中1保健『体の発育・発達』をわかりやすく解説!発育急進期と個人差

中学1年生の保健体育で学習する「体の発育・発達」について、わかりやすく解説するよ。

私たちの体は、生まれてからずっと同じ大きさや働きのままではなく、年齢とともに変化していくよ。身長が伸びたり、体重が増えたり、心臓や肺、脳、生殖器などの働きが発達したりして、大人の体へと近づいていくんだ。

この単元では、発育発達の違い、発育急進期、体の各器官の発育・発達のしかた、そして発育・発達には個人差があることを学習していこう。

この記事で分かること

  • 発育と発達の違い
  • 身長や体重が大きく変化する時期
  • 第1発育急進期と第2発育急進期
  • 体の器官ごとの発育・発達のしかた
  • 発育・発達には個人差があること
  • 体のよりよい発育・発達のために大切な生活習慣

1. 体の発育・発達とは

私たちの体は、年齢とともに変化していくよ。赤ちゃんのころは小さかった体も、成長するにつれて身長が伸び、体重が増え、体つきも変わっていくんだ。

また、見た目が変わるだけではなく、体の中の器官の働きも高まっていくよ。たとえば、心臓や肺の働きが発達したり、脳や神経の働きが発達したり、運動をする力が高まったりするんだ。

このように、体が量的に大きくなったり、体の器官の働きが高まったりする変化を、まとめて体の発育・発達というよ。

体をつくっている部分には、骨、筋肉、心臓、肺、胃腸、肝臓、脳、脊髄、生殖器など、さまざまな器官があるよ。これらの器官は、それぞれ体の中で大切な働きをしているんだ。

ただし、体のすべての器官が、同じ時期に同じように発育・発達するわけではないよ。早く発育する器官もあれば、思春期になって急に発育する器官もあるんだ。

たろう
体って、身長が伸びるだけじゃなくて、中の器官も変化しているんだね。

くまごろう
そうだよ。見た目の変化だけでなく、体の中の働きが発達していくことも大切なんだ。

体の発育・発達を学ぶことで、自分の体に起こっている変化を正しく理解し、健康な生活につなげることができるんだね。

2. 発育と発達の違い

発育は体が量的に大きくなること、発達は体の器官の機能が高まることを比較して説明した図解

「発育」と「発達」は、似た言葉だけれど、意味に違いがあるよ。

発育とは、体が量的に大きくなることだよ。たとえば、身長が伸びる、体重が増える、骨や筋肉が大きくなるといった変化が発育にあたるんだ。

発達とは、体の器官の機能が高まることだよ。たとえば、心臓や肺の働きが高まる、筋肉をうまく使えるようになる、脳や神経の働きが発達する、といった変化が発達にあたるよ。

用語意味
発育体が量的に大きくなること身長が伸びる、体重が増える、骨や筋肉が大きくなる
発達体の器官の機能が高まること心臓や肺の働きが高まる、運動が上手になる、脳や神経の働きが発達する

たろう
身長が伸びるのは発育で、体の働きがよくなるのは発達なんだね。

くまごろう
その通り。テストでは、発育は量的変化、発達は機能的変化と押さえておくといいよ。

実際には、発育と発達は別々に起こるのではなく、関係し合いながら進んでいくよ。骨や筋肉が発育すると、運動する力も高まりやすくなるように、体の大きさと働きはつながっているんだ。

3. 身長や体重の変化と発育急進期

第1発育急進期は乳児期、第2発育急進期は思春期に起こり、身長や体重が急速に増えることを示した図解

私たちの身長や体重は、年齢とともに少しずつ増えていくけれど、成長の速さはいつも同じではないよ。特に、体が急に大きくなる時期があるんだ。

身長や体重が急速に増える時期を、発育急進期というよ。

発育急進期には、主に2つあるよ。乳児期に起こる第1発育急進期と、思春期に起こる第2発育急進期だよ。この2つは、テストでも特に出やすいポイントなんだ。

発育急進期時期おもな特徴
第1発育急進期乳児期生まれてから1歳ごろまでに、身長や体重が急速に増える
第2発育急進期思春期身長や体重が急速に増え、大人の体へ近づいていく

乳児期は、生まれてから1歳ごろまでの時期だよ。この時期には、身長や体重が急速に増え、寝返り、はいはい、つかまり立ちなども見られるようになるんだ。

思春期は、子どもの体から大人の体へと変化していく時期だよ。中学生のころは、この思春期にあたる人が多く、身長が急に伸びたり、体重が増えたり、体つきが変わったりすることがあるんだ。

