成田為三『浜辺の歌』ポイント解説!歌詞の意味・拍子・音楽記号まとめ

PDFダウンロード

「浜辺の歌」期末テスト対策ポイントまとめ

「浜辺の歌」期末テスト対策ポイントまとめのPDF (8枚) がダウンロードできます。

PDFを印刷して手書きで勉強したい方は以下のボタンからお進み下さい。

PDF教材をよく使う方は、有料プランで広告なし・透かしなしPDFを使い放題で利用できます。

中学音楽で学習する「浜辺の歌」について、作詞者・作曲者、歌詞の意味、曲の特徴、拍子、調、形式、音楽記号などをわかりやすく解説するよ。

「浜辺の歌」は、浜辺を歩きながら昔のことや昔の人を思い出す、ゆったりとした美しい歌なんだ。歌詞に出てくる昔の言葉や、8分の6拍子、ヘ長調、二部形式、斉唱、音楽記号などは、定期テストでもよく出るポイントだよ。

この記事で分かること

  • 「浜辺の歌」の作詞者・作曲者などの基本情報
  • 「浜辺の歌」の歌詞本文と意味
  • 「あした」「しのばるる」「もとおれば」などの言葉の意味
  • 8分の6拍子・ヘ長調・二部形式・斉唱のポイント
  • 伴奏や強弱が表している波のイメージ
  • メッゾピアノ・クレッシェンド・ブレス・タイ・rit.などの音楽記号
目次

「浜辺の歌」の基本情報

まずは、「浜辺の歌」の基本情報を確認しよう。テストでは、作詞者・作曲者・拍子・調・速度・形式・合唱形態などがよく出るよ。

項目内容
曲名浜辺の歌
作詞林古渓はやしこけい
作曲成田為三なりたためぞう
速度♪=104〜112
拍子8分の6拍子
調ヘ長調
主音の音名ヘ音
調号♭が1つ。音名でロ音に♭がつく
形式二部形式
細かい旋律のまとまりa-a’-b-a’ のように整理されることがある
合唱形態斉唱

たろう
「浜辺の歌」って、歌詞だけ覚えればいいの?

くまごろう
歌詞も大切だけれど、拍子・調・形式・音楽記号もよく出るよ。歌詞の意味と曲の特徴をセットで押さえよう。

作詞者・林古渓について

林古渓は、明治から昭和にかけて活躍した歌人・作詞家・学者だよ。

「浜辺の歌」の歌詞は、1913年ごろに発表された詩がもとになっているとされているよ。発表年や発表媒体については資料によって説明が分かれることがあるので、テストでは教科書や授業での説明を確認しよう。

一説では、「浜辺の歌」は、林古渓が幼いころに過ごした神奈川県の辻堂海岸の情景と関係があるともいわれているよ。

ただし、「どの浜辺を思い浮かべたのか」については、資料によって説明に幅があるんだ。記事では、断定せずに「一説では」として押さえておこう。

また、「浜辺の歌」には、現在よく歌われる1番・2番のほかに、3番に関するエピソードもあるよ。昔、3番の歌詞が本来の形とは違う形で伝わってしまったため、意味が分かりにくくなり、広く歌われなくなったとされているんだ。

この記事では、現在の教科書や授業で扱われやすい1番・2番を中心に、歌詞の意味や曲の特徴を確認していくよ。

テストで押さえるポイント

  • 作詞者は林古渓
  • 林古渓は歌人・作詞家・学者
  • 一説では、神奈川県の辻堂海岸の情景と関係があるとされる
  • 歌詞には昔の言葉が使われている

作曲者・成田為三について

成田為三は、明治から昭和にかけて活躍した作曲家だよ。

歌曲を中心に多くの作品を残した作曲家で、「浜辺の歌」は代表作として知られているよ。

「浜辺の歌」では、ピアノ伴奏がとても大切な役割をもっているよ。伴奏には、さざなみが寄せたり返したりするような音の動きが感じられるんだ。

また、曲の中で細かい強弱がくり返されるところも、波が寄せたり引いたりする様子と結びつけて考えると分かりやすいよ。

たろう
伴奏にも、歌詞の景色が表されているんだね。

くまごろう
そうだよ。歌詞だけでなく、伴奏や強弱からも浜辺の情景を感じ取ることが大切なんだ。

「浜辺の歌」はどんな歌?

