分より短い時間の単位「秒」をわかりやすく解説(分から秒へ)
小学校3年生の算数で学習する「短い時間」について、1分よりも短い時間の単位「秒」とはどんなものかわかりやすく解説するよ。
1分は何秒なのか、分を秒になおすやり方、秒を分になおすやり方もくわしく紹介するよ。
目次
「秒(びょう)」とは
1年生と2年生の「時間」についての学習では、「1時間」や「1分」という時間のたんいについて勉強したね。
3年生で勉強する「秒」というのは、「時間」や「分」よりも短いたんいのことだよ。
「秒」は、どんな場面で使われているのかな?
「50m走のタイムが8秒だった」
「おフロで30秒もぐることができた」
「かくれんぼでは、さがし始めるまでに10秒まってね」
「ごはんは30秒はかみつづけよう」
「テレビのコマーシャルは15秒のものが多いな」
「レンジで50秒あたためて」
短い時間をはかるときに、「秒」は大切なたんいなんだね。
もし「秒」という たんいがなかったら、生活がすごくたいへんになりそうだよね。
だって、1分より短い時間をはかることができなくなってしまうからね。
「秒」のはかりかた
短い時間をはかるときは「ストップウォッチ」を使うとべんりなんだ。
ストップウォッチとは?
ストップウォッチは、時間がどのくらいかかったかをはかる道具だよ。
ボタンを押すと、はりが動き始めて、もう一度ボタンを押すとはりがとまって、その間の時間がどのくらいだったかが分かるようになっているよ。
50メートル走なら、走り始めたしゅんかんにボタンを押してストップウォッチをスタートさせて、ゴールしたしゅんかんにボタンを押して止めれば、50メートル走るのに何秒かかったかを はかれるんだよ。
下の図のストップウォッチは何秒を表しているかな。
ストップウォッチは、はりがさしているところの数字をそのまま読めばOKだよ。
はりが「20」をさしているから、「20秒」だということがわかるよ。
下のようなデジタルのストップウォッチもあるよ。
さい近はこっちのタイプの方が多いかな。
スタートボタンを押すと時間をはかり始めるよ。
ストップボタンを押して止めて、かかった時間をはかることが出来るよ。
デジタルのストップウォッチには、3つの数字が表示されるんだ。
左から「分」、「秒」、「秒よりも小さいもの」になっているよ。
このストップウォッチのイラストは、「分」のところが「0」、「秒」のところが「25」、「秒より小さいもの」のところが「0」になっているね。
だから、表している時間は「25秒」だよ。
よゆうがあったら読もう
ストップウォッチの一番右の数字は「秒よりも小さいもの」としょうかいしたよね。
このように、「秒よりも小さいたんい」というのもあるんだ。
50m走などでみんなも聞いたことがあるかもしれないけれど、たとえば「8秒33」や「9秒49」のように言ったりするよ。
「33」や「49」が「秒よりも短いたんい」だね。
1分は何秒なのか
2年生の「時間」の学習で、1時間は60分だということは勉強したよね。
では、1分は何秒になるのかを考えてみよう。
時計には「時間を表す短いはり」「分を表す長いはり」があるんだったよね。
ただ、時計によっては「秒を表すはり」もあるんだ。
みんなのお家の時計には、秒を表すはりがあるかな?
ふつう、秒を表すはりは3つのはりの中で、一番細いはりになっているよ。
ずっと動いているはりだから、すぐに見わけることができるよ。
時計の長いはりが1つ進むと1分だったよね。
このとき、秒を表すはりはどのくらい動くのかな。
たとえば、「3時5分ちょうど」を表すの時計をかくにんしよう。
時間を表す短いはりは「3」をさして、分を表すはりは「1(5分)」のところをさしているね。
3時5分「ちょうど」なので、秒を表すはりは、「12」のところをさしているよ。
次に「3時5分ちょうど」から1分がたった「3時6分ちょうど」を表す時計をかくにんしよう。
時間を表すはりは、ほんの少し進んでいるけれど見た目では わからないレベルだね。
分を表すはりは、「1(5分)」のところからめもり1つ分がすすんで、「1分」たったことがわかるね。
秒を表すはりは、さっきとおなじ「12」のところにいるね。
秒を表すはりは、ぐるっと1しゅう回っちゃったね!
秒を表すはりは、「1分」時間がたつまでに、12から12まで、とけいをぐるっと1しゅうするんだね。
時計の「秒を表すめもり」は60あるので、秒を表すはりは、60このめもりを進んだよ。
進んだめもりの数は、ひとつずつ数えることもできるけど、5、10、15、20、25・・・と数えていくと数えやすいよ。
1しゅう回ると「60」進んだことになるね。
「1分」時間がたつのに、秒を表すはりが60このめもりを進むということは、「1分は60秒」ということだね。
「秒」と「分」
- 1分は60秒
分を秒になおす
1分は60秒だということがわかったので、「分を秒に」なおしたり、「秒を分に」なおしたりすることができるよ。
まずは「分を秒になおす」やりかたを考えてみよう。
1分20秒を秒だけで表すとどうなるだろうか。
1分20秒は「1分」と「20秒」のことだよね。
「1分」は「60秒」だから、
1分20秒は「60秒」+「20秒」=「80秒」と、秒だけで表すことができるよ。
1分50秒を秒だけで表すとどうなるだろうか。
1分50秒は「1分」と「50秒」のことだよね。
「1分」は「60秒」だから、
1分50秒は「60秒」+「50秒」=「110秒」と、秒だけで表すことができるよ。
秒を分になおす
それでは、今度は反対に「秒を分になおす」やりかたを考えてみよう。
90秒は何分何秒だろうか。
ポイントは、60秒で1分になるので、90秒から60秒を分けて、残りが何秒になるかを考えることだよ。
90秒は「60秒」と「30秒」と表すことができるよね。
「60秒」は「1分」だから、90秒は「1分30秒」と表すことができるよ。
100秒は何分何秒だろうか。
100秒は「60秒」と「40秒」と表すことができるよね。
「60秒」は「1分」だから、100秒は1分40秒と表すことができるよ。
分より短い時間の単位「秒」まとめ
分より短い時間の単位「秒」
- 分よりも短い時間のたんいを「秒」という
- 1分は60秒、1時間は60分。
- 分から秒に直すときは、1分を60秒として考えて、それぞれを合計する。
- 秒から分に直すときは、60秒ごとに1分としてわけて考える。
運営者情報
ゆみねこ
詳しいプロフィールを見る
青山学院大学教育学科卒業。TOEIC795点。2児の母。2019年の長女の高校受験時、訳あって塾には行かずに自宅学習のみで挑戦することになり、教科書をイチから一緒に読み直しながら勉強を見た結果、偏差値20上昇。志望校の特待生クラストップ10位内で合格を果たす。