中3保健『医薬品の利用』をわかりやすく解説!主作用・副作用と正しい使い方

中学3年生の保健体育で学習する「医薬品の利用」について、わかりやすく解説するよ。

医薬品は、病気の治療や予防などに役立つものだよ。ただし、正しく使わないと、期待した効果が得られなかったり、体に悪い影響が出たりすることがあるんだ。

この単元では、医薬品の主作用副作用、薬を使うときに守るべきこと、医師や薬剤師の指示、お薬手帳の役割について学習していこう。

この記事で分かること

  • 医薬品とは何か
  • 医薬品の主作用と副作用
  • 医薬品の使用量・使用時間・使用回数を守る理由
  • 自分に処方された薬をほかの人に使わせてはいけない理由
  • 注意書きや説明書を読むことの大切さ
  • お薬手帳の役割

1. 医薬品とは

医薬品とは、病気の治療や予防、症状の改善などを目的として使われる薬のことだよ。

医薬品には、病院などで医師に処方されるものもあれば、薬局やドラッグストアなどで購入できるものもあるよ。

医薬品は、体の状態や病気の種類に合わせて使うことで効果を発揮するよ。そのため、どの薬をどのように使うかは、とても大切なんだ。

医薬品は「なんとなく効きそうだから使う」ものではなく、目的・量・時間・回数・使い方を守って使う必要があるよ。

たろう
薬って、症状があるときに飲めばいいだけじゃないの?

くまごろう
医薬品は効果がある反面、使い方を間違えると体に悪い影響が出ることもあるんだ。だから、正しく使うことが大切なんだよ。

2. 医薬品の主作用と副作用

医薬品には、主作用副作用があるよ。

主作用とは、病気の治療や予防などに効果的な働きのことだよ。たとえば、熱を下げる、痛みをやわらげる、病原体の増殖をおさえるなどが主作用にあたるよ。

一方、副作用とは、医薬品の本来の目的とは異なる、好ましくない働きのことだよ。眠くなる、胃がむかむかする、発疹が出るなど、薬によっていろいろな副作用が起こることがあるんだ。

副作用の出方は、薬の種類、使う量、体質、体調、ほかに使っている薬などによって変わることがあるよ。

働き意味
主作用病気の治療や予防などに役立つ、目的とする働き熱を下げる、痛みをやわらげる、病原体の増殖をおさえる
副作用本来の目的とは異なる、好ましくない働き眠気、胃の不快感、発疹など
医薬品の主作用と副作用の違いをまとめた図解

医薬品を使ったあとに体調の変化や気になる症状が出た場合は、自己判断で続けたり中止したりせず、医師や薬剤師に相談することが大切だよ。

たろう
薬には、よい働きだけじゃなくて、副作用もあるんだね。

くまごろう
そうだよ。だから、決められた量や時間を守って使うことが大切なんだ。

3. 医薬品の形と使い方

医薬品には、いろいろな形があるよ。形によって、体への取り入れ方や使い方が違うんだ。

教科書では、内用剤、外用剤、注射剤などの例が示されているよ。

医薬品の種類使い方
内用剤口から飲む薬錠剤、カプセル剤、粉薬、シロップ剤など
外用剤皮膚や目・鼻などに使う薬ぬり薬、湿布、点眼薬、点鼻薬など
注射剤注射によって体内に入れる薬注射、点滴など