「浜辺の歌」は、浜辺を歩きながら、昔のことや昔の人を思い出す歌だよ。

1番では朝の浜辺、2番では夕方の浜辺を思わせる言葉が出てくるよ。海辺の風、雲、波、月、星などの情景を通して、昔をなつかしむ気持ちが表されているんだ。

この曲では、歌詞の内容だけでなく、8分の6拍子のゆったりした揺れや、寄せては返す波を思わせる伴奏も大切だよ。

歌詞で注目するポイント

  • 1番は、朝の浜辺を歩きながら昔を思い出す内容
  • 2番は、夕方の浜辺を歩きながら昔の人を思い出す内容
  • 「あした」は、ここでは「朝」の意味
  • 「しのばるる」は、思い出されるという意味
  • 「もとおれば」は、めぐり歩けばという意味
  • 「さまよえば」は、あてもなく歩き回ればという意味
  • 浜辺の情景を通して、昔をなつかしむ気持ちが表されている

「浜辺の歌」の歌詞本文を確認しよう

「浜辺の歌」は、作詞者・林古渓の著作権保護期間が満了しているため、この記事では現在よく歌われる1番・2番の歌詞を掲載して確認するよ。

「浜辺の歌」歌詞


あした浜辺を さまよえば
昔のことぞ しのばるる
風の音よ 雲のさまよ
寄する波も 貝の色も


ゆうべ浜辺を もとおれば
昔の人ぞ しのばるる
寄する波よ 返す波よ
月の色も 星の影も

1番と2番は、どちらも浜辺を歩きながら昔を思い出す内容だけれど、時間帯や思い出すものが少し違うよ。

1番は「あした」、つまり朝の浜辺。2番は「ゆうべ」、つまり夕方の浜辺だね。

そして、1番では「昔のこと」、2番では「昔の人」が思い出されているところも大切な違いだよ。

歌詞の意味をくわしく見ていこう

ここからは、「浜辺の歌」の歌詞の意味を、1番・2番に分けて確認していこう。

1番の意味

1番では、朝の浜辺を歩いていると、昔のことが自然と思い出される様子が歌われているよ。

風の音、雲の様子、寄せてくる波、貝の色。こうした浜辺の景色が、昔の記憶を呼び起こしているんだ。

ここで大切なのは、ただ海の景色を説明しているのではなく、景色を見たり聞いたりすることで、昔のことが思い出されているという点だよ。

2番の意味

2番では、夕方の浜辺をめぐり歩いていると、昔の人が思い出される様子が歌われているよ。

寄せる波、返す波、月の色、星の光。夕方から夜へ向かう海辺の情景が、なつかしい人の記憶と重なっているんだ。

1番が「昔のこと」を思い出すのに対して、2番は「昔の人」を思い出すところが大切だよ。

たろう
景色を見ているうちに、昔のことや人を思い出しているんだね。

くまごろう
そのとおり。浜辺の風景と、なつかしい記憶が重なっているところが、この歌の美しさなんだ。

歌詞に出てくる言葉の意味

中学音楽「浜辺の歌」の歌詞に出てくる言葉の意味をまとめた図解。あした、しのばるる、もとおれば、さまよえばの意味を整理している。

「浜辺の歌」には、今の言葉とは少し違う意味で使われている言葉が出てくるよ。テストでは、これらの意味を問われることが多いので、しっかり確認しておこう。

「あした」の意味

ふつう「明日」と書くと、「次の日」という意味で考えやすいよね。

でも、「浜辺の歌」に出てくるあしたは、という意味だよ。ここはとても間違えやすいので注意しよう。

「しのばるる」の意味

しのぶには、なつかしんだり、思い出したりする意味があるよ。

しのばるるは、思い出されるという意味になるんだ。

浜辺を歩いていると、昔のことや昔の人が自然と思い出される、という気持ちが表されているよ。

「もとおれば」の意味

もとおるは、漢字で「回る」や「廻る」と書くことがある言葉だよ。

もとおればは、めぐり歩けば歩き回ればという意味になるんだ。

「さまよえば」の意味

さまようとは、あてもなく歩き回るという意味だよ。

つまり、さまよえばは、あてもなく歩き回ればという意味になるんだ。

くまごろう
「あした=朝」「しのばるる=思い出される」は、テストで特に問われやすいよ。

「浜辺の歌」の曲の特徴

中学音楽「浜辺の歌」の曲の特徴をまとめた図解。8分の6拍子、ヘ長調、二部形式、斉唱、速度記号を整理している。

ここからは、「浜辺の歌」の曲の特徴を確認しよう。拍子・調・速度・形式・合唱形態は、テストでよく出る重要ポイントだよ。

速度は♪=104〜112

「浜辺の歌」の速度記号は、♪=104〜112だよ。

これは、八分音符が1分間に104個から112個入るくらいの速さで演奏するという意味なんだ。

「♩=」ではなく、「♪=」で示されているところに注意しよう。8分の6拍子の曲なので、八分音符を基準にして速さが示されているんだね。

拍子は8分の6拍子

「浜辺の歌」は、8分の6拍子の曲だよ。

8分の6拍子とは、1小節の中に八分音符が6つ分入るという意味なんだ。

ただし、8分音符を1つずつ数えるだけでなく、「大きく2つに感じる」ように歌ったり指揮したりすることもあるよ。波がゆったり寄せて返すような感じを意識すると、曲の雰囲気をつかみやすいね。

