進んでいくよ。大切なのは、その経験から何を学び、次にどう生かすかなんだ。

困ったときや悩んだときは、ひとりで抱え込まず、家族、先生、友達、保健室の先生など、信頼できる人に相談することも大切だよ。

7. 心の発達には個人差がある

心の発達には、体の発育・発達と同じように個人差があるよ。

ものごとの感じ方、考え方、人との関わり方、感情の表し方などは、人によって違うんだ。だから、「友達と同じように感じないからおかしい」「自分だけ悩んでいるからだめだ」と考える必要はないよ。

ただし、自分の感じ方を大切にするだけでなく、相手の感じ方や考え方も大切にすることが必要なんだ。心が発達していく中で、自分と相手の違いを理解し、互いに尊重することが大切になっていくよ。

また、感情をうまく整理できないときや、人間関係で困ったときには、信頼できる人に相談しよう。相談することは弱いことではなく、自分の心を守り、よりよく行動するために大切なことなんだ。

たろう
心の発達にも個人差があるなら、人と比べすぎなくていいんだね。

くまごろう
その通り。自分の感じ方を大切にしながら、相手の感じ方も尊重することが大切だよ。

8. 心の発達のまとめ

心は、体と同じように発達していくよ。心の働きには、考えたり判断したりする知的機能、感情や意志に関係する情意機能、人と関わりながら生活するための社会性などがあるんだ。

知的機能が発達すると、ものごとを理解したり、記憶したり、言葉を使ったり、判断したり、先のことを予想したりできるようになるよ。

情意機能が発達すると、自分の感情に気づいたり、感情を表現したり、他の人の気持ちに共感したりできるようになっていくよ。

社会性が発達すると、相手の立場を考えたり、ルールを守ったり、集団の中で責任ある行動をしたりできるようになるんだ。

心は、生活経験や学習、人との関わりを通して発達していくよ。また、心の発達には個人差があるので、自分と相手の違いを理解し、互いに尊重することが大切なんだ。

テストで特に大切な4つの柱

押さえる内容
心の働き知的機能、情意機能、社会性などから成り立つ
知的機能理解、記憶、言葉、判断、推理などの働き
情意機能感情や意志に関わる働き
社会性人と関わり、集団の中で生活するための働き

重要語句のまとめ

重要語句意味ポイント
心の発達考える力、感情を理解する力、人と関わる力などが高まっていくこと経験や学習、人との関わりで発達する
知的機能理解、記憶、言葉、判断、推理などの働き先のことを予想したり、筋道を立てて考えたりする
情意機能感情や意志に関わる働き感情を味わう、表す、共感するなど
社会性人と関わり、集団の中で生活するための働きルールを守る、相手の立場を考えるなど
感情喜び、悲しみ、不安、怒りなどの心の動き感情に気づき、行動を考えることが大切
共感他の人の気持ちを自分のことのように感じたり理解したりすること情意機能や社会性と関係する
生活経験日常生活の中で経験するさまざまなこと心の発達に関係する
個人差人によって違いがあること心の発達の時期や程度にも個人差がある

テスト対策ポイント

  • 心は、体と同じように発達していく。
  • 心は、生活経験や学習、人との関わりによって発達する。
  • 心の働きには、知的機能、情意機能、社会性などがある。
  • 知的機能とは、理解、記憶、言葉、判断、推理などの働きである。
  • 情意機能とは、感情や意志に関わる働きである。
  • 情意機能が発達すると、自分の感情に気づいたり、他の人に共感したりできるようになる。
  • 社会性とは、人と関わり、集団の中で生活するための働きである。
  • 社会性が発達すると、相手の立場を考えたり、ルールを守ったりできるようになる。
  • 心の発達には個人差がある。
  • 自分の感じ方を大切にしながら、相手の感じ方や考え方も尊重することが大切である。
  • 悩んだときや困ったときは、信頼できる人に相談することも大切である。

ここまで学習できたら、ぜひ「心の発達」のテスト対策練習問題とドリルに挑戦しよう!

『心の発達』テスト対策練習問題と過去問まとめ
【中学保健体育】「心の発達」重要語句ドリル
【中学保健体育】「知的機能の発達」内容理解ドリル
【中学保健体育】「情意機能の発達」内容理解ドリル
【中学保健体育】「社会性の発達」内容理解ドリル

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青山学院大学教育学科卒業。TOEIC795点。2児の母。2019年の長女の高校受験時、訳あって塾には行かずに自宅学習のみで挑戦することになり、教科書をイチから一緒に読み直しながら勉強を見た結果、偏差値20上昇。志望校の特待生クラストップ10位内で合格を果たす。 ※サイト全体の運営実績についてはこちらにまとめています。

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