「道のり」と「きょり」・kmをわかりやすく解説(長い長さの単位)
小学校3年生で学習する「長い長さのたんい」について、「道のり」と「きょり」と何がちがうのか、km(キロメートル)とはどんな長さのたんいなのかを わかりやすく解説するよ。
m(メートル)とkm(キロメートル)の関係、mをkmになおすやり方、kmをmになおすやり方をくわしく説明するよ。
目次
「道のり」と「きょり」とは
「家に帰るまでの道のりってどのくらい?」とか「家に帰るまでのきょりってどのくらい」と聞かれたことはないかな?
「道のり」と「きょり」ってどちらとも長さを表しているんだけど、少し意味がちがうんだ。
「道のり」と「きょり」のちがい
- 道のり
人が歩いたり、車や自転車で動いたりしたときの「道にそってはかった長さ」 - きょり
2つの地点を「まっすぐな線でむすんだ長さ」
なんとなくわかるような・・・というかんじだよね。
「学校から家までを道にそって動いたとき」をあらわす、下の図を見てイメージをつかもう。
学校から家まで、実さいに通る道にそってはかった長さが道のりなんだ。
これに対して、「きょり」は2つの地点をまっすぐむすんだ長さだよね。
2つの地点を「学校」と「家」だとすると、下の図のようになるよ。
「きょり」は、ほんとうなら通れないところもむすんだ長さのことなんだね。
だから、ふつうは「道のり」よりも「きょり」の方が短くなるよ。
※道が2つの地点をまっすぐむすぶ道のときは、「道のり」と「きょり」は同じになるよ。
「道のり」と「きょり」をもとめる練習問題
下の図で、家から学校までの道のりときょりをもとめなさい。
「道のり」をもとめよう
「道のり」とは、「道にそった長さ」のことだったね。
だから、上の図の「黒い線の長さ」を足したらいいね。
500+350+700=1550m
ともとめられるね。
きょりをもとめる
「きょり」は、「2つの地点をまっすぐにむすんではかった長さ」だから、「家」と「学校」の2つの地点をまっすぐにむすんだ青の線の長さになるね。
青の線は800mになっているから、
家から学校までの「きょり」は、800mと もとめられるね。
やっぱり「道のり」より「きょり」のほうが短くなっていることがわかるね。
キロメートル「km」とは(長い長さのたんい)
「道のり」とか「きょり」をあらわすときに、よく登場する”たんい”が「キロメートル(km)」だよ。
「キロメートル(km)」の書きかた
「キロメートル(km)」は次のように書くよ。
「k」の書きじゅんもかくにんしておこう。
キロメートルは、英語で書くと「kilometer」だよ。
「kilometer」の「k」と「m」なんだね。
「キロメートル(km)」は次のような場面でよく見るのではないかな?
- 車に乗っているときに東京まであと25キロメートル(km)のかん板
- マラソンで、あと2キロメートル(km)でゴールのかん板
「メートル」と「キロメートル」
2年生の算数の「長さのたんい」では、「メートル(m)」「センチメートル(cm)」「ミリメートル(mm)」を勉強したよね。
3年生の算数では、「キロメートル(km)」がなかまにくわわるんだね。
ここで大事なのが、「メートル(m)とキロメートル(km)のかん係」をしっかりおさえておくことだよ。
「メートル(m)」と「キロメートル(km)」のかん係
- 1km=1000m
1000mが1kmになるということは、
メートル(m)で表すと大きい数字でも、キロメートル(km)で表すと小さくなるということなんだ。
たとえば、さっきのかん板をメートル(m)で表したら次のようになるよ。
数字が多くなって、読みまちがえそうだし、かん板も長くなっちゃうよね。
マラソンのゴールまでのかん板はどうかな?
マラソンでつかれているときに、このかん板見たら、読みまちがえそうだし、「えっ・・ゴールまでまだ2000もあるの!?」と感じてしまいそうだね。
だから、キロメートル(km)という長い長さを表す”たんい”は大切なんだ。
「メートル(m)」と「キロメートル(km)」の練習問題
「メートル(m)」と「キロメートル(km)」を使った問題をしょうかいするね。
よくある問題のパターンは、「メートル(m)」を「キロメートル(km)」に直したり、ぎゃくに「キロメートル(km)」を「メートル(m)」に直したりする問題だよ。
「メートル」を「キロメートル」に直す問題
1200mは何km何mですか。
1200mは、「1000m」と「200m」に分けることができるよね。
1000mとは1kmのことだから、
1200mは「1km200m」と表すことができるよ。
1060mは何km何mですか。
1060mは、「1000m」と「60m」に分けることができるよね。
1000mとは1kmのことだから、
1060mは「1km60m」と表すことができるよ。
「キロメートル」を「メートル」に直す問題
2km450mは何mですか。
1kmは1000mだから、2kmは2000mだよね。
ということは、2km450mは、「2000m」と「450m」だね。
だから、2000+450=2450m
2km450mは「2450m」と もとめられるよ。
3km50mは何mですか。
1kmは1000mだから、3kmは3000mだよね。
ということは3km50mは、「3000m」と「50m」だね。
だから、3000+50=3050m
3km50mは「3050m」と もとめられるよ。
「道のり」「きょり」「km」(長い長さのたんい)まとめ
「道のり」「きょり」「km」(長い長さのたんい)まとめ
- 「道のり」とは、人が歩いたり車や自転車で動いたりしたとき、道にそってはかった長さのこと
- 「きょり」とは2つの地点をまっすぐな線でむすんだ長さのこと
- ふつう、「道のり」よりも「きょり」の方が短くなる
- 長い長さを表すときには、「キロメートル(km)」を使うことがある
- 1km=1000m。
- キロメートル(km)をメートル(m)に直したり、メートル(m)をキロメートル(km)に直すときは、「1000m」をもとにして考えるとよい
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ゆみねこ
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青山学院大学教育学科卒業。TOEIC795点。2児の母。2019年の長女の高校受験時、訳あって塾には行かずに自宅学習のみで挑戦することになり、教科書をイチから一緒に読み直しながら勉強を見た結果、偏差値20上昇。志望校の特待生クラストップ10位内で合格を果たす。