薬の形が違うのは、飲みやすくしたり、効き目が必要な場所に届きやすくしたり、効果が出る時間を調整したりするためだよ。

たとえば、飲み薬は口から体内に入れて全身に作用させることが多いよ。ぬり薬や湿布は、体の一部に作用させたいときに使われることがあるよ。

薬の種類によって正しい使い方が違うので、「飲み薬だからこう」「ぬり薬だからこう」と自己判断せず、説明をよく確認することが大切だよ。

内用剤・外用剤・注射剤の違いをまとめた図解

4. 医薬品は決められた使い方を守る

医薬品は、1日あたりの使用回数、使用時間、使用量、使用方法などが決められているよ。

これは、主作用がきちんと働き、副作用ができるだけ現れないようにするためなんだ。

たとえば、飲み薬では「食前」「食後」「食間」「就寝前」など、飲むタイミングが決められていることがあるよ。

薬の飲み方の例

  • 食前:食事の前に飲む。
  • 食後:食事のあとに飲む。
  • 食間:食事と食事の間に飲む。食事中という意味ではない。
  • 就寝前:寝る前に飲む。

決められた量より多く飲めば、効果が強くなるとは限らないよ。むしろ、副作用が出やすくなったり、体に負担がかかったりすることがあるんだ。

反対に、量を減らしたり、飲む回数を勝手に減らしたりすると、十分な効果が得られないことがあるよ。

医薬品は、医師や薬剤師の指示、または注意書きや説明書に従って、正しく使用することが必要だよ。

医薬品の正しい使い方のポイントをまとめた図解

たろう
早く治したいからって、多めに飲むのはだめなんだね。

くまごろう
その通り。薬は「多ければよい」ものではないんだ。決められた量と回数を守ることが大切だよ。

5. 医薬品をほかの人と共用してはいけない理由

病院などで処方された薬は、その人の病気や体の状態に合わせて出されているよ。

そのため、自分に処方された薬をほかの人に使わせたり、ほかの人の薬を使ったりしてはいけないよ。

同じような症状に見えても、原因が違うことがあるよ。また、体質や年齢、体重、ほかに使っている薬などによって、合う薬や使う量が違うこともあるんだ。

残った薬をあとで自己判断で使うことにも注意が必要だよ。以前と同じような症状でも、同じ病気とは限らないからだよ。

薬を共用してはいけない理由

  • 薬は、その人の状態や体重、病気に合わせて処方されている。
  • 同じ症状でも、原因が違うことがある。
  • 体質によって、副作用が出ることがある。
  • ほかに使っている薬との組み合わせで問題が起こることがある。
  • 残った薬を自己判断で使うと、治療が遅れることがある。

医薬品は、便利で役立つものだけれど、使い方を間違えると健康を害することがあるよ。迷ったときは、医師や薬剤師に相談しよう。

処方薬をほかの人と共用してはいけない理由をまとめた図解

6. 注意書き・説明書を読むことの大切さ

医薬品には、使い方や注意点が書かれた注意書きや説明書がついているよ。

そこには、使用量、使用回数、使用時間、使ってはいけない場合、注意が必要な場合、副作用、保管方法などが書かれていることがあるよ。

薬を使う前には、注意書きや説明書をよく読み、分からないことがあれば医師や薬剤師に確認することが大切だよ。

特に、市販されている薬を使うときは、自分で選んで購入することがあるため、説明を読まずに使うと危険な場合があるよ。

また、持病がある人、ほかの薬を使っている人、アレルギーがある人などは、薬を使う前に相談が必要なことがあるよ。

たろう
市販薬なら、自分で選んで使っても大丈夫なの?

くまごろう
市販薬でも注意書きや説明書を読むことが大切だよ。分からないときは、薬剤師などに相談しよう。

7. お薬手帳の役割

お薬手帳は、自分が使った薬の名前や量、使用方法、使用期間などを記録しておくためのものだよ。

お薬手帳があると、医師や薬剤師が、今までに使った薬や、現在使っている薬を確認しやすくなるよ。

それによって、薬の重なりや、薬どうしの組み合わせによる問題、副作用の可能性などを確認しやすくなるんだ。

病院や薬局へ行くときには、お薬手帳を持っていくと、より安全に医薬品を利用するために役立つよ。

お薬手帳に記録すること役立つ場面
薬の名前どの薬を使っているか確認できる
使用量・使用方法正しい使い方を確認できる
使用期間いつからいつまで使ったか分かる
副作用やアレルギーの情報薬を選ぶときの参考になる

