楽典「音名」テスト対策(5分で音名が読めるようになる裏ワザ)
音楽のテストで出る「音名を答えなさい」という問題。
このページでは、音楽が苦手な子でも「5分で音名が答えられるようになる裏ワザ」を紹介するよ。
目次【本記事の内容】
- 1.音名読みの問題は得点源になる
- 2.5分で音名が読めるようになる裏ワザ
- 3.ト音記号の場合
- 4.ヘ音記号の場合
- 5.練習問題
音名読みの問題は得点源◎
音名読みの問題って?
音名とは、つまり「ドレミファソラシド・・・」という音の名前のこと。
(正確には、イタリア音名というよ。)
音楽の定期テストでは、五線譜(5本線の楽譜のこと)に音符が書かれていて、「この音の名前はなんでしょう?」という問題が出たりするよね。
「楽典問題」とも言われたりするね。
ピアノなどの楽器をやっている子ならともかく、そうでない場合は苦手になっちゃうよね。
音名を覚えるために、音名カードをひたすら暗記したり・・
音名の書いてある一覧表を丸暗記したり・・・
丸暗記するのは大変だよ!!もうあきらめよう・・
こうなってしまうよね。
でも、音名を答える問題は毎回のテストに出ることが多いし、問題数も多いから、これが正解できるだけで大幅な点数アップが狙える「コスパ◎な問題」なんだ。
全問正解できるようになれば、かなり有利だよ。
そこで、音楽が苦手でも、すぐに音名が読めるようになる裏ワザを紹介するよ。
音名が5分で読めるようになる裏ワザ
まずは「いろはにほへと」と「ドレミファソラシド」の関係を覚えよう!
「いろはにほへと」という文は知っているよね?
有名な「いろは歌」の出だしの7語だね。
「いろはにほへと ちりぬるを・・・」のやつだね。
なんでここで「いろはにほへと」が出てくるの?
音名は「ドレミファソラシド」で習うよね。
でも、これって実はイタリア語なんだ。
日本ではもともと、音名には「はにほへといろは」を使っていたんだよ。
「はにほへといろは」とは、「いろはにほへと」を「は」から並び替えたものだね。
つまり、「ドレミファソラシド」と「はにほへといろは」の関係はこうなるよ。
イタリアの音名と日本の音名の関係
「は」=「ド」
「に」=「レ」
「ほ」=「ミ」
「へ」=「ファ」
「と」=「ソ」
「い」=「ラ」
「ろ」=「シ」
「は」=「ド」
どうして「いろはにほへと」じゃなくて、「はにほへといろは」なの?
ややこしいよ
ちゃんと説明するとすごく長くなるから、ザックリ言うと、
昔、「ラ」の音を基準に音階が作られていったんだ。
音名をアルファベットで書くと、やっぱりラが「A」になっているんだよ。
「はにほへといろは」がしっくりこない場合は、
「は=ド」
だけでいいので覚えてしまおう。
「は」が「ド」になることを覚えていれば、あとは順番通りに並べればいいだけだからね。
音名を読むのはハード(難しい)」と覚えるのはどう?
「は」が「ド」になることを覚えてもらえたら、
いよいよ「どうやって音名を読むのか」解説するよ!
ト音記号の場合の音名の読み方
まずト音記号の楽譜の場合。
ト音記号って、実は記号のはじまりの部分が「ト」の場所になっているんだ。
その「ト」の場所をもとにして、「いろはにほへと」をしたから順番に書き込んでみよう 。(もちろん書き込まなくて頭の中だけで数えてもいいよ)
線の上→線と線の間→線の上・・となるように気をつけてね。
読みたい音符はどの場所にいるかな?
音符が「いろはにほへと」のどの場所にいるか分かったら、あとは「ドレミファソラシド」に直すだけ。
ホントだ!
カンタンに音符が読めた!
へ音記号の場合の音名の読み方
今度はヘ音記号。
ヘ音記号も、やっぱり始まりの●の部分が、「へ」の場所になっているんだ。
ということは、あとはト音記号の時と同じ。
「へ」の場所を基本に、「いろはにほへと」を書き込もう 。
あとは、ト音記号の時と同じように、音符が「いろはにほへと」のどこにいるかを見て、
ドレミファソラシドに直すだけだよ。
- 「は」=「ド」になること
- 「ト音記号」の記号の始まり部分が「ト」ということ
- 「ヘ音記号」の記号の始まり部分が「へ」ということ
音楽楽典テストで音名を答える問題が出たらすること
テストで「音名を答える」問題が出たら、
【下準備】
① 問題用紙のはじっこに「ドレミファソラシド」を書く。
② は=ド でそろえて、「いろはにほへと」をドレミファソラシドにあわせて書く。(「はにほへといろは」の順番になるよ)
このメモが問題を解くのにずっと役に立つよ!
【ト音記号の楽譜の場合】
①記号の描きはじめの部分が「ト」なので、それを基本に「いろはにほへと」を楽譜の線の横に書き込む。
②音符のある場所が分かったら、はじっこに書いておいた「いろはにほへと」と「ドレミファソラシド」のメモを使って、音名を照らし合わせる。
【へ音記号の楽譜の場合】
①記号の描きはじめの部分が「へ」なので、それを基本に「いろはにほへと」を楽譜の線の横に書き込む。
②音符のある場所が分かったら、はじっこに書いておいた「いろはにほへと」と「ドレミファソラシド」のメモを使って、音名を照らし合わせる。
これでもう音名は読めるようになっているよ!
音楽楽典「音名を答える」練習問題
※ここの問題では、「音名を答えなさい」という指示になっていますが、これでは日本音名(ハニホヘト)かイタリア音名(ドレミファ)か区別できないことがわかりました。
実際学校のテストでは、「イタリア音名(ドレミ・・)で答えなさい」と書かれている場合もあるようです。
こちらの練習問題での「音名を答えなさい」はイタリア音名(ドレミ)を答えるよう目的で作成しています。
ト音記号の楽譜の問題
★答えはヘ音記号の問題の下にあるよ
ヘ音記号の楽譜の問題
ト音記号の楽譜の問題の答え
ヘ音記号の楽譜の問題の答え
運営者情報
ゆみねこ
詳しいプロフィールを見る
青山学院大学教育学科卒業。TOEIC795点。2児の母。2019年の長女の高校受験時、訳あって塾には行かずに自宅学習のみで挑戦することになり、教科書をイチから一緒に読み直しながら勉強を見た結果、偏差値20上昇。志望校の特待生クラストップ10位内で合格を果たす。
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全然読みやすいです。
覚えることが出来たのでいい感じです。 -
いいですねぇ~
やくだちましたよぉ〜 -
日本ではドレミファ~の呼び方は「階名」となります。
音名は「ハニホへ~」でよいのですが。テスト問題「音名を答えなさい」と言っておきながら答えがドレミなのは誤りです。
折角このページを見て勉強した子が赤点になっちゃいますよ。 -
ありがとうございます
とても役に立ちそうです
とても分かりやすいです -
ありがとございます
すごく分かりやすくしっかりと覚えられました -
自学の参考になる!
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わかりやすくて参考になりました!
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テスト対策で役に立ちました。ありがとうございます!
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わかりやすいです。
期末テスト頑張れそうです! -
-ここに文を入力します-
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Thank you
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q
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わかりやすかったです!
テスト勉強にも役立てられました。
ありがとうございます。 -
ガチ助かりました
テストで暴れます
わかりやすくて、おぼえました。
自学にも参考にして使わせていただきました。