中学音楽 ベートーヴェン「交響曲第5番ハ短調(運命)」をわかりやすく解説

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ベートーヴェン「交響曲第5番ハ短調 (運命)」テスト対策ポイント

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中学音楽で学習するベートーヴェン作曲「交響曲第5番ハ短調 作品67」について、定期テストで必要になるポイントをわかりやすく解説するよ。

作曲者のベートーヴェン、通称「運命」の由来、動機、ソナタ形式、楽章構成、使われる楽器、音楽的時代などを順番に確認しよう。

「交響曲第5番ハ短調」テスト対策ポイント

  • 作曲者はルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
  • ベートーヴェンは現在のドイツにあるボンに生まれ、21歳でウィーンへ移った
  • 音楽史では古典派を代表し、ロマン派への道を開いた作曲家として扱われる
  • 正式名称は交響曲第5番 ハ短調 作品67
  • 通称は「運命」だが、ベートーヴェン自身が付けた正式な標題ではない
  • 作曲時期はおよそ1804~1808年
  • 初演は1808年12月22日、ウィーンのアン・デア・ウィーン劇場
  • 全部で4楽章
  • 第1楽章はハ短調・4分の2拍子・ソナタ形式
  • 速度記号はAllegro con brio(速く、いきいきと)
  • 動機とは、曲を作ったり展開したりするもとになる、特徴をもった短い音のまとまり
  • ソナタ形式の基本は提示部・展開部・再現部。作品によってコーダが加わる
目次

「交響曲第5番ハ短調」の基本情報

正式名称交響曲第5番 ハ短調 作品67
通称「運命」
※ベートーヴェン自身が付けた正式な標題ではない
作曲者ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
作曲時期1804~1808年ごろ
※主要部分は1807~1808年に作曲
初演1808年12月22日
ウィーン、アン・デア・ウィーン劇場
曲の種類交響曲
演奏形態オーケストラ
楽章全4楽章
第1楽章の調ハ短調
第1楽章の拍子4分の2拍子
第1楽章の形式ソナタ形式
第1楽章の速度記号Allegro con brio
速く、いきいきと

「交響曲第5番」は、ベートーヴェンが完成させた9曲の交響曲のうち、第5番として数えられている作品だよ。

「第5番」は作品を整理するために付けられた番号だよ。第5交響曲は長い期間をかけて作られ、第4交響曲や第6交響曲と並行して作曲が進められたんだ。

ハ短調について

第1楽章の調はハ短調だよ。主音は「ハ」、ドレミでは「ド」、英語音名では「C」になるんだ。

ハ短調の自然短音階は、ハ・ニ・変ホ・ヘ・ト・変イ・変ロ・ハ。調号には、変ホ・変イ・変ロの3つのフラットが付くよ。

ハ短調の音階とフラットがどこにつくかを説明している図解イラスト

ハ短調は、暗さや緊張感、激しさを感じさせる作品に使われることが多いよ。ベートーヴェンは、ピアノソナタ「悲愴」など、強い感情や緊張感をもつ作品でもハ短調を使っているんだ。

なぜ「運命」と呼ばれているの?

日本では、この作品は通称「運命」としてよく知られているよ。ただし、「運命」はベートーヴェン自身が楽譜に付けた正式な標題ではないんだ。

「運命はこのように扉をたたく」という逸話

有名な冒頭の「ダダダ・ダーン」について、ベートーヴェンが「運命はこのように扉をたたく」と語ったという逸話があるよ。

この話を伝えたのは、のちにベートーヴェンの伝記を書いたアントン・シンドラーなんだ。ただし、シンドラーの証言には信頼性が疑われているものも多く、ベートーヴェンが本当にこの言葉を述べたかどうかは分かっていないよ。