8分の6拍子の指揮のイラスト

調はヘ長調

「浜辺の歌」は、ヘ長調の曲だよ。

ヘ長調の主音の音名は、ヘ音だよ。固定ドで読むと、ヘ音はファにあたる音なんだ。

また、ヘ長調では調号として♭が1つつき、音名でロ音に♭がつくよ。

階名で考える場合、長調の主音はになるよ。つまり、ヘ長調ではヘ音をドとして感じるんだ。音名と階名は混ざりやすいので、テストでは問題文の指定をよく確認しよう。

項目内容
調ヘ長調
主音の音名ヘ音
階名で考える主音
調号♭が1つ
♭がつく音名ロ音

形式は二部形式

「浜辺の歌」は、教科書では二部形式として整理されることが多い曲だよ。

二部形式とは、基本的には2つの大きなまとまりでできている形式のことなんだ。

「浜辺の歌」は、細かく見ると、似たメロディーや変化したメロディーが組み合わさっているよ。教科書や授業では、a-a’-b-a’ のように整理して説明されることもあるんだ。

この表し方では、a’ は、aとよく似ているけれど少し変化したメロディーという意味だよ。

「a-a’-b-a’ なのに、どうして二部形式なの?」と思うかもしれないね。ここは、細かいメロディーの並びと、教科書で扱う大きな形式名を分けて考えると分かりやすいよ。

形式の分類は、教科書や授業での整理のしかたが大切なので、テストでは学校で習った説明に合わせて答えよう。

たろう
「二部形式」なのに、a-a’-b-a’って書くこともあるんだね。

くまごろう
そうだね。細かいメロディーの並びと、大きな形式の名前は、教科書の整理に合わせて覚えるのが大切だよ。

合唱形態は斉唱

「浜辺の歌」の合唱形態は、斉唱だよ。

斉唱とは、みんなで同じ旋律を歌うことなんだ。

パートごとに違う旋律を歌う合唱とは違い、同じメロディーを全員でそろえて歌うところがポイントだよ。

「浜辺の歌」に出てくる音符・音楽記号

「浜辺の歌」では、音符の名前や音楽記号の意味もよく問われるよ。楽譜を見ながら確認できるようにしておこう。

「浜辺の歌」の楽譜の一部に出てくる音楽記号や音符を示した図。メッゾピアノ、クレッシェンド、16分音符、ブレス、デクレッシェンド、タイの位置を説明している。

16分音符

16分音符は、四分音符を4つに分けた長さの音符だよ。

四分音符の長さを「1」とすると、八分音符はその半分の0.5、16分音符はさらにその半分の0.25になるんだ。

見た目の特徴としては、音符についている旗が2つあるよ。

付点四分音符

付点四分音符は、四分音符に点がついた音符だよ。

音符や休符に点がつくと、もとの音符や休符の半分の長さを足すという意味になるんだ。

つまり、付点四分音符は、四分音符+八分音符の長さになるよ。

メッゾピアノ(メゾピアノ)

mpは、メッゾピアノ、またはメゾピアノと読むよ。イタリア語の発音に近い表記では「メッツォピアノ」とされることもあるよ。

意味は、やや弱く、または少し弱くだよ。

「浜辺の歌」では、やさしく静かな浜辺の雰囲気を表すために、強く歌いすぎないことが大切なんだ。

クレッシェンド

クレッシェンドは、だんだん強くという意味の音楽記号だよ。

記号は、左から右に向かって開いていく形で表されるよ。

「浜辺の歌」では、細かい強弱の変化が波の寄せ返しを感じさせるポイントになるよ。

デクレッシェンド

デクレッシェンドは、だんだん弱くという意味の音楽記号だよ。

クレッシェンドとは反対に、音の大きさを少しずつ弱めていくんだ。

クレッシェンドとデクレッシェンドが続くと、波が寄せて、また引いていくような感じを表しやすいよ。

ブレス

ブレスは、息継ぎをするという意味だよ。

歌う曲では、どこで息を吸うかがとても大切なんだ。ブレスの場所を意識すると、自然に歌いやすくなるよ。

タイ

タイは、同じ高さの隣り合う音符を弧線でつなぐ記号だよ。

タイでつながれた音符は、2つの音を切らずに、1つの音のようにのばして演奏するんだ。

たとえば、付点四分音符と八分音符がタイでつながると、長さは合わせて二分音符と同じになるよ。

形が似ている記号にスラーがあるけれど、タイは同じ高さの音をつなげる記号、スラーは高さの違う音も含めてなめらかにつなげる記号だよ。

リタルダンド(rit.)

