「g(グラム)」とは?重さの単位とくらべ方をわかりやすく解説

小学校3年生の算数で学習する「重さのくらべ方」について、重さのくらべ方、重さのたんい「g(グラム)」についてわかりやすく解説するよ。

ものの大きさと重さ、形と重さのかんけいもしょうかいしているよ。

「g(グラム)」とは?重さの単位と くらべ方をわかりやすく解説のPDFをダウンロード

「g(グラム)」とは?重さの単位と くらべ方をわかりやすく解説

「g(グラム)」とは?重さの単位と くらべ方をわかりやすく解説のPDF(10枚)がダウンロードできます。

PDFを印刷して手書きで勉強したい方は以下のボタンからお進み下さい。

目次

「重さ」とは

「重さ」とは、「ものや人のりょう」のことだよ。
かんたんに言うと、「どっちが重いのか」とか、「どのくらい重いのか」を表したものなんだ。

「重さ」は、みんなの生かつの中でも、いろんなところで使われているよ。

  • スーパーでは、「重さ100gで200円」のお肉が売っているよね。
  • おかしを作るときに、「塩の重さ」を はかったりするね。
  • おふろあがりに体重計に乗って、「体の重さ」を はかったりするね。

ちょっと豆知しき

スポーツのじゅう道では、「かいきゅう」というのがあって、せん手の重さ(体重)によって、グループがわけられているんだ。
体の重さをきちんと はからないと、し合ができないようになっているよ。

ものの大きさと重さ

「重さ」は、ものの大きさできまるのかな??

大きいものと、小さいものでは、かならず大きいもののほうが重いとはかぎらないよ。

たとえば、ビニールでできている「ビーチボール」と、金属などでできている「ボウリングの玉」だったら、ビーチボールのほうが大きいけれど、ボウリングの玉のほうが重いよね。

ビーチボールとボウリングの玉が並んでいるイラスト

大きいものの方が、かならず重いというわけではないんだね。

ものの形と重さ

「重さ」は、ものの形で変わるのかな??

たとえば、「ねんど」をぜんぶつかって「うさぎ」を作ったとするよ。

ねんどは、ただのねんどのかたまりから、うさぎの形になったよね。
このとき、ねんどの重さは変わるかな?

粘土と、その粘土で作ったウサギの重さが変わるかどうか聞いているイラスト

たとえ形がかわっても、おなじりょうの ねんどなので、重さは変わらないね。

重さとは

  • 「ものや人のりょう」のことで、「どっちが重いのか」とか、「どのくらい重いのか」を表したもの。
  • 大きいものほど、重いとはかぎらない。
  • 形がかわっても、重さは変わらない。

「重さ」のくらべ方(てんびん)

どっちが重いのか、どのくらい重いのかをくらべるには、どうしたらいいだろう?
くらべる2つのものを手で持ってみて、「こっちの方がちょっと重いな」とか、「いや、同じくらいかな?」なんて、いちいちたしかめるのは大へんだし、人によってちがったりしてしまうから、正かくではないよね。

りんごとバナナとみかん、どれがいちばん重いか、手に取って比べている男の子のイラスト


そこで、「てんびん」をつかって2つの重さをくらべるほうほうを しょうかいするよ。

天秤のイラスト

てんびんには、右と左にそれぞれお皿があって、重さをくらべたいものを お皿にのせて はかるんだ。

くらべたいものを お皿にのせると、てんびんは「重い方」に「かたむく」よ。
もし2つが同じ重さの場合は、右と左のお皿は「つりあう」よ。

たとえば、バナナとりんご、どちらが重いのかをくらべたいときは、それぞれをお皿にのせて はかるよ。

バナナとりんごを天秤で比べているイラスト

てんびんが上のイラストのように「りんごの方にかたむいた」ということは、「りんごの方が重い」ということがわかるね。

こんどは、みかんとりんごをお皿にのせてみたとするよ。

みかんとりんごを天秤ではかっているイラスト

てんびんが上のイラストのように「つりあった」ということは、「みかんとりんごの重さは同じ」ということがわかるね。

てんびんをつかった「重さ」のはかりかた

  • 2つの重さをくらべるには「てんびん」を使う。
  • くらべたいものを お皿にのせると、てんびんは「重い方にかたむく」。
  • 2つのものが同じ重さのときは、てんびんは「つりあう」。