「運命」が扉をたたいて驚いているベートーヴェンのイラスト
「運命が扉をたたく」という有名な逸話
※ベートーヴェン本人の言葉かどうかは確認されていない

くまごろう
「運命」は正式な標題ではなく、後世に広まった通称だと覚えておこう。

4つの楽章と音楽の流れ

「交響曲第5番ハ短調」は、全部で4つの楽章からできているよ。

楽章とは

楽章とは、大きな曲をいくつかに分けたときの、それぞれのまとまりのことだよ。本の「第1章」「第2章」のようなイメージなんだ。

楽章速度記号調・拍子・形式
第1楽章Allegro con brio
速く、いきいきと
ハ短調
4分の2拍子
ソナタ形式
第2楽章Andante con moto
歩くような速さで、動きをつけて
変イ長調
8分の3拍子
二重変奏曲
第3楽章Allegro
速く
ハ短調
4分の3拍子
スケルツォとトリオを基本とする形式
第4楽章Allegro
※終結部はPresto
ハ長調
4分の4拍子
ソナタ形式

古典派の4楽章交響曲では、一般に速い楽章・ゆっくりした楽章・メヌエットまたはスケルツォ・速い終楽章という構成がよく使われたよ。

古典派の交響曲では、第1楽章にソナタ形式が使われることが多かったよ。楽章の形式は作品によって異なり、第4楽章にはロンド形式やソナタ形式など、さまざまな形式が使われるんだ。

第2楽章

第2楽章は変イ長調で、2つの主題を交互に変化させながら進む二重変奏曲として整理されるよ。

曲の途中には、ハ長調による力強いファンファーレ風の部分も現れるんだ。穏やかな部分との対比によって、明るさや希望のような印象を感じることもできるよ。

第3楽章から第4楽章へ

第3楽章は、スケルツォとトリオからなる三部構造を基本としているよ。トリオでは、低音楽器から始まった主題を、ほかの声部が次々に追いかけるように演奏するフーガ風の書法が使われているんだ。

フーガは、ある声部に現れた主題を、別の声部が次々に模倣していく音楽の形式・技法だよ。「遁走曲」と訳されることもあり、声部どうしが追いかけ合うように進むのが特徴なんだ。

第3楽章から第4楽章へは、間を空けずに続けて演奏されるよ。このように、楽章の間を切らずに次の楽章へ続けることをattacca(アタッカ)というんだ。

第1楽章のハ短調から、第4楽章の明るく力強いハ長調へ向かう流れは、しばしば「苦悩から勝利へ」と解釈されるよ。これは、この作品から感じ取ることのできる代表的な鑑賞解釈の一つなんだ。

「動機」とは

動機とは、曲を作ったり展開したりするもとになる、特徴をもった短い音のまとまりのことだよ。

「交響曲第5番ハ短調」では、冒頭の「ダダダ・ダーン」が重要な動機になっているんだ。3つの短い音と1つの長い音からなる4音の動機だよ。

曲の冒頭では、この動機をクラリネットと弦楽器が、オクターヴを重ねた力強い響きで演奏するよ。

ベートーヴェン作曲「交響曲第5番」の冒頭動機の楽譜と説明

この短い動機が、音の高さや担当する楽器、強さなどを変えながら、第1楽章のさまざまな場所に現れるよ。短い材料から大きな曲を作り上げるところに、ベートーヴェンの作曲の工夫が表れているんだ。

くまごろう
「動機」はテストでとても出やすい語句だよ。漢字で書けるようにしよう。

ソナタ形式とは

ソナタ形式とは

ソナタ形式は、基本的に提示部・展開部・再現部の3つの部分からなる形式だよ。作品によっては、その後に曲を締めくくるコーダが付け加えられるんだ。

  • 提示部:曲の中心となる主題を示す
  • 展開部:主題や動機を分けたり、くり返したり、調を変えたりして発展させる
  • 再現部:提示部の主題が再び現れる
  • コーダ:曲を締めくくるために加えられる終結部分

この第1楽章では、再現部のあとに大規模なコーダが続くよ。コーダでも冒頭の動機が使われ、力強く曲を締めくくるんだ。

提示部

交響曲第5番の第1主題と動機を示した楽譜

提示部では、まず冒頭の動機をもとにした第1主題が示されるよ。

第2主題へ移る前には、ホルンが冒頭の動機を使った力強い合図を演奏するんだ。そのあと、なめらかな第2主題が第1ヴァイオリンで始まり、クラリネットやフルートなどへ受け継がれていくよ。

