江間章子・團伊玖磨『花の街』ポイント解説!歌詞の意味や背景まとめ

中学音楽で学習する「花の街」について、作詞者・作曲者、曲が作られた時代背景、歌詞にこめられた意味、拍子・調、歌い方のポイントをわかりやすく解説するよ。

「花の街」は、明るく美しい春の風景を歌っているように見えるけれど、その背景には、戦争が終わったあとの人々の願いや、平和への希望がこめられている曲なんだ。

この記事で分かること

  • 「花の街」の作詞者・作曲者
  • 「花の街」が作られた時代背景
  • 「花」や「街」が表しているもの
  • 1番・2番と3番の雰囲気の違い
  • 拍子・調などの基本情報
  • 歌い方や表現のポイント
  • 定期テストで出やすいポイント

「花の街」の基本情報

まずは、「花の街」の基本情報を整理しよう。

曲名花の街
作詞江間章子
作曲團伊玖磨
発表1947年(昭和22年)
拍子4分の2拍子
調ヘ長調
曲の種類日本の歌曲・愛唱歌として親しまれている曲
曲の背景戦後まもない時期の、平和や明るい未来への願い
曲の雰囲気やさしく、明るく、希望を感じさせる

「花の街」は、作詞が江間章子、作曲が團伊玖磨だよ。

江間章子は「夏の思い出」の作詞者としても知られているね。だから、「夏の思い出」とセットで覚えると、テストでも整理しやすいんだ。

たろう
「夏の思い出」の作詞者も江間章子だったよね?

くまごろう
そのとおり。「花の街」も江間章子の作詞だから、あわせて覚えると強いよ。

なお、「花の街」は歌詞の著作権が残っている曲なので、この記事では歌詞の全文は載せないよ。教科書や楽譜の歌詞を確認しながら、ここでは曲の意味・背景・表現のポイントをつかんでいこう。

「花の街」はどんな曲?

「花の街」は、明るい花の景色を思い浮かべさせる、やさしく美しい曲だよ。

ただし、この曲は、単に「きれいな花が咲いている街」を歌っているだけではないんだ。

「花の街」が作られたのは、戦争が終わって間もない時期だよ。人々が、もう一度、平和で明るい世界を願っていた時代に生まれた曲なんだ。

そのため、「花」はただの植物というより、平和・希望・新しい未来の象徴として考えると分かりやすいよ。

「花の街」のイメージ

  • 春のように明るい街
  • 花が咲き、希望が広がる世界
  • 戦争の悲しみをこえて、平和を願う気持ち
  • 未来へ向かって歩き出そうとする心

つまり、「花の街」は、やさしく明るい曲だけれど、その奥には、深い願いがこめられている曲なんだね。

作詞者・江間章子について

「花の街」の作詞者は、江間章子だよ。

江間章子は、自然の風景や人の心の動きを、美しい言葉で表すことにすぐれた詩人だよ。

中学音楽では、江間章子の作品として「夏の思い出」もよく学習されるね。

テストでは、「花の街」の作詞者を答える問題だけでなく、「夏の思い出」の作詞者と結びつけて聞かれることもあるよ。

江間章子=「花の街」「夏の思い出」とセットで覚えておこう。

作曲者・團伊玖磨について

「花の街」の作曲者は、團伊玖磨だよ。

團伊玖磨は、日本の作曲家で、歌曲や合唱曲、オペラ、管弦楽曲、映画音楽など、さまざまな作品を残した人物なんだ。

「花の街」では、江間章子の言葉がもつ明るさや希望を、やさしく流れるような旋律で表しているよ。

作詞者と作曲者は、テストでとても出やすいので、入れ替えないように注意しよう。

作詞・作曲の覚え方

  • 作詞:江間章子
  • 作曲:團伊玖磨
  • 江間章子は「夏の思い出」の作詞者でもある

拍子・調を確認しよう

「花の街」の音楽的な基本情報として、拍子と調も確認しておこう。

4分の2拍子

「花の街」は、4分の2拍子の曲として扱われるよ。

4分の2拍子とは、1小節に四分音符が2つ分入る拍子のことなんだ。

「1、2」「1、2」と、2拍子の流れを感じると、曲の自然な進み方がつかみやすいよ。

ヘ長調

「花の街」は、ヘ長調の曲として扱われるよ。

ヘ長調の主音は、音名でいうとヘ音だよ。階名で考える場合、長調の主音はになるので、ヘ長調ではヘ音をドとして感じるんだ。

ヘ長調では、調号として♭が1つつくよ。音名でいうと、ロ音に♭がつくんだ。

「音名」と「階名」は混ざりやすいので、テストでは問題文の指定をよく確認しよう。

拍子4分の2拍子
調ヘ長調
主音の音名ヘ音
階名で考える主音
調号♭1つ
♭がつく音名ロ音

調や調号は、鍵盤図や五線譜を使うと分かりやすい反面、画像生成では位置が間違いやすいこともあるよ。ここでは、まずヘ長調・♭1つ・ロ音に♭という文字情報を正確に覚えておこう。

歌詞にこめられた意味を考えよう

「花の街」は、歌詞の全文をそのまま載せることはできないけれど、内容の大きな流れはつかんでおこう。

歌詞では、花の咲く美しい街や、明るく広がる世界が思い描かれているよ。

ここで大切なのは、歌詞の中の「花」や「街」を、ただ目に見える景色としてだけ読むのではなく、希望や平和の象徴として考えることなんだ。

「花」は何を表している?

