2けた×1けたのかけ算の筆算の書き方とやり方をわかりやすく解説
小学校3年生の算数で学習する「2けた×1けたのかけ算の筆算」について、かけ算の筆算の書き方ややり方、気をつけるポイントをわかりやすく解説するよ。
練習問題と文章問題をしょうかいしながら、かけ算の筆算のやり方をくわしく説明していくよ。
目次
2けたの数に1けたの数をかける筆算
2年生では、たし算とひき算の筆算を勉強したよね。
3年生になると、「かけ算」の筆算が登場するよ。
2けた×1けたのかけ算の筆算のポイントは、
かけられる数の十の位と一の位をわけて、一の位からじゅん番に、かける数をかけていけばいいんだよ。
13×3を筆算で計算しましょう。
まず、位をたてにそろえて書こう。
このとき、たし算の筆算とおなじように、かけられる数とかける数の十の位と一の位をそろえるよ。
まずは、かけられる数の一の位とかける数のかけ算をするよ。
かけられる数「13」の一の位の「3」と、かける数「3」をかけよう。
三三が9になるね。
もとめた答えは、一の位のところに書くよ。
つぎに、かけられる数「13」の十の位の「1」とかける数「3」をかけよう。
一三が3になるね。
もとめた答えは、十の位のところに書くよ。
一の位のところに書かないように気をつけなくてはいけないね。
なぜなら、ここで計算しているのは「10」×「3」だからね。
答えは30だから、十の位に「3」を書くんだよ。
くり上がりが1回あるかけ算の筆算
2年生の筆算でも「くり上がり」があるたし算を勉強したことがあったよね。
3年生のかけ算の筆算でも「くり上がり」があるんだ。
でも、考え方はたし算の筆算と同じだよ。
16×2を筆算で計算しましょう。
まず、かけられる数とかける数の位をたてにそろえて書こう。
かけられる数「16」の一の位の「6」とかける数の「2」をかけよう。
六二12になるから、十の位に「1」くり上がるよね。
「12」の「2」を一の位に書いて、「1」を十の位にくり上げよう。
つぎに、かけられる数の「16」の十の位の「1」とかける数の「2」をかけよう。
一二が2なんだけれど、くり上がった1があるから、
2+1=3を十の位に書こう。
かけ算だというだけで、「くり上がり」のやり方はたし算とおなじだね。
35×2を筆算で計算しましょう。
まず、かけられる数とかける数の位をたてにそろえて書こう。
かけられる数の「35」の一の位の「5」と、かける数の「2」をかけよう。
五二10の「0」を一の位に書いて、「1」を十の位にくり上げよう。
つぎに、かけられる数の「35」の十の位の「3」と、かける数の「2」をかけよう。
三二が6なんだけれど、くり上がった1があるから、
6+1=7を十の位に書こう。
答えが3けたになるかけ算の筆算
2けた×1けたのかけ算でも、くり上がりがあることで、答えが3けたになるばあいがあるよ。
答えが3けたになるかけ算の筆算でも、やり方は今までと同じだよ。
42×3を筆算で計算しなさい。
まず、かけられる数とかける数の位をたてにそろえて書こう。
42の一の位の「2」と「3」をかけよう。
二三が6になるね。
42の十の位の「4」と「3」をかけよう。
四三12の「2」は十の位に書いて、「1」は百の位にくり上げよう。
十の位をかけてくり上がっているので、書くのは百の位のところなので気をつけよう。
四三12だけれど、これは「40」×「3」で、「120」のことだからね。
「1」は、百の位に書かなければいけないね。
42×3=126と筆算でもとめることができたね。
くり上がりが2回あるだけで、答えが3けたになっても考え方はおなじだね。
74×3を筆算で計算しなさい。
まず、位をたてにそろえて書こう。
74の一の位の「4」と「3」をかけよう。
四三12の「2」を一の位に書いて、「1」は十の位にくり上げよう。
74の十の位の「7」と「3」をかけよう。
七三21の「1」は十の位に書くのだけれど、くり上がっている「1」があるから、
1+1=2になるよ。
21の「2」は百の位にくり上げよう。
74×3=222と筆算でもとめることができたね。
2けたの数に1けたの数をかける文章問題
ビスケットが1箱に25こ入っています。箱が2つあるとき、ビスケットの数は何こになりますか。
ビスケット全部の数をもとめるには25×2を計算したらいいね。
筆算で計算すると
ビスケットの数は50こともとめることができるよ。
12本いりのえんぴつセットを9セット買いました。
えんぴつの数は全部で何本ですか。
えんぴつ全部の数をもとめるには、12×9を計算したらいいね。
筆算で計算すると
えんぴつの数は108本ともとめることができるよ。
「2けた×1けたのかけ算の筆算」まとめ
「2けた×1けたのかけ算の筆算」まとめ
- 2けた×1けたのかけ算の筆算は、2けたの数を十の位と一の位にわけて、それぞれにかける数をかけて計算する。
- 2けた×1けたのかけ算の筆算は、一の位から順ばんにかけ算をしていく。
- もとめた答えを書く位をまちがえないように気をつける。
- くり上がりがあるときは、たし算の筆算とおなじように、くり上がった位のところに小さく数字を書いておくとよい。
運営者情報
ゆみねこ
詳しいプロフィールを見る
青山学院大学教育学科卒業。TOEIC795点。2児の母。2019年の長女の高校受験時、訳あって塾には行かずに自宅学習のみで挑戦することになり、教科書をイチから一緒に読み直しながら勉強を見た結果、偏差値20上昇。志望校の特待生クラストップ10位内で合格を果たす。