『飲料水の衛生的管理』解説!浄水の流れと水質基準まとめ

中学3年生の保健体育で学習する「飲料水の衛生的管理」について、わかりやすく解説するよ。

私たちは毎日、水を飲んだり、料理に使ったり、お風呂や洗濯に使ったりしているよね。水は、生活に欠かせないものなんだ。

でも、水は「透明なら安全」とは限らないよ。見た目はきれいでも、細菌や有害な物質が入っていると、健康に大きな影響を与えることがあるんだ。

この単元では、水が体に果たす役割安全な飲料水を確保するしくみ水質基準水質検査について学習していくよ。

この記事で分かること

  • 水が体の中で果たす役割
  • 飲料水とは何か
  • 安全な飲料水を確保するしくみ
  • 浄水処理と水質検査の意味
  • 水質基準とは何か
  • 飲料水を衛生的に管理することが大切な理由

1. 水が体に果たす重要な役割

水は、私たちの生命の維持や健康にとって、とても大切なものだよ。人間の体重の半分以上は水分でできていて、体の中ではさまざまな働きをしているんだ。

たとえば、水は体温を調節する働きに関わっているよ。暑いときに汗をかくと、汗が蒸発するときに体の熱をうばって、体温が上がりすぎるのを防いでくれるんだ。

また、水は老廃物を体の外へ出す働きにも関係しているよ。尿や汗として、体の中でいらなくなったものを排出するのに役立っているんだ。

さらに、栄養素を体のすみずみに運んだり、血液の流れを保ったりするためにも、水は欠かせないよ。

水が体の中で果たす役割を、体温調節・老廃物の排出・栄養素の運搬の3つに分けて示した図解
たろう
水って、ただのどをうるおすだけじゃないんだね。
くまごろう
そうだよ。水は、体温調節、老廃物の排出、栄養素の運搬など、体の中でたくさんの重要な働きをしているんだ。

体の水分が不足すると、体温調節がうまくいかなくなったり、血液の流れが悪くなったりすることがあるよ。だから、私たちは安全な水を毎日きちんと取り入れる必要があるんだ。

2. 飲料水とは何か

飲料水とは、人が飲んだり、飲食に使ったりする水のことだよ。家庭で飲む水はもちろん、料理に使う水も、体の中に入るものなので、健康に関わる大切な水なんだ。

飲料水は、口から体の中に入るものだから、安全で衛生的である必要があるよ。もし病原体や有害な物質が含まれていると、下痢や腹痛などの病気を起こしたり、健康に悪い影響を与えたりすることがあるんだ。

水は見た目だけでは安全かどうか分からないこともあるよ。透明でにおいが少なくても、目に見えない細菌や有害な物質が入っている場合があるんだ。

たろう
水が透明なら、飲んでも大丈夫なんじゃないの?
くまごろう
見た目だけでは判断できないんだ。安全な飲料水かどうかは、きちんと処理や検査をして確認する必要があるよ。

だから、私たちが安心して水を飲めるようにするためには、飲料水を衛生的に管理することがとても大切なんだ。

3. 安全な飲料水を確保するしくみ

私たちが使っている水道水は、川や湖、ダムなどの水をそのまま飲んでいるわけではないよ。水源から取り入れた水は、浄水場などで処理され、安全を確認したうえで家庭や学校に届けられているんだ。

水道水が家庭に届くまでには、主に取水浄水処理水質検査給水という流れがあるよ。

取水とは、川や湖、ダムなどから水を取り入れることだよ。取り入れた水には、泥やごみ、目に見えない微生物などが含まれていることがあるんだ。

そのため、浄水場では、水をきれいにするための浄水処理が行われるよ。泥や細かいよごれを取り除いたり、消毒をしたりして、飲むのに適した水にしていくんだ。

その後、水質検査によって、水が水質基準を満たしているかを確認するよ。安全が確認された水が、家庭や学校へ給水されるんだ。

安全な飲料水が、取水・浄水処理・水質検査・給水の流れで家庭や学校に届くまでを示した図解
たろう
水道の水って、蛇口から出る前にいろいろな段階を通っているんだね。
くまごろう
そうなんだ。取水、浄水処理、水質検査、給水という流れで、安全な飲料水が届けられているんだよ。

このようなしくみがあるから、私たちは毎日の生活で、安全な水を使うことができているんだね。

4. 浄水処理と水質検査

浄水処理とは、川や湖などから取り入れた水を、飲料水として使えるようにきれいにする処理のことだよ。

水の中には、泥、砂、ごみ、微生物などが含まれていることがあるよ。そのため、浄水場では、よごれを沈める沈殿、細かいよごれを取り除くろ過、病原体などを減らす消毒などの処理を行い、飲むのに適した水にしていくんだ。

浄水処理をしたあとには、水質検査が行われるよ。水質検査とは、水が安全に飲める状態かどうかを調べることなんだ。

水質検査には、化学的な成分を調べる検査や、細菌などの微生物を調べる検査があるよ。たとえば、有害な物質が含まれていないか、病原体に汚染されていないかを確認するんだ。