「花」は、明るさ、美しさ、あたたかさを感じさせるものだよね。

この曲では、花が咲く街のイメージを通して、戦争のない平和な世界や、人々が安心して暮らせる未来への願いが表されていると考えるとよいよ。

「街」は何を表している?

「街」は、人々が暮らす場所だよ。

戦争のあと、人々がもう一度、花の咲くような明るく平和な街を願ったと考えると、歌詞の意味がぐっと深くなるよ。

たろう
ただ「きれいな花の歌」って思っていたけど、もっと深い意味があるんだね。

くまごろう
そうなんだ。明るい曲だからこそ、その明るさに「平和への願い」がこめられていると考えると、歌い方も変わってくるよ。

歌詞の意味で押さえたいこと

  • 「花」は、希望や平和の象徴として考えられる
  • 「街」は、人々が暮らす場所を表している
  • 戦後の時代背景と結びつけると、曲の意味が深くなる
  • 明るい曲調の中に、平和への願いがこめられている

1番・2番と3番の雰囲気の違い

「花の街」では、1番・2番の明るいイメージと、3番で感じられるさびしさや悲しみの対比も大切だよ。

1番・2番では、明るく美しい世界や、花の街へ向かって広がっていくようなイメージが感じられるね。

一方、3番では、明るさだけではなく、どこかさびしい気持ちや、戦争によって傷ついた人々の心を思わせるような雰囲気も出てくるよ。

このため、「花の街」は、ただ明るく楽しい曲として歌うだけではなく、希望の中にある悲しみや、悲しみをこえて平和を願う気持ちを考えて歌うことが大切なんだ。

1番・2番と3番の違い

  • 1番・2番:明るく、美しい花の街へのあこがれ
  • 3番:さびしさや悲しみを感じさせる雰囲気
  • 全体:悲しみをこえて、平和で明るい未来を願う曲

テストでは、「なぜ3番は少し違った雰囲気に感じられるのか」「この曲にはどのような願いがこめられているのか」といった記述問題が出ることもあるよ。

そのときは、戦後の時代背景平和への願い明るさと悲しみの対比を使って答えられるようにしておこう。

曲の雰囲気と歌い方のポイント

「花の街」は、やさしく明るい雰囲気をもつ曲だよ。

歌うときには、ただ元気よく歌うだけではなく、歌詞にこめられた希望や平和への願いを大切にすることがポイントなんだ。

曲全体としては、春の光のような明るさや、花が広がっていくようなのびやかさを感じながら歌うとよいよ。

やさしく、明るく歌う

「花の街」は、強く叫ぶような曲ではないよ。

やさしい響きで、明るい景色を思い浮かべながら歌うと、曲の雰囲気が伝わりやすいんだ。

希望が広がるように歌う

この曲では、花の街が広がっていくようなイメージを大切にしよう。

声も、心も、前へ広がっていくように歌うと、平和や希望への願いが伝わりやすくなるよ。

3番では、さびしさも感じて歌う

3番では、1番・2番の明るさとは少し違い、さびしさや悲しみも感じられるよ。

ここでは、ただ暗く歌うのではなく、悲しみを知ったうえで、それでも明るい未来を願うように歌うと、曲の表現が深くなるんだ。

歌詞の背景を考えて歌う

戦後の時代背景を知ると、「花の街」の明るさは、ただの明るさではないことが分かるよ。

つらい時代をこえて、もう一度明るい街を願う気持ち。その思いをこめて歌うと、曲の表現が深くなるんだ。

歌い方のポイント

  • やさしく、明るい響きで歌う
  • 花が広がるような、のびやかなイメージをもつ
  • 平和や希望への願いを感じながら歌う
  • 3番では、さびしさや悲しみも感じて表現する
  • ただ元気に歌うのではなく、歌詞の背景を考えて表現する
「花の街」の作詞者・作曲者、発表年、4分の2拍子、ヘ長調、歌詞にこめられた平和への願い、1番・2番と3番の違い、歌い方のポイントをまとめた中学音楽のテスト対策図解

テスト対策ポイントまとめ

「花の街」テスト対策ポイント

  • 作詞者は江間章子
  • 作曲者は團伊玖磨
  • 発表は1947年(昭和22年)
  • 江間章子は「夏の思い出」の作詞者でもある。
  • 拍子は4分の2拍子
  • 調はヘ長調
  • ヘ長調の主音の音名はヘ音
  • ヘ長調の調号は♭1つ
  • ♭がつく音名はロ音
  • 戦後まもない時代の、平和や明るい未来への願いと関係が深い。
  • 「花」は、希望や平和の象徴として考えられる。
  • 「街」は、人々が暮らす場所を表す。
  • 1番・2番は、明るく美しい花の街へのあこがれを感じさせる。
  • 3番では、さびしさや悲しみも感じられる。
  • 曲全体は、やさしく、明るく、希望を感じさせる雰囲気。
  • 歌うときは、花が広がるような、のびやかなイメージを大切にする。
  • ただ明るく歌うだけでなく、平和への願いを感じながら表現する。

ここまで学習できたら、「花の街」のテスト対策練習問題とドリルにも挑戦しよう!

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青山学院大学教育学科卒業。TOEIC795点。2児の母。2019年の長女の高校受験時、訳あって塾には行かずに自宅学習のみで挑戦することになり、教科書をイチから一緒に読み直しながら勉強を見た結果、偏差値20上昇。志望校の特待生クラストップ10位内で合格を果たす。 ※サイト全体の運営実績についてはこちらにまとめています。

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