交響曲第5番の第2主題を示した楽譜

展開部

展開部では、提示部に出てきた動機や主題を、分けたり、くり返したり、調を変えたりしながら発展させていくよ。

交響曲第5番の展開部を説明した楽譜

再現部とコーダ

再現部では、提示部の主題が再び現れるよ。ただし、まったく同じではなく、調や担当する楽器などが変えられている部分もあるんだ。

ベートーヴェン作曲「交響曲第5番」運命の再現部の動機の楽譜と説明の図解イラスト

再現部の途中には、オーボエによる短い独奏が入るよ。また、第2主題へ導く合図は、提示部のホルンからファゴットへ変わっているんだ。

再現部のあとには長いコーダが続き、冒頭の動機を使いながら力強く曲を締めくくるよ。

交響曲第5番のコーダを説明した楽譜

くまごろう
提示部・展開部・再現部の順番を覚えよう。この曲では、そのあとに大きなコーダが続くよ。

曲の種類と演奏形態

交響曲とは、一般に、オーケストラのために作られた複数楽章からなる大規模な器楽曲のことだよ。

オーケストラとは

オーケストラとは、弦楽器・木管楽器・金管楽器・打楽器などによって構成される大人数の演奏団体だよ。曲によっては、ハープや鍵盤楽器などが加わることもあるんだ。

「オーケストラ」は演奏する団体や編成を表し、「管弦楽」は管楽器や弦楽器などによる音楽・演奏形態を表す言葉だよ。

室内楽では1つのパートを1人で担当することが多いけれど、オーケストラでは、とくに弦楽器の各パートを複数人で演奏することが多いよ。

「交響曲第5番ハ短調」で使われる楽器

交響曲第5番ハ短調で使われている楽器の一覧イラスト
弦楽器ヴァイオリン
ヴィオラ
チェロ
コントラバス
木管楽器フルート2
ピッコロ(第4楽章)
オーボエ2
クラリネット2
ファゴット2
コントラファゴット(第4楽章)
金管楽器ホルン2
トランペット2
トロンボーン3(第4楽章)
打楽器ティンパニ

第4楽章では、ピッコロ・コントラファゴット・トロンボーンが初めて加わるよ。当時の古典派交響曲の標準的な編成では珍しい楽器で、明るく壮大な響きを強める役割を果たしているんだ。

ピッコロ、コントラファゴット、トロンボーンを加えた第4楽章の壮大な響きは、後の交響曲の管弦楽法にも大きな影響を与えたよ。

作曲者ベートーヴェンについて

作曲者は、現在のドイツにあたる地域で生まれた作曲家・ピアニストルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770~1827)だよ。

ベートーヴェンの肖像画のイラスト
正式な名前Ludwig van Beethoven
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
生没年1770年12月ごろ~1827年3月26日
※1770年12月17日の洗礼記録が残る
出生地現在のドイツ・ボン
移住先オーストリアのウィーン
音楽的時代古典派
※ロマン派への道を開いた作曲家としても扱われる
日本での呼称「楽聖」と呼ばれることがある
ベートーヴェンとはどんな人物かについて特徴をまとめた図解イラスト