お薬手帳は、薬を安全に使うための大切な情報をまとめておくものなんだ。

お薬手帳の役割をまとめた図解

8. 医薬品の利用のまとめ

医薬品は、病気の治療や予防、症状の改善などに役立つものだよ。ただし、使い方を間違えると、効果が十分に得られなかったり、副作用が出たりすることがあるよ。

医薬品の主作用とは、病気の治療や予防などに役立つ、目的とする働きのことだよ。副作用とは、本来の目的とは異なる、好ましくない働きのことだよ。

医薬品は、使用量、使用回数、使用時間、使用方法を守って使うことが大切だよ。決められた量より多く使えばよいわけではなく、少なすぎても十分な効果が得られないことがあるんだ。

また、処方された薬は、その人の病気や体の状態に合わせたものなので、ほかの人に使わせたり、ほかの人の薬を使ったりしてはいけないよ。

薬を使うときは、医師や薬剤師の指示に従い、注意書きや説明書をよく読むことが大切だよ。分からないことや不安なことがあるときは、自己判断せず相談しよう。

お薬手帳は、使った薬の情報を記録しておくもので、薬の重なりや副作用を防ぐためにも役立つよ。医薬品を安全に利用するために、上手に活用しよう。

テストで特に大切な4つの柱

押さえる内容
主作用病気の治療や予防などに役立つ、目的とする働き
副作用本来の目的とは異なる、好ましくない働き
正しい使い方使用量・使用回数・使用時間・使用方法を守る
相談と記録医師・薬剤師に相談し、お薬手帳を活用する

重要語句のまとめ

重要語句意味ポイント
医薬品病気の治療や予防、症状の改善などに使われる薬正しい使い方を守る必要がある
主作用医薬品の目的とする働き治療や予防などに役立つ
副作用本来の目的とは異なる、好ましくない働き体質や使い方によって出ることがある
内用剤口から飲む薬錠剤、カプセル剤、粉薬など
外用剤皮膚や目・鼻などに使う薬ぬり薬、湿布、点眼薬など
注射剤注射や点滴で体内に入れる薬医療機関で使われることが多い
食間食事と食事の間食事中という意味ではない
お薬手帳使った薬の名前や量、使い方などを記録するもの薬を安全に使うために役立つ

テスト対策ポイント

  • 医薬品には、主作用と副作用がある。
  • 主作用とは、病気の治療や予防などに役立つ、目的とする働きである。
  • 副作用とは、本来の目的とは異なる、好ましくない働きである。
  • 医薬品は、使用量、使用回数、使用時間、使用方法を守って使う。
  • 決められた量より多く飲めば、効果が強くなるとは限らない。
  • 処方された薬は、その人の病気や体の状態に合わせて出されている。
  • 自分に処方された薬をほかの人に使わせたり、ほかの人の薬を使ったりしてはいけない。
  • 薬を使う前には、注意書きや説明書をよく読む。
  • 分からないことや不安なことがあるときは、医師や薬剤師に相談する。
  • お薬手帳は、薬の名前や量、使い方などを記録し、安全な医薬品利用に役立つ。

ここまで学習できたら、ぜひ「医薬品の利用」のテスト対策練習問題とドリルに挑戦しよう!

『医薬品の利用』テスト対策練習問題と過去問まとめ
【中学保健体育】「医薬品の利用」重要語句ドリル
【中学保健体育】「主作用と副作用」内容理解ドリル
【中学保健体育】「医薬品の正しい使い方」内容理解ドリル
【中学保健体育】「注意書きとお薬手帳」内容理解ドリル

運営者情報

青山学院大学教育学科卒業。TOEIC795点。2児の母。2019年の長女の高校受験時、訳あって塾には行かずに自宅学習のみで挑戦することになり、教科書をイチから一緒に読み直しながら勉強を見た結果、偏差値20上昇。志望校の特待生クラストップ10位内で合格を果たす。 ※サイト全体の運営実績についてはこちらにまとめています。

感想や意見を聞かせてね

目次