「重さ」を数で表す

てんびんは、2つのものの重さをくらべることはできるけれど、どちらが重いかはわかっても、それぞれが「どのくらい重いのか」はわからないよね。

「どのくらい重いのか」を表すには、「重さ」を数で表さなくてはいけないんだ。
それには、「もとになるもの」をつかって、それぞれが「もとになるもの」がいくつぶんなのか、数で表してくらべるといいんだ。

「もとになるもの」をつかって表す

たとえば、1円玉を「もとになるもの」にしてみよう。

1円玉をもとに重さをくらべることを説明するイラスト

たとえば、あめ玉が、もとになる「1円玉」いくつぶんかを、てんびんをつかって はかってみるよ。

飴玉は一円玉2枚分の重さであることを説明するイラスト

あめ玉は、1円玉2つぶんの重さだね。

つぎに、葉っぱは1円玉いくつぶんかを はかってみよう。

葉っぱは一円玉3枚分であることを説明するイラスト

葉っぱは、1円玉3つぶんの重さだね。

ということは、あめ玉と葉っぱでは、葉っぱの方が重いことがわかるね。

重さのたんい「g(グラム)」とは

「もとになるもの」をつかえば、重さをくらべることができるね。
でも、すごく思いものをはかったりするのに、たとえば1円玉をつかったら、ものすごくたくさんの1円玉をよういしなくてはいけないよね。

それに、ほかの国の人に、「1円玉○こぶん」とつたえても、わからないかもしれないよね。

なので、どの国でもいっしょにつかえる、「重さのたんい」があるんだよ。
それが、「g(グラム)」だよ。

重さ「g」のイラスト
たろうたろう

「cm」が長さのたんいで つかわれているのとおんなじだね。

ちなみに、1円玉1つの重さは、ちょうど1g(グラム)だよ。

1円玉は1gであることを説明するイラスト

「g(グラム)」をつかえば、すべての重さを数字ではかることができるね。

あめ玉は、1円玉2つぶんの重さと同じだったから、重さは「2g」だということがわかるね。

葉っぱは、1円玉3つぶんの重さと同じだったから、重さは「3g」だということがわかるね。

身近なものの重さ

身近なものの重さをしょうかいするね。
おなじ重さのたんいで表すことで、それぞれの重さのイメージがよくつたわるね。

みのまわりの「重さ」

  • えんぴつ1本は4g
  • なっとう1パックは50g
  • 500mLのペットボトルは500g
  • うまれたてのあかちゃんは、やく3000g

「重さの単位とくらべ方」まとめ

「重さの単位とくらべ方」まとめ

  • 「ものや人のりょう」のことで、「どっちが重いのか」とか、「どのくらい重いのか」を表したもの。
  • 大きいものほど、重いとはかぎらない。
  • 形がかわっても、重さは変わらない。
  • 2つの重さをくらべるには「てんびん」を使う。
  • くらべたいものを お皿にのせると、てんびんは「重い方にかたむく」。
  • 2つのものが同じ重さのときは、てんびんは「つりあう」。
  • 重さのたんいはグラムを使って「g」と書く。
  • 1円玉の重さは1g。

運営者情報

青山学院大学教育学科卒業。TOEIC795点。2児の母。2019年の長女の高校受験時、訳あって塾には行かずに自宅学習のみで挑戦することになり、教科書をイチから一緒に読み直しながら勉強を見た結果、偏差値20上昇。志望校の特待生クラストップ10位内で合格を果たす。

感想や意見を聞かせてね