ベートーヴェンは現在のドイツにあるボンで生まれ、幼いころから父に音楽を教えられたよ。父ヨハンはボンの宮廷でテノール歌手として働いていたんだ。

父ヨハンは、息子を音楽家として育てようと厳しく指導したと伝えられているよ。幼少期についての細かな逸話には、後世に伝承として広まったものも含まれているんだ。

ベートーヴェンの生涯を年表ごとにまとめた図解

21歳でウィーンへ

ベートーヴェンは1792年、21歳でウィーンへ移り住んだよ。ウィーンは、モーツァルトやハイドンなどが活躍したヨーロッパ音楽の中心地だったんだ。

ベートーヴェンは、古典派を代表する作曲家ハイドンに学んだよ。なお、ベートーヴェンがウィーンへ移った1792年には、モーツァルトはすでに亡くなっていたんだ。

ベートーヴェンの過ごしたドイツとオーストリアの位置関係を説明している図解イラスト

難聴とハイリゲンシュタットの遺書

ベートーヴェンは20代後半から聴力の低下を自覚するようになり、難聴は長い年月をかけて少しずつ進行したと考えられているよ。

1802年、31歳のころ、ベートーヴェンは弟たちに向けて「ハイリゲンシュタットの遺書」と呼ばれる手紙を書いたよ。そこには、難聴への苦しみと、芸術のために生き続けようとする決意が記されているんだ。

難聴の原因については、耳硬化症、自己免疫疾患、感染症、鉛への長期的な接触など、さまざまな説があるけれど、現在も確定していないよ。

第5交響曲を作曲していたころ、ベートーヴェンの聴力はすでに低下していたよ。その後も難聴は進行し、晩年には筆談に頼ることが多くなったんだ。

ベートーヴェンが使った補助器具

ベートーヴェンは、音を集める耳トランペットと呼ばれる器具を使っていたよ。また、棒を歯でくわえてピアノに触れさせ、振動を感じ取ったという記録も伝えられているんだ。

1824年の第9交響曲初演では、ベートーヴェンも舞台上で音楽に合わせて動きを示したよ。実際にオーケストラを統率したのは、指揮者ミヒャエル・ウムラウフだったんだ。

死因について

ベートーヴェンは1827年3月26日、56歳で亡くなったよ。晩年には重い肝臓病を患っており、複数の要因が健康状態に影響した可能性が研究されているんだ。

葬儀には多くの市民が集まり、約2万人が参列したとも伝えられているよ。それほど広く知られ、敬意を集めていた作曲家だったんだ。

ベートーヴェンの代表作品と音楽的時代

9曲の交響曲

ベートーヴェンは、完成した交響曲を9曲残しているよ。

  • 交響曲第3番「英雄」
  • 交響曲第5番 ハ短調
  • 交響曲第6番「田園」
  • 交響曲第7番
  • 交響曲第9番「合唱付き」

第3交響曲は、当初ナポレオン・ボナパルトへの共感と結びついていたと考えられているよ。しかし、ナポレオンが皇帝に即位したことを知り、ベートーヴェンが献辞の名前を消したという逸話が伝わっているんだ。

第6交響曲には、ベートーヴェン自身による「田園生活の思い出」という標題があるよ。第3交響曲にも「英雄」という標題が付けられているんだ。

第7交響曲は、テレビドラマ・アニメ「のだめカンタービレ」で使用されたことで、日本でも広く知られるようになったよ。

第9交響曲では、終楽章に独唱と合唱が加わるよ。ベートーヴェンが完成させた交響曲は全部で9曲で、第10交響曲につながる断片的な構想も残されているんだ。

32曲のピアノソナタ

ベートーヴェンは、一般に32曲のピアノソナタを残したとされているよ。

ピアノソナタとは、ピアノのために書かれたソナタのことだよ。複数の楽章からなり、その中にソナタ形式の楽章が使われることが多いんだ。

  • 第8番「悲愴」
  • 第14番「月光」
  • 第15番「田園」
  • 第17番「テンペスト」
  • 第21番「ワルトシュタイン」
  • 第23番「熱情」
  • 第26番「告別」

「悲愴」は、出版時から標題が付けられ、ベートーヴェン本人も認めていたと考えられている作品だよ。

第14番は弟子のジュリエッタ・グイチャルディに献呈された作品で、のちに「月光」という通称で広く知られるようになったよ。

第17番は、のちに「テンペスト」という通称で知られるようになったよ。「テンペスト」は英語で「嵐」という意味なんだ。

日本では、「悲愴・月光・熱情」をまとめて三大ピアノソナタと呼ぶことがあるよ。

古典派とロマン派

ベートーヴェンは、音楽史では古典派を代表する作曲家として扱われるよ。同時に、形式を大きく発展させ、個性的で劇的な表現を強めたことから、ロマン派への道を開いた作曲家ともいわれるんだ。