rit. は、リタルダンドと読むよ。

意味は、だんだん遅くだよ。

「浜辺の歌」では、曲の終わりの方に使われることがあるよ。最後をゆっくり歌うことで、なつかしさや余韻を表しやすくなるんだ。

重要語句のまとめ

最後に、「浜辺の歌」でテストに出やすい重要語句をまとめて確認しよう。

語句・項目意味・ポイント
作詞林古渓
作曲成田為三
速度♪=104〜112。八分音符が1分間に104〜112個入るくらいの速さ
拍子8分の6拍子。1小節に八分音符が6つ分入る
調ヘ長調
主音の音名ヘ音
調号♭が1つ。音名でロ音に♭がつく
形式二部形式。教科書や授業での整理に合わせて確認する
a’aとよく似ているが、少し変化したメロディー
合唱形態斉唱。みんなで同じ旋律を歌うこと
あしたここでは「朝」の意味
しのばるる思い出される
もとおればめぐり歩けば、歩き回れば
さまよえばあてもなく歩き回れば
mpメッゾピアノ(メゾピアノ)。やや弱く
クレッシェンドだんだん強く
デクレッシェンドだんだん弱く
ブレス息継ぎをする
タイ同じ高さの隣り合う音符をつなげ、1つの音のようにのばす記号
rit.リタルダンド。だんだん遅く

テストで押さえるポイント

  • 作詞は林古渓、作曲は成田為三
  • 速度は♪=104〜112
  • 拍子は8分の6拍子
  • 調はヘ長調、主音の音名はヘ音
  • ヘ長調では、音名でロ音に♭がつく
  • 形式は二部形式として整理されることが多い
  • 細かく見ると、a-a’-b-a’ のように説明されることがある
  • 合唱形態は斉唱
  • 伴奏や細かい強弱は、波の様子と結びつけて考える
  • 1番は朝の浜辺、2番は夕方の浜辺を思わせる
  • 1番は「昔のこと」、2番は「昔の人」が思い出される
  • 「あした」「しのばるる」「もとおれば」「さまよえば」の意味を説明できるようにする
  • mp、クレッシェンド、デクレッシェンド、ブレス、タイ、rit. の意味を覚える

ここまで学習できたら、「浜辺の歌」のテスト対策練習問題とドリルにも挑戦しよう!

「浜辺の歌」テスト対策練習問題
【中学音楽】「浜辺の歌」重要語句ドリル
【中学音楽】「浜辺の歌」歌詞と意味ドリル
【中学音楽】「浜辺の歌」曲の特徴ドリル
【中学音楽】「浜辺の歌」内容理解・表現ドリル

この教材をもっと活用したい方へ

PDFを印刷して復習したい方は、無料ダウンロードページから教材を確認できます。
先生としてドリルを配布したい方は、無料会員登録でクラス配布・自動採点機能を使えます。

PDFダウンロードページへ 無料会員登録する

運営者情報

青山学院大学教育学科卒業。TOEIC795点。2児の母。2019年の長女の高校受験時、訳あって塾には行かずに自宅学習のみで挑戦することになり、教科書をイチから一緒に読み直しながら勉強を見た結果、偏差値20上昇。志望校の特待生クラストップ10位内で合格を果たす。 ※サイト全体の運営実績についてはこちらにまとめています。

感想や意見を聞かせてね

  1. 歌う時のポイントや注意点、どんな風景かも書いてもらえると助かります。

  2. 歌うときのポイントや注意点、どんな風景かも書いてもらえると助かります。
    とてもわかりやすかったです。

  3. とてもよくわかりました。ポイントや大事なところ、
    今まで謎だった音符などはわかりました。助かりました。
    本当にありがとうございます。
    明日の期末、何点取れるかな…(前日の晩で焦っておりました。
                   これからはちゃんと予定を確認して頑張ります。)

    • いもけんぴさん

      明日がテストなんですね!!
      応援しています!がんばれー!!!

  4. 分かんなかったから、調べてよかったなーと思いました!!ありがとうございます

目次