「じこくとじかん(時刻と時間)」をわかりやすく解説
1年生で ならった「とけい」について、2年生では「1時間は何分か」「一日は何時間か」、ある時間から ある時間まで、何分たったか計算するほうほうを がくしゅうするよ。
時こくと時間の問題に なれるように がんばろう!
目次
「時刻」と「時間」のちがい
「いまは 何時ですか」と 聞かれたら とけいを 見て 「◯時×分 です」って 答えるよね。
このように、 あるしゅんかんの 時を あらわす言葉が 「時こく」というんだ。
「いえを 出てから 学校につくまでに かかった時間は 何分ですか」って聞かれたら、 どれだけの 時間が すぎたのか を考えるね。
このように、 時の 長さを あらわす言葉が 「時間」というよ。
とけいが あらわす「時こく」
つぎの とけいが あらわす 時こくを かんがえてみよう。
みじかい はりが 「何時」、 長い はりが 「何分」だったよね。
まずは、 みじかい はりは 8と9の あいだに あるよ。
ということは、8時を すぎたけど、 まだ9時になる前の 時こくだね。
つぎに 長い はりを 見てみよう。 4と5の あいだに あるけど、 とけいに 書いてある 数字は 何時を あらわす数字だね。
だから 何分を 見るときは、 小さい めもりを かぞえるんだ。
でも、小さい めもりを「1、2、3、4、・・・」って ひとつずつ かぞえるのは たいへんだ。
とけいの 大きい めもりは 「5とばし」の数に なっているから、 「5、10、15、20」ってかぞえると いいよ。
つまり、 とけいの 4の数字の ところは 20分だ。
そこから、 小さい めもりを 21、22、23とかぞえると 分かりやすいね。
こたえ 8時23分
とけいが あらわして いるのが 「時こく」だよ。
1時間は何分?
とけいの みじかい はりが 1つ すすむと 1時間だったよね。
たとえば、 3時から 4時までは 1時間だね。
このとき 長い はりは どれだけ 動いたかな?
まず、3時のとけいを かくにんしよう。
つぎに、4時のとけいを かくにんしょう。
長い はりは、 ぐるっと 1しゅう まわっちゃったね!
このとき、 とけいの 小さい めもりは 60あるよ。
もちろん ひとつずつ 数えることも できるけど、 5、10、15、20、25・・・と 数えると、 1しゅう まわると 60に なるね。
つまり、 1時間は 60分と いうことだね。
1時間 = 60分
1日は何時間?
とけいには 1から 12までの 数字しか ないね。
じゃあ、1日は 12時間ということ なのかな?
朝の7時と よるの7時。 1日に2回の7時があるよ。
そうなんだ! とけいの みじかい はりは 1しゅう まわると 12時間。 それが、 1日に 2しゅう しているんだ。
だから、 12+12=24
1日は 24時間あるんだね。
1日 = 24時間
1日の はじまりは 真夜中の 0時。 みんなが ねている 時間だね。
お昼の 12時が、 1日の ちょうど 半分の時間に なるね。
この正午より 前を 午前、 正午より 後を 午後と いうよ。
1日のうち、午前は12時間、午後は12時間あります。
おまけの おはなし
どうして「午前」「午後」というのかな?
むかしの人は、1日の時間を「ね・うし・とら・う・たつ・み・うま・ひつじ・さる・とり・いぬ・い」の「十二支(じゅうにし)」で かんがえていたんだ。
そうすると、「うま」の時間は、11時から13時の2時間のことになるよ。
そして、むかしの「うま」は「午」という漢字をつかったんだ。
11時から13時までのちょうど半分の、おひるの12時のことを、「ちょうど+うま」という意味で「正午(しょうご)」とよぶよ。
そして、その「正午」よりも前の時間を、「うま+まえ」で「午前」、「正午」よりも後の時間を、「うま+あと」で「午後」というようになったんだよ。
もし、 お友だちに 「8時に 会おうね」って 言われたら、 朝のことかな? よるの ことかな?
まちがえないように するには 午前、午後をつけて 言うといいね。
「かかった時間」を計算しよう
もんだい
たろうくんは、 午前8時20分に 家を出て、 おばあちゃんの家まで行きました。 おばあちゃんの 家に ついたのは 午前10時です。
その後、 午後1時15分に おばあちゃんの 家を出ました
(1)たろうくんの 家から、 おばあちゃんの家まで かかった時間は、どれだけですか。
(2)たろうくんが おばあちゃんの家に いた時間は、 どれだけですか。
考え方
(1)
午前8時20分から 午前10時までの かかった時間を 考えるよ。
「8時から 10時に なったから、 まず2時間だ!」と考えるのは ちょっと待って!!
時間の計算では、 長いはり(分)が 12を こえるようなとき、 時間が繰り上がるから ちゅうい しないといけないんだ。
「8時20分から 10時00分まで」と いうことだから、 長いはりは ちょうど 12の ところまで 動くね。
このようなときは、 まず 長いはり(分)だけを かんがえて、 キリのいい時間に してしまおう。
8時20分から ちょうど9時までは、 何分かな?
(まよったら、 5、10、15・・・と 数えてみよう)
8時20分から 9時までは 40分だね。
つぎに、 9時から 10時を 考えよう。 これは かんたんだね! 1時間だ!
つまり 40分 と 1時間を 合わせて、 1時間40分だ。
ちなみに、 1時間は 60分だから、 60分+40分= 100分と あらわすことも できるよ。
(2)
たろうくんは、 午前10時から 午後1時15分まで おばあちゃんの 家に いたよ。
今回は 長いはり(分)が、 12のところから スタートだから、 時間の繰り上がりは 考えなくても よさそうだね。
このようなときも まずは キリのいい時こく(午後1時)までの 時間を 考えよう。
10時から 1時までだから、 「11、12、1」となって3時間だ!
(12時の つぎは 1時だから ちゅうい してね)
そして、 1時から 1時15分までの 時間は 15分だね。
3時間と 15分を 合わせて 3時間15分だ!
運営者情報
ゆみねこ
詳しいプロフィールを見る
青山学院大学教育学科卒業。TOEIC795点。2児の母。2019年の長女の高校受験時、訳あって塾には行かずに自宅学習のみで挑戦することになり、教科書をイチから一緒に読み直しながら勉強を見た結果、偏差値20上昇。志望校の特待生クラストップ10位内で合格を果たす。