古典派の時代には宮廷や貴族の支援が音楽活動を大きく支えていた一方で、公開演奏会や楽譜出版も広がっていったよ。ロマン派の時代にも、作曲家は市民の聴衆や出版市場、貴族の支援など、さまざまな基盤のもとで活動していたんだ。

古典派にも感情豊かな作品は多く、ロマン派では個人の感情、文学、自然、幻想などとの結びつきが、より強く前面に表れるようになったよ。社会、演奏会、出版、楽器の発達など、さまざまな変化が音楽史に影響したんだ。

代表的な古典派の作曲家にはハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンがいるよ。シューベルトは古典派の伝統を受け継ぎながら、初期ロマン派の作曲家として扱われることが多いんだ。

「交響曲第5番ハ短調」重要語句のまとめ

語句・項目意味・ポイント
作曲者ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
出生地現在のドイツ・ボン
移住先オーストリアのウィーン
音楽的時代古典派。ロマン派への道を開いた作曲家ともされる
正式名称交響曲第5番 ハ短調 作品67
通称「運命」※正式な標題ではない
作曲時期1804~1808年ごろ
初演1808年12月22日、アン・デア・ウィーン劇場
楽章全4楽章
第1楽章ハ短調・4分の2拍子・ソナタ形式
速度記号Allegro con brio
動機曲を作ったり展開したりするもとになる、特徴をもった短い音のまとまり
冒頭動機3つの短い音と1つの長い音からなる4音動機
ソナタ形式基本は提示部・展開部・再現部。作品によってコーダが加わる
attacca楽章の間を空けずに続けて演奏する
演奏形態オーケストラ
第4楽章で加わる楽器ピッコロ・コントラファゴット・トロンボーン

ここまで学習できたら、「交響曲第5番ハ短調」のテスト対策練習問題とドリルにチャレンジしてみよう!

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参考文献・参考資料

この記事は、次の資料を参考にして作成しています。

※複数の資料を確認したうえで、中学生向けに内容と表現を整理しています。

更新・修正記録

2026年7月、ベートーヴェン・ハウス・ボンの作品資料、IMSLPで公開されているオーケストラ総譜、そのほか複数の音楽・歴史資料を確認し、記事本文と図解を再検証しました。

  • 作品の作曲時期、初演年月日、初演会場などの基本情報を整理しました。
  • 通称「運命」と「運命はこのように扉をたたく」という逸話について、確認できる資料に基づいて説明を見直しました。
  • 動機を「曲を作ったり展開したりするもとになる、特徴をもった短い音のまとまり」と定義し、冒頭の4音動機と第1主題の関係を整理しました。
  • 冒頭の4音動機をクラリネットと弦楽器が演奏すること、第2主題へ導く合図を提示部ではホルン、再現部ではファゴットが担当することを、総譜に基づいて整理しました。
  • 第2主題が第1ヴァイオリンから始まり、クラリネットやフルートなどへ受け継がれることが分かるよう、本文と図解を修正しました。
  • ソナタ形式、二重変奏曲、スケルツォ、フーガ、attacca、コーダなどの音楽用語と楽章構成の説明を見直しました。
  • 第4楽章で加わるピッコロ、コントラファゴット、トロンボーンと、作品の管弦楽法についての説明を整理しました。
  • ベートーヴェンの出生、ウィーン移住、父による音楽教育、難聴の進行、ハイリゲンシュタットの遺書、第9交響曲初演、晩年などの伝記情報を見直しました。
  • ベートーヴェンの音楽史上の位置づけと、古典派・ロマン派の特徴についての説明を整理しました。
  • 交響曲、オーケストラ、ピアノソナタの定義、および代表作品の標題・通称に関する説明を見直しました。
  • 記事内の図解、楽器一覧、楽譜の説明、画像キャプション、参考文献を全面的に見直しました。