たろう
水をきれいにするだけじゃなくて、ちゃんと検査もしているんだね。
くまごろう
その通り。処理した水が本当に安全かを確認するために、水質検査が必要なんだ。

つまり、安全な飲料水を確保するには、「水をきれいにすること」と「安全かどうかを確認すること」の両方が必要なんだよ。

5. 水質基準とは何か

水質基準とは、飲料水としての安全性を確保するために、法律などで定められている基準のことだよ。

飲料水には、病原体や有害な物質が含まれていないことが必要だよ。また、にごりやにおい、味などについても、飲む水として適しているかが確認されるんだ。

たとえば、水には病原体に汚染されていないこと、有害な物質を一定以上含まないこと、異常なにおいや味がないことなどが求められるよ。

このような基準を満たしているかを調べることで、私たちは安心して水道水を使うことができるんだ。

また、学校でも、飲料水が安全に使えるように、定期的な検査や管理が行われているんだ。

たろう
水質基準って、「この水は安全に飲める」と判断するためのルールみたいなもの?
くまごろう
そのイメージで合っているよ。水質基準を満たしているかを検査することで、飲料水の安全が確かめられているんだ。

飲料水の衛生的管理では、水質基準に合った水を供給し続けることがとても大切なんだね。

6. 飲料水を衛生的に管理することの大切さ

飲料水が衛生的に管理されていないと、病原体や有害な物質によって健康被害が起こることがあるよ。

たとえば、病原体に汚染された水を飲むと、感染症が広がることがあるんだ。昔は、水道が十分に整備されていなかった地域で、汚染された水によって病気が広がることもあったよ。

安全な水道が普及し、衛生的な飲料水が確保されるようになると、水を原因とする感染症の予防にもつながるんだ。

また、災害時には、水道が止まったり、水が汚染されたりすることもあるよ。そのようなときには、安全な水を確保することがとても重要になるんだ。

たろう
いつも水道から安全な水が出るのって、当たり前じゃなくて、管理されているからなんだね。
くまごろう
そうだね。安全な水を使えることは、健康な生活を支える大切な条件なんだよ。

私たちも、水をむだにしないことや、災害に備えて飲料水を準備しておくことなど、身近なところから水の大切さを考えることができるよ。

7. 飲料水の衛生的管理のまとめ

飲料水は、私たちの生命や健康を支える大切な水だよ。体の中では、体温調節、老廃物の排出、栄養素の運搬などに関わっているんだ。

安全な飲料水を確保するためには、取水、浄水処理、水質検査、給水という流れが大切だよ。また、水質基準を満たしているかを確認することで、安心して飲める水が届けられているんだ。

飲料水の衛生的管理のテスト対策ポイントを、水の役割・安全な水の確保・水質基準・衛生的管理の大切さに分けて整理した図解
たろう
飲料水の管理って、水をきれいにするだけじゃなくて、検査して安全を確かめることまで含まれるんだね。
くまごろう
その通り。水は毎日使うものだから、衛生的に管理することが健康を守ることにつながるんだ。

テストで特に大切な3つの柱

押さえる内容
水の役割体温調節、老廃物の排出、栄養素の運搬などに関わる
飲料水の確保取水、浄水処理、水質検査、給水の流れで安全な水が届けられる
水質基準飲料水としての安全性を確保するために定められた基準

重要語句のまとめ

重要語句意味具体例・ポイント
飲料水人が飲んだり、飲食に使ったりする水体の中に入るため、安全で衛生的である必要がある
取水川や湖、ダムなどから水を取り入れること水道水をつくる最初の段階
浄水処理水を飲料水として使えるようにきれいにする処理沈殿・ろ過・消毒などを行う
沈殿水の中のよごれなどを沈めて取り除くこと大きなよごれを取り除く工程
ろ過水をこして細かいよごれを取り除くこと水をさらにきれいにする工程
消毒病原体などを減らし、安全性を高めること飲料水として使えるようにするために重要
水質検査水が安全に飲める状態かどうかを調べること有害物質や病原体の有無などを確認する
水質基準飲料水としての安全性を確保するために定められた基準病原体や有害物質、におい、味などを確認する
給水安全が確認された水を家庭や学校などに届けること水道管などを通して供給される
衛生的管理健康を害しないように清潔で安全な状態に保つこと飲料水では、浄水処理や水質検査が大切

テスト対策ポイント

  • 水は、生命の維持や健康に欠かせない。
  • 水は、体温調節、老廃物の排出、栄養素の運搬などに関わる。
  • 飲料水とは、人が飲んだり、飲食に使ったりする水のこと。
  • 水は見た目が透明でも、安全とは限らない。
  • 安全な飲料水は、取水、浄水処理、水質検査、給水の流れで確保される。
  • 浄水処理では、沈殿・ろ過・消毒などによって水を飲むのに適した状態にする。
  • 水質検査では、水が安全に飲める状態かどうかを調べる。
  • 水質基準とは、飲料水としての安全性を確保するために定められた基準。
  • 学校でも、飲料水が安全に使えるように定期的な検査や管理が行われている。
  • 病原体や有害物質に汚染された水は、健康に悪い影響を与えることがある。
  • 飲料水を衛生的に管理することは、感染症の予防や健康な生活につながる。

ここまで学習できたら、ぜひ「飲料水の衛生的管理」のテスト対策練習問題とドリルに挑戦しよう!

『飲料水の衛生的管理』テスト対策練習問題と過去問まとめ
【中学保健体育】「飲料水の衛生的管理」重要語句ドリル
【中学保健体育】「水の役割」内容理解ドリル
【中学保健体育】「飲料水の確保」内容理解ドリル
【中学保健体育】「水質基準と衛生的管理」内容理解ドリル

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青山学院大学教育学科卒業。TOEIC795点。2児の母。2019年の長女の高校受験時、訳あって塾には行かずに自宅学習のみで挑戦することになり、教科書をイチから一緒に読み直しながら勉強を見た結果、偏差値20上昇。志望校の特待生クラストップ10位内で合格を果たす。 ※サイト全体の運営実績についてはこちらにまとめています。

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