特に、第2発育急進期には、骨や筋肉などの発育にともなって、急速に身長が伸びることがあるよ。また、心臓や肺などの器官の発育にともなって、その働きも発達していくんだ。

ただし、いつ発育急進期を迎えるか、どのくらい身長が伸びるか、体つきがどのように変わるかには、人によって違いがあるよ。

4. 体の各器官の発育・発達のしかた

体の各器官は、同じ時期に同じように発育・発達するわけではないよ。器官によって、早く発育するもの、思春期に急に発育するもの、ゆるやかに発育していくものがあるんだ。

体の器官の発育・発達のしかたは、大きく次の4つの型に整理できるよ。

おもな器官・組織発育・発達の特徴
リンパ型胸腺、扁桃、リンパ節など思春期ごろに大きくなり、その後小さくなるものもある
神経型脳、脊髄など乳幼児期に早く発育し、比較的早い時期に大人に近づく
一般型身長、体重、骨、筋肉、心臓、肺など乳幼児期と思春期に大きく発育する
生殖器型精巣、卵巣、子宮など思春期になると急速に発育し、生殖機能が発達していく

リンパ型は、胸腺、扁桃、リンパ節などのように、体を病気から守る免疫に関わる器官の発育に見られる型だよ。思春期ごろに大きくなり、その後小さくなるものもあるんだ。

神経型は、脳や脊髄などの発育に見られる型だよ。乳幼児期から早く発育し、ほかの器官より比較的早い時期に大人に近づいていくんだ。

一般型は、身長や体重、骨、筋肉、心臓、肺などの発育に見られる型だよ。乳幼児期と思春期に大きく発育するのが特徴なんだ。

生殖器型は、精巣、卵巣、子宮などの生殖器の発育に見られる型だよ。思春期になると急速に発育し、生殖機能が発達していくんだ。思春期には、体つきや声などに変化が現れる二次性徴とも関係してくるよ。

たろう
体の中の器官って、みんな同じペースで成長するわけじゃないんだね。

くまごろう
そうなんだ。脳や神経のように早く発育するものもあれば、生殖器のように思春期に急に発育するものもあるよ。

このように、体の器官にはそれぞれ発育・発達の特徴があるんだね。

5. 発育・発達には個人差がある

体の発育・発達には、個人差があるよ。個人差とは、人によって違いがあるということだよ。

たとえば、同じ中学生でも、身長が急に伸び始める時期が早い人もいれば、少し遅い人もいるよ。体重の増え方や体つきの変化、声の変化、筋肉のつき方なども、人によって違うんだ。

これは、体の発育・発達の時期や程度が、人によって異なるためだよ。発育・発達が早いからよい、遅いから悪いということではないんだ。

特に思春期には、自分の体の変化が気になったり、友達と比べて不安になったりすることがあるかもしれないね。でも、体の変化のあらわれ方には個人差があることを理解しておくことが大切だよ。

たろう
友達より身長が伸びるのが遅いと、ちょっと気になるかも。

くまごろう
気になることもあるよね。でも、発育・発達の時期には個人差があるんだ。比べすぎず、自分の体の変化を正しく理解することが大切だよ。

自分の体の変化を正しく理解し、心配なことがあるときは、家族や先生、保健室の先生など、信頼できる人に相談するとよいよ。

6. よりよい発育・発達のために大切なこと

体のよりよい発育・発達のためには、毎日の生活習慣が大切だよ。特に、食事運動休養・睡眠の3つを整えることが重要なんだ。

食事では、体をつくる栄養素や、体を動かすエネルギーを十分にとることが大切だよ。骨や筋肉、血液などをつくるためにも、いろいろな食品を組み合わせて、栄養のバランスを考えることが必要なんだ。

思春期は体が大きく変化する時期だから、無理なダイエットで食事を極端に減らすことは、発育・発達や健康に悪い影響を与えることがあるよ。自分の体に必要な栄養を、バランスよくとることが大切なんだ。