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運営者情報

青山学院大学教育学科卒業。TOEIC795点。2児の母。2019年の長女の高校受験時、訳あって塾には行かずに自宅学習のみで挑戦することになり、教科書をイチから一緒に読み直しながら勉強を見た結果、偏差値20上昇。志望校の特待生クラストップ10位内で合格を果たす。 ※サイト全体の運営実績についてはこちらにまとめています。

感想や意見を聞かせてね

  1. ・古典派時代は演奏を聞く場が次第に○○へ開かれた。
    ・悲愴の楽章について、それぞれの楽章に○○がつけられている。
    最後に交響曲第5番の大きな特徴3つ教えてください!!テストの過去問題に出たんですが全く歯がたちませんでした。何個も質問すみません。

    • 音楽苦手さん

      かなり難しい問題ですね!

      ・古典は時代は演奏を聞く場が次第に「民衆」へ開かれた。
      →それまでは、音楽は貴族が楽しむものでした。それが、ベートーヴェンが活躍する古典派時代にだんだん一般民衆が聴くこともできるものになっていったということです。
      こちらの問題は、高い確率で「民衆」で正解かと思います。

      ・悲愴の楽章について、それぞれの楽章に「標題」がつけられている。
      →こちらの問題ですが、「標題」ぐらいしか考えられないのですが、正解かどうかが自信がありません。
      というのは、ベートーヴェンのピアノソナタ全32曲のうち、ベートーヴェン自身によって「標題」を付けられた曲が「悲愴」と「告別」という2曲のみになっています(有名な熱情、月光は第三者によって付けられたものです)。
      とはいえ、悲愴の「それぞれの楽章」には特に標題のようなものはつけられていないかと認識しています。
      実際の楽譜も持っているので確認しましたが、やはり楽章に対しての特別な記載は何もありませんでした。
      情報も可能な限り探してみましたが、やはりそれらしい情報は見つけることができませんでした。
      こちらの問題について、もし正解がお分かりになりましたら、ぜひ教えていただけると とても勉強になります。

      ・交響曲第5番の大きな特徴3つ・・・
      →こちらも、確実に正解と言えるようなものがないように思います。
      問題の意図としては、「交響曲第5番」だけに見られる特徴ということでしょうか・・。もし、交響曲の特徴ということであれば、4つの楽章で構成されているなど、交響曲ならではの特徴を挙げることができるかとは思いますが。
      「交響曲第5番」だけに見られる特徴というのは、かなり難しいです。
      たとえば、「運命」という名称も、あくまで通称でベートーヴェンが付けたものではないですし、「ジャジャジャジャーン」という有名な主題(動機)も、動機があること自体は交響曲第5番だけの特徴ではないので・・。
      問題の意図を、もう少し詳しく知りたいところではあります。

      かなり難しい問題が出るようで、驚きました。
      お役に立てず、大変申し訳ないです。

  2. レポートをまとめるのに、とても役立ちました。
    一つ質問です。この曲には、前奏がありませんなぜですか?
    できれば答えてくれると嬉しいです。お願いします‼

    • (=^・^=)ニャーさん

      ありがとうございます!
      たしかに、ベートヴェンの「運命」は、前奏もなくいきなり動機の「タタタターン!」が始まりますね。
      ベートヴェンがはっきりと理由を言っているわけではないので、これは憶測にはなってしまうのですが、
      以下のような効果や理由があるのではないでしょうか。

      ➀曲のはじめに突然動機が提示されることで、聴き手に強い印象を与えることができる。
      ➁ベートヴェンが、「タタタターン」という動機を「運命がこのように扉をたたく」と言ったという説があることから、
      「運命はとつぜん、前触れもなくやってくる」というドラマティックさを演出したかった。

      現代でも、流行っている歌などのなかには、突然サビの部分から始まるものがあったりしますよね。
      (残酷な天使のテーゼとか・・)そういう曲だと、やはり印象に残ったりしませんか?

      少しでも参考になれば嬉しいです(^^)

      • ありがとうございます。
        分かりやすく説明してくれて、とても役立ちました‼
        これで、レポートまとめられそうです‼

  3. とても参考になりました!
    感じられることや、それに関連する音楽の特徴、その働きについても載せて欲しいです-(. .)-お願いします

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