「3桁の足し算」筆算のやり方・繰り上がりをわかりやすく解説
小学校3年生の算数で学習する「3けたの数のたし算」について、3桁の足し算の筆算のやり方、繰り上がりのしかたをわかりやすく解説するよ。
目次
3けたの数のたし算
2年生の時には、「2けたのたし算」を勉強したよね。
3年生では「356+172」のような「3けたのたし算」をやっていくよ。
「なんだか数が大きくなったな」と、ふあんに思うかもしれないけれど、
2けたのたし算がわかっていれば、3けたもむずかしくないから あんしんしてね。
ただ、今まではくり上がりは2回までしか出てこなかったけれど、
3けたのたし算では、くり上がりが「3回になる」こともあるんだ。
くり上がり1回・2回・3回のじゅんばんで、れいだいをしょうかいするね。
「繰り上がり」が1回の3桁の足し算の筆算
356+172の計算の仕方を考えてみよう
大きな数の計算をするときは、「筆算」をすると分かりやすかったね。
筆算の書き方や計算のしかたは、今までと同じだよ。
計算するときは、一のくらいから計算するんだったよね。
(一のくらい)6+2=8
(十のくらい)5+7=12
(百のくらい)3+1=4
十のくらいを計算すると、「10のかたまり」が12こになったよ。
「10のかたまり」が10こで100になるから、百のくらいに1くり上げよう。
筆算では次のようにするよ。
「繰り上がり」が2回の3桁の足し算の筆算
168+574の計算をやってみよう。
計算するときは、一のくらいから計算するんだったよね。
(一のくらい)
8+4=12だから、十のくらいに1くり上げよう。一のくらいの数は2だね。
(十のくらい)
十のくらいは6+7だけど、くり上がりの1をわすれないようにね。
そうすると、6+7+1=14だから、百のくらいに1くり上げよう。十のくらいの数は4だね。
(百のくらい)
百のくらいは1+5だけど、くり上がりの1をわすれないようにしよう。
そうすると、1+5+1=7になるね。
168+574の筆算は、次のように計算するよ。
くり上がりをわすれないように、小さく1を書いておくほうがいいよ。
くり上がりが2回もあったけど、今までの計算のじゅんばんと同じだね。
「繰り上がり」が3回の3桁の足し算の筆算
942+58の計算をやってみよう。
計算するときは、一のくらいから計算するんだったよね。
(一のくらい)
2+8=10だから、十のくらいに1くり上げよう。一のくらいの数は0だね。
(十のくらい)
十のくらいは4+5だけど、くり上がりの1をわすれないようにね。
そうすると、4+5+1=10だから、百のくらいに1くり上げよう。十のくらいの数は0だね。
(百のくらい)
百のくらいは9+0だけど、くり上がりの1をわすれないようにしよう。
そうすると、9+0+1=10だから、千のくらいに1くり上げよう。百のくらいの数は0だね。
(千のくらい)
くり上がりの1があるから、千のくらいの数は1だね。
942+58の筆算は、次のように計算するよ。
「3桁の数の足し算」の練習問題
431+133の計算をやってみよう。
(一のくらい)
1+3=4だから、一のくらいの数は4だね。
(十のくらい)
十のくらいは3+3=6だから、十のくらいの数は6だね。
(百のくらい)
百のくらいは4+1=5だから、百のくらいの数は5だね。
この問題は、くり上がりがない「3けたのたし算」だよ。
531+293の計算をやってみよう。
(一のくらい)
1+3=4だから、一のくらいの数は4だね。
(十のくらい)
十のくらいは3+9=12だから、百のくらいに1くり上げよう。十のくらいの数は2だね。
(百のくらい)
百のくらいは5+2だけど、くり上がりの1をわすれないようにしよう。
そうすると、5+2+1=8だから、百のくらいの数は8だね。
946+254の計算をやってみよう。
(一のくらい)
6+4=10だから、十のくらいに1くり上げよう。一のくらいの数は0だね。
(十のくらい)
十のくらいは4+5だけど、くり上がりの1をわすれないようにね。
そうすると、4+5+1=10だから、百のくらいに1くり上げよう。十のくらいの数は0だね。
(百のくらい)
百のくらいは9+2だけど、くり上がりの1をわすれないようにしよう。
そうすると、9+2+1=12だから、千のくらいに1くり上げよう。百のくらいの数は2だね。
(千のくらい)
くり上がりの1があるから、千のくらいの数は1だね。
「3桁の数の足し算」まとめ
今回は、3けた+3けたのたし算を筆算でもとめたよね。
もし、「4けた+4けた」「5けた+5けた」になったとしても、くり上がりの回数がふえるだけでポイントは同じだよ。
さい後にポイントをかくにんしておこう。
「3けたの数のたし算」まとめ
- くらいをそろえて、一のくらいからじゅんばんにたし算する。
- くり上がりがあるときは、くり上がる数字を小さく書いておく。
- くり上がりが1回、2回、3回になるときもある。
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ゆみねこ
詳しいプロフィールを見る
青山学院大学教育学科卒業。TOEIC795点。2児の母。2019年の長女の高校受験時、訳あって塾には行かずに自宅学習のみで挑戦することになり、教科書をイチから一緒に読み直しながら勉強を見た結果、偏差値20上昇。志望校の特待生クラストップ10位内で合格を果たす。