運動は、骨や筋肉の発育、心臓や肺の働きの発達に役立つよ。無理のない範囲で体を動かすことで、体力を高めることにもつながるんだ。

休養・睡眠も大切だよ。体は、活動しているときだけでなく、休んでいる間にも成長や回復をしているんだ。睡眠不足が続くと、体や心の調子に影響することがあるよ。

大切な生活習慣発育・発達との関係
食事体をつくる材料やエネルギーを、栄養のバランスよくとる
運動骨や筋肉、心臓や肺の発育・発達に役立つ
休養・睡眠体や心を回復させ、健康な成長を支える

よりよい発育・発達のためには、特別なことをするというより、毎日の生活を整えることが大切なんだね。

7. 体の発育・発達のまとめ

体の発育・発達とは、体が大きくなったり、体の器官の働きが高まったりすることだよ。

発育は、身長が伸びる、体重が増える、骨や筋肉が大きくなるなど、体が量的に大きくなることをいうよ。発達は、心臓や肺、脳や神経、筋肉などの機能が高まることをいうんだ。

身長や体重が急速に増える時期を発育急進期というよ。発育急進期には、乳児期に起こる第1発育急進期と、思春期に起こる第2発育急進期があるんだ。

また、体の器官はすべて同じように発育・発達するわけではなく、リンパ型、神経型、一般型、生殖器型のように、それぞれ特徴があるよ。そして、発育・発達の時期や程度には個人差があることも大切なポイントなんだ。

テストで特に大切な4つの柱

押さえる内容
発育と発達発育は量的変化、発達は機能的変化
発育急進期身長や体重が急速に増える時期。第1発育急進期は乳児期、第2発育急進期は思春期
器官の発育型リンパ型、神経型、一般型、生殖器型の特徴を押さえる
個人差発育・発達の時期や程度には人によって違いがある

重要語句のまとめ

重要語句意味ポイント
発育体が量的に大きくなること身長が伸びる、体重が増える、骨や筋肉が大きくなる
発達体の器官の機能が高まること心臓や肺、脳や神経、筋肉などの働きが高まる
発育急進期身長や体重が急速に増える時期第1発育急進期と第2発育急進期がある
第1発育急進期乳児期に起こる発育急進期生まれてから1歳ごろまでに、身長や体重が急速に増える
第2発育急進期思春期に起こる発育急進期身長や体重が急速に増え、大人の体へ近づく
思春期子どもの体から大人の体へ変化していく時期第2発育急進期や二次性徴が見られる
リンパ型胸腺、扁桃、リンパ節などの発育に見られる型思春期ごろに大きくなり、その後小さくなるものもある
神経型脳や脊髄などの発育に見られる型乳幼児期に早く発育し、比較的早く大人に近づく
一般型身長、体重、骨、筋肉、心臓、肺などの発育に見られる型乳幼児期と思春期に大きく発育する
生殖器型精巣、卵巣、子宮などの発育に見られる型思春期に急速に発育する
個人差人によって違いがあること発育・発達の時期や程度には個人差がある

テスト対策ポイント

  • 体の発育・発達とは、体が大きくなり、体の器官の働きが高まること。
  • 発育とは、体が量的に大きくなること。
  • 発達とは、体の器官の機能が高まること。
  • 発育急進期とは、身長や体重が急速に増える時期のこと。
  • 第1発育急進期は、乳児期に起こる。
  • 第2発育急進期は、思春期に起こる。
  • リンパ型は、胸腺、扁桃、リンパ節などに見られ、思春期ごろに大きくなり、その後小さくなるものもある。
  • 神経型は、乳幼児期に早く発育し、比較的早く大人に近づく。
  • 一般型は、乳幼児期と思春期に大きく発育する。
  • 生殖器型は、思春期に急速に発育する。
  • 発育・発達の時期や程度には個人差がある。
  • よりよい発育・発達には、食事、運動、休養・睡眠などの生活習慣が大切である。
  • 思春期には、無理なダイエットをせず、栄養をバランスよくとることが大切である。

ここまで学習できたら、ぜひ「体の発育・発達」のテスト対策練習問題とドリルに挑戦しよう!

『体の発育・発達』テスト対策練習問題と過去問まとめ
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【中学保健体育】「発育と発達」内容理解ドリル
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青山学院大学教育学科卒業。TOEIC795点。2児の母。2019年の長女の高校受験時、訳あって塾には行かずに自宅学習のみで挑戦することになり、教科書をイチから一緒に読み直しながら勉強を見た結果、偏差値20上昇。志望校の特待生クラストップ10位内で合格を果たす。 ※サイト全体の運営実績についてはこちらにまとめています。

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